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オナニー、それは生涯を賭けた孤独なあがき。



作者が思いついたエロ話を羅列して自分を慰めるブログです。下品な妄想と低俗な文章に股間で共感して頂けたら幸いです。

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おことわり
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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて作りごとであり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。

お問い合わせは、コメント欄か拍手からお願いします。どの記事からでも構いません。



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。



■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」
巨乳熟女が温泉宿で男達に……。

◆中編作品
「青き山、揺れる」
巨乳アナ祐子が相撲部屋で力士らと淫らな取り組みを……。
「師匠のお筆」
書道の師範父娘と、その弟子母子の交姦ストーリー。

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

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「二回り三回り年下男」(前編)

『二回り三回り年下男』



「波雄君? 今日燃えないゴミの日よ。ほら、早く出しなさい!」

ドンドンと戸を叩き、隣近所にも丸聞こえの大声で登志子は呼びかける。このアパートでは見慣れた光景だ。

ちょうどそこへ出てきた隣室の一家の主人も、いつものこととて苦笑しながら、この元気でお節介な大家に挨拶をした。

「おはようございます」

「あっ、おはようございます」

声をかけられて、登志子は途端に爽やかに振り向いた。

「ごめんなさいねえ、朝からやかましくて」

「いえいえ。大変ですね、大家さんも」

主人に続いて現れた妻が言う。さらにその後ろから息子が現れる。それを見た登志子、

「あらあら、みんな揃って出るのね。仲が良くていいわねえ」

と目を細めた。主人と妻は出勤、息子は登校である。皆行先は違うが、一緒に出発するのである。

「ほら、学、大家さんに挨拶して」

母に促されて、息子、

「おはようございます」

と、寝ぼけ眼をこすりこすり言った。

「はい、おはよう。えらいわねえ、早起きで」

登志子は笑顔で応じた。それを受けて父は、

「いや、もうすぐ十代なんだから、しっかりしてもらわないと」

と言って、息子のランドセルに手を乗せる。

「あら、もうそんなに大きくなったの?」

目を丸くする登志子。父はそれを聞くと、

「そうなんですよ。いよいよ十代ですよ」

と笑った。“十代”というフレーズを気に入っているらしい。子供の成長が嬉しい彼であった。

「早いわよねえ、子供の成長って。うちの子も学君ぐらいの頃があったんだけど、もう今じゃすっかりオッサンよ」

登志子はそう言うと、豪快に笑った。二十三歳になった彼女の息子は、大学を卒業後独立し、既に家を出ていた。

――三人家族は、こうして大家と挨拶を交わした後、それぞれの目的地へ向かうべく出て行った。その幸せそうな後ろ姿を見送ると、再び彼女は扉の方へと向き直る。

「波雄君、起きなさい! 今日予備校は?」

ドンドンと叩く。とうとうその喧噪に耐えかねて、中からドアが開いた。

「うるさいなあ、今日は休みだよ」

現れたのは、浪人生となって今年二年目に入る波雄。寝癖でボサボサの頭、よれよれのトレーナー姿の、いかにも不摂生そうな青年である。

「ゴミは? ……ああ、もうほらほら、またこんなに散らかして」

登志子は、彼が止めるのにもお構いなしに、開いたドアからズカズカと中へ入っていく。部屋の中には、脱ぎっぱなしの下着や、食べ終わったカップラーメンの容器などが散乱していた。彼女はそれらを拾い集めて、手早く選り分けていく。

「うるさいなあ」

波雄はもはや追い出すのを諦めて、ドッカと布団に腰を下ろした。止めても無駄であることは、もう十分思い知らされている彼である。何しろこのお節介な大家は、定期的にうちへ来てはこうやって頼んでもいない片付をしていくのである。

「ご両親に頼まれてるんだから」

その理由をこんな風に彼女は話した。波雄は大学受験のためにこの街へ出てきて、以来一人暮らしで予備校に通う毎日を送っているが、そんな彼の両親が、時々実家から出てきては、登志子に世話を頼んでいくというのだ。彼女はそれを快く引き受けたというわけである。

