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■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」
「大輪動会」(連載中)

短編作品
「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

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「青き山、揺れる」(10)

先ほど、いづ美との共同作業ながら自分で敷いた布団の上で、祐子は黄本と抱きあい、互いの体をまさぐり合った。日中のこととて、明かりを消すも消さないもない。互いの全てが丸見えである。

だが祐子は、そのことを別に恥ずかしいとも思わなかった。元来豪快な気風の彼女ならではといえばそうだが、この場合はどちらかというと、目前の男に夢中過ぎて気づかなかったと言った方が適当だろう。

例えて言うなれば、鼻先にニンジンを吊り下げられて走る漫画の馬のようなものだ。足元に障害物があろうともまるで気が付かない。目の前の餌に必死なのである。祐子にとって黄本の体は、いいにおいのする食べ物そのものだった。そして、今の彼女は餓えに餓えているのである。

だから、いささかコンプレックスでもある自分の胸も、惜しげもなく黄本の前に曝した。その胸を見た黄本は、初めの頃、感動のあまり思わず言ったものである。

「うわぁ……! これが祐子さんの胸かぁ……!」

女子アナのオタクであり、とりわけ祐子のファンである彼には、相当刺激的だったようである。それはそうだろう、テレビで見ている人の裸の胸を見られたわけだから。彼はためつすがめつしてそれを眺め、感慨深げに手を伸ばした。

「やっぱり大きいんですね」

初めてそれを見た時のいづ美と同じようなことを言って、彼はため息を漏らした。祐子にはこそばゆい感じだが、自分の乳房が大きいということが、他人にはある種の感動を与えるらしい、そう彼女は知った。

黄本はその乳房を揉み上げ、大口開けてその先に吸い付く。

「ン……ンフ……」

乳の脂肪を思い切り吸引され、祐子はセックスの実感を得た。オナニーでは到底味わえない感覚だ。自分でも乳房を持ち上げて舐めようとしたことはあるが、舌先がかろうじて乳首の先に触れる位しかできなかったのだ。

(ああ……おっぱい気持ちいい……)

祐子は感じた。が、同時にこうも思った。

(早く、もっとすごいのして……)

逸る気持ちで、早々に男性自身の到来を願っていた。彼女は前戯というものを必ずしも好まなかった。まどろっこしいと感じることが多かった。その意味では、男らしいといえるかもしれない。理想としては、男根でゴリゴリとイかされることである。

しかし、黄本にそれは通じなかった。もっとも、祐子が何もリクエストしないのだから仕方がない。言えば相手は言うことを聞くであろうが、それはしない方針なのである。で、ある以上、祐子ファンの黄本は、彼女の体を隅々まで確認するのが常であった。祐子の全てを知りたいというのが、彼の願望だ。

顔を観察しては眉毛の描き方や鼻の形、肌の張り、歯ぐきの色つやを見、順次体の下の方へ移って、二の腕の筋肉や腋毛の処理の状態、腹の脂肪の付き具合、肛門の色、ふくらはぎの弛みなどを見て、終いにはほくろの数や位置まで確認する。

夫でも家族でもない彼に、祐子はもう体の何もかもを知られているのである。だが、それでもいいと思う、この後満足させてくれることを知っているからだ。ある意味、夫並みの信頼を捧げているわけだ。

黄本は、ようやくのことで祐子の股間に到達する。そして、思い切り股を開かせて、腿を両手で押さえつけながら尻を持ち上げる。黄本の眼前に、すっかり露わになる彼女の秘唇である。

そうした時、今日こそ言わなかったが、度々彼は言ったものである。

「これが、祐子さんのおマンコ……!」

まじまじとそれを見詰めて、そのにおいをかぐ。

「ああ……祐子さんのにおい……」

どんなにおいがするのか、祐子は恐ろしくて聞けなかったが、黄本はいいにおいがするといった態度だった。彼はそのまま鼻ごと陰裂に顔を埋めていった。それから丹念なクンニリングスを始める。

「ンア……アァァ……」

祐子は確かに気持ち良かったが、やはりうずうずと物足りなさを感じていた。黄本によって股を開かされた時点で、彼女の淫花はとっくに濡れそぼっていたのである。もう受精の準備はできていたのだ。

もし一人の時ならば、矢も盾もたまらずに“指チンポ”で慰めに走っていただろう。とにかく一刻も早く男性本体をくわえ込みたいのである。

しかし、そこは祐子ファンの黄本である。感動の対面を果たした祐子の陰唇を、そう易々と視界からはずしたりはしない。いつもそうだった。何度やっても、毎度飽きることなく彼女の恥穴を舐めまくるのである。

(早くぅ……もうちょうだい……)

はしたなくも、自分から懇願の台詞を口にしようかとも思った。が、それは思いとどまる。彼女としては、男性のイニシアチブの下で、彼の好き放題に体を扱われるのが興奮の素であったから。だから、恥部を弄ばれながら、じっとそれに耐えていた。

そうするうちに、黄本は舌に加え指まで駆使しだした。のそりのそりと女陰に立ち入ってくる。祐子の指チンポなどとは比べ物にならないほど、太く皮の厚い指だ。もはや、本物の男根かと見まごうほどである。

「イヒァァー……!」

肉壁にむずむずする感覚を与えて、指はずんずんと奥へ分け入ってくる。どの指が入っているのかは分からない。どの指もみんな同じぐらい太いのだ。

(アアッ! ヤダ……太い……太い、この指チンポ……!)

頭がくらくらとしてきて、全身に汗が噴き出してきた。祐子は焦った。

(ヤダ……ヤダヤダヤダ……ダメ! ダメッ! 指チンポでイッちゃう!)

彼女としては、最初の一回は是非とも本物のチンポでイきたかった。それを待ち焦がれて、今日まで苛烈な性欲のたぎりを耐え抜き、仕事を頑張ってきたのである。

(お願い……指で……指でイかさないで……!)

祐子は願ったが、その望みは届かなかった。指は穴の中で関節を曲げ、激しく前後してかき回してくる。それにまた、舌によるクリトリスへの責めも合わさる。強烈な刺激だ。黄本はそのままイかせるつもりらしい。ついに祐子はギブアップすることにした。もうなりふり構ってはいられない。

「ダ……メ……ちょ……待っ……」

彼女は直接懇願することにした。しかし、その時は既に遅かった。

「……ってぇ、エ、エ、エェェ……ッ!」

祐子はイッてしまった、指で犯されながら。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)



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