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■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」
「大輪動会」(連載中)

短編作品
「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

湯けむ輪(43) 23:20

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十一時二十分


宇川の提案には賛否両論であった。

年若い者達には、これから移動をすることによって、折角出来上がった空気が冷め、何となく続きがしづらい雰囲気になってしまうのではないかと危惧されたのである。とことん惰性でやり尽くしたい彼らなのだ。

一方、

「いやいや、温泉でヤんのも乙なもんやで」

との吉野の言葉に代表されるように、中年達は概ね宇川に賛成の意見であった。彼らとて少年達の気持ちが分からないではなかったが、年を喰っている分些か冷静ではあり、別な角度からもっと獲物をむしゃぶり尽くしたいとの考えに傾いていた。

もっとも、いずれにせよ倫子をこれからも輪姦し続けるという点では争いがなかったわけで、両者の歩み寄りにはそれほどの時間はかからなかった。また、年功序列という縦の規律が現場には貫かれており、宇川らが特にOB達を重点的に説き伏せることによって、その下の赤石ら部員も自然になびくことになったのだった。

かくして、一行は倫子を担いで部屋の外へと出た。担ぐといっても普通にではなく、当たり前のように男根で貫きながらである。

東郷は、先程三発も立て続けに精を出したのにかかわらず、またしても肛門に肉棒をねじ込み、そのまま倫子を抱え上げた。大柄な彼にとって、女一人犯しながら持ちあげる位訳はない。

といっても、今は彼一人の力で持ちあげたのではなかったので、なおさらのことであった。倫子の前面にはもう一人、玉造がいた。彼は、膣に男根を挿し入れつつ、東郷と共同して倫子の腿を抱えていた。

こうして、前後の穴を塞がれながら、二人の男によって持ち運ばれていく倫子である。まるで神輿さながらに、その周囲には彼女を祭り上げる他の男達が付いて行く。

そのまま後はエレベーターで降りていくわけだが、一つしかないエレベーターには同時に全員が乗ることは不可能であるので、まず先に中年グループが乗り、次の便で残りの者が行くことになった。OB達に運ばれている倫子は、後の便である。

「ほなな」

ガヤガヤと雑談を始めた中年連中の中、榊原がコミカルに手を振って別れを告げた所で扉が閉まる。

残された一同は、右から左へと移動していく数字を見上げて待った。

と、その時だった。

「おい、お前ら、どこ行くんだ!」

突如いかめしい声が廊下に響いた。

「やっべ!」

東郷がつぶやくと、彼と玉造は顔を見合わせ、とっさに移動して、倫子を地面に下ろした。そこはエレベーターより向かって斜め右前、客室が並ぶ廊下から直角に曲がる壁によって、ちょうど向こうからは死角になる場所である。

「こんな時間にゾロゾロと、何やってる」

声の主はスリッパの音を鳴らし、団体の前へと近づいてくる。

「どこ行く、んん?」

彼は立ち止まると、部長である赤石に問うた。

「いや、あの……」

返答に窮す赤石。

と、その時、質問者の後方の部屋の戸が開いて、またもう一人の男が出てきた。

「なんだ、こんな時間に。――宮浜(みやはま)先生、どうしたんです」

彼もまた近づいてくる。

その彼の方を向いて、先に出てきた男が言った。

「奥津(おくつ)先生、こいつら連れだって、今頃から抜け出そうとしてるんですよ」

「何? こんな時間からか?」

奥津は、生徒達の顔をジロリと眺めまわした。

生徒達、慌てて視線を下に落とす。

「あっ、玉造! 東郷……川棚もいるじゃないか!」

奥津はちょっと驚いた風に声を上げる。

これには宮浜も驚いたようで、

「お前らまで一緒に何やってるんだよ」

と、こちらは少し呆れ顔も交えながら言った。

「いや、なんかもっかい風呂でも入ろうかな、なんて」

東郷が答える。

これに連携して玉造も、

「喉も渇いたし、飲み物も買いに行こうってなって、それでみんなで……」

と、言って補った。

これに対し、宮浜・奥津の両人は指導者として納得するはずもなく、

「明日にしろ明日に。こんな遅くにうろちょろしたら迷惑だし危ないだろ」

「喉渇いたんなら茶を飲め。部屋にあるだろ」

と、それぞれ渋い顔で言った。

結局、二人に叱られて、大浴場行きを取りやめにせざるを得ない一行であった。しょんぼりとして各部屋に戻る部員とOB達。取り残してきた倫子に後ろ髪を引かれる思いだった。

奥津は彼らの背中をポンポンと叩きながら、

「明日も朝練あるんだからな。よく寝ろよ」

と声をかけて部屋まで見送った。

その後、指導者の二人も自室に帰り、それでこの一件は終わりになるはずであった。ところが、奥津が玉造らを部屋に送った頃、ちょうどエレベーターが到着して扉が開いたのである。これが結果的に運命の分かれ道となった。

その時、宮浜はまだ生徒に注意した場所から動かずにいたので、開いた扉にも近く、自然とそちらの方を見た。中は空である。生徒達が呼んだものであろう、とは容易に想像できた。

それで納得すれば、事はそれまでで済んだ。が、彼は習性として、一応生徒らの屯していた場所を端まで見て回ってから帰ろうという気を起こしたのである。

で、彼は気づいてしまった。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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