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■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」
「師匠のお筆」

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

「青き山、揺れる」(53)

「ん? 亜矢子ちゃん、パイズリ知らなかった?」

赤井が尋ねる。

「うん。……ていうか、マジすごくね? 胸で挟むとか、チョーありえないし」

亜矢子は言いながら、祐子の胸と顔とを交互に見比べた。“おばさん、何やってるの?”とでも問いたげな、冷静かつ小馬鹿にしたような表情である。その頬には、何か滑稽なものを見つけた時の、あの弛緩した感じが見てとれた。

祐子は顔を赤らめた。至近距離で自分の仕事を見守られることへの照れもあったが、問題の本質はもっと根深い所にあった。

少女はこの行為を知らないと言った。自分としては想像だにしなかったことだ。いつものこととて、半ば無意識にこの行為を開始した自分としては。

しかし、亜矢子の感覚の方が一般的かもしれないのである。考えてみれば、胸で男性器を挟むなんて訳の分からない行為だ。祐子は、“パイズリ”と一言所望されただけで的確にそれをこなしてしまった自分に、恥じ入らざるをえなかった。知らず知らずのうちに、職業的とすら言える水準にまで、我が性の知識は到達していたらしい。一般社会的にはやはり“ありえない”行為に違いないはずである。

祐子は、さりとて職場放棄するわけにもいかず、ただ差し俯いて黙々と胸を動かし続けた。頭の上では、彼女を飛び越えて会話が続く。

「上手いだろ、このおばさん。……おマンコに入れてるみたいに気持ちいいんだよ」

赤井はまたしても祐子をおばさん呼ばわりしつつ、彼女をおもちゃのようにして我が物顔に使用する。

「入れてるみたいに?」

亜矢子は問い返した。

すると、それに答える代わりに赤井は女達にとり思いがけない提案をした。

「そうだ、亜矢子ちゃんもやってみなよ」

言うが早いか、亜矢子の肩を抱きにかかる。自由になった肉棒が、ブルンとしなって宙を舞った。それを切なげに目で追う祐子。

「い、いいって、無理だから」

亜矢子は気の進まない風であったが、結局押しに負けて赤井の膝元に座り込む形になった。しかし、剛直を前にすると、なおも乗り気にまではなれないらしい。正面から顔をそむけ、手を前に突っ張ろうとする。

と、そこで、赤井は祐子に向かって言った。

「祐子さんも手伝って。ほら、教えてあげてよ」

「あ……」

しばししょげていた祐子は、この指示を受けにわかに立ち上がった。“教えてあげて”、この言葉に微かに心が弾む。自分の持ち場を与えてもらったことと、そして再び湧き起こった少女に対する興味、これらが混然一体となって彼女に亜矢子への手を取らせる。

「ちょっ……」

祐子に触れられた亜矢子は、明らかに嫌そうな様子だ。彼女にとって、この三十路女は依然として得体の知れない相手である。それが体を掴んできたとあっては、恐れすら感じるのだった。

しかし、祐子の方はそんなことにお構いなしである。彼女としては、先程の軽い辱めに対する仕返しの気持ちも多少あった。かつはまた、少女に対する優越的感情が再燃してきたのもある。

「大丈夫、Dカップもあれば十分挟めるって」

頭上で赤井が言っている。亜矢子の乳房は、なるほど、肋骨が浮き出るほど細い脇腹に比べ、しっかりとした出っ張りを見せていた。全体に華奢な割には、均整のとれた女性らしい体型である。

祐子はその胸に後ろからやんわりと手を這わせていく。たちまち手のひらの下で鳥肌が立つ。しかし、祐子には分かっていた、その皮膚の下には快楽への飽くなき期待と好奇心の隠れていることを。

「ちょ……やだって……」

人見知りそうに、控え目に拒む亜矢子。それでも拒み通せないのは、やはり先程相手の技量を見せつけられたせいもあるだろう。年の離れた姉妹のごとく、力関係は歴然なのである。

その姉は、妹に良からぬことを吹き込む悪い姉である。彼女は己の胸を相手の背中に押し付けながら、相手の胸をすくい上げ、男の股間へと向かった。男の方でも気を利かせて、自分で自分の肉棒を支え、相手のやりやすいようにしてやる。

「そうそう、ほら、挟めた」

彼は嬉しそうに言った。その言葉通り、確かに中央に寄せた乳肉の狭間に、男根はすっぽりと挟みこまれていた。上から見ると、小麦色の肩と水着跡のついた白い膨らみ、その間にからみつく黒い毛むくじゃらがコントラストをなしている。

「どう、どんな感じ? 初体験のパイズリは」

本人よりも興奮気味に赤井が聞く。

「え、なんか……変な感じ……」

亜矢子は言葉少なに答えた。説明のしようがないといった感じだった。胸は後ろの黒子によってなおも自在に操られ、直立する肉棒の周りをグニグニと形を変えつつ這いまわっている。

その黒子が、耳元でささやく。

「唾垂らして……」

「え……?」

さっきまでの軽蔑した調子とは異なって、しおらしい様子で聞き返す亜矢子。今や完全に姉の手に落ちている彼女である。彼女が戸惑っていると、その僅かの時間も惜しむように、肩の向こうから乗り出してきた顎からトロリとした糸が流れ落ちてきた。亜矢子はそれをぼんやりと見ている。糸は谷間に混ざって、クチャクチャという音を立てた。

次いで、亜矢子もそれを真似することになった。何も考えられず、ただ今の手本通りにやってみる。すると、彼女の唇から透明な糸がこぼれるかこぼれないかの内だった。

「ン、ング……!」

その唇に別の唇が重なった。祐子だった。彼女の悪戯心が少女の唾液を求めたのだ。

少女はとっさのこととて驚きこそしたものの、断りはしなかった。彼女は年長者の言うがままに、今度は自分の手で“乳マンコ”を作って男根の慰めとすると、後は淫欲の接吻をただ前向きに受容していった。

年長者は熟練の技で、またしても後輩の股の下へとその手を忍び込ませる。

「ンフ……ッ!」

後輩はさすがにこれには難渋を示すが、もはや避けられぬものだということも思い知らされている。そうして、陰唇から肛門にかけてスースーと涼しい風の通るような感覚になる頃には、すっかり彼女は昇天の悦楽を味わうのだった。

一方、仕掛ける側に回った祐子ではあったが、次第にもどかしい気持ちが盛り上がってくる。それが高じて腰をくねくねと動かしだす。普段なら、相手が同性にしろ異性にしろ、ここいらで攻守交代といきたいところなのである。

彼女は迷った。そしてその挙句に、赤井の手前ではあるが、亜矢子との絡みで現在の火照りを鎮めることに決意した。早速実行に移すべく、まずはパイズリをする相手の片手を取り、自身の体へと向けようとする。

が、それよりも一足早く、赤井の方が行動に出ていた。

「おいおい、二人だけで気持ち良くなってもらっちゃ困るよ」

彼は言いながら、亜矢子の両頬から両耳を撫でた。彼女がどうやら本気で悶え始めたのを悟って、彼もまたじれったくなったのである。

「やっぱり中でイきたいなあ」

と言いざま、赤井は女達から一歩身を引いた。自然、彼のそそり立つ男根を見上げる格好となる彼女達。それらを見下ろして、彼は言い放った。

「どっちのおマンコでイこうかなあ」


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)

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