「もう、しょうがないわねえ」

登志子はぶつぶつ言いながら、散らかっている物をまとめていく。若くして一人暮らしと受験という二つの難問に同時に直面し、精神的にかなり不安定になっているであろう彼だ。それには同情を覚える。下手をすれば社会とすれ違う環境に陥って、孤独から思わぬ病に侵されぬとも限らない。そうならないように、ケアしてやりたいと思う。

それに彼女としては、自身の息子も大学受験をしたという経験から、どうしても他人事とは思われないのである。加えて、息子が独立したことから来る寂しさも多少は作用していた。いつしか、息子と波雄とを重ね合わせていた彼女である。そういう個人的な事情も、世話にいそしむ背景にあった。

「あ、あんまそっちの方はいいよ」

波雄は先ほどよりは幾分トーンダウンしながら、無駄とは知りつつも一応指示してみる。結果は、やはり予想通りであった。とはいえ、相手がこのなりふり構わぬおばさんであったれば、別に殊更に恥ずかしがるようなものもないのであったが。

「まったくもう……」

それでも彼は、いくらかは感じる照れを隠すべくぶっきらぼうに呟いて、顔から頭をぐるりと撫でた。そうして、ぼんやりと目の前の光景を見つめる。膝をつき前かがみになって作業をする登志子の、丸々と大きな尻がこちらの方に突き出されていた。腰からふくらはぎの下までを覆うぴったりと密着した布に、くっきりとパンティラインが浮き出ている。

波雄は、そんな所を見てどうするんだと自嘲しつつ、つと立ってトイレに向かった。

彼女の尻を見たからといって、性的興奮を覚えるはずはない。彼は年上の女性が好きだったが、その対象になりうるのは、女優のように美しく、且つ清楚で儚げな人なのだ。登志子のようにがさつで、どこにでもいるようなおばさんではない。それに、彼女は年がいき過ぎている。自分の母親と同年輩くらいだ。若い彼は、そんな女を抱こうなどとは夢にも思わなかった。

トイレから帰ると、今度はこちら向きに屈みこむ彼女の姿があった。そのゆったりとしたカットソーの襟首から、深い谷間の空洞とベージュ色のブラジャーが覗いている。かなり豊満な乳房である。そして、余りにも無防備な態度だった。

波雄はまたぼんやりと彼女を眺め始めた。登志子は丸い輪郭にぱっちりとした目が特徴の、人懐こそうに見える愛嬌のある顔をしている。波雄は彼女にうざったらしく当たりつつも、心の内では彼女に悪印象を持ってはいなかったが、それも、彼女の人好きのする明るい造作のおかげであった。

ただ、それが彼女の健康的な言動と相まって、彼女を色気から遠ざけていた。これまではそうだった。しかし、こうしてその肉体をまじまじと眺めていると、ふいに彼の中で何かが変わり始めた。彼にしてみれば、魔がさした、という表現が適切であったろう。

事件は唐突に起きた――。

「ちょ、ちょっとどうしたの」

突然後ろから抱きつかれて、登志子は驚いた。ゴツリと、その尻に固いものが当たる。その一事で、あることを察知する彼女。だが、まだ半信半疑だった。

「あ、これ触っちゃまずかった? ごめんごめん、はい、離したから」

そう言って手にしていたシャツを離してみせる。と、相手はそれに関係なしに、彼女の腰のゴムに手をかけてきた。もはや目的は明白になった。登志子はそれを知ったが、そこは年の功である、笑いながら彼をいなした。

「ちょっとちょっと、どうしたの、波雄君」

冗談にして紛らわしてやろうという魂胆だ。彼とて一瞬の気の迷いからこんな挙動に出たのだろう、彼女にはそれが分かる。自分としては、大人の対応で彼を正気に戻してやろうと考えた。

とはいえ、いくら年齢を重ねていても、女がみんなこんな状況を経験しているわけではない。登志子だってそうだ。彼女は日常の延長上で、母親のように彼に対応しようとしたが、一旦行動に出た男の迫力は思いのほか凄まじく、そんな悠長に事を構えてはいられなかった。

「こ、こら、いたずらはやめなさい。お父さん、お母さんに言いつけちゃうわよ」

作戦を変えて、彼の弱点への攻撃を試みる。しかし、何の効果もなかった。その間も絶え間なく、相手は着衣を脱がそうとしてくる。既に下着まで一気にずらされ、尻の谷間までが露出させられていた。

