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作者が思いついたエロ話を羅列して自分を慰めるブログです。下品な妄想と低俗な文章に股間で共感して頂けたら幸いです。

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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」
「大輪動会」(連載中)

短編作品
「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

「二回り三回り年下男」(前編)

『二回り三回り年下男』



「波雄君? 今日燃えないゴミの日よ。ほら、早く出しなさい!」

ドンドンと戸を叩き、隣近所にも丸聞こえの大声で登志子は呼びかける。このアパートでは見慣れた光景だ。

ちょうどそこへ出てきた隣室の一家の主人も、いつものこととて苦笑しながら、この元気でお節介な大家に挨拶をした。

「おはようございます」

「あっ、おはようございます」

声をかけられて、登志子は途端に爽やかに振り向いた。

「ごめんなさいねえ、朝からやかましくて」

「いえいえ。大変ですね、大家さんも」

主人に続いて現れた妻が言う。さらにその後ろから息子が現れる。それを見た登志子、

「あらあら、みんな揃って出るのね。仲が良くていいわねえ」

と目を細めた。主人と妻は出勤、息子は登校である。皆行先は違うが、一緒に出発するのである。

「ほら、学、大家さんに挨拶して」

母に促されて、息子、

「おはようございます」

と、寝ぼけ眼をこすりこすり言った。

「はい、おはよう。えらいわねえ、早起きで」

登志子は笑顔で応じた。それを受けて父は、

「いや、もうすぐ十代なんだから、しっかりしてもらわないと」

と言って、息子のランドセルに手を乗せる。

「あら、もうそんなに大きくなったの?」

目を丸くする登志子。父はそれを聞くと、

「そうなんですよ。いよいよ十代ですよ」

と笑った。“十代”というフレーズを気に入っているらしい。子供の成長が嬉しい彼であった。

「早いわよねえ、子供の成長って。うちの子も学君ぐらいの頃があったんだけど、もう今じゃすっかりオッサンよ」

登志子はそう言うと、豪快に笑った。二十三歳になった彼女の息子は、大学を卒業後独立し、既に家を出ていた。

――三人家族は、こうして大家と挨拶を交わした後、それぞれの目的地へ向かうべく出て行った。その幸せそうな後ろ姿を見送ると、再び彼女は扉の方へと向き直る。

「波雄君、起きなさい! 今日予備校は?」

ドンドンと叩く。とうとうその喧噪に耐えかねて、中からドアが開いた。

「うるさいなあ、今日は休みだよ」

現れたのは、浪人生となって今年二年目に入る波雄。寝癖でボサボサの頭、よれよれのトレーナー姿の、いかにも不摂生そうな青年である。

「ゴミは? ……ああ、もうほらほら、またこんなに散らかして」

登志子は、彼が止めるのにもお構いなしに、開いたドアからズカズカと中へ入っていく。部屋の中には、脱ぎっぱなしの下着や、食べ終わったカップラーメンの容器などが散乱していた。彼女はそれらを拾い集めて、手早く選り分けていく。

「うるさいなあ」

波雄はもはや追い出すのを諦めて、ドッカと布団に腰を下ろした。止めても無駄であることは、もう十分思い知らされている彼である。何しろこのお節介な大家は、定期的にうちへ来てはこうやって頼んでもいない片付をしていくのである。

「ご両親に頼まれてるんだから」

その理由をこんな風に彼女は話した。波雄は大学受験のためにこの街へ出てきて、以来一人暮らしで予備校に通う毎日を送っているが、そんな彼の両親が、時々実家から出てきては、登志子に世話を頼んでいくというのだ。彼女はそれを快く引き受けたというわけである。

「もう、しょうがないわねえ」

登志子はぶつぶつ言いながら、散らかっている物をまとめていく。若くして一人暮らしと受験という二つの難問に同時に直面し、精神的にかなり不安定になっているであろう彼だ。それには同情を覚える。下手をすれば社会とすれ違う環境に陥って、孤独から思わぬ病に侵されぬとも限らない。そうならないように、ケアしてやりたいと思う。

