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オナニー、それは生涯を賭けた孤独なあがき。



作者が思いついたエロ話を羅列して自分を慰めるブログです。下品な妄想と低俗な文章に股間で共感して頂けたら幸いです。

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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて作りごとであり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。

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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」
「師匠のお筆」

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

大輪動会-プログラム#11-

 *

 前原は激しく後悔していた。どうして参加を断らなかったんだろうと。そもそもどうしてこの町に来たんだろうと。

「君も出たまえよ」

クライアントはそう言って、自身が参加する為に立ち上がった。それにノコノコついていったのが運のつきだ。

「(俺は何をしているんだ)」

前原は為す術もなく立ち尽くしていた。否、何をすべきかは知っていたが、行動に出なかったのだ。

 後から割って入ってきた男が、前の女の股の間に手を入れている。公然と、白日の下で。それをただ漫然と見ていた。女は、しかもかつて惚れた相手である。

 さっきちょっと目が合った。彼女の眼は虚ろで、またそこはかとなく暗かった。前原は知っている、その悲哀の訳を。彼はたちまち恐ろしくなって目を伏せた。自分の所為だと思った。だが認めたくもなかった。

 男の右腕の動きは、傍目にも不自然だった。小刻みなる上下運動は、貧乏ゆすりとしても異常である。痴漢は誰の目にも明白だ。

「ン……ン……」

咳払いに似せて、時折有紀の苦しそうな吐息が聞こえる。また、わずかに外股になった膝頭がプルプルと震えている。

 列が少し進んだ。すると、後方から愚痴をこぼす女の声が聞こえた。

「やだ、この辺なんか濡れてる」

前原も先程踏みしめた地面であり、その状況はよく分かった。運動場の乾いた土が、その辺りだけ水浸しになっていたのだ。そこは、つい今しがたまで有紀が立っていた場所である。

 男の動きはいよいよ激しさを増し、彼女は背骨までガクンガクンと痙攣するようであった。そして、そのまま前の者との間を詰めていく。彼女だけではない。後ろの男も、さらにまた前原も、居並ぶ人間は皆間を詰め、すっかり密着するようになった。そうして腰の辺りに縄を握る。この縄の輪の中に人間がすし詰めになって走るのが競技だ。スタートは間もなくだった。

 痴漢の背中から振動が伝わる。姦淫魔であり、一応のこと恋敵でもある間男だ。その背中に密着し、その体温、鼓動、そんなものを直に感じるとは不快極まりない。なんという屈辱的拷問か。

 彼はいたたまれなかった。今ほど善意の第三者を羨ましく感じたことはない。もしも自分に何ら後ろ暗い所なかりせば、一思いにこの強制猥褻の罪を糾弾できたものを。げに恐ろしきは連座である。この恐怖の集団婦女暴行事件に、自分も関係者、就中加害者として引っ張られることだ。金光一家には同情するが、所詮保身第一の彼である。

 痴漢は、そんな彼をせせら笑うかのように、露骨に愛人の股をまさぐり続ける。心なしか両脇の男達がそれとなく盾になっているようにも感じられた。係員らしく各ムカデ列の間に立つ彼らだが、どうも先程からこの周囲を離れない。列が進行した時にもだ。前原は彼らの顔を知らないが、輪姦があったのは知っている。だから、彼らもその一味ではないかと疑った。

 *

 鈴木は気が気でなかった。同僚の無茶には、ほとほと呆れ返ったものだ。もし自分が駆け付けてカバーしなかったら、横の列からは丸見えだった。いくら人口密度の極めて高い所で、人々の視線も下半身に届きづらいとはいえ、勿論全く見えないわけではない。

「ウゥック……ンゥ……」

人妻の喉を鳴らすのが聞こえる。情を知る者にとっては卑猥極まる鳴き声だ。鈴木は横目でそちらを盗み見る。すると、見るも憐れに汗だくの彼女が、明後日の方向を見つめて耐えに耐えていた。

「(いい気なもんだよ)」

スリルの中でよろしくやっている男女に対して、彼はやっかみ半分眉をひそめた。

 もとより高橋にしてみれば、この女の醜態を世人に曝して構わないとの考えだったかもしれないが、鈴木には迷惑な話だ。高橋にしたって困るだろうに、まして本大会には妻も子も出ていると聞くのに、全く解せない。この輪姦劇に関わって以来の彼の破れかぶれには首をかしげるものがあった。いずれにせよ、鈴木にはこうして仲間をかばい、さりげなく遮蔽役を引き受けるしかなかった。

 それは島田も同様だ。もしも事前に聞いていたら阻止していたところだが、既に始まってしまったものはしょうがない。周囲の目もあり注意もしにくい。仕方なしに鈴木と同じ役を担い、彼と反対側に立った。何しろ全員参加の競技であり、他の者は皆各列に入っている。自由に動けるのは役員の自分達だけなのだ。

 隣の列後方からこちらに目配せを送っている者がいる。花村だ。少し離れた所からは慶介が、やはりこちらを見てにやけているのが見えた。その一々へ、島田は微かに首を振って応じる。

「(バレたら一大事だというのに)」

彼は顔をしかめた。緊張感のない連中は、既に高橋に気付き、その挙動を窺って愉しんでいるのだ。やはり間合いを置いた所からでも、よく観察すれば分かることは分かるのである。

 高橋は仲間の懸念と期待をよそに、容赦なく有紀の秘穴をかき回した。土手も内壁も隈なく濡れそぼった所へ、小指を加えた四指でグチャグチャとやる。恥肉は蕩けそうな程に柔らかさを増し、自堕落な発情に拍車をかけた。

「ハ、ウッ……!」

有紀は思わず大きく息を飲み、そして口を押えた。二回目の潮吹きだった。ボタボタボタ、と水しぶきが地面を濡らす。それは、島田のズボンの裾にもかかった。彼は苦い顔をして、高橋へ自重を促したが、彼はそちらを見もせずにヘラヘラしていた。

 ただ、この問題児の直後が前原なのは僥倖だった。そもそもが今日の件のきっかけとなった彼であったれば、無闇に騒ぎ立てはしないだろうというのが島田の明察である。

 列の並び順は原則男女が交互であるが、高橋が割って入った為に男と男が続くことになっている。従って本隊は、先頭金光から順に、清美、佳彦、有紀、高橋、前原となっており、前原の後ろは無辜の女である。この女との間で壁の役割を果たすのが前原というわけだ。彼の責任は重かった。

 *

 罪を背負うとは、かくも重いものか。前原は痛感した。まるで刑罰を受けているようである。何が悲しくて愛人が辱められるのをかばわなければならぬのか。さりとて罪は暴けない。己もまた同じ穴のムジナだ。

 彼は必死で肩をいからせた。また体全体を硬直させて直立し、わずかなりとも後ろへ振動が伝わらぬように努めた。それが無駄なあがきとは知りつつも。

 後ろの女は、やはり気づいているのだろうか。もとより余所者の前原とは面識がないから、会話もない。彼よりもずっと背の低い彼女は、前の背にぎゅっとへばりつくような格好になって、ただただスタートを待っている。その頬の柔らかさだけが、背中越しに確かだった。

「ヒ……ッ!」

歯を食いしばって、有紀が天を仰ぐのが見える。またぞろ男の攻撃がヒットしたのだろう。ただ先程と違って今は男の背にくっついている為、彼女の下半身が実際何をされているのかまでは確認できなかった。

「(くそっ!)」

やるせない怒りが彼を焦らせる。不甲斐無い自分に苛立ちもする。さりとて行動には移せない。どうしようもないと居直れば、心が僅かに安らいだ。

 ほんの火遊びのつもりだったのだ。ちょっとした気晴らしに昔の女に手を出しただけだ。無論本気ではない。向こうだってそのつもりでホイホイと乗ってきたではないか。その代償がこれでは些か釣り合わない。とは思うものの、もう自分の手からは離れてしまったこと。

「(これが終わったら、すぐに逃げよう)」

彼は決めた。証拠映像が流出したところで、あんな小さな端末で撮った不鮮明なもの、白を切り通せばなんとかなる。人違いだと言い切ってしまえば立証不可能だ。彼は自分にそう言い聞かせた。

 それにしても不快なのは男の背中だ。と、こう感じて、前原はふと思った。痴漢は有紀に、有紀はその前の者にしがみついている。その者とは、彼女の息子だと。

「チッ」

彼は口の中で小さく舌打ちした。どこまでも下衆な野郎だ、と眼前の背中を蔑みながら。

 だが、下衆はその行動の故に下衆である。彼にとって、次へのエスカレートは当然だった。

 *

 佳彦はイライラしていた。運動会に飽き飽きしている彼は早く携帯ゲーム機で遊びたかった。通常なら自分の楽しみを最優先する彼だが、今は父親以下家族が居る。不承不承従って並んでいた。

 それにしても、妙なのは背後の母親だ。さっきからやたらと胸を押し付けてくるし、ハアハアと息も荒い。さらにそれへ、発走後は必要以上の振幅運動まで加わっている気がした。

「――ヨーイ、ドン!」

号砲一下、一斉にスタート。ちょうどその瞬間からだ、過剰な押しが顕著になったのは。

「ちょ、そんなに押さないでよ」

堪りかねて、佳彦が言った。

「ごめん、ごめん……」

いつになくしおらしい調子で母親は答えた。その声は苦しげであった。確かに、この窮屈な押し合いへし合いで駆けるのは困難な業だ。だが、それにしても弱り過ぎてはいないか。

「(どうかしたのかな?)」

佳彦の頭をちらりと心配がかすめる。が、それと同時にまたイライラとする感情が湧いてきた。

 従来家族と過ごすことの多い彼である。家族が友達と言ってもいい。そんな中、以前こんなことを耳にした。

「お前、家族でカラオケとか行くのかよ」

それはクラスメイトが放った言葉である。別に佳彦に向けたセリフではなかったが、なぜと分からず心に引っかかった。ぼつぼつ多感な年頃の彼ではある。そのことがあって、家族で揃うことにやや警戒心を抱き出した今日この頃である。

 様々な思いを胸に、隊列は走る、走る。運動場を端から端まで横切って、カラーコーンを折り返せば、後は元の場所へと一直線だ。どの列も実力伯仲。ほぼ横一線の折り返しである。

 と、その時、痛恨のミスが金光隊に起きた。他の者は気づくまいが、実の所有紀が原因であった。

「アアァー……ッ!」

バラバラと列が崩れ、皆が将棋倒しになる。有紀の悲鳴が一際息子の耳に響いた。彼女は倒れ込んだまま、しばしは起き上がれない。

「ちょっと、何やってんの」

母の体重を一身に受けながら、佳彦は文句を言った。と言ってもあまり親に向かって語気強くは言えない彼、いつも通り甘えた口調ではあったが。

「アゥン……ごめん、ね……」

また謝る有紀。その声は先程より一層頼りなかった。その上、起き上がろうともがいている所為なのかどうなのか、下敷きになった息子の背へ、ズンズンとリズミカルな振動をその身から響かせる。

「ちょ、ちょっと待って」

なおも立てず、我が子へしがみつくようにして激しく体を揺さぶりながら、有紀は誰ともなしに猶予を請うた。

「早く立ちなよ。もう行くよ」

振り向けないもどかしさを感じつつ、佳彦は中腰で急かした。母の後ろの男も何かボソボソと言っている。はっきり聞こえないが、大方似たようなことを言っているのだろう。

「(後ろは確かうちの弁護士の人だっけ)」

佳彦は高橋の乱入に気付いていなかった。そして、そんなことよりも、父も妹ももう立ち上がっていることに焦りを覚えていた。

「行くよ、ほら」

彼は後ろ手に母の手を引っ張った。すると、母が言った。

「やめて、もう……イ、イくから……イきます……アァ……」

息も絶え絶えに、まるでうわ言のようだ。“行く”というなら良し、と佳彦は手を離す。

 一同はようやく立ち上がり、再び走り出す。すると、以前にも増して変な前後運動が佳彦の背後から襲ってきた。走るのとは微妙に違うリズムが、母の突き出した胸からドンドン伝わってくる。

 おまけに彼女の口から途切れ途切れのつぶやきが、まるで呪文のように聞こえてきた。

「ごめんね、佳彦ちゃん、お母さん……好き……ガマ……きない……」

「(え? 好き……?)」

佳彦は困惑した。こんなにストレートに親から愛を伝えられたことはなかった。またそういうことが似合わない人だとも思っていた。そして、なぜこのタイミングなのか、あるいは独り言なのかも分からなかった。

 レースはいよいよ終盤。転倒が響いて、残念ながら一着は逃したが、金光まだ意気軒昂である。

「よしもうちょっとだ。佳彦、隣の奴ら蹴飛ばしてやれ」

と、無茶な注文を言う。言われた方は、今はそれよりも耳を澄ますのに必死だ。

 有紀の告白は、ちょうど彼らがゴールテープを切る瞬間まで続いた。

「佳彦ちゃんの、背中……お母さん今、中……」

そしてその後、レースのプレッシャーから解放された為か、

「アハァ~……ッ!」

と、やや派手な溜め息をついた。それと同時に、彼女の足元の土は、また色を濃くしていた。

 佳彦は到着と同時に急いで腰の輪から逃れた。すぐさま振り返れば、母が知らない男に肩を抱かれて立っている。満面の汗の中、呆けたような表情。ピチピチのティーシャツの大きく盛り上がった先端が、ほんのりと朱色だった。すぐにその周囲へ、ほかの者達が集まってきた。いずれも男だ。

 佳彦は声を掛けようと思った。だが、そこへ父が来て機先を制せられた。

「惜しかったなあ、佳彦。あそこでこけなけりゃなあ」

 佳彦は曖昧に応対し、また気になる方を見た。が、その時既に有紀の姿はなかった。いつの間にやら人ごみに紛れて移動したらしい。

「(お母さん、どこに行ったんだろう)」

 彼は今日一日の中で、ようやっと本気で不審がりだした。

 そんな不審をよそに、有紀は彼女のルーティンたる被輪姦女へと戻っていた。まるっきり精液の入れ物である。つい今しがた、我が息子の背中に身を預けながら白昼堂々交尾を果たし、痴漢に子種汁を注入された挙句気をやったばかりだというのに。


〈つづく〉


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テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

タグ : 寝取り寝取られ 潮吹き 青姦



大輪動会-プログラム#12-


 *

「おい、ちょっとアンタ」

鞄を抱えて通り過ぎようとする前原を、島田が呼び止めた。

「な、なんでしょう」

不意な制止に動揺を隠せない前原。それを、島田は校舎内へ誘導する。

「い、急いでいるんですが」

前原は抵抗したが、ギロリと睨み付けられ、おまけに傍らに現れた鈴木にも退路を塞がれ、さらにまた見覚えあるような顔が後ろから現れて、不承不承ながら従った。元来後ろ暗い彼である。

 一行は校舎一階の部屋へ入った。教室ではなく、様々な教材が乱雑に押し込まれているが、一応会議テーブルとパイプ椅子のセットは用意してある部屋だ。

「なんなんですか一体」

席に着くなり、前原が語気を強めに言った。彼の最も気になるのは最後に現れた男である。淡い期待がまだあった。指標となる男の出方を彼は窺い構えた。

「何って、アンタ」

不審そうに島田が眉根を寄せる。それと同時に例の男を見た。そいつが言葉を引き取って言う。

「さっきの件ですよ。ほら、体育館の裏で」

「(ああ、やっぱり)」

見間違いではない、有紀の輪姦現場を目撃した時出くわしたあの男だ、と前原は確信した。地の人間ではない故に一度見ただけの人間の顔などあやふやだ。ひょっとしたら違うのではないかと、そうすれば知らぬ存ぜぬで通す道もあり得ると期待していたのだ。しかし、今その方針は消えた。