不利を感じた彼女は、しかしまだ大人の寛容さは捨てきれずに、

「こらっ、おばさん怒るわよ!」

と、やや声を荒げて、相手を威嚇しにかかった。しかし、これもやはり効果がなく、時を同じくして、下着を膝頭まで脱がされてしまう。ここまで恥をかかされては、いよいよなりふり構っていられなくなった。

「ちょ、ちょっとやめなさい! 落ち着いて!」

登志子は、前へ逃げようとしたり、手を突っ張って相手をどかそうとしたり、さらに手近にあるものを投げつけようとしたりしたが、それらはことごとく阻止され、ついには彼によって手の自由を奪われてしまった。

波雄は、そうして彼女の尻を引き寄せると、自身のスウェットを手早く腿までずらした。途端に、いきり立った肉棒が飛び出る。自分でもつい先ほどまで想像だにしなかったことだが、彼の陰茎は今、登志子に対して勃起していた。

彼女の視界にも、それは入った。

「や、やめて……!」

初めて恐怖を覚えて、登志子は声を上ずらせた。現実離れした恐怖だった。自分が犯される、考えもしなかったことだ。しかも、この歳になって……、と、彼女はそこから閃いてとっさに叫んだ。

「落ち着いて! こんなおばちゃん相手に何やってるの」

それは、常識的な考えに基づくものだった。普通に考えて、二回り以上も年の離れた相手に欲情するなど、お互いにあり得ないことだと。

しかし、性欲は時として常識を超える。いよいよ登志子の尻に固い突起が当たった。彼女としては、かれこれ久しぶりに感じる固さだった。ピクリと、女の肌が反応する。

「やめなさい。本当に怒るわよ。け、警察呼ぶわよ」

彼女は言った。そしてまだ言葉を続けようとしたが、それ以上は言えなかった。大声を出されぬように、波雄が落ちていた自分の下着を彼女の口に押し当てたからである。その行為は、彼女を絶望と屈辱に追いやった。

「ンングッ! ングゥッ!」

髪を振り乱し、必死で最後の抵抗を試みる登志子。このまるで現実感のないレイプを、とんでもなく恐ろしいことだと自らに思い知らせるように。その口から洩れる声は、断末魔の叫びに似ていた。そして、その声の途切れぬうちだった。

ペニスは入った――。

後はもう成り行き任せ、波雄は彼女の口を押さえながら、全体に覆いかぶさるような格好で、後ろから突きまくる。湿り気の少ない陰裂だったが、肉棒は難なく奥へ到達した。

「ングフゥッ!」

痛みと悲しみと諦めが、登志子の心に交錯する。彼女は眉根を寄せて、波雄の下着を噛みしめた。後ろから突かれるということが、余計に犯されているとの観を倍加して感じさせた。

「やめてぇ、お願い」

不確かな発音ながら、彼女はそう言って相手をなだめようとする。今からでも遅くはない、こんなバカな行為はやめさせようと、彼女は思った。

夫への裏切りという気持ちは不思議となかった。それは、自らの意志による行いではないことから当然ともいえたが、そもそも既に愛の冷え切った相手に対して貞操の観念は希薄であったからである。

それよりもむしろ、息子とダブらせてきた波雄の身の上の方が心配だった。彼女は、こんなことをされてもまだ彼を恨んではいなかった。一つには今でも現実感がないのである。相手が、よく知っている子供だというのがその一番の理由だ。そんな子と自分が性交渉するというのが信じられないのである。

だが、彼女がどう思おうと、彼は男なのである。波雄は、そんな彼を止めようと手を伸ばしたものの失敗してつんのめった彼女にのしかかり、情け容赦なく腰を振り落とした。露出した尻肉に、うなりを上げて股間がぶち当たる。

彼にとって、もはや彼女は世話焼きのがさつなおばさんではなかった。立派な性対象であった。自分の母親と歳の変わらぬことなどどうでもいい、ただ肉欲を満たせさえすればそれでよかった。

