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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」
「師匠のお筆」

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

「青き山、揺れる」(55)

その指令に従って、祐子は赤井の背中に抱きついていった。今さっき泡だてたボディーソープが、既に彼女の胸から下腹にかけてまとわりついている。その状態のまま密着し擦り合わせることによって、相手の背中を洗うというわけである。

白い泡はこんもりと乳房に付着し、初めはそのトップの輪郭まですっかり覆い隠していたが、ズリズリと擦りつけ始めるうちに広がっていき、いつの間にか尖り立った乳首を露わにしていった。

「ン……」

敏感な乳首が感じて、祐子は甘え声を洩らす。力士の厚い皮膚で直接性感帯を刺激する気持ちよさだ。祐子は夢中でしがみつき、乳房を上から下、下から上へと滑らせていった。圧迫された脂肪が外へ外へと逃げていくのを、胸部で弧を描くことによってまた元へ返す、その繰り返しである。

続いて、くっついたまま相手の腰の辺りまで下がっていき、今度は脇腹に沿わせた手を前へと伸ばしていく。本当は両脇から同時に手を回すべきところであるが、彼の肥大した胴周りではとても前に届かない。まるで、樹齢数百年の大樹に抱きつくようなものだ。だから、右の方に体を片よせていって、側面から陰部を掴むことになる。

目指す先は、出っ張り垂れた脂肪の球体の奥地にあった。既に一仕事終えてきたと聞いた通り、袋まで萎れたそれは揉んでみても何ら手ごたえがない。この点は黄本や白井とは大違いだ。彼らなら触れるより先、おそらく乳房を目撃した時点で反応しているだろう。

祐子は、しかしめげることなく、局部を揉んだまま、そこを中心に今度は全身を彼の前方に回り込ませていった。そうして、腿の上にまたがって座り、そのまま腰を前後に揺り動かす。

「ン、ン……」

また吐息が漏れる。陰核、会陰、肛門にザラザラした刺激が心地よい。それでも仕事は忘れず、左手で相手の乳首を、右手で肉竿を揉みこむ。

そんな彼女を見て赤井が言った。

「上手くなったね、祐子さん。これなら指名も取れるかもよ」

そして相手の腰に手を回し、さらに接吻を求めていく。

祐子はそれを素直に受け入れた。股間、乳房、唇と、全身の官能が解放されていく。“指名”というシステムについて詳しくは知らないが、やはり風俗店に関するものだろう位には分かっている。とにかく、彼女のこれまでの一連の技は、全部赤井によって仕込まれたものなのである。若い子好きであると同時に風俗好きでもある彼の道楽で、彼女はこうしていわゆる“イス洗い”というやつや、時にはローションを使ったものまで教え込まれていた。いわば、彼は師というわけだ。師に褒められて悪い気はしない。

その師は、彼女の奉仕だけを待ってはいられないといった風で、相手の体を自分からもまさぐりだした。胸、背中、さらにずっと下の方までも。

「ンンッ……!」

ある所を触られて、祐子は軽く呻いた。偶然触れたというのではなく、明らかにピンポイントでそこを狙っている感じだ。その上、突起の先端は、その場所の内部にまで侵入しようとしてきたのである。そこは、遊びなれた洞穴ではなく、そのちょっと後ろの穴だ。

「今日さあ、親方いなかったから、こっちはまだ新品なんじゃない?」

赤井は言いながら、事実本日未使用の細道へ、その閉じられた門を開いて、ぐっと指先を押し入れていった。

「ンッ! ン……フゥ……ッ!」

“前”とは違う独特な緊迫感が、祐子の背筋を突き抜ける。

指は、穴の入り口でしばらく屯し、浅く掘ったりぐるぐる周回したりして、何やら探検に向かう下準備をしているようである。石鹸のせいか、それが動くたびクチャクチャという音が鳴った。

「残念だったねえ、親方いなくて。でも、ちゃんときれいに準備はしてきたんでしょ?」

そう問いかける赤井。その言葉に、祐子は心で照れながらうなずいていた。確かに、今朝がた念入りに“準備”はしてきていた。

「使ってもいい?」

彼は尋ね、その返答を待つより先に、一気に指を潜り込ませた。

「ンヒイィッ……!」

細道を逆流してくる強烈な刺激に合わせ、祐子は鋭い叫びをあげた。それは歓喜とオーケーのサインを示す叫びだった。頼りとばかりしがみついていた肉茎は、いつの間にか手の中で太さを増し、頼もしい存在になっている。そのこともあり、二重の喜びである。

使ってもらえるならやはり嬉しい。ただ、親方がいないのは確かに残念だ。何しろこのトンネルは、彼の手によって日頃から開発されてきたものだったから。

彼のこの掘削工事にかける情熱は実に余念がなく、来る日も来る日もトイレで、風呂で、祐子はこの穴を拡げられ弄られたものだ。そうして丹念に丹念に育てられた結果誕生したのが、この道、いわば第二の生殖道なのである。

彼とは、おそらく正規のルートよりもこちらの裏道から迎え入れた数の方がはるかに多いだろう。それほどに彼・黒岩親方は、アナルにご執心なのである。

思い返せば、中々にアブノーマルなプレイにも付き合わされてきた。忘れられない出来事もある――。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)

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