「ああ、やはりあの件で……」

「“あの件”ってあなたね、他人事みたいに」

比嘉がまくし立てる。これは前原の失策に見えた。だがまだ取り返せる範囲内だ、と彼は急いで計算した。

「大体あの時、“誰か呼んでくる”って――」

「い、いやあ、それがですね、旦那さんに捕まってしまいまして。――あ、わたくし金光さんの顧問弁護士をしているのですが――」

前原は語り出した。小賢しい男はあえて素性を隠さない。かつはまた、巧みに真実を織り交ぜて話す。嘘の上手い人間のやり口だ。

「確かに、奥様のことは、その……お気の毒とは存じますし、それにまた、事態を早く収拾、いや彼女を救出する必要はありましたが、さりとて金光さんに真相を告げるのが果たして良いものかどうか……やはり相当なショックをお受けになるでしょうし、それに彼のお立場から言っても――」

「ほお、弁護士様は冷静でいらっしゃる」

鈴木が、彼としては珍しくきつめの毒を吐いた。

「いえいえ! そうではありません。とにかく、金光さんをその場に留め置いて――現場には、そちらの方がいらっしゃったので……」

前原はチラリと比嘉を見た。比嘉は益々厳しい目つきで見返している。

「後はわたし一人に任せると? 随分都合のいい話だ。わたしだって危ない立場かもしれないのに」

「そうです、そうですよね。虫のいい話です。おっしゃる通り」

前原は方針を微修正した。

「ですが、雇われている都合上、どうしてもクライアントを第一に守らなければならない。さっき、そちらの方からご指摘頂いたように、職業柄どうしても冷酷な判断をしがちなのは――」

「いや――」

黙っていた島田が口を開く。

「すみませんね、お話を遮って。その前にまず、何よりも先にそちらからご質問すべきことがあるんじゃないですか?」

「え……?」

前原は焦った。その顔を三人が一斉に見つめている。しかし、解答は出てこない。

 やがて、島田が答えを出した。

「事件は起きてしまった。じゃあ、結果はどうなったのか。当然知りたいと思いませんか? いくら主人が大事だと言っても、そのお身内、しかもその動向が主人の今後に直結する問題となれば――いやいや、それ以前に人として彼女を心配すべきところとわたしなんかは思いますがね」

「あ、ああ、いや、その……」

前原は視線を落とした。こんな安っぽい探偵小説の犯人みたいな責められ方、とイライラしながら、一方で頭をフル回転させて論理構成を試みた。

「それはですね、ただ単純に、もうあなたがたが保護されたのだろうと推察しただけで。え? だってそうでしょ? でなかったら、あなた達こそどうしてそんなに落ち着いていらっしゃるんです? 早く助けて、犯人を――」

 しかし、それに耳を貸すことなく、島田は畳み掛ける。

「奥さん、先程の競技に出ていらしたんです」

ドキリとして、前原は固まった。ただ、周囲にはそれと悟られぬように、全神経を集中させて次の言葉を待つ。それ次第で採るべき方策が決まると。

「(どっちだ? どう出る?)」

「あんな目に遭われたのに、よく出場されたと思いますよ」

好意的とも否定的とも分からない抑揚のない声音で島田は話す。

「それに――」

「(――来るか!?)」

緊張が前原を取り巻いた。

「あなたも、出ていらしたんですね、さっき。だから聞かなくてもご存知だったんだ」

「(来た!)」

「名簿に無かったので、最初は分かりませんでした。弁護士さんだったのですね」

横から鈴木が追加情報をもたらす。

「どうして最初からそう言わないんです?」

比嘉が先程よりややトーンを押さえてなじる。

「ああ……」

前原はため息交じりに一気にうなだれた。作戦は決まった。ここからが彼一流の芝居の始まりである。

「……ええ、出ていました。それも、彼女と同じグループで。わたしは……わたしは……――すみません、さっき職務だなんだと言いましたが、実は――」

彼は、涙を流さんばかり真に迫って訴えた。

「……そう、怖かったんです。仕事という以前に……――白状します……巻き込まれたくなかった。わたしは、弱い人間――」

「“巻き込まれたくなかった”? ですって?」

前原の熱演も、しかし茶番とばかり一蹴し、比嘉が冷静に疑問を呈した。

「ある人がね、見ていたんですよ」

鈴木が静かに付け足す。

「(なんだ? どこまで知られている?)」

雲行きの怪しさに前原がまた身構える。もっとも、ムカデ競争中の一件を傍観していたことを責められるにしても、泣き落としで当面押すつもりではあるが。

「まさか、運動会中にあんなことを……」

鈴木が顔をしかめる。

「公衆の面前で白昼堂々よくもまあ……」

比嘉も侮蔑の表情を浮かべる。

「やっぱり、あなたですか」

島田が全てを引き取って言った。

「この一連の件の首謀者は」

「は?」

前原は耳を疑った。

「一連?」

伏せていた顔を一気に振り上げる。

「はあっ!?」

 *

「アハハ、爆笑もんだったな、さっきは」

高橋は狂気じみた笑いを上げた。彼の見下ろす傍で、骸のように伸びた女体が当たり前に性処理玩具にされている。今の担当はルーキー翼、二周目である。既に最若トリオのうち二人、豊と聡は終わり、それぞれ無事に二発目を彼女の掃き溜めに放出していた。

「ぱないっすよ」

「冒険がすげえ」

「チャレンジャーだなあ」

高橋をおだてるのは、こちら不良トリオ。先程の一件に接して新たに勢いを得た怒張を、手に手にしごいて次を待っている。

 一団は運動場を足早に去り、例の隠れ家へ戻っていた。

「すげえ度胸だなあ。あの発想はなかった。感心するわ」

交合中の女体を左向きへねじらせ、その肉乳球の谷間へ勃起を挟んでしごきながら、小林が浮かれて言った。汗と精液にヌルヌル濡れた脂肪肌が、孕ませる気満々の生殖棒をズリズリ摩擦する。その運動のさ中に、プシャップシャッとミルクが迸る。

「へへえ、フランクフルトのミルク和え」

肉茎から陰毛にかけて子育て汁を浴びながら、嬉しそうに彼はつぶやいた。それを聞き逃さず、

「すげ……」

と、感嘆した者がいる。傍らで見ていた祥吾だ。金光家には何度も出入りしているが、同級生の母がいまだ母乳を出すことをこの時になって初めて知った。実際には先の交わりの時からにじみ出ていたのだが、想像だにしなかったことで気づかなかったのだ。

「おう、どうだ、一杯やるか?」

酒でも勧める様な調子で、小林が気を利かす。祥吾はゴクリと生唾を飲み込み、隣に居る雅也を見た。

「エー? けど、汚いよ……」

雅也から見た有紀は、もう汚らしいものだった。濡れてテラテラ光っている乳房も、グラビアなどとは似ても似つかない程生々しく見えて、少年をして躊躇させた。

 他方、相方はもう踏み出していた。膣役から解放された柔球の内右の方を持ち上げて、両手でギュッと搾ってみる。

「ワッ!」

すると、噴き出した汁が顔面にぶち当たって、彼は悲鳴を上げた。

「ワハハ、顔射されたな」

見守る小林が笑う。

 祥吾は照れながら、今度は加減して下の方へ乳首を向けて、下へ下へとギュウギュウ搾った。スベスベとした皮膚はまるでウナギのように時につかみにくくもあったが、そこはボリュームがある為に、ちょっと力を込めると難なく鷲掴みに出来た。その根元から先端へ向けて、両の手で搾りに搾る。すると、出るわ出るわの新鮮なミルク。

「うっわ、スッゲー出る」

にわかに快活になって、少年は喜んだ。続々とミルクサーバーから噴射する乳汁は、腹を伝ってへそに水たまりを作った。それでもまだ止まらない。まるで、今朝から腹にたらふく呑まされた白濁汁がそこに溜まっていたのではないかという位に。

 今度は、左の乳房にも手を伸ばす。そうして乳輪近辺を片方ずつ握り、左右交互に引っ張って、ビュービュー母乳を飛ばす。

「ウワアー……!」

言葉にならない歓声が、後ろの少年達から漏れる。この遊びが羨ましいのだ。完全に玩具に対する憧れと同一である。

 現プレーヤーは、しかし観客に頓着することなく、メインの行動に出た。すなわち、飲乳である。ゴクリゴクリと喉が鳴る。

「吸い付いて。それから乳首を軽く噛んで引っ張ってみろ」

見届け人のアドバイスを得て、吸い付いた右乳首を甘噛みしてみる。

「ンヒッ!」

骸だったはずの母体から、軽く呻き声が鳴った。

「美味いか?」

「うん」

問われて、祥吾は迷わず答えた。本当は味などよく分からなかったが、女乳に吸い付いているだけで不思議と満足感があった。

 彼を見ていて、黙って追随したのが雅也だ。相棒の満足げな様子を見て、好奇心が勝ったのである。彼は、祥吾から左の乳房を奪うと、大口開けてそれへかぶりついた。

「ウィイヒッ!」

悲鳴を上げて、ビクッと痙攣したのは有紀だ。絶望の淵から生還し、泣きそうな顔で下を見た。そうして、また絶望に落ち込む。

「アァ……」

 またしても飼い犬に噛まれている、今は手ならぬ乳首だ。散々こき使ってきたガキ共が、各々我が左右の乳首を歯で引っ張っているのが目に飛び込んできたのだ。口腔を占める花村の所為で相好を歪ませながら、彼女は目を裏返した。

 雅也の参入と前後して、翼が終わり、慶介が取って代わる。彼は前方の後輩達に配慮し、背面から挿入して女体の半身を起こさせた。

「なあ、吸うのもいいが――」

小林は自身の勃起を弾いて、乳房の二人に語りかける。

「こっちでも味わってみな。さっき見てたろ。たまんないぜ?」

言われて、二人は弟子よろしく素直にすっくと立った。そして、柔らかな塊へ硬い塊を押し付けてみる。

「ハアァ……!」

裏筋に滑らかな感触を得て、雅也が震えた。ちょっと腰を引いて、再び押し出す。硬直した芯はどこまでもめり込んでいった。

 祥吾も面白がって、どんどん押し付ける。ツルリと滑って腋の方へ流れてしまう。今度は手で対象を持ち上げ、自身の上に乗っけてみた。すると、重みに耐えきれず、さしもの剛直も床を向いてしまう。下腹部に力を込めてみるが、やはり持ち上がらなかった。

 友人も同じことを試みた。巨大な乳房、片や小ぶりの陰茎なので、持ち上げた膨らみの下に二本ともすっぽりと覆い隠されてしまう。そこで各自ズリズリと動いて快感を探る。

「どうだ、楽しいだろうパイズリは。巨乳はな、こうやってチンポに遊んでもらうオモチャなんだよ」

師は持論を展開しだした。

「アイドルだの女優だのっても、要はおっぱいでチンポしごくのが仕事。乳のデカい女はみんなヤリマンだから、乳マンコする為にデカ乳ぶら下げて生きてるんだぜ」

ご高説を背景に、両名はその“デカ乳”一つ一つをそれぞれ相手にして、夢中で“乳マンコ”に勤しんでいた。女一人の両乳房に少年二人が腰を振って交尾する。小さな尻二つが並んで、女の上半身の前でヘコヘコ前後に揺れている。

 途中で思いついて、祥吾は乳首へ亀頭を押し付けた。コリコリに凝り固まって勃起した乳首。その赤は、初々しい亀頭の色よりもどぎつく赤黒く。

「(なんだ。偉そうに威張っていたって、おばさんは結局こんな恥ずかしいことされる乳マンコじゃないか)」

祥吾は心で有紀を嘲笑った。が、それは半ば強がりでもあった。ただでさえ敏感、経験不足、過剰な興奮の中で、局部をこするものあれば何でも性処理に使える年頃。まして、女の乳肉は刺激が強すぎた。もうずっとさっきからプルプル震えて昇天を我慢している。

 その点は、雅也もだ。同じく突起を突起でめり込ませて、そのまま動けずにいる。ちょっとでも動けば、すぐに漏らしてしまいそうだった。

「なんだ、お前ら、膝ガクガクじゃねえか」

気付いた小林がニヤニヤ笑った。

「よおし、イけ。乳マンコに中出ししてやれ。ぶっかけてやれ」

その許しを受けるのと、二人が漏らすのとほとんど同じだった。彼らは熟母の肩をがっしりつかみながら、二人して、胸板近くまで押し込んだ脂肪球の中央へ、母乳よろしくザーメンを噴射していた。

 陥没した乳首の皺の中へ、トロトロの子種汁が入り込む。子育ての為の汁と子作りの為の汁が混ざる。負けじとミルクタンクが、尿道の方へ母の汁を押し返す。まるで反抗期の息子へ、母の偉大さを思い出させようとするかのように。

 雅也は恍惚と射精しながら、女を見下ろして思った。

「(オレ、やっぱ嫌だな。こんな汚いやつ飲むの)」

 *

「ネー、お母さんは?」

そう尋ねようとして、瑞穂はセリフを飲み込んだ。もう何度も発しているその問いに、姉が納得のいく解答を返してくれたことはなかったからだ。彼女が、少し大人になった瞬間だった。

 とはいえ、まだまだ幼い瑞穂は、いまやシートに大の字に寝そべってチュパチュパ指を吸っている。もういい加減、母の乳が恋しい頃合いだった。いまだに乳を欲するのは、母の乳の出が止まないからか、それとも彼女が欲する故に乳の出が続くのか。あるいは、そのどちらもか。

 ただ、いずれにせよ確かなことは、娘の物であるべき母親の乳房は、男根の慰み物として交尾に使われる膣同様の生殖器へと変貌しており、あまつさえ娘の口ではなくオスの尿道に授乳している最中であるから、彼女がこの後すぐに飲むとしたら、そこには普段口にしているのとは違う味の、粘ついた白い液が混じっている確率が高かった。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#13-


 *

「おい、よそ見すんじゃねえ。とっととしゃぶれよ」

口腔を占める花村が、有紀の髪を引っつかんで前後に揺すった。“しゃぶれ”とは命じているが、これはもはやイラマチオだった。陰茎をくわえさせ、ひたすらに自らの手で相手の頭を動かして勝手に口と交尾している。

 有紀はすっかり全裸だが、そのように被服を剥いだのが花村である。そもそも、体育館に入る寸前から彼は上下もろとも脱がせていた。そうして彼女を抱え上げ、すぐさま挿入に及んだのである。彼もまた、高橋の挑戦を見て奮い立ったのだ。

「オ、オゲ……」

白目を剥いて正体もなく、有紀はされるがままだ。床板へ直に尻をつく慶介の腿の上に半身を起こし、両の乳房を祥吾と雅也に弄ばれ、一つ体で四人相手の組体操である。一団は、もはや舞台の上に引っ込むことさえやめ、体育館に入ってすぐ横の床でおっ始めていた。