「ンッ……ンフゥ……」

彼によって、登志子も無理やりに女にされていった。結婚して四半世紀、女に戻るのは久しぶりだった。久しぶりでも、体は覚えているものだ。意識しようとしまいと、男根に対して受け身をとってしまう。いつしか波雄のそれは、淫汁によって包まれていった。

「ダメ……やめて……」

いい歳をして、こんな年端もいかない子供に恥をかかされて、なんて情けない女だろうと思いながら、その脳裏からはいつしか危機意識の薄らいできたことを、彼女は薄々悟っていた。

波雄は、ほとんどうつ伏せに伸びた格好の彼女に上から重なって、布団や枕で自慰をするがごとく、肉茎を一直線に摩擦し続けた。相手の心情を慮っている余裕はない。これがレイプであることも分かっている。いや、だからこそ、一度踏み切ってしまったからには後戻りできないと思った。

彼は登志子にしがみついて、がむしゃらに腰を振った。いつも強気な熟女も、抑え込めば意外に弱かった。やはり女だった。彼は自分の腕力に優越感を覚え、また大人の女を屈服させられたことに満足を感じていた。彼にとって母親のように振る舞う彼女は、ある種権力側の人間であったのである。

「やめなさい……」

建前が登志子をさいなみ、苦しげに呻かせる。肉欲はある。だが認めるわけにはいかない。しかし、逃げられもしない。彼女はただ、この拷問がすむのを待つしかなかった。幸い、そう長く耐えなければいけないわけではなかった。

射精――。突然に体内に流れ込んでくる熱いエキス。やはり久しぶりの感覚……。

終わった――、そう思うと同時に、涙が頬を伝う。おそらくは、ショックから一気に解放され、肉体の緊張の糸が途切れたためであったろう。登志子は、緩んだ彼の腕の下から出した手で、それを拭った。喪失感はないが、少女のような振る舞いだった。

彼女は身を起こすと、一瞬いつもの習慣でティッシュペーパーを探したが、相手が夫でなかったことにすぐに気づき、恥ずかしさから思いとどまった。注入された精液が熱を帯びて体内をうずかせる。もう一刻も早くこの場から立ち去りたかった。

とりあえず、ずり下げられた下着を元の位置に戻すことにする。この間、二人とも無言だ。登志子は、彼を叱責せねばならないのだろうと思いながらも、何と言っていいか分からなかった。今はただ、心までは彼に奪われたのでないことに満足するほかなかった。

と、その時、まだ下着が尻の下に引っかかっている時に、またしても事件は起きた。

「ああっ!」

思わず叫んだ登志子は、したたかに後頭部を布団に打ち付けた。波雄によって、今度は仰向けに押し倒されたのだった。

「な、何するの。やめなさい!」

声が震える。前以上の恐怖が、彼女を襲っていた。今度こそが本当の凌辱だとは、彼女の本能が叫んだことだった。古びた貞操を汚されただけで終わりではなく、女としての性欲を掘り下げられること、そうして彼のにおいを染み付けられてしまうこと、それこそ決定的に恐ろしいことである。

「は、離して! いい加減にしなさい!」

登志子は抗うも、例によって身動きができない。波雄の体重が両肩にのしかかる。と、彼の唇がこちらのそれに落ちてきた。顔をしかめてそれをかわそうとする、が、無駄なあがきだった。

「ン、ンンッ!」

精一杯つむった口に、波雄の口元が密着する。兄弟と交わすような、背徳的な接吻だった。味は無い。その感想そのままに、若さに対する引け目と彼の行動に対する疑問がわき上がる。

波雄とて、つい先刻まで女の数にすら入れていなかった相手に口づけをすることになろうとは、ついぞ考えもしなかったことだ。しかし、実際に接してみると、顎に触れる産毛といい、ギュッと閉じた瞼の皺といい、その一つ一つの印象が、完全に女であった。彼は舌を尖らせて、彼女の唇をなぞった。紅は引かれていなかった。

「ンンン……ッ!」

登志子は両手を握りしめて、今や真に犯されている自分を自覚していた。体のみならず、心まで侵食されていく自分を。相手はオスの本能として、自分をメスに仕立てた上に、この身を支配しようとしているのだ。彼は知ろうまいが、自分には分かる。あまつさえ久しぶりの接吻が、彼女を焦燥と混乱に導いていった。