それに彼女としては、自身の息子も大学受験をしたという経験から、どうしても他人事とは思われないのである。加えて、息子が独立したことから来る寂しさも多少は作用していた。いつしか、息子と波雄とを重ね合わせていた彼女である。そういう個人的な事情も、世話にいそしむ背景にあった。

「あ、あんまそっちの方はいいよ」

波雄は先ほどよりは幾分トーンダウンしながら、無駄とは知りつつも一応指示してみる。結果は、やはり予想通りであった。とはいえ、相手がこのなりふり構わぬおばさんであったれば、別に殊更に恥ずかしがるようなものもないのであったが。

「まったくもう……」

それでも彼は、いくらかは感じる照れを隠すべくぶっきらぼうに呟いて、顔から頭をぐるりと撫でた。そうして、ぼんやりと目の前の光景を見つめる。膝をつき前かがみになって作業をする登志子の、丸々と大きな尻がこちらの方に突き出されていた。腰からふくらはぎの下までを覆うぴったりと密着した布に、くっきりとパンティラインが浮き出ている。

波雄は、そんな所を見てどうするんだと自嘲しつつ、つと立ってトイレに向かった。

彼女の尻を見たからといって、性的興奮を覚えるはずはない。彼は年上の女性が好きだったが、その対象になりうるのは、女優のように美しく、且つ清楚で儚げな人なのだ。登志子のようにがさつで、どこにでもいるようなおばさんではない。それに、彼女は年がいき過ぎている。自分の母親と同年輩くらいだ。若い彼は、そんな女を抱こうなどとは夢にも思わなかった。

トイレから帰ると、今度はこちら向きに屈みこむ彼女の姿があった。そのゆったりとしたカットソーの襟首から、深い谷間の空洞とベージュ色のブラジャーが覗いている。かなり豊満な乳房である。そして、余りにも無防備な態度だった。

波雄はまたぼんやりと彼女を眺め始めた。登志子は丸い輪郭にぱっちりとした目が特徴の、人懐こそうに見える愛嬌のある顔をしている。波雄は彼女にうざったらしく当たりつつも、心の内では彼女に悪印象を持ってはいなかったが、それも、彼女の人好きのする明るい造作のおかげであった。

ただ、それが彼女の健康的な言動と相まって、彼女を色気から遠ざけていた。これまではそうだった。しかし、こうしてその肉体をまじまじと眺めていると、ふいに彼の中で何かが変わり始めた。彼にしてみれば、魔がさした、という表現が適切であったろう。

事件は唐突に起きた――。

「ちょ、ちょっとどうしたの」

突然後ろから抱きつかれて、登志子は驚いた。ゴツリと、その尻に固いものが当たる。その一事で、あることを察知する彼女。だが、まだ半信半疑だった。

「あ、これ触っちゃまずかった? ごめんごめん、はい、離したから」

そう言って手にしていたシャツを離してみせる。と、相手はそれに関係なしに、彼女の腰のゴムに手をかけてきた。もはや目的は明白になった。登志子はそれを知ったが、そこは年の功である、笑いながら彼をいなした。

「ちょっとちょっと、どうしたの、波雄君」

冗談にして紛らわしてやろうという魂胆だ。彼とて一瞬の気の迷いからこんな挙動に出たのだろう、彼女にはそれが分かる。自分としては、大人の対応で彼を正気に戻してやろうと考えた。

とはいえ、いくら年齢を重ねていても、女がみんなこんな状況を経験しているわけではない。登志子だってそうだ。彼女は日常の延長上で、母親のように彼に対応しようとしたが、一旦行動に出た男の迫力は思いのほか凄まじく、そんな悠長に事を構えてはいられなかった。