「――家族の後ろにいるのに、グチョグチョに濡らしてんだよ、コイツ」

高橋は武勇伝を続けている。相槌を打つのは浩樹だ。

「ていうか、家族の後ろでヤられるから、興奮してたんじゃないっすか」

「そういや、前に居てたの息子? だよな」

竜二が剛直をさすりながら、後輩に問うた。

「そ、そうっす」

応じたのは克弘。その“息子”佳彦の一学年先輩だ。彼は今、同級の俊之と共に、祥吾と雅也の後釜として乳遊戯に興じていた。底なしのミルクが、彼らのペニスにもまぶさっている。

 二人もまた、佳彦とは日頃からの付き合いがある関係上、その母親を辱めることには特別な感情があった。先程は、彼女と肉体関係を結んだ後、わざわざ息子に会いに行った程、青い性的趣向ながら一種の傾向を有している。それ故に、目の前の会話には独特の興奮を禁じ得なかった。勃起が益々隆々となる。

「うわぁ、息子の後ろでマンコかよ」

浩樹が呆れ顔で笑った。高橋がどんどんと調子に乗ってそれへ付け加えていく。

「しかも、そいつの背中にデカパイ押し付けてよお。思いっきりイきまくってやんの」

「マジで変態じゃん。最低っすね、この母ちゃん」

「そいで、なんか言ってたな。『お母さん、チンポ好きだから運動会中でも我慢できないの』とか、『あなたの背中で、お母さん今、ザーメン中出しされているの』とか」

「げえ……ヒくわ。ヤだわ、そんな母ちゃん」

言いながら、浩樹は慶介と交代した。

「どスケベっすね、この女。こんなマゾ、ほんとに居るんだ」

立ち上がった慶介は、会話に加わりつつ、使い終わった肉棒を花村同様口で清めさせる。有紀の口角から白いあぶくが垂れた。

 両乳房にも、新しいあぶくが白く粘だつ。乳交尾による精液が母乳と混濁したものだ。友母に射精しながら当人達は思った。

「(アイツ、背中越しに自分の母親が犯されてんのに気付かなかったのかよ)」

「(後でまた顔見に行ってやろ)」

そんなことを考えると、劣情汁がどんどん込み上げてくる。二人はプルプル震えながら、後輩の母にそれをぶっかけた。

 オートメーションで順繰り使用されていく肉便器女。克弘・俊之が終わった所へ、恵太・優斗が収まる。いずれ浩樹が済めば、竜二が引き継ぐだろう。当たり前のことだ、輪姦だから。

 しかし、その既定路線には時折修正が加えられる。もっとも、精液便女にとって結末が変わる話ではなく、なんとなれば更に悪い状況となるのであるが。


 *

「あ~運動した。運動したら疲れたなあ。なあ? 佳彦」

金光は自分の定位置であるテントに帰るや大きく伸びをした。彼の後を追って息子が来ている。

「う、うん……」

佳彦は全く同感せずに、曖昧に相槌を打った。頭の中では、先程の競技中に母が呪文のように詠じていたセリフが巡っている。

「――好き」

あの時、確かにそう聞いた。なぜ急に告白したのだろうか。いやいや、果たして自分のことだろうか、そうではないのではないか。改めて彼は考え込む。

 佳彦は母が嫌いではない。というより、彼女の存在を深く考えたことがなかった。叱られたことはない。勉強しろとも言われない。ただ、母自身の邪魔をしたり、彼女に恥をかかせるようなことをすると烈火のごとく怒られはしたが、欲しいと願ったものは何でも買ってくれたし、自分の部屋を始め、テリトリーには全然干渉されなかったから、まず都合のいい存在ではあった。

 母は、料理をしない。洗濯も掃除もしない。それらは全て外注に任せている。そもそも、子育てというものをしないと言っても過言ではない。母親の仕事は、三者面談と参観日に顔を出して文句を言う位だと思っている。そしてそれは、佳彦にとっても違和感のないことだった。

 母は、毎日のようにスポーツジムに通っている。いや、その内の何日かは別の習い事だったかもしれない。月に何回かは東京へも行く。何しに行っているのかは知らない。聞いてみようとも思わない。家に居る時は、通販で買った健康器具で運動している。器具は大量にある。小さい頃、興味本位でその一つに触れ、こっぴどく怒鳴られた。理由は分からなかったが、ともかく母の物に触ってはいけないことを学んだ。

 彼女が居ようが居まいが、佳彦としてはテレビゲームで遊べれば文句はない。自動的に供給される料理を食べていれば、餓えることもないわけで。余談だが、その料理は家政婦の誰かが作っているものだと思っていたが、つい最近になって、どこからか配達されてくるものだと知った。

「んん? なんだ? なんだか騒がしいな」

寝落ちする寸前だった金光が、寝ぼけ眼をこすって唐突に辺りを見回しだした。確かに、人垣が妙にざわめいている。

「ん? どうしたどうした」

面倒くさそうに彼は、パイプ椅子の上で背筋を伸ばした。佳彦はまだぼんやりとしたまま、その父を見た。

 父は多忙であり、家に居ない時間が長かった。家に居ても、来客を迎えていることが多い。そう言えば、その応対に出ていくのが母の主な仕事であった。

 父はたまに暇がある時だけ子供を構う。と言っても、三人いるから、特に年長である息子は後回しだ。気まぐれに、この本を読め、とか、明日どこそこへ来い、などと命じられる。命令は絶対だ。佳彦は、父の大声且つだみ声が怖かった。その声で、これまた気まぐれに、理不尽に怒鳴られるから尚更だった。

「あ……お母さん……?」

佳彦は、金光と同じ方に視線を向けて、ようやくその先に有紀がいることに気が付いた。彼女は、今誰かの肩に担ぎあげられようとしていた。

 その身には、さっき現れた時よりも一層小さなサイズのティーシャツを着ているようで、遠目にもそのピチピチと体に張り付いているのが見て取れた。運動の成果と見えて、体型はいい。我が母の容姿を他の女と比べたことはなかった息子は、この時初めてそれに好印象を持った。

 と、同時になんだか心がざらつくような、不可解な感情に彼は包まれていた。

 *

「騎馬戦に出る!?」

高橋の提案に、さすがの小林もひっくり返った。

 ムカデ競争で味を占めた高橋は、更なるスリルを求めた。すなわち、有紀を騎馬戦に担ぎ出すことである。

「おもしろそうっすね」

すぐさま慶介が賛同した。

「けど、騎馬戦じゃ、さすがにヤれないでしょ」

浩樹が問うと、

「ヤる? ああ、ヤんのは無理だけど、このマワされたマンコさらしもんには出来るだろ」

と、高橋はあっけらかんと答える。ここへ来て、とことん鬼畜と化した彼である。そこへ行くと、花村はまだ控えめだった。

「う~ん、すげえこと考えるな……」

賞賛とも批難とも取れる言い方で、結論にワンクッション置く。彼も妻子ある身。あまり露骨な形で人前に出るのは気が引けた。その点は、小林も同様で、卑猥な遊びに付き合いたい気持ちはありながらも、自らを危険にさらすまでの冒険心はなかった。

「なんだよ、煮え切らないなあ」

高橋が膨れる。すると、慶介が望み出た。

「俺らヤるっすよ。なあ?」

彼をリーダー格として、仲間二人も進み出る。竜二は浩樹の後を受け、五発目を発射したかったが、とりあえず後回しにして従った。

「おおっ、そうか。じゃあ、お前らに任せてみるか」

高橋は不敵な笑みで三人を馬に任命した。実際の所、彼にも花村らと同じ懸念が頭をよぎらなかったわけではないから好都合だった。

「けど、服どうします?」

有紀に着せる服のことを、浩樹は尋ねた。

「ワりぃ、どっかいっちゃったな、あれ」

花村が頭を掻く。それを受け、思案顔の高橋が、

「そうだな……おい、お前、ちょっと上脱げ」

と、突然豊かに命じた。その意図が明らかになるにつれ、慶介と浩樹が口々に驚きの声を上げる。

「え、マジっすか!? こんなガキのやつ入んないでしょ」

「このデカ乳は無理ですって」

 しかし、高橋は卑劣な笑みで返す。

「大丈夫だって。体操服は伸びるから。これ位がちょうどいいんだよ」

この議題の中心人物でありながら議論に全く参加させてもらえなかった有紀は、今しも口と胸と股間からブクブクと白濁泡を吹いていたが、着せ替え人形よろしく、男共の手によって勝手に着替えさせられるのだった。

 *

「エー!? ウソでしょ。見てあれ」

それを見た女が驚愕して叫んだ。彼女の仲間達とて、言われるまでもなく目を見張っていた。

 ざわめく人々の視線の先には、今日何度目かにグラウンドに帰ってきた噂のモンスター、有紀の姿があった。衆人が驚いたのは彼女がただ戻ってきたからではない。

「なに……あの格好……」

ある女は息を飲んだ。それは、有紀がピチピチの体操着に身を包んで、あろうことかへそを丸出しにしていたからである。へそだけではない。半ズボンもかなり小さく、あぶれた尻肉は垂れ漏れ、さらには割れ目の上部までもが背中続きに見えているのだ。ローライズどころではないし、大体体操服にローライズなどない。

「ちょっ……あれ、ダメでしょ」

ある者は出場の中止を検討すべきだと思ったが、果たしてそうはならなかった。何事もなかったかのように、競技は開始される見込みだ。

 噂は瞬く間に広まりゆく。それにつれ、群衆の視線はただ一か所に集中していった。“露出狂”“変態”“キチガイ”そう言った声が口々に漏れる。もちろん、女性からの非難が圧倒的だ。

 その内の一人は、

「信じられない」

と、半ば悲しげに口を手で覆った。それこそ、有紀が今着用し、衆目を一身に集めているあの体操着の本来の主、豊の母であった。彼女は無論知る由もない、我が子の服が露出プレイに利用され、あまつさえ我が子を含む十九人もの男から凌辱された女の恥部に密着しているとは。その布地には、下着をつけていないが故にダイレクトに、大量の輪姦汁が染み込んでおり、やがて豊の母が洗濯する際に、その顔をしかめさせることとなるのである。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#14-


 *

「なんだか面白そうなことになってるねえ」

ある男がぼそりと呟いた。そして隣の男と目を見合わせる。そこへ、少し離れた所から小男が寄ってきた。集まった三人は、自分達だけに聞こえる声でボソボソとしばし話し合っていたが、やがて小男が、

「おおい、藪塚!」

と、騎馬戦出場準備者の方へ手を振った。呼ばれて来たのは、短髪の筋骨逞しい壮年男である。その彼に、小男は上司めいた態度で偉そうに何やら耳打ちした。藪塚と呼ばれた男は、その命を受け大きく肯き返す。そうして、意気揚々と持ち場に戻った。三人の男達は怪しげに輝かせた目でそれを見送った。

 *

「いくよ、おばさん」

慶介の号令で、左にいる浩樹と二人立ち上がる。しかし、先頭にいる竜二のタイミングが合わずによろめいた為、すぐさま元通りしゃがみ込んだ。

「おいしっかりしろよ」

浩樹が唇を尖らせれば、

「いや、いきなり過ぎだって」

と、竜二が言い返す。男子達はケラケラと笑った。ここだけ取って見れば、高校生三人組の爽やかなスポーツのようである。しかし、彼らの肩に戴くのは露出狂と化した慰み者なわけで。

「(何これ……この状況……)」

当の本人は今なお現状に付いてゆけず呆然としていた。気を失いそうで失わない、狂いそうで狂わない。一体彼女の心身に何者が同調出来るであろうか。わずか半日足らずの間に、休みなく一斉に強制交尾される女の心身だ。同じ境遇にならずば分かるまい。

 肉体的衝動ならとっくに麻痺するべき処だ。同じ快感が与えられ続けることなどあり得ない。ところが、本件の特殊なのは衆人の下へと断続的にさらされる点である。犯されては連れ出され、連れ込まれては犯され、また表に出され、挙句我が子を前に愚弄され辱められさえして……

「ちょっと、ほんとに出るのあの女」

「サイテー、マジサイテー」

「正気じゃないよねえ」

観衆のざわめきが大波となって押し寄せる。

「グッ……ウッ……」

今しも侮蔑の情を一身に浴びせられて、彼女はその身を縮こまらせた。かつてなかったことだ、こんなに身をすくませるなんて。いつも堂々として、厚顔無恥に世にはばかってきた。誰よりも強く、誰よりも偉く、我が身の美貌と若さと権力と財産と……

「(どうしてこんな……!)」

屈辱に次ぐ屈辱、否、全身をすべからく支配するもの、それはもはや恐怖だった。彼女はもう知っているのだ、布地のほとんどない服を着て、へそも尻の割れ目までも見られていることを? いや、そんな表面的なことだけではない。この世に、自分の味方なんて居ないことをだ!

「ヒイィッ!」

突然持ち上げられて、有紀は悲鳴を上げた。

「変な声出すなよ」

後ろから慶介が文句を言った。騎乗する騎手が持ち上げられるのは当然のことで、馬達は“よいしょ”と掛け声さえしていたのだから、責められるべきは身構えていなかった有紀である。

 だが物思いに沈んでいた者には唐突な出来事だった。その上、地に足のつかない態勢程不安なものはない。しかも、我が身を預ける相手が信用ならないとなればなおさらだ。有紀は、反射的に暴れ出した。手足をジタバタと振り回す。

「お、おい暴れんなって」

前を担当する竜二が迷惑がりつつ、なんとか後頭部で騎手の下腹部を押さえつける。その反動で、膣穴に残っていた白濁汁がジワリと漏れ出し、紺の半ズボンをさらに色濃く変えた。そんな股間を肩に乗せ、慶介がまた号令を掛ける。

「おい、いくぞ」

競技開始の合図はもう掛かっていた。馬は走り出す。

「いやっ、いやっ!」

有紀は冠りを振って抵抗するも、もう逃げられない。そのまま運動場の真っただ中へと運ばれた。

「(怖い! 怖い! 怖い!)」

只でさえ人に担がれるのは怖い。それが、朝からひと時も休まることのない不安心理を一気に爆発させたものだ。

「助けて!」

ついに彼女は叫んだ。もはやなんの自衛装甲も持たない、ありのまま生身の人間として。心を占めるのは恐怖、ひたすらそれのみ。

 だが、ここは戦場だ。

「やめて! もうやめて!」

何度も叫んだ。

「許して! 許してぇ!」

何度も何度も。幼い子供のように。ついには、温かいものが頬を伝いだした。それは決して悔し涙ではなかった。

「おい泣くなよ」

隣に来た騎馬武者が声をかけてくる。花村だ。彼が肩に手を置くのは小林。二人してニヤニヤ笑っている。有紀にとっては、自軍にも敵がいるのだ。

 小林の左後ろには服部という、同じ町内の者がいた。花村の言葉を耳にして有紀を見上げている。事情を知らない第三者。だが男なれば、卑猥な視線は禁じ得なかった。なんとなれば今朝から有紀の胸の躍動を凝視し、妻の顰蹙を買っていたものである。

 と、その時、

「ちょっと、あっち!」

服部の右隣りにいる馬役が言った。彼からは左が見えないこともあり、右前方の敵に照準を絞っていた。運動会を心から楽しんでいる善意の人である。

「あいよっ!」

花村は景気よく返事しながら、慶介へ目配せして去った。

「ウッ、ウッ……」

有紀は相変わらず泣いている。嗚咽、過呼吸、本来ならリタイヤを促されてもよいはずだった、が、周囲の同情は皆無。いとも珍しいことだが、へそを見せながら高い所で恐れおののく熟女の姿は、遠目になぜか滑稽だった。観客は残酷なつもりもなく、ただただ肩を揺らしている。