弱気になった彼女は、とうとう年輩者としての威厳を放棄し、最後の懐柔策に出た。

「誰にも言わないから、だからもう、やめて、ね?」

しかし、それを言い終わらぬうちに、開いた口の隙間から舌と唇が侵入してくる。半ば予想通りの、当然ともいえる結果だった。そして、それと相前後して、当然のように再突入してくるペニス――。

「ヒグッ!」

登志子は肩をいからせてのけぞった。


  *

どれほどの時間が経ったのか、今朝まとめたごみ袋に赤い日差しが当たって、暗く翳った部屋に影を伸ばしている。その影の横にこれまた黒い影。ただし、こちらは大きく揺らいでいる。そして、それが揺れるたびに、ごみ袋が微動する。

「ウッ、ウッ――」

室内に響くは女、いな、獣の啼き声。影の動くごとに啼いている。

「ウッ、ン、ンァガハアァ……」

時折大きく息を吐いて、顎を震わせる。恍惚と絶頂を味わっている証だ。震えているのは顎ばかりではない。大腿部などは、さっきから震えっぱなしである。それは、セックスが長時間に及んだためばかりではなかった。かれこれ二発目の射精時には既に震え始めていた。下腹部なぞは痙攣しっぱなしだ。柔らかい肉がプルプルとしている。

経験は十分にあったはずなのに、久しぶりだということは、まして活気に満ちた相手と行うということは、想像以上に負担のかかるものだった。はっきり言って、これは半世紀近く生きてきた中で、初めて知ったセックスだった。

波雄も波雄で、初めて知る快楽だった。今まで見落としてきた熟女の肉が、これほどに具合のいいものだとは知らなかった。三度目の挿入に入ってからというもの、彼の欲求は止まらなかった。完全にアニマルと化して腰を振り続けていた。

熟女の肌は緩い。その緩んだ皮に覆われた腿の合い間に割って入り、これを押さえつけ、ゴシゴシと肉竿で突いてやると、体中の柔肉がタプンタプンと揺れるのだ。ことに乳肉が圧巻で、瞬間的には鎖骨やへそまで覆いつくすほどに上下運動した。

登志子はいつしか全裸にひん剥かれていた。豊かな乳房は両脇へと滑り落ち、乳輪も楕円に広がって、彼女の年輪を最もだらしない形で説明していた。波雄は、それらをギュウギュウ揉んで手形をつけ、自らの足跡を刻印していった。

足跡は、無論それだけにとどまらない。何と言っても極め付きは、彼女の女性自身である。散々種を植え付けられて、誰がその主人であるかを教え込まされていた。今しも彼が遠のくと、ドップリと溜まった白濁汁が、淫肉の盛り上がりからはみ出てきた。明らかに容量オーバーである。

「ンンッ、ンー、ンフゥ……」

はめ込まれていたものが外れても、すぐには呼吸が整わない。もうずっとこんな調子だ。そうして落ち着かない内に、またはめ込まれてしまうのである。それを繰り返してきた。

外からは、近所を通る子供の声が聞こえる。学校から帰って来たというより、一旦帰宅した後遊びに行って、そこから帰ってきたという頃合だろう。もうそんな時間だ。隣室の学も、ぼちぼち帰ってきたのではないだろうか。

ようやく登志子は解放された。背中をヒクヒクとバウンドさせながら、ぐったりと全身を横たえる彼女。動けない。ただ、その身には深い満足があった。久々にメスとしての務めを果たせたことへの満足だ。

しばらくして、やっと右に寝返りをうつ。本当は起き直ろうと肘をついたのだったが無理だった。乳房をはじめとした柔肉が、右の方へトロリと流れ落ちる。重なった腿の間から、白濁液が、ブブッと卑猥な音を立ててこぼれ出る。転がされ放置されたその姿は、まさに犯された女の哀愁を漂わせていた。

事後の女は惨めだ。男本位の性処理に付き合わされていながら、後処理は自分で引き受けなければならない。既に凌辱された後とあっては、取り返しがつかない。登志子は、もはや自分の物とも感じられない股間辺りを手で囲いながら、衣服のありかを探った。