「こ、こら、いたずらはやめなさい。お父さん、お母さんに言いつけちゃうわよ」

作戦を変えて、彼の弱点への攻撃を試みる。しかし、何の効果もなかった。その間も絶え間なく、相手は着衣を脱がそうとしてくる。既に下着まで一気にずらされ、尻の谷間までが露出させられていた。

不利を感じた彼女は、しかしまだ大人の寛容さは捨てきれずに、

「こらっ、おばさん怒るわよ!」

と、やや声を荒げて、相手を威嚇しにかかった。しかし、これもやはり効果がなく、時を同じくして、下着を膝頭まで脱がされてしまう。ここまで恥をかかされては、いよいよなりふり構っていられなくなった。

「ちょ、ちょっとやめなさい! 落ち着いて!」

登志子は、前へ逃げようとしたり、手を突っ張って相手をどかそうとしたり、さらに手近にあるものを投げつけようとしたりしたが、それらはことごとく阻止され、ついには彼によって手の自由を奪われてしまった。

波雄は、そうして彼女の尻を引き寄せると、自身のスウェットを手早く腿までずらした。途端に、いきり立った肉棒が飛び出る。自分でもつい先ほどまで想像だにしなかったことだが、彼の陰茎は今、登志子に対して勃起していた。

彼女の視界にも、それは入った。

「や、やめて……!」

初めて恐怖を覚えて、登志子は声を上ずらせた。現実離れした恐怖だった。自分が犯される、考えもしなかったことだ。しかも、この歳になって……、と、彼女はそこから閃いてとっさに叫んだ。

「落ち着いて! こんなおばちゃん相手に何やってるの」

それは、常識的な考えに基づくものだった。普通に考えて、二回り以上も年の離れた相手に欲情するなど、お互いにあり得ないことだと。

しかし、性欲は時として常識を超える。いよいよ登志子の尻に固い突起が当たった。彼女としては、かれこれ久しぶりに感じる固さだった。ピクリと、女の肌が反応する。

「やめなさい。本当に怒るわよ。け、警察呼ぶわよ」

彼女は言った。そしてまだ言葉を続けようとしたが、それ以上は言えなかった。大声を出されぬように、波雄が落ちていた自分の下着を彼女の口に押し当てたからである。その行為は、彼女を絶望と屈辱に追いやった。

「ンングッ! ングゥッ!」

髪を振り乱し、必死で最後の抵抗を試みる登志子。このまるで現実感のないレイプを、とんでもなく恐ろしいことだと自らに思い知らせるように。その口から洩れる声は、断末魔の叫びに似ていた。そして、その声の途切れぬうちだった。

ペニスは入った――。

後はもう成り行き任せ、波雄は彼女の口を押さえながら、全体に覆いかぶさるような格好で、後ろから突きまくる。湿り気の少ない陰裂だったが、肉棒は難なく奥へ到達した。

「ングフゥッ!」

痛みと悲しみと諦めが、登志子の心に交錯する。彼女は眉根を寄せて、波雄の下着を噛みしめた。後ろから突かれるということが、余計に犯されているとの観を倍加して感じさせた。

「やめてぇ、お願い」

不確かな発音ながら、彼女はそう言って相手をなだめようとする。今からでも遅くはない、こんなバカな行為はやめさせようと、彼女は思った。

夫への裏切りという気持ちは不思議となかった。それは、自らの意志による行いではないことから当然ともいえたが、そもそも既に愛の冷え切った相手に対して貞操の観念は希薄であったからである。

それよりもむしろ、息子とダブらせてきた波雄の身の上の方が心配だった。彼女は、こんなことをされてもまだ彼を恨んではいなかった。一つには今でも現実感がないのである。相手が、よく知っている子供だというのがその一番の理由だ。そんな子と自分が性交渉するというのが信じられないのである。