「泣くなよ、おばさん。後でまたチンポやるからさあ」

子供に飴をやるような言い方で、慶介は肩を上げ下げしてあやした。もちろん、優しさなどない。その証拠に、小器用にも彼は、巧みに片手を移動させて、騎手の秘穴へと中指を突き立てた。

「ウグゥェ……!」

有紀は悶絶した。

「オレも、オレも」

浩樹も見習って中指を入れる。すると、さすがに体勢が崩れそうになって竜二が怒鳴った。

「お、おい、何やってんだよ」

「うるせえ、お前しっかり持てよ」

浩樹はゲラゲラ笑って、なお指遊びを止めようとしない。公の場で二人の指を産道へねじ込まれた女は、今やほとんど竜二のみにおぶさるような格好だ。

「ちょ、重いんだよ、ババア」

堪りかねて竜二が叫ぶ。後ろの二人は爆笑だ。面白がって、半ズボンの脇からねじ込んだそれぞれの指を、グチョグチョ、グチョグチョと前後左右にかき回す。

「ヤ、メ、テェー……!」

そう有紀が絶叫するのと、ほとんど同時だった、馬達の肩に水しぶきが舞ったのは。

「オ、オ、オ……」

号泣する有紀。涙と鼻水、そして失禁。

「潮だよな、なあ、これ潮だよな」

思わず動揺した浩樹が慶介に問う。

「いや、これ……違うんじゃね?」

慶介は何とも言えない形に口を歪めて苦笑した。

「何? なんかあったの?」

状況の分からない竜二。

 砂ぼこりの濛々と立ち込める乱戦の中とはいえ、馬の肩が瞬く間にびしょ濡れになるとなれば、あまつさえ彼らの足を伝って滝のように水が流れるとなれば気づく者も出る。

「おいおい、マジかぁ」

高橋、これは端から目で追っていたものだから気づくも何もない。先程の花村、小林も同様だ。問題は、その余の者。

「だ、大丈夫ですか」

審判の一人が寄ってきた。心細そうな表情の女性だ。本音を言うと、面倒なことに巻き込まれるのは嫌だった。しかし、近くにいたのがたまたま自分だったので、行かないのは不自然だと思ったのだ。

「リタイヤします?」

さすがに指入れまでは見ていなかったものの、ただならぬ状況から、これは続行不能だ、そう彼女は判断した。すると、竜二が意外そうに言った。

「え、いやいや全然大丈夫っすよ、な?」

彼は、後ろの仲間に声を掛けたつもりだったが、返事する者はなかった。

 と、その時だった。

「どけどけぃっ!」

敵軍の騎馬武者がもの凄い勢いで突っ込んできたのだ。

 *

「ねえ! ねえねえねえ!」

「な、何?」

夫を応援していた主婦は、隣人に勢いよく肩を叩かれてびっくりした。

「ちょっと、あれ、あれ見て!」

隣人は興奮して指をさす。主婦もその先を見る。

「何?」

目線の先には騎乗の有紀が居た。

「何よ」

主婦は少しぶっきらぼうに言った。有紀の露出度の話ならさっきしたところだ。彼女は、有紀の態度が不愉快だった。あんなふしだらな女、視界に収めるのも真っ平だった。だからあえて視線を外していたのだ。

 隣人は、しかしお構いなしに続ける。

「あれ、ほら」

と、ここで、彼女は声を殺し、口だけで言った。

「お・しっ・こ」

「え?」

怪訝な表情で聞き返す主婦。本当に意味が分からなかった。そこで隣人は、唇を相手の耳に近寄せて囁いた。

「お、お漏らししてるの」

「ええっ!?」

素っ頓狂な声を上げた主婦に、周囲の者達が驚く。彼女は恥らって、声量を落とした。

「な、何言ってるの?」

「だから、あれよ、あれ。見て、ほら」

言われて目を凝らす。次第に目が慣れてくると、確かに、馬役の男子高生の服が二人とも濡れて……

「うっそぉ!」

主婦は口元を手で覆い隣人を見た。

 噂はたちまち広まった。何もその二人だけが気付いたのではない。独自に見つけた人間はほかにいくらでもいたのだ。方々から様々な感想が漏れ聞こえ、ざわざわとし始める。

「あのババア、ションベン漏らしてやんの」

「アハハ、バッカじゃない」

ストレートに笑い合う者。

「信じらんない、嘘でしょ」

そう批難しながら、口元を緩ませる者。

「最低……」

心底軽蔑した目を向け、真剣に怒る者。

「ちょっと、早く退場させなさいよ」

批判の矛先を運営に向ける者。

「あいつらも最悪だな。ていうか、なんであいつらあのおばさん担いでんの」

馬役に注目する者。反応は様々だが、同情する者はない。

 かくしてにわかに大騒動となったその失禁騒ぎだが、それはその直後に起きる事件の前触れに過ぎないのだった。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#15-


 *

 母親が人前で失禁していた時、長女清美・次女瑞穂は我が事に没頭して、もはや運動会など一顧だにしていなかったから幸いであった。今までと何ら変わらぬ日常を過ごしていられた。

 災難は、長男佳彦である。彼は、まんじりともせずに見てしまっていた。我が母がグラウンドのど真ん中、高校生らの肩の上で小便を漏らしている場面を。

 咄嗟に父を見る。しかし、父はいまだ酩酊の中、またしてもうつらうつらと船を漕いでいた。ほんの少しほっとし、改めて前を見る。観衆が騒ぐ通り、もはや見紛うはずもない。母は漏らしたのだ。

「(……そんなことって)」

信じられなかった。あの格好つけの、少なくとも息子の目にはいつも隙の無かった母が、こんな大それた粗相をするなんて。

 佳彦は、素早く周囲に気配を走らせた。幸い、自分を見て噂している者はいないらしい。彼がまず気にしたのは、なんと言っても己への中傷である。今や小便を漏らした母の子になってしまったのだから。

 思えば、母は今日一日様子がおかしくはあった。開会当初こそいつも通りだったものの、その後程なくして姿を消すし、そうかと思えばやたらと競技に出るし、果ては、あのムカデ競争で……

「(……お母さん?)」

ついぞ考えたことのなかった程、彼は今母親を意識していた。これまで思慕の情さえなかったのに、突如として違和感を感じ出したのだ。この感情は一体なんなのか。その答えを探し、彼は朱に染まった頬を俯かせながら、微熱を帯びていた。

 そんな時だった。有無を言わせぬ鉄槌が、彼の脳天に振り下ろされたのは。

“ゴクリ”と生唾を飲み込む。迷いに沈んでいた彼の心が、ある方向へ傾き転がり出した。

 *

 その馬は、怒涛の如く突っ込んできた。狙うは敵軍の将、有紀その人。ほかの敵には目もくれず、号砲一下突撃を決め込んできたものだ。

「落ちるなよお」

馬の“ハナ”、土産物屋の店主こと羽根沢が馬上に声を掛ける。彼と組む左後ろには喫茶店の森岳、右後ろには駅員の沼尻、三人は同級生の飲み仲間である。

「大丈夫っす。手はず通り頼んます」

騎手の藪塚は言った。馬達より年下だが、ある種の絆を有する彼らは親しい同志であった。

“手はず”とは、競技の直前にした打ち合わせに基づくもの。事前に、藪塚の勤め先、温泉宿泊施設の上司・袋田から指示を受けてのことである。馬達より筋骨逞しい彼が、あえて羽根沢と位置を交代したのもその為であった。

「上手くやれよ」

「思いっきりやってやろうぜ」

森岳・沼尻も口々に励ます。果たして、この四人のやる気が何に向けられたものか、やはり勝敗以外のものなのである。

 ドドドッと突っ込む。人馬一体の体当たりだ。ちょうど失禁騒ぎのあった直後である。彼らは騒ぎを見ていなかった。ただただ自分達の目標一筋である。その勢いに、審判員の女性もひるんで後ずさる。

「ワアッ!」

ぶつかられ、バランスを崩して竜二が叫ぶ。それ以上に悲鳴を上げたのは有紀だ。彼女は馬上ながらうずくまるようにして身を守った。思いがけぬ速攻に防戦一方である。

 藪塚はそれへ容赦なく攻撃を仕掛けた。本来、相手の帽子を取るか落馬させてしまえば勝ちであるが、彼はそれ以上のことを望んだ。すなわち、有紀の帽子のみならず、体操服にまで手を掛けたのだ。

「それそれ!」

「脱がせ脱がせ!」

羽根沢らが下から囃し立てる。すると、勘の冴えた慶介がすぐに企みに気付いた。慶介らとて否やはない戯れだ。要は、公衆の面前で白昼堂々有紀を裸にしてやろうというのだ。

「やれやれ!」

彼は隣の相棒にも語らって、積極的に協力を始めた。脱がしやすいように有紀の腿を固定し、さらに彼女の体を藪塚とは逆の方向へ引っ張ってみたりもした。

 しかし、元々サイズの小さい体操服を着ていたもの、ただでさえ密着度の高いシャツは脱ぎにくいところ、着衣が脇から上へ容易に上がらない。もちろん、脇を閉めて固まる有紀もいる。

「ちょっ、おい、ヤバいって!」

竜二が緊急事態を訴える。四方八方から伸びた手ともがき回る騎手の所為で、自身に掛かる体重があまりにも負担となった為だ。結果、彼の膝が崩れるのは時間の問題だった。

「あっ!」

その場の皆が叫ぶ中、とうとう有紀号は倒れた。たちまち上がる砂ぼこり。戦場ゆえ、周囲の武者の足元から舞う煙も常にある。その渦中にあって、男達はいつしか敵味方団結して事に当たっていた。藪塚も既に自ら下馬している。あくまでも目的は一つ。

「イヤァーッ!」

当人の悲鳴も虚しく、その被服は無理矢理剥ぎ取られていった。藪塚組が上半身を剥けば、下半身は慶介らの担当。完全に地べたに引きずられながら、有紀は為す術もなくひん剥かれていった。折しも、好天に恵まれた空から、今日最大の陽光が力いっぱい降り注ぐ。それが汗と何かに濡れた白い肌へ反射し、この校内で一人だけの全裸女を際立たせた。

 いや、正確には完全なる裸ではない。ご丁寧に靴まで脱がせてはいるが、他方で残されたものもあった。帽子である。それは、彼女の競技続行を企図したものだった。

「ギャハハ、ヤベえ!」

こらえ切れずに笑う慶介。裸の女一人を取り囲んで見下ろし、男六人の下品な笑いが止まらない。しかも、いたずらはこれにとどまらないのである。

 たちまち場内が悲鳴に包まれた。砂煙と男達の輪が解けると、その中から有紀が素っ裸で高々と掲げられ現れたのである。なんと、彼女は肌も露わに再び騎乗の人にされたのだ。それを担ぐのは、慶介、浩樹、それに竜二に代わって藪塚の混成軍。もう所属など目茶苦茶である。

 当然に近くの審判が警告を発する。何しろ一旦馬から落ちているわ、それ以前に騎乗者が裸だわ、到底競技の続行は不可である。だが、気後れした審判女性がか細い声でいくら注意しても、それに耳を貸す人間は生憎いなかった。仕方なしに助けを呼びに行く彼女。その隙を幸いと、有紀を乗せた馬は、まるで市中引き回しのように馬上を観衆に見せびらかし始めた。

「キャアーッ! キャーッ!」

観客の、殊に女性らは一様に不愉快極まるという表情でそれを非難した。もはや狂気の沙汰と言うほかないと。それらに見えやすいように、グラウンドのトラック外周まで行く人馬。近くを通ると、白日の下にさらされた女体の肌が艶めかしく濡れて光っている所や、荒い息に合わせて腹がうねる所、そして溢れる豊乳がしっかりと衆人に環視出来た。

 それから目を逸らす者も少なからずいた。主として女性である。彼女らは苦々しい顔で、あるいは憤慨して、中にはその場から離れる者もいた。特に子供連れの場合は、先を争って客席から離脱した。これらの動きで一時騒然となり、会場はさながらパニックの様相を呈した。

 会場と同じく、有紀の心中もパニックだ。今まで経験したことのない類の汗が全身から吹き出し、膝が覚えのない震えに苛まれている。ここまで追い詰められると、もはや思考も停止。ただただ固く閉じた腕を交差して、胸を覆い隠すしかできなかった。もっとも、彼女の乳房は豊満過ぎるが故に、その合間からこんもりとした肉をはみ出させてしまう。

 父兄らはそこを見逃さなかった。婦女子らと違って興がる彼らは、あるいは遠慮がちに、あるいはまじまじと女体を目で追った。中には密かにカメラを向ける猛者もいた。そういう者共にとって、標的の腕の位置こそもどかしい。

 すると、客の期待に応えるかのように障害物をどける手が横から伸びた。いつの間にか再建し追随してきた竜二らの馬である。騎手に竜二、馬に年配者三名の編成で挑みかかってきたものだ。彼らにとって、あくまで“競技”は続いている体である。帽子を狙ってたまたま相手の腕を掴んだだけだ。

 プルンッ! と、まるでマンガの擬音が聞こえそうな程に分かりやすく天から地へと弾んで脂肪球は露わになった。屹立した乳首は、まるで巨大プリンの上に盛られたアメリカンチェリーのよう。揺れる土台の上で硬くなっている。よく観察する者は、そこにわずかにミルクのまぶさっているのが見えたはずだ。また、表面に塗り込まれた何かの汁が、乾いてバリバリに張り付いることにも。張り付くといえば、背中や腋腹、それにうなじにも、何かの縮れ毛が付いてなびいている。開会当初あんなに決め込んでいたのに、いつの間にか随分野暮になったものだ。

「やだあっ!」

観客の女性らから口々に不平の声が上がる。顔を手で覆いつつも、その隙間からこの期に及んでなお観察を続ける彼女らは、もはや状況を愉しんでいると言うべきである。他人の不幸は蜜の味というやつだ。

 そういう好事家にとっての関心は有紀その人に向かう。就中批判の矛先もだ。第一に糾弾されるべきは担いでいる男共であるにもかかわらずである。

「あの露出狂、まだやる気?」

そんな風に舌鋒鋭く罵る者もいた。何しろ、有紀にはそもそも薄着で登場したという“前科”があるわけだ。もちろん、

「あいつら、絶対ヤッてるよな」

などと、慶介らを含めて噂する者もいたが。いずれにせよ、自分達に利害のないことだから、いくら言っても心は痛まない。

 ところが、ここに我が事として看過できない面々も居た。清美と瑞穂である。失禁騒ぎの時は気づかずに過ぎた二人だが、今度の騒がしさはさすがに放置できなかった。そうして前に来てみると、自分達の母が裸で担がれていたわけだ。

 とはいえ、二人には咄嗟に意味が分からなかった。裸だという異常さすら、そうと認識できなかったと言ってよい。姉妹はまるで有紀並に思考停止して、ただ漫然と母の乳房が人前で揺れ動くのを見送った。ただ、目撃したことは確かだった。なお、瑞穂は乳を見て口寂しく、チュパチュパと指を吸っていた。

 娘らの存在を忘れて、大人達は身勝手に有紀を嘲る。ちなみに彼女達の面倒を見るべき家政婦もまた野次馬となって雇用主の婦人の痴態を隠し撮りし、後で彼氏に報告するつもりでいる。