腰が抜けたようになり力も入らないことが、余計にその境遇を惨めにした。彼女は、波雄のお節介な介護なしには、服を着るのもままならなかった。プライドの傷つくことであり、断りたかったが、もはやそんなバイタリティーは残っていなかった。彼女は、なぜか上下の下着を取り去ってしまう彼の理不尽な補助を受け、あれよと言う間に玄関へと送りだされた。

「また来てよ、おばさん。それとも、泊まっていく?」

冗談とも本気ともつかない顔で、波雄が言った。

登志子は無言で首を振り、そのどちらをも拒否する。今できる最大限の意志表示だった。すると、その口をまたしても彼に奪われる。彼女に抵抗の余地はなかった。今日から誰が主人であるか、その身は嫌というほど思い知らされていた。

結局玄関先でもとどめの種付けをされて、登志子はふらふらになって帰宅した。


  *


強姦された女は自己嫌悪に陥ることが多いが、彼女も例外ではなく、非難の矛先は波雄ではなく自分に向かうのだった。彼への慈しみを捨てきれないこともあり、また、確実に性的満足を得てしまったこともあり……。

結局彼女が出した行動方針としては、今までどおりに快活に振る舞い、それでいて無防備になり過ぎぬよう、女として最低限度の身だしなみを整えようということであった。自分に隙があったから、波雄が変な気を起したのだと、彼女は反省していた。加えて、それでなければ、自分のような年増に本気になるわけがないとも考えていた。

あの日以来、さすがに彼の家へは足が遠のいた。が、大家と賃借人という関係上、日頃から顔を合わせないわけにはいかない。ただでさえ、周囲の掃除などこまめに働き回っている登志子なのである。

だから、過ちは重ねずにいられない運命だった。登志子は傍目に、以前と変わらぬ体を装っていたが、波雄は違った。あからさまに卑猥な視線を送ってきた。そして、隙あらば実際に挑みかかってきた。

まだ誰か同伴者がいる場合はいい。彼も大人しくしている。だが、一たび一人きりになるや、彼は屋外でもお構いなしに彼女を羽交い絞めにしてきた。現に、外で犯されたこともある。外階段の裏側で、壁に手をつかされ、後ろから……。

そういう時、彼女は声を上げられなかった。普段の大声にも似ぬ体たらくである。それは、一種のトラウマのせいでもあり、他方、己の外聞や、さらにはいまだ相手への思いやりなども気にかかっていたからである。しかしながら、やはり誰かに見られるとまずいということで、大抵は彼の家へと連れ込まれる形でまぐわった。

そんな気も知らず、彼は時に非道なことをする。

「あら、あそこのおうちって、波雄君ちでしょう? やだ見て、ブラジャー干してあるわよ。カノジョかしら? それともお母さん来てらっしゃるのかしらねえ。それにしても、大きなブラジャーねえ」

近所の主婦が指をさして言った。見れば、ベージュ色の上下の下着が、物干しざおにぶら下がっている。一階にある彼の家なので、見間違うはずもない。それは、登志子のものだ。彼女は真っ青になって、早々にその場を辞すと、波雄の家へ向かった。そして、抜き身の男根をおっ立てて待ち構えていた彼に、案の定犯された。そんなこともあった。

波雄は、登志子の予期に反して、本気だった。少なくとも、彼女の肉体に対しては、本気で欲情していた。たとえ彼女がつつましやかないでたちをしようとも、彼の願望は減退することがなかった。

そんな彼にほだされて、登志子も次第にこの不倫にはまっていった。既に、セカンド・レイプの時点でその兆候は顕著に現れていた。本気で求められ、本気の固さで貫かれるセックス。ついぞ御無沙汰だったものだ。あまつさえ、そのにおいをマーキングされてしまった彼女だ。女として、それは素通りできない。

女は、体を重ねるたびに情が移る。登志子も本能でそれに気づいていた。だからこそ、恐くもあった。いい大人になって、後戻りのできない痴情に溺れることは、理性にとって自殺行為なのである。

「もう許して。もうこれっきりにして」

口では何度もそう言った。だが、蜜壷からは淫汁が漏れて、折角の強がりを打ち消した。

夫に見向きもされなくなった性器。だが使用期限はまだ切れていない。それを、夫の知らぬ間に、二回り以上も年下の男に、彼用にかたどりされていく。そこにある背徳的な悦びを、いつしか彼女は覚えた。