だが、彼女がどう思おうと、彼は男なのである。波雄は、そんな彼を止めようと手を伸ばしたものの失敗してつんのめった彼女にのしかかり、情け容赦なく腰を振り落とした。露出した尻肉に、うなりを上げて股間がぶち当たる。

彼にとって、もはや彼女は世話焼きのがさつなおばさんではなかった。立派な性対象であった。自分の母親と歳の変わらぬことなどどうでもいい、ただ肉欲を満たせさえすればそれでよかった。

「ンッ……ンフゥ……」

彼によって、登志子も無理やりに女にされていった。結婚して四半世紀、女に戻るのは久しぶりだった。久しぶりでも、体は覚えているものだ。意識しようとしまいと、男根に対して受け身をとってしまう。いつしか波雄のそれは、淫汁によって包まれていった。

「ダメ……やめて……」

いい歳をして、こんな年端もいかない子供に恥をかかされて、なんて情けない女だろうと思いながら、その脳裏からはいつしか危機意識の薄らいできたことを、彼女は薄々悟っていた。

波雄は、ほとんどうつ伏せに伸びた格好の彼女に上から重なって、布団や枕で自慰をするがごとく、肉茎を一直線に摩擦し続けた。相手の心情を慮っている余裕はない。これがレイプであることも分かっている。いや、だからこそ、一度踏み切ってしまったからには後戻りできないと思った。

彼は登志子にしがみついて、がむしゃらに腰を振った。いつも強気な熟女も、抑え込めば意外に弱かった。やはり女だった。彼は自分の腕力に優越感を覚え、また大人の女を屈服させられたことに満足を感じていた。彼にとって母親のように振る舞う彼女は、ある種権力側の人間であったのである。

「やめなさい……」

建前が登志子をさいなみ、苦しげに呻かせる。肉欲はある。だが認めるわけにはいかない。しかし、逃げられもしない。彼女はただ、この拷問がすむのを待つしかなかった。幸い、そう長く耐えなければいけないわけではなかった。

射精――。突然に体内に流れ込んでくる熱いエキス。やはり久しぶりの感覚……。

終わった――、そう思うと同時に、涙が頬を伝う。おそらくは、ショックから一気に解放され、肉体の緊張の糸が途切れたためであったろう。登志子は、緩んだ彼の腕の下から出した手で、それを拭った。喪失感はないが、少女のような振る舞いだった。

彼女は身を起こすと、一瞬いつもの習慣でティッシュペーパーを探したが、相手が夫でなかったことにすぐに気づき、恥ずかしさから思いとどまった。注入された精液が熱を帯びて体内をうずかせる。もう一刻も早くこの場から立ち去りたかった。

とりあえず、ずり下げられた下着を元の位置に戻すことにする。この間、二人とも無言だ。登志子は、彼を叱責せねばならないのだろうと思いながらも、何と言っていいか分からなかった。今はただ、心までは彼に奪われたのでないことに満足するほかなかった。

と、その時、まだ下着が尻の下に引っかかっている時に、またしても事件は起きた。

「ああっ!」

思わず叫んだ登志子は、したたかに後頭部を布団に打ち付けた。波雄によって、今度は仰向けに押し倒されたのだった。

「な、何するの。やめなさい!」

声が震える。前以上の恐怖が、彼女を襲っていた。今度こそが本当の凌辱だとは、彼女の本能が叫んだことだった。古びた貞操を汚されただけで終わりではなく、女としての性欲を掘り下げられること、そうして彼のにおいを染み付けられてしまうこと、それこそ決定的に恐ろしいことである。

「は、離して! いい加減にしなさい!」

登志子は抗うも、例によって身動きができない。波雄の体重が両肩にのしかかる。と、彼の唇がこちらのそれに落ちてきた。顔をしかめてそれをかわそうとする、が、無駄なあがきだった。

「ン、ンンッ!」

精一杯つむった口に、波雄の口元が密着する。兄弟と交わすような、背徳的な接吻だった。味は無い。その感想そのままに、若さに対する引け目と彼の行動に対する疑問がわき上がる。