「上手くやりやがったなあ、あいつ」

身勝手な大人の一人、この計画の発案者の一人というべき鎌先が袋田に言った。すると、袋田が返事をするより先に、

「いやあ、期待以上でしょう」

と、右隣に立つ矢板が相槌を打った。矢板は袋田の勤務する宿泊所の傍で、「ベル」という喫茶店兼バーを営んでおり、また鎌先はあまり大っぴらには言わないが、ピンクサロン「リング」の店長である。彼らは、先程まで藪塚と組んでいた羽根沢らも含めて、卑猥な結託同盟だ。

「にしても、すごいねえ、あの奥さんのおっぱい」

矢板が目を細めて評した。直接の交流はないが、町議金光の妻であることを彼らは皆知っている。

「藪塚のヤツ、勃起しとるんじゃないか」

袋田が額に手をかざしてつぶやいた。

「ありゃあ勃ってるね。――あ、今乳揉んだ」

鎌先が指摘すると、

「あ、ほんとだ、揉んだ揉んだ。あの野郎どさくさ紛れに」

と他の二人も手を打って笑い合った。この三人、実はムカデ競争の時から密かに有紀に目を付けていた。その様子にただならぬ気配を感じたのは、彼らに特有の経験が培った勘の所為である。

「これ以上暴走しなきゃいいけど」

袋田がそう部下を心配すると、鎌先がニヤニヤして、

「ま、その前に俺達が暴走するかもね」

と、冗談とも本気ともつかぬ態で言えば、

「ちょっと愉しませてもらいたいもんだね」

と、矢板も口を挟んだ。それ以上この場でははっきり言わなかったが、三人の胸には、これからの方針がなんとなく定まっていた。

 さて、上司に心配されていた藪塚は、まさにその見立て通り、猥褻な気分満々であった。股間の隆起は隠すべくもない。

「ああ~、ヤりてえよ」

そう口に出しさえした。そのあまりの率直さに、浩樹が笑う。

「おっさん、心の声漏れてるよ」

「おっさんじゃねえ、オレはまだお兄さんだ」

三十路の藪塚は唇を尖がらせつつ後輩をたしなめると、

「お前ら、もうヤッたのか? なあ、正直に言えよ。ヤッただろ」

などと気さくに問い詰めた。女という共通のおもちゃを得て、一気に距離を縮めた感じだ。それには直接答えないで、慶介が言う。

「そんなにヤりたいんだったらさ、後で一緒にヤる?」

「お? マジか。マワしか~、久しぶりだな」

藪塚は嬉しそうに応じて、以前にも一人の女を大人数で一晩掛かって犯したと打ち明けた。二人は興味を引かれたが、まずはこれからの段取りをつけることが先決と、打ち合わせに興じだした。

 この間、話の中心になるべき主役は一切ないがしろだ。一度も意見を聞かれることなく、交尾相手達の予定を勝手に決められていく。彼女は家畜か、はたまた精液を回収する試験管か。もはや意思能力もないものか。人の親である面影をその身に見出すことは難しかった。

 現に息子の目に映っていたのは、いつもの母親ではない何かだった。それが、朝から休みなく子作りされ続け、父以外のペニスを何本も何本も、時には自分の同級生や息子である自分より年下の子のものまでねじ込まれてきたことを彼は知らない。風にそよぐアンダーヘアーの割れ目から、下腹がよじれる度に白濁液の垂れ出ている様までは見えていない。それでも感じ取る処が確かにあるのだろう。

 彼は今、呆れる位眠りこけている父の下を少し離れた所で、携帯ゲーム機を掲げて立っていた。ゲームをプレイしているのではない。画面に映っているのは、ほかならぬ母の現状である。撮影しているのだ、羞恥する母の裸体を。

 共に風呂に入ったこともない彼は、母親の裸をほとんど初めて見たと言ってよい。母の乳輪の大きさや色、母の性毛の整えられ方、そして母の生尻。その尻の乗っている青年の肩が肉に食い込んでいる。彼はその柔らかさを知らない。と、見ている間に誰かの手が母の豊乳を揉んだ。その瞬間、彼はビクリと痙攣し、腰を引いた。

 息子の見ていたもの、それは母親ではなく一人の女、いやメスだった。精子の匂いをプンプン振り撒く、種付け盛りの犯されたがり。股間の膨張がもう止まらない。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#16-


 *

 四人は揃って言葉を失っていた。前原を糾弾している最中、あまりに外が喧しいので窓へ集まったものだ。するとどうだ、女が一人、裸で担ぎ上げられて、運動場を行ったり来たりしているではないか。それも、ちょうど今まで話題にしていた女がだ。

 彼女を戴いた馬とそれを追う馬、会場は騒然となり、途中から動いているのは二騎だけになった。間もなく競技は中断され、有紀らはグラウンドの端から退場させられていった。

 それが視界から消えるのを見送った後、島田はブラインドに引っ掛けていた指を外し、おもむろに振り返って口を開いた。

「あれも、アンタの指図ですか」

 彼は、いかにもうろんな者を見る目で睨んだが、内心は今見た光景のあまりの突拍子の無さに肝を冷やしていた。そして、あの無鉄砲な悪だくみは、大方高橋の思い付きだろうとあたりを付けつつ、勝手な振る舞いに苛立ちを覚えていた。

 他の同士も同様だ。とりわけ、ことが大きくなり過ぎて、犯され女の身体の現状が露見してしまうことを恐れた。憎たらしい彼女がどんな災厄に見舞われようとやぶさかではないものの、我が身に危急が及ぶのはご免である。

「(幕引きを急がねばならぬ)」

島田は策士らしく念じると、前原の顔を一層鋭く見つめた。

「指図……?」

前原は呆気にとられて相手の目を見返した。ちょっと何を言っているのか分からなかった。

「指図? わたしが?」

脇の二人にもその意図を質そうと視線を移したが、彼らにはただ猜疑の目で突っぱねられるだけだった。動揺して島田に視線を戻す。

「わ、訳が分からない。わたしが、わたしが指図? 一体なんのことです」

なんとも突飛な推理である。素人が書く探偵小説でもこんな荒い筋書はないだろう。他所から来た男が、しかもたった一人で、一体何を企めるというのか。

「何を言って――」

「証拠があるんですよ」

前原が言いかけるのを遮って、比嘉が核心に迫る。

「証拠?」

「そう――」

比嘉の言葉を引き継いで、島田がジャージのポケットからスマートホンを取り出した。それは、慶介から預かったものだった。

「ここに……」

彼はそう言って操作をし始めたが、生憎慣れないもので上手くいかない。そこで、脇から鈴木が手を貸す。すると、途端にそこから大きな声がし始めた。

「『ア、アッ、アア……』」

明らかに性を享楽する女の鳴き声である。島田が向けた画面には、教室内で性交に励む男女の姿があった。すなわち、今朝の有紀と前原の情事である。

「あっ!」

前原が驚いて、とっさに手を伸ばす。それをかわして、島田が訊いた。

「これ、あなたでしょう」

「驚きましたよ」

鈴木も大仰に口を挟む。

 前原は思い出していた。あの後、不良が三人入ってきた時のことを。そうだ、そういえば撮られていたと。それが回り回って、今目の前にあるのだ。

「(流出させたのか)」

その拡散具合の速さに愕然となりながら、しかし、彼は考えた。

「し、しかし――」

“証拠”と言われたが、それは有紀との不倫現場のことであって、その後の事件に連なるものとは断定できないはずだ。

「た、確かに関係があったことは認めますが――」

「学校で? 教室で? あんなことを?」

比嘉が強く批難する。

「え、ええ、すみません。そんな所でシてしまったことは反省しています。ですが――」

「ですが?」

すかさず比嘉が詰め寄る。まるで自分の非道は忘れたかのような口ぶりだ。もっとも、真相を知らない前原は、ただたじたじとなるばかり。

「で、ですが! 本当に悪いと思っていますが、それとこれとは――」

「“これ”?」

今度は鈴木が追及する。

「こ、これ、その……あの、さっきの……」

前原は比嘉を見る。一緒に目の当たりにした“あの件”だと言いたいのだ。が、比嘉には通じない。

「だから、あの……集団で……“ああいう”ことですよ!」

前原はもうしどろもどろになりながら、それでも最後の力を振り絞って弁明した。

「あれとは一切関係ないんです! わたしはただ、彼女と浮気をしただけなんです!」

「ただ浮気をって」

鈴木が呆れ顔でつぶやく。

「そうだ!」

唐突に前原が思いついて叫んだ。

「あの三人! あの不良の三人ですよ!」

彼は島田の両腕に抱きついた。とっさに比嘉がそれから庇おうとするのを、島田が止めて尋ねる。

「三人?」

「そう、三人! その動画を撮った奴ら! そいつらがひどいことをしたんです、わたしの後で」

「“ひどいこと”? ……それを、あなた見ていたんですか」

「み、見ました」

「止めずにですか」

鈴木も横から訝しむ。すると、前原は今度はそちらにすがり付いて言った。

「止めました。止めたんです。でも殴られて」

「助けを呼びに行くとか」

比嘉も怪しむ。前原はもう鈴木にしがみついたままで言い返した。

「気を失っていたんです」

「気を失って、ねえ……」

比嘉の目は冷静であった。実は前原、気絶していたわけではなく、その振りをしていただけだったので、後ろめたさに一瞬ゾッとする。

「でも見ていたんでしょう?」

馬鹿にしたように鈴木が問う。何もかも見通したような口ぶりに、自分がとんだ狂言を演じさせられているような気持ちになる前原。

「信じて下さいよ!」

そう叫びながら、少しずつ考えを巡らせた。追い詰められて、返って落ち着いてきた感じだ。

「(どうもピエロだな、完全に)」

日頃から人情の機微に触れる仕事ではある。その中で揉まれ、駆け引きをしてきたのだ。どんな局面も切り抜ける自信はある。

「(この田舎者ども、なんでオレだと決めつけてるんだ)」

頭の悪い素人どもと見下している相手に言い掛かりをつけられ、まるで論破されたかのように馬鹿にされ、彼はイライラの極地であった。

 それに構いなく、島田があっさりと言ってのける。

「ま、これ以上わたし達から言うことはない。後は警察で話して下さい」

「警察?」

「はい。今日もちょうど来られていますから」

 *

「おおっ! いいね、こりゃ。母ちゃんとは全然違う」

服部は鼻息荒く、有紀の蜜穴で肉茎をしごいた。先程の騎馬戦で小林らと組んでいた彼。小林とは普段から心安い仲である。それで付いてきたらこういうことになった。

「いやあ、この乳! この爆乳だよ」

それは今朝来散々目で追ってきた脂肪球。妻に白い目で見られさえしてもなお劣情とは抑えがたいもの。今しも自身の欲棒を出し入れする度にタップンタップンと暴れ回る様を目の当たりにすれば、さながら徒競走時の体操服の中身を露わにしたような、まるで夢のような景色にウキウキとなる。彼の妻ではこうはいかないのだ。

「スゲーデカパイ。あんな揺れるかフツー」

横抱きに腰を打ちつけられる有紀を見下して、濡れた勃起を脈動させながら藪塚が言った。ついさっきまで自分がヤッていた。例の秘密の閨房、体育館の中に連れ込んですぐさま、辛抱堪らずねじ込んだものだ。そしてたっぷりと一発注いだ。それでもまだ興奮冷めやらぬ彼の勃起は、隆々と起って次回を期している。

「こういう淫乱は――」

腕組みして傍に立っている鎌先が言う。

「男の共有にしないわけにいかないね。こんなスケベな体ぶら下げて、ただの奥さんぶってるのがおかしい」

 すると、それを聞いた森岳がウンウンと頷く。彼は今、有紀の口に肉棒を頬張らせ、その髪の毛をグシャグシャにしながら無理矢理頭を前後させている。白く泡立つ彼女の唇から漏れているのは、先発した羽根沢の子種汁だ。

 上の口にも下の口にも休みなくペニス、ペニス。騎馬戦から引き上げるや即座に乱交セックス再開。もはや男と男の間に挟まれるのが定位置の共有女は、口も膣もズブズブに潤ませて、飽くなき欲求を受け止めている。潤んでいるのはその目も同じ。但し、悲しみの為ではなく、単純な苦しみの反動だ。

「ウゴッ、カハッ!」

森岳の射精が喉に粘ついて、有紀はむせ返った。

「ほら、歯立てんじゃないよ」

ペシペシと軽く頬をはたく口内種付け男。彼の手の平を苦悶の涙が濡らす。運動場このかた、頬を伝う筋は乾く暇がない。そこをペッコリへこませて、言われるがままネバネバ汁を吸い取る女。その口は女陰に等しく男根を包み込む型へすっかりしつらえられていた。

 森岳を吐き出してもぽっかり開いたままの口淫膣。アーンして、次の肉棒を受け入れる。次は沼尻だ。友人が終わると、当たり前にその跡地を使いだす。

「美人の口マンコはいいなあ。どうしてこう、顔かたちで気持ち良さが違うかねえ」

そんな感想を述べながら、彼は他人妻でイラマチオを愉しんだ。彼からしてみれば、有紀は年増の派手な美人妻という印象でしかない。羽根沢や森岳もそうだ。あまり詳しくは素性を知らないし、まして恨みなどなかった。ただ集団で辱められている淫乱女と出会ったというに過ぎない。

「思い出しますねえ、この奥さん見てると」

藪塚が依然活発な剛直をしごきながら言った。それは彼を含む新入り七名に共通の体験のことを指していた。

「ああ、そういえば、前にもマワしたことあるんすよね」

先程ちらりと話したことを勘良く思い出して、慶介が話を振った。

「そうそう、あれもいい乳マンコだったなあ」

藪塚は些か優越感に浸りながら、後輩達に語リ出す。

「デカかったんすか、その女も」

横から浩樹も話に加わる。

「おう、相当デカパイだったな」

「このおばさんと比べたら?」

「う~ん、甲乙つけがたいな。この奥さんも相当デカいからな」

「え? このおばさん位あったんすか。爆乳っすね」

三人が話していると、鎌先もそこへ口を出す。

「だから、こんな恥ずかしい乳ブラブラさせてる女はな、結局ヤりたくてヤりたくて仕方がないんだって」

「ハハハ、そうかもね。この奥さんもこんなヘンタイボディーじゃ、一本のオチンチンじゃ満足できないんだろうね。毎日オチンチン欲しくて仕方ないんだろうね」

友人の解説を受け、そう言ったのは矢板だ。彼は言いながら、そっと服部の方へと近づき始めた。次の順番を狙っているのである。

「いやハハ、恥ずかしいんだけど、いいよね」

誰に言うともなしに言って、笑いを誘う。

「いいよいいよ、ヤりなよ、おじさんも」

慶介が調子よく囃し立てる。

 そのやり取りに急かされたというのでもないが、服部がちょうどフィニッシュを迎えた。

「オウ、金光さんの奥さん……オウ、そんなにオマンコしゃぶりついて……オ、オゥフ、あ~、す、吸い取られる」

彼の印象によれば、有紀の淫穴は吸着し、また収縮し、淫棒から注入される精液を、一滴余さず抜き去ろうとしているという。やがて、彼が当面満足して離れると、時間差を置いて鈴口から溢れ出た白濁汁の残りが床に垂れた。これと同じものが、有紀の腹にたっぷりと残してゆかれたのである。

