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■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」
「師匠のお筆」

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

大輪動会-プログラム#4-

  *

 快晴の下、運動会は続く。大玉転がし、パン食い競争……。休日にスポーツを満喫する町民達。大人も子供も一堂に会し、朗らかな一日を共有している。誰もこの同じ敷地内で、陰惨な修羅場が展開されているとは思いもしない。

「すげえ大玉転がしだな」

花村は有紀の大乳房を後ろから揉みくちゃにしながら下品に例えた。既に陰茎は挿入済みである。いよいよ有紀は本格的な輪姦の憂き目に遭っていた。

 もちろん、簡単に諦めたわけではない。彼女は着る物もとりあえず脱出を試みもした。だが所詮、腕力では敵わない。あまつさえ、花村は暴力的だった。

 有紀は恐怖した。ほとんど生まれて初めて感じた思いだった。胃が締め付けられるように苦しく、顔面からは血の気が引いている。その頬には、先程花村によって付けられた手形が生々しく赤々と浮かんでいた。

 まだ慶介を相手にしている時はマシだった。その後彼の仲間二人から襲われた時も気丈さは保っていられた。少なくとも悔しいという気持ちの方がまだ強かった。

「乱暴にしないで……」

歯を食いしばって、やっと言った。そんなセリフを思いつくこと自体信じられなかった。それはまるで大昔のテレビドラマのセリフのようだと、心の中で寒々しく感じた。

「今日は奥さんのこと、みんなオナペットにしてますよ。なんせ体だけはいいからなあ。体だけは」

小林がだらしなく口元を緩めながら言った。彼は別段、有紀や金光家に鬱憤を持っている者ではない。ただ、妻から日頃何かと悪い評判は聞かされていた。彼は有紀に同情することもなく、またさしたる想い入れもなく、純然と欲望に従っているのだった。

「ヤンチャだなあ」

慶介がカメラを片手につぶやいた。花村から託されてそのまま撮影をしている。実は花村達の現場を押さえておいて、状況によっては駆け引きに使おうという漠然とした魂胆があった。

 そんなリスクにも頓着することなく、花村は堂々と女を姦淫する。彼のいきり立ったモノは、早四本にえぐられた淫門をさらに抜き拡げた。実は有紀とて身なりは派手にしているものの、男性経験は夫を入れて過去に四人しかない。それがこの僅かの間に倍になったわけだ。

「ほうら、こっちはチン食い競争だ」

そう言いながら有紀の茶髪を鷲掴みにして引き倒しのは小林だ。彼は己の肉棒を有紀に無理矢理くわえさせた。さらに竜二も共犯に招く。

 竜二は当初の反目も脇へ置いて、のそりのそりと進み出た。元々やり足りなかった彼だ。多少の躊躇いも、性欲が勝ったものである。

「チン食い競争だぞお、奥さん」

我ながら気に入ったらしく、同じフレーズを繰り返す小林。調子を合わせて、花村が軽く笑った。竜二も硬い口辺を僅かに緩める。彼の陰茎は早くも再隆起していた。

 有紀は二人の男根を代わる代わるくわえさせられた。時にむせ、時に唾を垂らしながら、口腔の酷使に耐える。不快だとか、そういう印象の前に、やはりとにかく怖かった。ジンジンと疼く頬の上に、無自覚な涙が流れ落ちる。

「鬼畜だなあ、ハハ……」

浩樹がつぶやいた。友人の素直な参戦に些か動揺した彼は、大人達に迎合したものか逡巡し、慶介の顔色を窺った。慶介は黙ってカメラを構えている。確かに言えることは、彼の股間も浩樹のそれも、再び盛り上がっていた。