波雄とて、つい先刻まで女の数にすら入れていなかった相手に口づけをすることになろうとは、ついぞ考えもしなかったことだ。しかし、実際に接してみると、顎に触れる産毛といい、ギュッと閉じた瞼の皺といい、その一つ一つの印象が、完全に女であった。彼は舌を尖らせて、彼女の唇をなぞった。紅は引かれていなかった。

「ンンン……ッ!」

登志子は両手を握りしめて、今や真に犯されている自分を自覚していた。体のみならず、心まで侵食されていく自分を。相手はオスの本能として、自分をメスに仕立てた上に、この身を支配しようとしているのだ。彼は知ろうまいが、自分には分かる。あまつさえ久しぶりの接吻が、彼女を焦燥と混乱に導いていった。

弱気になった彼女は、とうとう年輩者としての威厳を放棄し、最後の懐柔策に出た。

「誰にも言わないから、だからもう、やめて、ね?」

しかし、それを言い終わらぬうちに、開いた口の隙間から舌と唇が侵入してくる。半ば予想通りの、当然ともいえる結果だった。そして、それと相前後して、当然のように再突入してくるペニス――。

「ヒグッ!」

登志子は肩をいからせてのけぞった。


  *

どれほどの時間が経ったのか、今朝まとめたごみ袋に赤い日差しが当たって、暗く翳った部屋に影を伸ばしている。その影の横にこれまた黒い影。ただし、こちらは大きく揺らいでいる。そして、それが揺れるたびに、ごみ袋が微動する。

「ウッ、ウッ――」

室内に響くは女、いな、獣の啼き声。影の動くごとに啼いている。

「ウッ、ン、ンァガハアァ……」

時折大きく息を吐いて、顎を震わせる。恍惚と絶頂を味わっている証だ。震えているのは顎ばかりではない。大腿部などは、さっきから震えっぱなしである。それは、セックスが長時間に及んだためばかりではなかった。かれこれ二発目の射精時には既に震え始めていた。下腹部なぞは痙攣しっぱなしだ。柔らかい肉がプルプルとしている。

経験は十分にあったはずなのに、久しぶりだということは、まして活気に満ちた相手と行うということは、想像以上に負担のかかるものだった。はっきり言って、これは半世紀近く生きてきた中で、初めて知ったセックスだった。

波雄も波雄で、初めて知る快楽だった。今まで見落としてきた熟女の肉が、これほどに具合のいいものだとは知らなかった。三度目の挿入に入ってからというもの、彼の欲求は止まらなかった。完全にアニマルと化して腰を振り続けていた。

熟女の肌は緩い。その緩んだ皮に覆われた腿の合い間に割って入り、これを押さえつけ、ゴシゴシと肉竿で突いてやると、体中の柔肉がタプンタプンと揺れるのだ。ことに乳肉が圧巻で、瞬間的には鎖骨やへそまで覆いつくすほどに上下運動した。

登志子はいつしか全裸にひん剥かれていた。豊かな乳房は両脇へと滑り落ち、乳輪も楕円に広がって、彼女の年輪を最もだらしない形で説明していた。波雄は、それらをギュウギュウ揉んで手形をつけ、自らの足跡を刻印していった。

足跡は、無論それだけにとどまらない。何と言っても極め付きは、彼女の女性自身である。散々種を植え付けられて、誰がその主人であるかを教え込まされていた。今しも彼が遠のくと、ドップリと溜まった白濁汁が、淫肉の盛り上がりからはみ出てきた。明らかに容量オーバーである。

「ンンッ、ンー、ンフゥ……」

はめ込まれていたものが外れても、すぐには呼吸が整わない。もうずっとこんな調子だ。そうして落ち着かない内に、またはめ込まれてしまうのである。それを繰り返してきた。

外からは、近所を通る子供の声が聞こえる。学校から帰って来たというより、一旦帰宅した後遊びに行って、そこから帰ってきたという頃合だろう。もうそんな時間だ。隣室の学も、ぼちぼち帰ってきたのではないだろうか。

