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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」
「大輪動会」(連載中)

短編作品
「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

大輪動会-プログラム#19-


 *

 閉会式が終わると後片付けを済ませ、皆三々五々散っていく、役に当たっている人間を除いて。

「ああ、それは向こうの倉庫の方に」

島田などは特に忙しく立ち回って働いた。本当に、今日は忙しい。大会でも、大会の裏でもだ。

「これってどこですか?」

同じく立ち働く女性が、島田に道具の片付け場所を尋ねた。

「それはね、体育館の倉庫です。鍵は開いていますから」

島田の指示を受け、女性らはその通りに運んでいく。灯りの点かない体育館の中は、残光では既に暗かった。そして、妙にすえた臭いがした。ガランとした中には、もちろん誰も居ない。

「じゃあ、お先に行ってきます」

今度は鈴木が声を掛ける。その目配せには言葉以上の意味があった。島田もそれに頷き返す。

 先に行く場所、それは打ち上げ会場である。後片付けになぞ当然加わらない金光。彼を監視する為、鈴木が送り込まれるのである。

 鈴木は少し小走りになって、金光の後を追った。彼の妻の尻穴につい今しがた注入してきた精液の残りが、下着の中ににじみ出る。

 *

「何? 移動?」

怪訝な顔で慶介が尋ねた。それは、閉会式の終了五分程前のことだ。

「ああ、式が終われば、ここにも人が来るからね」

鈴木は言った。そのことを告げに、単身現場へ駆け付けたものだ。前原糾弾の場に居た彼だが、閉会式参列の為に島田とグラウンドへ戻っていた。そこをさらに抜けて来たわけだ。

「別にいいじゃん」

そう言いかけた慶介を遮って、

「そうか、仕方ないな」

と言ったのは鎌先である。

「折角開発した所だけど、とりあえず場所を移すのが先か」

彼はそう言うと、率先して合体をほどいた。

 それを見て頷くと、鈴木が移動の段取りを説明する。それによると、大会参加者全員が式に集中しているこの間に、数人を先行させて見張りをさせつつ、裏の道を通って校舎裏から空き教室に潜入するというものだった。

「よし、任せとけ」

有紀を抱え上げ、藪塚が豪快に笑う。もちろん深々と接続してだ。

「おいおい、君、無茶は困るよ」

鈴木が慌てて諌めたが、藪塚はただ笑うのみ。それを周りも止めなかった。

「兄さんばっか、ずるいっすよ」

竜二は唇を尖らせたが、それ以上強くは批難しなかった。それ程藪塚の腕が逞しく、また絶倫ぶりが圧倒的だったからである。

 有紀はのけ反ってずり落ちそうになるが、藪塚の剛腕が腿を抱えている以上安定である。くり貫かれた尻穴がパクパクと丸と楕円の形を行き来した。

 やがて、彼ら十四人の男と一人の女は、密かに移動を開始した、細心の注意を払いつつ。

 だがしかし、ひと度外界に放たれるや、何物をも隠しおおせる保証はないのだ。この時一行を見つめる目が光っていたことを、彼らの誰も気づきはしなかった。

 *

「ねえねえ、お兄ちゃんは?」

家政婦に手を引かれながら、瑞穂が尋ねた。家政婦は無視して、何も答えない。

 行きは車に乗り合わせて来たが、帰りは徒歩である。元より車に乗るほどの距離ではない。とはいえ、あえて車を置いて帰るというのは、その運転者が行方不明だからである。有紀だ。鍵も彼女が持っている。父は元々別行動で来た。帰りも別である。

「ねえ、お兄ちゃんは?」

今度は姉に訊く。すると、姉もまた答えなかった。

 三人はそれぞれに苛々としながら、疲れた足取りで家路に着いた。

 *

「それ、入れたのかい?」

パックリ開いた暗い淵を指差して、鈴木が尋ねた。

「ああ、開通済みですよ。入れてみます?」

藪塚が誘う。自身は相変わらず抱え上げたまま、下から突き上げていた。一行は空き教室にたどり着き、早速に続きを始めている。

 鈴木はもじもじと照れていたが、その割にいそいそとズボンを下ろした。彼には急がねばならない理由があった。

「打ち上げに行くから」

そこで金光を監視し、あるいは引き留め、随時連絡をするから、とは道中で説明済みである。そのことを踏まえ、一同は彼を優先することにした。

 藪塚が女体を抱いたまま机に腰掛ける。そうして豊満尻を左右に引っ張ってやる。すると、見事に中央の窪みが露出した。そこを目がけて鈴木が、

「ふんぬっ」

と呻って押し込めば、いよいよ前後圧迫同時挿しの完成だ。

「キイイィー……ッ!」

顔中を引きつらせ、有紀が悲鳴を上げる。腹の中が満ち満つ。

「や、べ、で……!」

苦し紛れに空を掻けば、その手に触れるは肉棒の林。

「おい、行け」

鎌先が尻を小突き、竜二に行く先を顎で指し示す。

「お、おう」

竜二、心得たと机の上に乗った。三穴を塞ぐ。すなわち、彼の剛直が女の口に収まった。

「ムヒィー……ッ!」

悶絶して鼻水を垂らす有紀。三本男根体内に。このメス、一度に三人と交尾する。

「すんげ……」

目の前の光景に感服しながら、憑かれたように携帯端末を結合部へ向けて撮影する浩樹。それを見て、思い出したように慶介も、また別の学生共も自機を構えだした。

 彼らの凝視する先で、まるで鶏が卵をひり出すように、隙間の無い肉穴から、ズボズボ、ブチュブチュと太いモノが出入りする。それが二カ所。上下に並んでいる。

「いやあ、ようやく輪姦らしくなってきたねえ」

鎌先が我が功績に満足しつつほくそ笑む。

「ただ――」

と、しかし彼は少し困ったような目になって、上から鈴木の股間を眺めた。

「もうちょっとちゃんとほぐした方がスムーズかもなあ……」

 それは、今後もこの遊戯を続けることを前提とした悩みであった。

 *

「ハア……ハア……ハア……」

佳彦は肩で息をしつつ、心臓の辺りを押さえた。激しい拍動が収まらない。

「(ど、どういうことだ……?)」

自身の体調の事ではない。

「(どうして? あれは……何……)」

この疑問の答えを知りたい。

「(知りたい?)」

本当に知りたいのか。分からない。知って、良いものか。いや、知るべきか。

「(分からない)」

全身汗ぐっしょりだ。ガタガタと震える手の中で、携帯ゲーム機がカチャカチャと鳴っている。その中に収めた画と同じ画だった、確かに、あれは。

「(まだ、続いている……?)」

あの競技が、あの衝撃の事件がまだ? 

「(なぜ……?)」

確かに横切って行った。事実として通り過ぎて行ったのだ。

 彼が目にしたもの、それは、騎馬戦の時と同様、真っ裸で男に抱え上げられて運ばれる母と、それを取り囲むように付いてゆく男達の群れだった。


〈つづく〉


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