「ではでは、恥ずかしながら」

順番待ちの矢板が、これまた当たり前に連続生殖に挑む。彼が抑えるまでもなく、回され女はまるで解剖台の上のカエルのように仰向けで股を開きっぱなし、また指で開くまでもなく、女陰は男根の跡をさらしてスッポリくり貫かれっぱなし。簡単にその淫汁の海へ硬直をズブリと沈め込んだ。

「おおっ、これこれ。久しぶりだなあ」

矢板は感嘆しながら、そろそろと腰を振り下ろし始める。彼の痩せた尻のえくぼが、動きに合わせて時に影を濃くした。

 高かった陽もようやく落ちかかっている。騎馬戦も終わり、大会はいよいよ大詰めだ。

「もう少し早く気付いていればなあ」

袋田がボソリと呟いた。

 一方、彼の部下は後輩達相手に例の経験談を本調子で語ろうとしていた。

「その人、うちの温泉のお客さんでさあ――」

 しかし、その会話は突然扉を開けて現れた人物によって中断させられた。一瞬緊張の走った現場であったが、それが“身内”と分かると高橋、花村をはじめ、見知った一同に安堵が広がる。

 それは鈴木であった。鈴木は暗がりの中で目を凝らしつつ、しばしキョロキョロとしていたが、やがて目当ての人物を探し当てたと見え、ズカズカとその人の方へ近寄っていった。もっとも、また知らない面々が増えていることにギョッとしはしたが。

「服部さん、ちょっとちょっと」

彼は小声で呼んで、服部を手招きした。小林の手はず通り彼がここに来ているであろうことは、先程窓から見えた人馬の状況からも確かだった。島田もそれを見越して策を練ったものだ。すなわち、鈴木は島田との話し合いで浮上した策に従い、服部の本業を必要として来たのであった。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#17-

 *

 大会委員会のテントからは、さっきから雷のようなイビキが鳴り響いている。町議金光だ。パイプ椅子を並べ、今やそこへ横になって本格的に眠り込んでいた。他の役員らは皆出払ってしまっている。

 ただ一人同じテントに居るのは長男の佳彦。本当は自分の町内に席があるのだが、そこへは帰らずに父の傍に居た。と言っても、父に懐いているからではない。ここが人目に付かずちょうど良いからだ。

 彼は今、先程携帯ゲーム機で撮影した母の、公衆の面前で丸裸にひん剥かれたあられもない姿を凝視していた。もう何度も再生している。そうして、太ももを擦り合わせ、もじもじとパイプ椅子の上で身悶えていた。

 佳彦はまだ自慰を知らない。同い年の子の中には既に経験している者もいる。それどころか、性交を経験した者さえいる。同級生はおろか、ずっと年下の者まで。それも今日、彼の母親を相手にだ。上級生・下級生含め実に九人もの男子が、本日彼女で子作りの初体験を済ませていた。

 そんなこととは露知らず、息子はただやり場のない感情にひたすら悶々としていた。皆に子種汁を散々注ぎ入れられた、母の裸体を見つめながら。

 大会はいよいよ佳境。今はリレーの真っ最中である。騎馬戦でのアクシデントもなかったかのように、俊足を自負する者達がしのぎを削り、それを応援するヤケクソのような掛け声が大盛況だ。

 傾いた日差しが校庭に植わる木々の影を長く伸ばしていた。

 *

「ゴッ、オオゥ……ッ!」

まるで図ったかのように沼尻と矢板の射精が決まり、有紀は前後から流れ込んでくる熱さに体内を焼かれて目を回した。

 体育館では、こちらもこちらでリレーの真っ最中。但し、これは一人の女を連続で侵犯する輪姦リレーだ。参加者の年齢・体格、さらにはフィニッシュに至る時間も様々であるから、さしずめスウェーデンリレーと言ったところか。朝から続くこの団体競技は、この期に及んでなおゴールとはならないでいた。

 沼尻の跡に藪塚、矢板の跡に袋田が間髪入れず取って代わる。有紀はその身の脂肪をブルブル震わせながら剛直の突撃に耐えていた。

「ウ~ン、いいっすね。いいっすわ、やっぱ、このエロ乳熟女。口マンコも上手いわあ」

藪塚はそう相方に呼びかけつつ、嬉々として人の口の中で男根をこする。対して、膣交尾に入った袋田は、期せずして同じ職場同士で一つの女体をシェアすることになり、顔には出さぬまでも若干気まずさを感じていた。この点、部下は何ら感じないらしい。

 大体藪塚はついさっき終わったばかりである。それが順番を急遽繰り上げて現在のポジションに着いたものだ。というのも、彼があまりにも露骨にヤりたがり、その懇願の仕方が周囲の笑いを誘う程であったので、まだ新入りで発射回数が他より少ないことも考慮され、譲ってもらったのである。

「う~む……」

この場でまだ唯一合体をしていない鎌先が、腕組みして呻った。彼の悩みは、男根の本数に対して“穴”が少なすぎることであった。

「これじゃあ時間が掛かり過ぎるなあ」

 藪塚の順番交代なぞ、このシステムの効率の悪さを象徴していた。周りを見れば、ずっと年少の者達が局部を充実させながら黙って見守っている。彼らが割って入るのは難しいのだろう。

 もし鎌先がこの年少者位の年齢だったら、別の案など思いつきはしなかったかもしれない。だが彼は、“前例”を知っていた。そして、職掌柄そちら方面の技術に長けてもいた。

「これまだ続くよね? ちょっと取ってくる」

彼は早口でそう矢板に言い残すと、足早に会場を出て行った。

「んん? なんだい、あの人。ヤりもしないでさ。あの人と言い、服部さんと言い、色々と忙しいねえ」

小林が出口の方を見やりながらつぶやく。

「……ウ、ウゥ……ブ……フゴ……ポ……」

有紀は二本の男根を前後にくわえながら、その目を白黒させていた。が、ここで限界を感じているようでは、まだまだ男の性欲を侮っているというものである。

 *

「まったく、今日は非番なんだから勘弁してほしいもんですね」

そう愚痴りながら、服部は部屋に入った。

「やあ、服部さん、悪いね、呼びつけて」

待ち構えていた島田が労わる。そして、前原の方へ向き直ると、

「――彼が、さっき話した、警察の方」

と、簡潔に紹介した。

 前原は軽く会釈したが、その面持ちには不信が露わに出ている。その原因を解消するべく、島田は服部に促した。服部、不承不承懐から警察手帳を取り出して見せる。

「まったく……」

あくまで機嫌のすぐれない彼である。職務時間外にあまり身分を明らかにしたくないのだ。

「それで? 大体の所は聞きましたけど、あなた、わいせつ事件を起こしたんだって?」

高圧的な質問を受け、前原はややたじろぎながらも、強気で言い返した。

「いいえ! 事件には関わっていません。この人達が言い掛かりをつけているんです」

 彼にとって、突然現れたジャージ姿の警察官には反感しかなかったが、公権力が出てきたとなれば無下にはできない。そこで、法律の全くの素人共を相手にするよりはマシだろうと思うことにした。

 もっとも、その前向きな姿勢も、気に食わない人間がいる。

「言い掛かりってねえ。あなた、学校で不埒なことをしていたって言ったばかりじゃないですか!」

比嘉がすぐに口を挟む。彼がここまで噛み付くのには、その根底に嫉妬があるからだ。保護者と担任として接しつつ、不本意ながらも女として有紀を見てきた彼。そいつと前原が宜しくやっていたことに、我知らず腹立たしさを覚えているのだ。

「まあまあ」

と、島田が諌める。彼が止めなければ、服部が止める所だった。実の所、服部にしても話が逸れるのはやりづらかった。

 前原は比嘉の勢いに押されつつも話を他所へ向ける。

「そんなことより、彼女は大丈夫なんですか?」

以前のような引っ掛け問題はごめんだとばかりの攻めに出る。

「そうそう、さっきはまたゴチャゴチャしていたみたいだけど」

島田もそれに乗っかる。

「ああ、普段通りでしたよ。いや、さっきはびっくりしましたけどね、服脱げちゃうんだから。というか、よく競技に出ているもんだと思いますよ、この人の件が本当だったら」

服部はそう話し、前原を顎でしゃくった。話はまた逆戻りだ。

「だから、違うって――」

前原が否定に掛かると、また比嘉が噛み付こうとする。これでは堂々巡りになってしまう。そう危惧したものか、服部が提案した。

「あの、ちょっといいですか。議論してもらちが明かないので、とりあえず個別に話をさせてもらっていいですか。本来なら交番でということになるんですけど、その前にお話を、ね?」

 これによって、服部、前原以外の者は部屋から出ることになった。一応簡易の取り調べという訳である。本職の言い分に、誰もが納得するほかなかった。

 二人きりになった部屋で、服部はまず、被疑者に氏名と職業を申告させた。続いて、校内での性交、集団ごう姦の目撃、ムカデ競争中の猥褻事件と、順番に事実を列挙する。メモは取らない。とりあえずの確認であるという。

「集団ごう姦というのは、実際見たんですか?」

「え、ええ……」

「確かなんですね?」

「はい……そう思います」

前原の返答はどうも歯切れが悪かった。

「体育館の裏ですよね? その端から目撃したと聞いていますが。確かに見えたんですか?」

見えたし、間違いがあろうはずもない。確かに愛人は集団で犯されていた。何より、教室に乗り込んできた男達に連れ去られる音声を、自分は聞いていたのだ。が、となると……

「まあ、この点は後で先生にも確かめてみましょう」

服部は淡々と話を進めた。

「あなたはどうして体育館の裏なんて行ったんです? それに、そもそも愛人がそういう事件に巻き込まれるまで何をしていたんです?」

「(来た)」

前原の弱みはそこである。どうしても愛人を見捨てた経緯に言及しなければならないのだ。彼は、不良らに絡まれたこと、そこで気絶していたこと、起きたら誰も居なかったことを端的に話した。そして、体育館裏へ行ったのは、依頼人である金光に見つからぬように、人目に付かない方を通り抜けようとしたからだと、体面を捨ててそこは正直に答えた。

「フーン……」

服部は見下したように前原を見つめた。被疑者の説明には怪しい所が多過ぎた。そこには彼の自己保身欲が大いに見え隠れしていた。

「なるほどねえ。つまり、愛人が連れ去られたくだりから集団ごう姦を見つけるくだり、そしてそのあなたと先生が出会うくだり、このあたりのあやふやさが、あなたが一連の件の首謀者という説に結びつくと、彼らはそう言うわけだ」

服部はそう述べると、何か口を挟もうとする前原を制し、なお続けた。

「しかし、見ず知らずの余所者がそんな大それた扇動を急になしうるとは、常識的に考えられませんなあ」

「そ、そうでしょう? そうでしょう!」

前原は驚いた。そして、我が意を得たりとばかり喜んだ。予想外に冷静で的確な判断をされ、目の前の警官がにわかに頼もしく見えだしたものだ。

 しかし、その評価はまだ確定するに早かったようだ。

「まあねえ、そういう趣味の人もいるからねえ。寝取られ趣味っていうかなんていうか。あるいは、あの奥さんも含めて愉しんでいたとか……」

「い、いやいや、そうじゃなくて……」

名推理から一転、冗談とも本気ともつかない言葉に、前原はブンブンと首を横に振る。だが話はダラダラと核心を逸れた方へ転がっていった。

「大体あの奥さん、今日だってあんな派手ななりをして。わたしはね、いつかこんな目に遭うんじゃないかって思ってたんですよ。ほら、あの人、嫌われもんでしょ?」

「そ、そうなんですか?」

「おや、知らないですか、依頼人なのに。あそこの家はね、色々と有名なんですよ。まあ、悪名というかね」

「はあ……」

まるで世間話のような流れに困惑しながら、前原は相手の出方を窺った。

「……まあ、あの家の立場から言って、揉め事にはしたくないだろうし。事件だってねえ、そもそもあったのかどうか」

「あ、え? ええ……?」

前原は益々戸惑った。

「(ごう姦がなかった? それは通らないだろう。しかし、確かに議員だしな。揉み消すか。じゃあ、有紀は泣き寝入りか……?)」

彼はどこまでも自己愛主義者である。もし彼に正義があれば、有紀に真相を証言させることで己の潔白は簡単に証明されるはずだった。だが、それは望めない。今でも彼の脳裏に思い出されるのは、ムカデ競争列に並んだ時の、彼女の暗い目だった。

「ムカデ競争中の件もねえ、ほんとにそういうことあったんだか。あなたもさすがに止めるでしょう。え? まさかヤッたわけじゃないんでしょ?」

「ヤッてませんよ!」

前原が反射的に叫ぶと、服部は笑った。

「ま、あなたもね、立場がある身だし、大ごとになっちゃ困るでしょ。正直わたしもね、この小さな町で事件は困るんですわ」

服部は、わざとヒソヒソ話をするような手振りで茶化すと、ペシンと膝を打った。これで話はひと段落、という風に。

「じゃ、そういうことで」

「は、はあ……?」

前原はとっさに訳が分からなかった。

「(これで、終わり……か?)」

あまりにも簡単に話が付いたもので、些か拍子抜けである。

「ああ、そうだ。一応手荷物だけ検査させてもらえます? 形式的なことなんで」

やる気のない警官だが、ここは仕事に徹する。服部は鞄を受け取ると、中の物を取り出し始めた。そこにあったノートパソコンを開き、パスワードを解除させる。他の担当案件の資料等、守秘義務に触れる物を入れていなかったのは、弁護士前原にとって幸いであった。

 前原はもう解放が間近と思って、我知らず口元が緩んでいたのだろう。それを目ざとく見つけて、服部が注意した。

「教室でヤッてた事は事実なんだから、それは反省して下さいよ」

彼はそうたしなめながら、気だるそうに首をグルリと回した。すると、その動きにつれて、さっき有紀に注いだ肉汁の残りが漏れ出て下着を濡らした。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#18-


 *

 大会もいよいよ閉幕というので、最年少組の豊、聡、翼は体育館を出て行った。母親に訝しがられるからである。その点、上の学校に通っている恵太、優斗、そして佳彦と同級の祥吾、雅也、その上級の克弘、俊之はまだ自由が利いたので、彼らはその場に残った。元々誰に遠慮もない、慶介、浩樹、竜二も同様である。他方、役員として、あるいは保護者としての務めがある、高橋、花村、小林、羽根沢、森岳、沼尻は後ろ髪引かれる思いで去らねばならなかった。同じ大人でも、矢板、袋田、藪塚は気兼ねなく残る。結果、閉会式中の体育館には十二人の男と一人の女が残った。

 一日がかりの運動会が終わろうという中、こちらの行事はまだ続く見込みである。もっとも、やっている事と云ったら、相変わらず“こすっては出す”の繰り返しだ。

「ア、で、出る……」

折しも、優斗がこの日二発目となる射精を膣内に終えた。袋田の跡を彼が、藪塚の跡を恵太が占めている。恵太は優斗に遅れること数分で昇天した。その後は、口に祥吾、俊之、膣に雅也、克弘と続く。

 高橋ら現場を取り仕切ってきた大人達がにわかに抜けて、集団は一見統率を失うかに思われた。が、不良ら三人を中心とし、また矢板らの後見もあってよく治まっている。本来ならヤり急いでいる竜二が自重し、現最年少となった優斗からの順番としたのも、配慮である。

 もっとも、優斗と恵太は、さっき先輩らがやっていたように本当は共に乳房で遊んでみたかった。それを言い出せないというのは、まだまだ遠慮があるわけだ。この日童貞を捨てたばかりの者達は、皆一様に体が固かった。周りに、それも知らない大人達に見られながらのセックスは、運動会の競技に出場するよりも緊張するものだ。