ようやく登志子は解放された。背中をヒクヒクとバウンドさせながら、ぐったりと全身を横たえる彼女。動けない。ただ、その身には深い満足があった。久々にメスとしての務めを果たせたことへの満足だ。

しばらくして、やっと右に寝返りをうつ。本当は起き直ろうと肘をついたのだったが無理だった。乳房をはじめとした柔肉が、右の方へトロリと流れ落ちる。重なった腿の間から、白濁液が、ブブッと卑猥な音を立ててこぼれ出る。転がされ放置されたその姿は、まさに犯された女の哀愁を漂わせていた。

事後の女は惨めだ。男本位の性処理に付き合わされていながら、後処理は自分で引き受けなければならない。既に凌辱された後とあっては、取り返しがつかない。登志子は、もはや自分の物とも感じられない股間辺りを手で囲いながら、衣服のありかを探った。

腰が抜けたようになり力も入らないことが、余計にその境遇を惨めにした。彼女は、波雄のお節介な介護なしには、服を着るのもままならなかった。プライドの傷つくことであり、断りたかったが、もはやそんなバイタリティーは残っていなかった。彼女は、なぜか上下の下着を取り去ってしまう彼の理不尽な補助を受け、あれよと言う間に玄関へと送りだされた。

「また来てよ、おばさん。それとも、泊まっていく?」

冗談とも本気ともつかない顔で、波雄が言った。

登志子は無言で首を振り、そのどちらをも拒否する。今できる最大限の意志表示だった。すると、その口をまたしても彼に奪われる。彼女に抵抗の余地はなかった。今日から誰が主人であるか、その身は嫌というほど思い知らされていた。

結局玄関先でもとどめの種付けをされて、登志子はふらふらになって帰宅した。


  *


強姦された女は自己嫌悪に陥ることが多いが、彼女も例外ではなく、非難の矛先は波雄ではなく自分に向かうのだった。彼への慈しみを捨てきれないこともあり、また、確実に性的満足を得てしまったこともあり……。

結局彼女が出した行動方針としては、今までどおりに快活に振る舞い、それでいて無防備になり過ぎぬよう、女として最低限度の身だしなみを整えようということであった。自分に隙があったから、波雄が変な気を起したのだと、彼女は反省していた。加えて、それでなければ、自分のような年増に本気になるわけがないとも考えていた。

あの日以来、さすがに彼の家へは足が遠のいた。が、大家と賃借人という関係上、日頃から顔を合わせないわけにはいかない。ただでさえ、周囲の掃除などこまめに働き回っている登志子なのである。

だから、過ちは重ねずにいられない運命だった。登志子は傍目に、以前と変わらぬ体を装っていたが、波雄は違った。あからさまに卑猥な視線を送ってきた。そして、隙あらば実際に挑みかかってきた。

まだ誰か同伴者がいる場合はいい。彼も大人しくしている。だが、一たび一人きりになるや、彼は屋外でもお構いなしに彼女を羽交い絞めにしてきた。現に、外で犯されたこともある。外階段の裏側で、壁に手をつかされ、後ろから……。

そういう時、彼女は声を上げられなかった。普段の大声にも似ぬ体たらくである。それは、一種のトラウマのせいでもあり、他方、己の外聞や、さらにはいまだ相手への思いやりなども気にかかっていたからである。しかしながら、やはり誰かに見られるとまずいということで、大抵は彼の家へと連れ込まれる形でまぐわった。

そんな気も知らず、彼は時に非道なことをする。

「あら、あそこのおうちって、波雄君ちでしょう? やだ見て、ブラジャー干してあるわよ。カノジョかしら? それともお母さん来てらっしゃるのかしらねえ。それにしても、大きなブラジャーねえ」