「言うとおりにするから、乱暴にしないで」

いかにも観念したように言って、赤ん坊のように手を肩の横辺りに置いてグーパーし、股を開いて受け入れ体勢を取るようになる彼女。その後は、甘い声で啼くようになる。

女の声は、段階的に変化する。男根を入れられても、初めの頃は自分を守って、控え目に声を上げる。演技の混じることもある。いわば、女性のたしなみといった声だ。次いで、陶酔が始まると、今度は秘めていた淫性が現れて女の叫びを上げるようになる。そして最後に出すのがメスの声。

「アガァーッ、アグ、アグァゥァゥアー……!」

獣の啼き声と言ってもよい。オスの種付けを受け、本能から悦びむせぶのだ。個人差はあるが、ある程度の年齢を重ねた者の方が、ここへの到達は早くなる。

登志子の啼き声は、いつも獣のそれだ。心底堪え切れなくなって、自分を見失ってしまうのである。よく母親代わりなどと言えたものだったと我ながら思う。息子より年下のペニスと子作りして、メスの悦びを謳ってしまうのだ。

そうして、満たされた気持ちと恥ずかしい気持ちを抱えて、頬を火照らせながら彼の家を後にするのである。しまいには、自ら訪問するようにもなった。いわば、抱かれに来るのである。大抵は、惣菜などを差し入れに来たという体だった。

二人は互いに慣れてくると、肉体関係以外のつながりももつようになった。以前にも増して会話を交わすようになり、二人は親密の度を加えていった。不思議な関係だった。

波雄は、彼女を女として見ていた。が、同世代の恋人とは違い、仮に傷つけたとしてもかまわないというような、少々雑に扱ってもいいと思う相手だった。そこにはある種の甘えもあったが、やはり体が目当てだったということである。

一方、登志子の方には思いやりがあったが、彼女とて認めたくはなかったものの、自分を満足させてくれるのが彼の若さであるとの事実からは、どうしても目をそむけられなかった。どんなに男と女で対等に向き合おうとも、やはり年齢の壁はどこまでも付いて回るのだった。

とはいえ、奇跡的なバランスながら何とかそれに慣れていった登志子だった、が、まさかこれ以上の壁に立ち向かうことになろうとは、さすがに想像しなかった。


<後編へつづく>


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テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

タグ : 人妻 熟女 巨乳 強姦 中出し



「二回り三回り年下男」(後編)

  *


その日、例によって二人は、波雄の部屋で男女の営みにいそしんでいた。

カーテンがそよぎ、そこから日光と風を運んでくる。その等身大の窓を一歩出れば、狭い裏庭である。

「やっ、ちょっと、ダメ、見られちゃう」

後ろから突かれたまま、そちらの方へと移動し始めた波雄を、登志子は甘ったるい声でたしなめた。今や痴戯の域に達している二人の性交である。

相変わらず諫めを聞かない波雄は、彼女の尻を叩きながら、腰を使って前へ前へと押し出ていく。たちまち、窓外に揃えられたサンダルの見える位置まで来た。往来を隔てる壁とは二メートルもない距離だ。壁が目隠しになっているとはいえ、やはり冒険である。

ところが、登志子は別に不安を感じていなかった。自分に限って見つかるなどということはないと、根拠もなく高をくくっていたし、また現在の肉欲に忙しすぎて、ついつい無茶なことも許容してしまうのだった。

「アッ、アグゥッ、ンハッ、ハオォ……」

さすがにこらえなければと意識しつつも、どうしても出てしまうメスの声。それでも事をやめようという考えはなく、絶頂を極められるかどうかだけが気がかりである。まさしく、全身全霊で交尾を愉しんでいる登志子だ。

と、その視界に、サッカーボールが転がってきた。陽光を反射して舞うその姿は、まるで夢の中のオブジェのよう、登志子はそう思いながら、ぼんやりと見ていた。次いで、それを追って少年が現れた時も、瞬間的には彼女は事の重大さに気が付かなかった。