「はい次」

そんな風に号令を掛けられ、まるで身体測定さながらに事を進めていく。非常に秩序正しくもあり、且つ非現実的だ。ある者は仕事に没頭し、それが友人の母である事など忘れていた。それよりも、変な事をして、周りに笑われないかが気がかりだった。またある者は、自分の終わるのが早すぎないかを気にした。ただ、今回においてのみ、早漏を指摘する人間は誰もおらず、むしろスムーズに終局することは大変喜ばれた。

 彼らにはいつしか、一保護者を集団でレ○プしている認識がなくなり、眼前の肉人形でいかにして精子を搾り出すか、だけが関心事になっていた。その意味で、もはやこれは“競技”であった。協力し、あるいは競争して精を吐くのだ。

「オラオラ、鳴けよメス豚」

途切れた口淫の合間を縫って、竜二が有紀の両頬を片手でつかむ。しかし、女はもう要求通りに鳴けなかった。そこへまた次の者をしゃぶらされる。

 翳りゆく部屋の闇は、一層深くなっていった。

 *

 金光は久しぶりで起きた。この大会中ほとんど寝ていて、起きている時は酒を飲んでいた。しかし、最後の最後にひと仕事、閉会式への参列がある。といっても挨拶するわけでなし、ただ並ぶだけだ。彼の役割は、開会式で終わっていた。

「いいよもう……」

寝起きの彼はしばし不機嫌で周囲を厄介がらせたが、もう終わりだと教えられるとにわかに元気が出て、フラフラとテントを後にした。さすがにずっと寝ていただけあって、気力は充実している。

「ヨネちゃん、この後どう?」

お猪口を持つ仕草で、隣の会社社長を誘う。結果発表や表彰などにはもとより関心がない。誘われた方は、苦笑しながら答えた。

「打ち上げがありますよ、金光さん」

相手の酒臭い息を感じて、“まだ呑むのか”と呆れはしたが、日頃の口利きで世話になっている以上、無下には扱えない。いわゆる癒着業者である。

「う~ん、打ち上げかあ」

金光は何も考えていない頭で、意味もなくおうむ返しした。嫌われ者の彼が行くとなると顔をしかめる人間が少なからずいるのだが、そんなことには一向気が付かない彼である。

「奥さんも来るんじゃないですか、今日大活躍だった」

別の隣人がやや思い切って冷やかす。それを先の社長がまた苦笑いしてたしなめた。もっとも、騎馬戦の一件を金光が見ていないことは考慮済みである。

「ああ、アイツかあ……」

金光は、グッと伸びをしてから周囲を見渡した。その先に妻の姿は見当たらない。ただ、これだけの雑踏であるから、紛れているのだろうと思った。今日しばしば行方をくらましていたことなど、とうに忘れている。

「よおし、行くか」

彼はあくび交じりに呟きつつ、もう一度伸びをした。元々夫婦で参加しているのだから、酒宴に共に参加するのにも否やはない。それに、彼にとって若くて派手な妻は自慢であり、権力を彩る最高のアクセサリーだった。

 その脳裏に漠然と妻の尻が浮かぶ。見飽きた裸ではあるが、嫌いではない。よく体型は保っていると思うし、それが為に高いトレーニング器具の購入も黙って認めてきた。社交の場で彼女が色目を使われていることも知っている。なんとなれば、町の男共からオナペットにされているだろうとも自惚れている。

 彼は、二人の愛人と同等程度に妻をよく抱いた。性欲は絶倫にしていまだ衰えを知らず、ギラギラと黒光りする脂ぎった顔からも、その並々ならぬ性欲が漂い出ていた。彼が女性に嫌われるのも、その独特の汚らわしさを露骨に感じさせるからである。

「(今晩、久々に抱いてやるかな)」

鼻毛をむしりながら、彼は思った。妻の方に断る事情はない、とも思っていた。

 *

「やあ、お待たせお待たせ」

そう言いながら入ってきたのは鎌先である。手には小さなポシェットを持っていた。そこから何やら道具を取り出す。

「わあ、ちょっと暗いなあ」

そうぼやきながら、プラスチックボトルのふたを開けた。夕日の光も途切れ途切れの体育館の中は確かに暗い。

「なんすかなんすか」

藪塚が興味津々に覗き込む。他の者も同様だ。全く想像がつかないでいる。

「ヘヘヘエ、こうするのよ」

鎌先はほくそ笑むと、ボトルを傾けて、トロリとした透明な液体を指の上に垂らした。それが微かな光を反射してきらりと輝く。

「ああ、ローション!」

友人の矢板は言って、早くも何かを察したようである。

「ちょっと抑えてくれる?」

鎌先が頼むと、矢板、それから袋田がすぐ動いた。うつ伏せにした有紀の尻を持ち上げる。それに応じて、克弘の跡に合体しようとしていた竜二が訳も分からず離れた。

「はい奥さん、力抜いて」

まるで医療行為でもするかのように鎌先は指示して、ローションまみれの指で有紀の肛門をなぞりだす。

「ヒッ!」

今までと違う箇所に、それもひんやりとした感触を味わって、有紀は久々に声を発した。

「おっ、おっ!?」

自分の番を中断させられて少し気分を害しかけていた竜二も、予想外の展開に目を輝かせる。それは、初めて見る光景ながら、知ってはいる行為。

アナルっすか?」

同朋と同じ気分で慶介が聞いた。

「ヘヘ、そうそう」

鎌先はニヤニヤして答えると、慣れた手つきでコチョコチョと菊門を揉みほぐし始めた。適度にローションを追加しつつ。

「マジで?」

浩樹がつぶやく。その股間が今までよりもっと熱を帯びだす。

「ウウ……」

有紀は呻きながら、その場を這いだそうと試みた。これまた久しぶりの抵抗であった。だが、もう力は残っていない。それを男達が寄ってたかって押さえつける。その圧迫で、母乳が床に迸った。

「穴が足りないからねえ」

鎌先は独り語りしつつ、収縮する皺の間に万遍なくローションを塗り込んでいく。それにつれ少し血色がよくなって、そこがほんのりと桜色に染まり、かつまたプックリと膨らんでいくようにも見える。

「使える穴を増やさないと」

その言葉と共に、彼の右手薬指が第一関節まで沈んでいった。

「ンンニィーッ!」

奥歯を噛み締めて、有紀が悶絶する。座薬を入れる時のあのやり場のない拒絶感。あれの何百倍もの感じが一気に押し寄せてくる。

「や、め……て……!」

麻痺していた感情がぶり返す。散々やりたい放題されてきたが、ここへ来てまた新たな恐怖が彼女を焦らせた。

 しかし、鎌先は容赦しない。指は粘液を押し出しながらズブズブと深く嵌まってゆく。引き抜かれる。また挿される。回転する。中で関節が曲がる。それにつれ、ジュッポジュッポと音が鳴る。

「アググゥ……ウグガァ……!」

耐えきれないとばかり、有紀は身悶え、否、もはや暴れ始めた。この輪姦劇始まって以来の大抵抗である。

「ほらほら、力抜いて~」

鎌先はなお動じず、ただ少し息を荒げながら、相変わらず患者に接するように冷静に処置を続けた。彼が指示するまでもなく、同志達はがっちりと患者を抑え込んでいる。

 これでは動くことすらままならず、有紀はひたすら肛門をほじくられるしかなかった。いつしか指が変わり、また増え、流れ込んだ粘液の所為でブチュブチュいう音が次第に大袈裟になって、やがて“ブビビッ!”という、あるものを連想させるような音色になった。

「うわ、おばさん、へこかないでよ」

素早く慶介が鼻に皺を寄せて冷やかすと、同じことを思っていた者達がゲラゲラと笑った。中には、臭いもしないのに鼻をつまんでいる者もいた。

「ンイィ……やめてぇ……!」

少し前まで屍のようだった有紀も、この辱めには断固として意思を示す。だが、その言葉の間にも、“ブビビ、ブブウ”と彼女の尻穴は音を立てている。

「汚くないんですか?」

傍で中腰になっていた雅也が、思わず尋ねた。問われた鎌先は、今度はまるで熟練の職人が社会見学に来た学生に説明するような態で答えた。

「ああ、案外ここはね、きれいなもんだよ」

話しながら、両の人差し指を引っ掛けて穴を広げて見せる。黒い闇がその奥にのぞく。

「ウ○コとか、意外とつかないね」

職人はそう言って、あっけらかんとしていたが、それを聞いた何人かはちょっと信用しかねる風で顔をしかめていた。もちろん、嗜好の違う者がいることは織り込み済みであるから、開発の手が緩むことはない。じっくりと丁寧に、それでいて手際良く、排泄器から生殖器へ。

「そろそろいいな。はい、でっきあっがり~」

鎌先はいと愉しげに宣すると、いよいよ自身の抜き身を取り出した。そして、わざわざそれを有紀の顔の前まで持っていく。

「これが入るからね」

 有紀は戦慄した。鼻の先でブンブンと揺らされたそれは今までも散々見せつけられてきたものでありながら、今度ばかりは全く意味の違う新しいものに見えた。言うまでもなく、彼女はこれからどうなるか理解していた。

「イ、イイ、イヤーッ!」

涙声でそう叫ぶと、無我夢中でそこから這い出そうとした。例によって、一歩たりとも動けずに阻止されたが。

「コラコラ、そんなに怖がることないって」

押さえつける手の上から、矢板が温かな声を掛ける。

「奥さん、アナルは処女だね。じゃあ、初めてを貰うね」

鎌先が目尻に皺をたたえて言った。彼が一番手となることに男の誰も否やはない。これだけ開発に尽力したのだから、その労に報いる当然の報酬だと。ただ一人納得していないのは、処女を奪われる当人だけだ。そもそも、そんな所に処女という表現を当てはめる事自体訳が分からないでいる。

「ウゥ……やめて……」

もうどうしようもないと知りつつも、奇跡の助けを信じる菊門処女妻。どこの誰とも知らない中年男に、生まれて初めて直腸へペニスを入れられる。

「ほうら、入れるよ」

「ング……ンン……」

「力抜いて、ほら。抜かないと痛いよ」

「ウウゥ……」

 一種の緊張感の高まりから、当事者二人のほか誰も口を利かなかった。周囲の視線を集めつつ、突先が皺の集中に強く接着する。だがさすがに一思いには沈まない。徐々に徐々に肉色の露出が隠れていくのみだ。その時間は、息の詰まるようにゆっくりと流れた。

 中でも呼吸を詰まらせていたのは有紀である。今はもう物も言わず、歯を食いしばり目を固く瞑って待つだけ、この拷問のなれの果てを。彼女が息を吐いたのは、先端の塊を呑み込んだ後である。

「ガハアァー……ッ!」

 竿の部分に入るや、急速に滑りが良くなった。この機を逃さじと、鎌先は一気に突き通す。呼吸と肉の弛緩を見切ったものだ。

「ンンガアッ!」

有紀は絶叫した。目も口もカッと見開く。時を同じくして、肛門も大きく開いている、そこに男性器が根元まで入って。

「おお、入った入った」

観衆の中から歓声が沸き、幾人かは拍手も贈った。これにて、尻性器の完成であった。

「ぬ、抜いて……」

腹いっぱいの異物に音を上げる有紀。鎌先はそれに意地悪に応じた。

「抜いていいの?」

そう尋ねるや否や、亀頭を中に残し、後はズルリと一遍に引き下がった。

「ンヒイィーッ!」

強烈な摩擦に、またもや絶叫する有紀。

「ね? 抜かない方がいいでしょうが」

鎌先は入り口辺りで少しクリクリと回遊した後、再び元に戻った。後はゆっくりゆっくりそれを繰り返して馴染ませる。

「思った通り」

鎌先は矢板に語る。

「いいアナルだよ。今朝見た時から思ってたんだよ、“ああ、あれはいいアナルになるな。アナル向きのケツだな”ってね」

「“いいアナル”って」

矢板が笑いながら相槌を打つ。

「いやあ、いいアナルだよ。見て、この丸々と肥えたケツ」

ここで鎌先は、有紀の背に覆いかぶさって、その耳元に口を付けた。

「奥さん、あんたアナルに向いてるよ」

「アッハッハ、アナル美人?」

藪塚が大笑いして手を打つ。“そうそう”と鎌先も笑いながら、実際にその美人たる所以を堪能した。随時潤滑剤を足してゆけば、つっかかりも減る。そうすれば、そこはもう完全に快楽の穴。それ以外の用途になど使うはずもないほど、れっきとしたペニス専用ホールになる。

 一同、新しい穴の誕生に熱視線を送った。とりわけ、矢板、袋田、藪塚を除く尻穴性交の童貞である九人はなおさらだ。その意欲に濃淡はあれども、一度は経験してみたい、“折角だから”という意気はある。

 だが、功労者鎌先の勧めは、そこだけに固執させるものではなかった。

「よおし、使える穴も増えたから、どんどん犯して遊ぼうか!」


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#19-


 *

 閉会式が終わると後片付けを済ませ、皆三々五々散っていく、役に当たっている人間を除いて。

「ああ、それは向こうの倉庫の方に」

島田などは特に忙しく立ち回って働いた。本当に、今日は忙しい。大会でも、大会の裏でもだ。

「これってどこですか?」

同じく立ち働く女性が、島田に道具の片付け場所を尋ねた。

「それはね、体育館の倉庫です。鍵は開いていますから」

島田の指示を受け、女性らはその通りに運んでいく。灯りの点かない体育館の中は、残光では既に暗かった。そして、妙にすえた臭いがした。ガランとした中には、もちろん誰も居ない。

「じゃあ、お先に行ってきます」

今度は鈴木が声を掛ける。その目配せには言葉以上の意味があった。島田もそれに頷き返す。

 先に行く場所、それは打ち上げ会場である。後片付けになぞ当然加わらない金光。彼を監視する為、鈴木が送り込まれるのである。

 鈴木は少し小走りになって、金光の後を追った。彼の妻の尻穴につい今しがた注入してきた精液の残りが、下着の中ににじみ出る。

 *

「何? 移動?」

怪訝な顔で慶介が尋ねた。それは、閉会式の終了五分程前のことだ。

「ああ、式が終われば、ここにも人が来るからね」

鈴木は言った。そのことを告げに、単身現場へ駆け付けたものだ。前原糾弾の場に居た彼だが、閉会式参列の為に島田とグラウンドへ戻っていた。そこをさらに抜けて来たわけだ。

「別にいいじゃん」

そう言いかけた慶介を遮って、

「そうか、仕方ないな」

と言ったのは鎌先である。

「折角開発した所だけど、とりあえず場所を移すのが先か」

彼はそう言うと、率先して合体をほどいた。

 それを見て頷くと、鈴木が移動の段取りを説明する。それによると、大会参加者全員が式に集中しているこの間に、数人を先行させて見張りをさせつつ、裏の道を通って校舎裏から空き教室に潜入するというものだった。