近所の主婦が指をさして言った。見れば、ベージュ色の上下の下着が、物干しざおにぶら下がっている。一階にある彼の家なので、見間違うはずもない。それは、登志子のものだ。彼女は真っ青になって、早々にその場を辞すと、波雄の家へ向かった。そして、抜き身の男根をおっ立てて待ち構えていた彼に、案の定犯された。そんなこともあった。

波雄は、登志子の予期に反して、本気だった。少なくとも、彼女の肉体に対しては、本気で欲情していた。たとえ彼女がつつましやかないでたちをしようとも、彼の願望は減退することがなかった。

そんな彼にほだされて、登志子も次第にこの不倫にはまっていった。既に、セカンド・レイプの時点でその兆候は顕著に現れていた。本気で求められ、本気の固さで貫かれるセックス。ついぞ御無沙汰だったものだ。あまつさえ、そのにおいをマーキングされてしまった彼女だ。女として、それは素通りできない。

女は、体を重ねるたびに情が移る。登志子も本能でそれに気づいていた。だからこそ、恐くもあった。いい大人になって、後戻りのできない痴情に溺れることは、理性にとって自殺行為なのである。

「もう許して。もうこれっきりにして」

口では何度もそう言った。だが、蜜壷からは淫汁が漏れて、折角の強がりを打ち消した。

夫に見向きもされなくなった性器。だが使用期限はまだ切れていない。それを、夫の知らぬ間に、二回り以上も年下の男に、彼用にかたどりされていく。そこにある背徳的な悦びを、いつしか彼女は覚えた。

「言うとおりにするから、乱暴にしないで」

いかにも観念したように言って、赤ん坊のように手を肩の横辺りに置いてグーパーし、股を開いて受け入れ体勢を取るようになる彼女。その後は、甘い声で啼くようになる。

女の声は、段階的に変化する。男根を入れられても、初めの頃は自分を守って、控え目に声を上げる。演技の混じることもある。いわば、女性のたしなみといった声だ。次いで、陶酔が始まると、今度は秘めていた淫性が現れて女の叫びを上げるようになる。そして最後に出すのがメスの声。

「アガァーッ、アグ、アグァゥァゥアー……!」

獣の啼き声と言ってもよい。オスの種付けを受け、本能から悦びむせぶのだ。個人差はあるが、ある程度の年齢を重ねた者の方が、ここへの到達は早くなる。

登志子の啼き声は、いつも獣のそれだ。心底堪え切れなくなって、自分を見失ってしまうのである。よく母親代わりなどと言えたものだったと我ながら思う。息子より年下のペニスと子作りして、メスの悦びを謳ってしまうのだ。

そうして、満たされた気持ちと恥ずかしい気持ちを抱えて、頬を火照らせながら彼の家を後にするのである。しまいには、自ら訪問するようにもなった。いわば、抱かれに来るのである。大抵は、惣菜などを差し入れに来たという体だった。

二人は互いに慣れてくると、肉体関係以外のつながりももつようになった。以前にも増して会話を交わすようになり、二人は親密の度を加えていった。不思議な関係だった。

波雄は、彼女を女として見ていた。が、同世代の恋人とは違い、仮に傷つけたとしてもかまわないというような、少々雑に扱ってもいいと思う相手だった。そこにはある種の甘えもあったが、やはり体が目当てだったということである。

一方、登志子の方には思いやりがあったが、彼女とて認めたくはなかったものの、自分を満足させてくれるのが彼の若さであるとの事実からは、どうしても目をそむけられなかった。どんなに男と女で対等に向き合おうとも、やはり年齢の壁はどこまでも付いて回るのだった。

とはいえ、奇跡的なバランスながら何とかそれに慣れていった登志子だった、が、まさかこれ以上の壁に立ち向かうことになろうとは、さすがに想像しなかった。


<後編へつづく>


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