 折しも、花村が終わって、小林がバトンタッチした。これを機に、慶介と浩樹が動く。ほとんど同時だった。

「頑張れ奥さん。棒倒しだ」

後背位で貫きながら、小林がまた例えを使う。有紀は左右の手にそれぞれ慶介と浩樹の男棒を握らされ、口にはそのまま竜二が居ることで、四人からレイプされることになった。

 口の一本が外れた刹那を縫って請う。

「もう許して……」

 だがその声は、むせ返る息の下で誰にも聞き取られなかった。

  *

「チッ、出ないなあ。何やってるんだ、アイツ」

金光は愚痴りながら、携帯電話を置いた。何度かかけ直してみたが一向に相手は出ない。仕方なしに娘に向き直って言った。

「弁当あるだろ。先に食べてていいぞ」

 清美はそれを聞いて、妹の方へ駆けていく。もうすぐ昼休みが近いというのに母が居ないので、一応父の所へ指示を仰ぎに来たのであった。

「奥さん、出ないですか」

傍に居合わせた実行委員の鈴木が問いかける。

「ああ。何やってるんだろうねえ、全く」

金光は相変わらずカップ酒を手放すことなく、一瞥もしないで答えた。何ら焦る様子もない。また、子供らの所へ行こうともしない。彼は退屈そうに、

「家で寝てるんじゃないかなあ」

とつぶやくと、自身あくびをして、パイプ椅子に浅く座り直した。

 鈴木はテントを離れると、自分も携帯電話を出して一人ごちた。

「さて、こっちはどこ行ったのやら」

 今度探しているのは、同じ委員の島田である。今日はやたらと人を見失うので、彼は困っていた。

  *

 島田の電話は、彼のズボンのポケットの中で振動していた。だが、彼は気づかなかった。今は前原の容体を診るのに夢中である。

「ほお、ほおほおほお……」

彼は失神者の脈や呼吸を探ってみて、可とも不可とも言わなかった。

 その背後では、一緒にここへ来た高橋が、有紀に乱暴している。役員二人は校舎内を見回って、とうとうこの教室にたどり着いたのだった。

「オラ、立てよ」

膝から崩れ落ちた有紀の尻をしたたか打ち、強引に立ち上がらせる。濡れそぼった肉棒が、その暗がりに埋まった。

「しゃぶれ、オラ」

前方では花村が男根をおっ立たせている。有紀は無理やりにパクつかせられた。

 前後からの挟み撃ちは間断なく続き、犯され女は休む間もない。既に不良少年三名は、二周目の膣内射精を終えていた。校庭から鳴り響く軽快なメロディになぞらえ、“輪姦マーチ”と例えたのは小林である。

「オラオラオラ……」

高橋は遮二無二腰を叩きつけた。彼は金光に恨みがあった。とある入札案件で競り負けたのは、金光と落札業者との間に不明瞭なやり取りがあったからだというのだ。だがこの小さな町での訴追は死活問題である。結果、事件は明るみにすら出ることなく、彼ひとりが損をする形で有耶無耶に終わった。

 だから、有紀の輪姦現場を目の当たりにしても、驚きこそすれ同情はしなかった。むしろ、日頃の鬱憤を爆発させて率先して加担したものである。ただでさえ今日は、朝から仇敵の顔を見て怒りを新たにしていた矢先だ。

「この淫乱女が!」

常々有紀の豊満な肉体を見るにつけ金の匂いを感じ、腹立たしかった。それでも彼女に勃起し、意趣返しとして強姦を選ぶところ、やはり男である。

 その点は島田も同様であった。彼は金光の隣家に住んでいる。有紀のことは、態度の悪い嫁だと家族で散々罵ってきた。よって、性の対象という意識はこれまで全くなかった。

 ところが、犯される彼女の裸体を見た時は、“なるほど”と思った。腹立たしいが、性欲を刺激された。だから、という面もある、現状を追認したのは。

「困ったことをしてくれたもんだ」

そんなことを言いながら、彼はしかし止めなかった。そこへ、慶介がスマートホンの画面を見せに来る。島田は彼と顔見知りだった。幼少の頃から地域行事の折ごとに目をかけてやり、現在でも悪さを咎めたりと温かく見守ってきた。

 慶介は、バツの悪さと親しみを交錯させつつ、きっかけとなった有紀と前原の悪事を告げ口したのである。

「やれやれ……」

島田は、男根を頬張らされて相好を歪める女を、冷たい目で見下ろした。脳裏には先日の剣呑な対応が浮かんでいる。隣家との最大のトラブル、それは境界線問題だった。金光はとうとう無断で囲いを作るという強硬手段に出た。その非を咎めた際の彼女の常識のない応対である。

 それがどうだ。今では男達の言いなりになって、その身を蹂躙されている。その変わり果てた姿に、“ざまあみろ”と思いながら、彼もまた勃起を露出した。


〈つづく〉


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