「よし、任せとけ」

有紀を抱え上げ、藪塚が豪快に笑う。もちろん深々と接続してだ。

「おいおい、君、無茶は困るよ」

鈴木が慌てて諌めたが、藪塚はただ笑うのみ。それを周りも止めなかった。

「兄さんばっか、ずるいっすよ」

竜二は唇を尖らせたが、それ以上強くは批難しなかった。それ程藪塚の腕が逞しく、また絶倫ぶりが圧倒的だったからである。

 有紀はのけ反ってずり落ちそうになるが、藪塚の剛腕が腿を抱えている以上安定である。くり貫かれた尻穴がパクパクと丸と楕円の形を行き来した。

 やがて、彼ら十四人の男と一人の女は、密かに移動を開始した、細心の注意を払いつつ。

 だがしかし、ひと度外界に放たれるや、何物をも隠しおおせる保証はないのだ。この時一行を見つめる目が光っていたことを、彼らの誰も気づきはしなかった。

 *

「ねえねえ、お兄ちゃんは?」

家政婦に手を引かれながら、瑞穂が尋ねた。家政婦は無視して、何も答えない。

 行きは車に乗り合わせて来たが、帰りは徒歩である。元より車に乗るほどの距離ではない。とはいえ、あえて車を置いて帰るというのは、その運転者が行方不明だからである。有紀だ。鍵も彼女が持っている。父は元々別行動で来た。帰りも別である。

「ねえ、お兄ちゃんは?」

今度は姉に訊く。すると、姉もまた答えなかった。

 三人はそれぞれに苛々としながら、疲れた足取りで家路に着いた。

 *

「それ、入れたのかい?」

パックリ開いた暗い淵を指差して、鈴木が尋ねた。

「ああ、開通済みですよ。入れてみます?」

藪塚が誘う。自身は相変わらず抱え上げたまま、下から突き上げていた。一行は空き教室にたどり着き、早速に続きを始めている。

 鈴木はもじもじと照れていたが、その割にいそいそとズボンを下ろした。彼には急がねばならない理由があった。

「打ち上げに行くから」

そこで金光を監視し、あるいは引き留め、随時連絡をするから、とは道中で説明済みである。そのことを踏まえ、一同は彼を優先することにした。

 藪塚が女体を抱いたまま机に腰掛ける。そうして豊満尻を左右に引っ張ってやる。すると、見事に中央の窪みが露出した。そこを目がけて鈴木が、

「ふんぬっ」

と呻って押し込めば、いよいよ前後圧迫同時挿しの完成だ。

「キイイィー……ッ!」

顔中を引きつらせ、有紀が悲鳴を上げる。腹の中が満ち満つ。

「や、べ、で……!」

苦し紛れに空を掻けば、その手に触れるは肉棒の林。

「おい、行け」

鎌先が尻を小突き、竜二に行く先を顎で指し示す。

「お、おう」

竜二、心得たと机の上に乗った。三穴を塞ぐ。すなわち、彼の剛直が女の口に収まった。

「ムヒィー……ッ!」

悶絶して鼻水を垂らす有紀。三本男根体内に。このメス、一度に三人と交尾する。

「すんげ……」

目の前の光景に感服しながら、憑かれたように携帯端末を結合部へ向けて撮影する浩樹。それを見て、思い出したように慶介も、また別の学生共も自機を構えだした。

 彼らの凝視する先で、まるで鶏が卵をひり出すように、隙間の無い肉穴から、ズボズボ、ブチュブチュと太いモノが出入りする。それが二カ所。上下に並んでいる。

「いやあ、ようやく輪姦らしくなってきたねえ」

鎌先が我が功績に満足しつつほくそ笑む。

「ただ――」

と、しかし彼は少し困ったような目になって、上から鈴木の股間を眺めた。

「もうちょっとちゃんとほぐした方がスムーズかもなあ……」

 それは、今後もこの遊戯を続けることを前提とした悩みであった。

 *

「ハア……ハア……ハア……」

佳彦は肩で息をしつつ、心臓の辺りを押さえた。激しい拍動が収まらない。

「(ど、どういうことだ……?)」

自身の体調の事ではない。

「(どうして? あれは……何……)」

この疑問の答えを知りたい。

「(知りたい?)」

本当に知りたいのか。分からない。知って、良いものか。いや、知るべきか。

「(分からない)」

全身汗ぐっしょりだ。ガタガタと震える手の中で、携帯ゲーム機がカチャカチャと鳴っている。その中に収めた画と同じ画だった、確かに、あれは。

「(まだ、続いている……?)」

あの競技が、あの衝撃の事件がまだ? 

「(なぜ……?)」

確かに横切って行った。事実として通り過ぎて行ったのだ。

 彼が目にしたもの、それは、騎馬戦の時と同様、真っ裸で男に抱え上げられて運ばれる母と、それを取り囲むように付いてゆく男達の群れだった。


〈つづく〉


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大輪動会-プログラム#20-


 *

 被疑者前原は部屋に一人閉じ込められていた。扉の外には比嘉が立っているから出られない。先程便所に行った時も、彼は離れずに付いてきた。逃亡の恐れあり、として監視役を務めたものである。前原は心の内で舌打ちしながら、この面倒な分からず屋をにらんだ。二人の仲は最悪である。

 元居た部屋に戻ってみると、刑事服部が居ない。自分の鞄もなかった。仕方なく比嘉に問うと、隣室に移って調べているという。形式的なことに随分忠実な奴だ、と呆れつつ、また、何をそう調べることがあるのかと疑問に思いつつも、しかし、持ち物にやましい点など微塵もない彼は、自信を持って釈放を待った。

 チラリと窓の外を見やると、大会の結果発表をやっているようである。有紀もあの中に参列しているのだろうか、と思いついたが、軽薄な彼はそれ以上慮ることもない。今後の金光家との関係など不安はあるが、今はとりあえずこの町から出ることだけを考えた。帰ってしまえばどうとでもなる、と。

 ただ、時間が時間なだけに、今日帰る電車があるかどうかが気がかりだった。あるいは、近くの都市まで出て、ビジネスホテルに一泊することも検討しなければいけない。そう考えた彼はスラックスのポケットをまさぐった。だが、そこに目当ての物はない。

「チッ」

今度は本当に舌打ちした。彼のスマートホンもまた、手荷物検査の対象となっていた。

 *

 島田の横を慶介、二人の後ろを浩樹と竜二が歩く。四人は校舎の廊下を、目的地へ向けて進む。慶介から預かっていた携帯電話機は、先程所有者へ返された。

 遡る事数分前――。

 運動場で鈴木と会った島田は、その後隙を見て、例の空き教室を訪れていた。

「うわあ……」

事情はわきまえていたものの、状況を目の当たりにして思わず顔をしかめた彼。目の前では一人の主婦が、男三人に乗っかられていた。鈴木が抜けた穴に鎌先が入り、竜二は慶介に代わっていた。そして、今まさに藪塚が終わろうという時であった。

「アガ、ガ、ガ……!」

膣内に射精されながら、小刻みに痙攣する有紀。それを見た藪塚が揶揄する。

「オラ、奥さんイッてんのか。ケツと同時にこすられてたまんねえんだろう」

 しかし、真実は快感と程遠く、困惑の極地で我を見失っているだけなのである。自分でも全く、自身の体調が分からない。肛門に男根を入れられ、そのまま精液を流し込まれ、同時に膣性交もし、口でも精子を飲み……

「幸せもんだな奥さん。三人も一遍に愛してもらって」

藪塚はまだ言っている。そうして、ズルリと分身を抜き去った。

「オ、オオフ……!」

瞬間的に極端な摩擦を味わって、有紀は喉から魂を吐いた。体の中身をすっぽり引き出されるような感じだ。我が体内で濡れそぼった陰茎が視界を横切るが、頭で認識できない。キーンと耳鳴りがして、五感が麻痺していく。

「確かに――」

鎌先が口を開いた。

「アナルを掘られながらマンコの内側の壁をこすられると、信じられない位気持ちいいらしい」

 その上で彼は、女は男が感じる気持ちよさの六倍感じるらしい、という根拠不明な知識をひけらかした。

「しかし――」

一方で納得がいかない風で、

「まだもっとほぐし方が足りないな……」

と、先程来の課題をつぶやいた。何かこだわりがあるらしい。

 島田がやって来たのは、ちょうどそんな場面だ。

「あ、おっちゃん。おっちゃんもヤりなよ」

すぐに気付いた慶介が、股間に抱える頭を前後に振りながら、人懐こく呼びかける。

「ううむ……」

島田はちょっと苦い顔をした。小さな頃から成長を見守ってきた子に、あまつさえ指導的立場で接してきた相手に、己の恥部を見せつけるというのは、今更ながらに抵抗があった。が、既に一度はさらけ出した身だ。それに、古来、女を共有することは、コミュニティの絆を強める効果もあるわけで。

 島田もまた、仲間としての矜持を宣するべく下着をずらした。男のサガは立派に務めを心得て構えている。そいつを憎さいや増す女の猥部に、これでもかとばかり深く突き刺した。

「……クッ、ハッ、ハアァ……ッ!」

意識もなく、ただ息を吸い大きく吐く犯され女。島田は瞬間、その目を見た。剛直を頬張らされ相好を歪めた中、その目はあの世に逝ったようで、もはや人間の尊厳など僅かも感じられなかった。

「(コイツはもうPTAの役員でもなければ、代議士の妻でもない。モンスターペアレンツでも、そもそも人の親でもない)」

彼は、半ばは慄き、また半ばは高揚して、しかし冷徹に彼女を見下した。

 *

 母が母を辞めさせられていた頃、その息子は尻餅をついたまま固まって動けないでいた。どの位その姿勢でいたのか分からない。体育館裏から現れた一団が目の前を横切った後、それを見た後からずっとそこにそうしている。

 突然、ハッと我に返る。そして、ぼんやりと一団が消えた方を見た。校舎の裏へと入っていった、その方。その日陰は、漆黒の闇であり、いかにも禍々しかった。

 ゴクリと生唾を呑み込み、立ち上がる。特にプランがあるわけではない。どうしたいかも決めかねている。ただ彼は立ち上がると、そちらの方へ静かに歩を進めだした。

 *

 己の番を終えた島田は教室を後にし、服部の待つ部屋へ向かった。それに付き従うのは、彼の指令を受けた、慶介、浩樹、竜二の三人。快楽の間を離れることに未練はあるが、先輩同志の頼みとあらば聞かぬわけにもいかない。ならず者ぶってはいるが、この小さな地元地域における結びつきは、余所者の立ち入る隙がない程緊密なのである。まして、特別な秘密を共有する仲となった今はなおさらだ。

「おお」

パイプ椅子にふんぞり返って手をブラブラさせていた服部は、入ってきた面々を見て居住まいを直した。彼の前の机には、ノートパソコンが開けてある。言うまでもなく、前原から押収したものである。

「これなんだけどさ」

服部はそう言って、席を明け渡した。代わって座るのは、浩樹だ。既に段取りは聞かされているので、早速に仕事に掛かる。その脇に立って、慶介も同じように画面を覗き込んだ。

 竜二一人は何もすることがない。はっきり言って彼はこの場で役立たずであったが、仲間が行くので付いてきたのである。

 その彼を肘で小突いて、服部が尋ねる。

「おい、あれまだ続いてんだろ?」

「へへ……」

竜二はニヤニヤと嬉しそうに肯いた。そうして、新たな使用穴の増えたことを、まるで自分の手柄のように得意げに教えてやった。

 それを聞いた服部は、

「マジでか!? 漫画みたいだな」

と、驚きを隠せない。とはいえ、口角の上がり具合からして、事態を歓迎しているのは明らかだった。

「オレやったことねえよ。すげえな、ケツマンコか」

続けて、竜二もまだしたことがない、と聞くと、二人してこれからそこを使って愉しむことに思いを馳せた。

「三人一遍にマワせるとはなあ」

服部はしきりに感心している。

 その横で、腕時計と浩樹らを交互に忙しなく見ながら、島田が口を開いた。

「じゃあ、後は宜しく頼むよ、手はず通りにな」

彼もまた、鈴木と同様に打ち上げ会場へ合流せねばならぬ身である。それに、後片付けもまだ少し残っているのだ。彼は忙しい。

「なんかあったら、連絡するように」

扉の所で振り返ってそう言い残すと、彼はそのまま立ち去った。

 それを見送った後、やや沈黙があって、服部が浩樹に聞いた。

「出来そうか?」

「余裕っす」

浩樹は画面から目を離すことなく即答した。

 今度は竜二が服部に尋ねる。

「で、あのオッサン、まだ隣に居るんすか」

服部は、親指で壁の向こうを差しながら頷く。それを見ると、竜二はクスクスと笑った。同じように慶介も笑う。

 それは、ピエロに向けた嘲笑だった。

 *

「ウ~ン……」

ポケットティッシュで前を拭きながら、鎌先が呻った。つい今しがた、直腸への射精を終えたばかりである。

「どうしたの?」

彼と向かい合って、前穴を犯していた矢板が、腰を動かしながら尋ねた。イラマチオ中の袋田も、手を動かしたまま高い位置から疑問の目で見ている。

「いやあ、うん……悪くないんだけど、もう少し育ててもいいかもなあと」

鎌先は思案顔で、丸々とした尻の輪郭を撫でる。彼が触ると、まるでそれは熟した水蜜桃のように見えた。しかしそれでも、まだ育ち方が足りないという。果実の芯から白い蜜がポタポタと落ちた。

「折角の逸材だからねえ、もう少し手間をかけて仕込んでやりたいんだよ」

彼はそう話しながら、先程ローションを取り出したポーチから、また何やら道具を取り出した。目ざとくその正体に気付いた矢板は、

「ああ……」

と、全てを察したようである。ただ、やや呆れ気味の表情ではある。

「これからも使い込んでいってほしいし、これはほんとに名器になるからね」

鎌先はそう語ると、早速作業に掛かろうとしだした。それを制止して、矢板、

「ちょ、ちょっと待った。先に終わらせて」

と、女体を膝の上に抱き起しつつ、ラストスパートをかける。袋田も同じく、ブンブンと有紀の頭を揺さぶった。おかげで、二人のゴールはほぼ同着だった。

「コッ……!」

抜け殻のような有紀に、上と下から白濁汁が流れ込む。尻の衝撃以来もう慣れっこになってしまって、正直な所、新たな感慨はない。

 だが、この後鎌先が流し込んだものには、異なる反応を示さざるを得なかった。

 友人らが離れた後、

「坊や達、ちょっとだけ待ってくれる」

と、少年らに優しく諭しながら鎌先が持ち出したもの。それは、浣腸の薬剤であった。

 *

「あらやだ、忘れ物だわ」

運動場で作業をしていた女性が、植え込みの陰からバッグを見つけて言った。それはスポーツバッグながら、ファッションブランドのロゴマークが付いている高価そうなものだ。

 それを見た同僚が推測した。

「ひょっとしたら、金光さんの奥さんのじゃない」

確かにそれがあった場所は、金光家の居た辺りの後方だった。実は、そのバッグ、本当に有紀のものであり、近所に居た者らも帰る時に気が付いていたのであるが、いかんせん人望のない彼女の事、誰も皆見て見ぬ振りをし、あまつさえ植え込みの傍によけて自分達のテリトリーだけ掃除して帰ったのである。

「ああ、やっぱりそうらしいわね」

仕方なしに中を確認して、先の女がため息をついた。

「あの人まだ残ってんのかしら」

「ええ? どっかにいるの?」

「貴重品も入ってるし、忘れて帰るかしらね」

二人が話していると、別の女が話に入ってきた。

「あら、金光さんなら、車、まだ停まってたわよ」

「じゃ、やっぱりまだ居るんだ」

女達は不思議がりながら、この厄介な代物をどうしようかと、心底面倒くさそうに相談を交わした。


〈つづく〉


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