しかし、段々と目が見開いてくる。そしてその目に、スローモーションのように飛び込んでくる現実。

「アアァッ!」

途端に脱力して叫ぶ熟女。それを、呆気にとられて凝視する少年。彼こそ、隣家の長男・学であった。

あまりの驚愕に、一時他人事のように事態を見つめだす登志子。近所のおばさんが若い浪人生と情事を愉しんでいるなんて、醜聞極まりなく笑い話にもならない。人生の幕切れとしては、あまりにも哀しくあっけないと思った。

一方の波雄は、まるで参った風もなく、彼女の上腕部をつかんだままガンガンと肉棒の連打を送り込み続ける。完全に、学に見せつける形だ。彼の頭には、深い考えなどなかった。ただ現在の興奮が全てだった。だから、この見せつけ行為に背徳心などなく、たとえ相手が子供でも興奮材料として利用するのみだった。

彼は、さらに一歩進んで思い切った行動に出た。なんと、学をこちらに招き寄せたのである。少年は躊躇していたが、波雄の半ば威圧的な指示によって、ソロソロと窓の入り口までやってきた。

「ちょ、ちょ、ちょっと、ちょっと、ちょっと!」

登志子はパニックになって、事態の推移に即応できない。そんな彼女を持ち上げ仰向かせて、波雄は下からズンズンと突きあげる。結合部が学に丸見えの状態だ。

「ヒッ! な、何を……!」

その常軌を逸した行動に、空恐ろしくなる登志子。混乱した頭に、様々な思いが噴出しごった返す。その中には、倫理的価値観もあった。すなわち、年若い学にこんな衝撃的な場面を見せて、彼の情操教育に悪影響を及ぼさないだろうかとの懸念である。

しかし、この考えはすぐさま彼女のシニカルな人格によってかき消された。この期に及んで、まだ年長者としての配慮を示そうということの愚かさ、その意識が支配的となったのである。実際、ここまで恥さらしな自分を見せておいて、今さら偉そうに人に範をたれる資格もあったものではない。

「ウ、アアァ……」

嘆きの声を上げて、登志子は胸を覆い隠した。その身はいつも通りの全裸である。純粋に恥ずかしかった。くたびれた裸を、少年に見られなくなかった。

しかし波雄はその腕を取るや、非情にも一糸まとわぬ彼女をさらけ出させる。と、肥えた乳房が躍り出て、腫れあがった乳首が右往左往する。前屈みになるとそれらは垂れて、ブランブランと前後に行ったり来たりした。

学はそれを見ている。よく見知ったおばさんが、隣のお兄ちゃんと裸でくっついて、巨大な胸をタップンタップン揺らしている様を、まんじりともせずに見ている。

その視線の中、理不尽にも登志子の肌は燃え上がった。凝視される所が熱い。それは波雄と同様、学を性戯の一装置と見なしていることを意味していた。彼女は、そのことを意識に上らせぬよう、自分を偽るのに躍起になった。

しかし、もうとっくに体が高ぶっていたところへきて、事態の露見・身の破滅という絶望的状況下に追い込まれたとあっては、自制心など風前の灯だった。むしろ、いっそ狂乱して、我を忘れてしまいたいぐらいだった。

彼女がそうして自分の世界に落ち込んでいく頃、ふいに波雄はそこから離れて立ち上がった。離れられても、登志子は動かない。その刹那は、波雄らの会話も耳に入らなかった。

だから、ようやく気が付いて顔を上げた時には、目の前の光景のあまりの突飛さに、にわかにはついていけなかった。そこには、大と小二つの陰茎が、登志子の方を向いて活き活きと立ち並んでいた。うち、大の方が動いて、登志子の裏側へ回る。と、彼女を抱え、その股を後ろから開かせた。すると、小がその股の間へと、大の指令によって収まる。

「な、な、な、何を……!」

登志子は狼狽した。信じられないことが、今から起ころうとしているのだ。いかにその身が情熱に猛っていようとも、この行為が悪であるとの判別は十分についた。

「入れてみろよ。気持ちいいぞ」

頭の後ろから波雄の声が聞こえる。その言葉につられて、学が前進してきた。半ズボンを下ろし、下半身は靴下を残すのみとなった姿だ。

「やめて、やめ……やめさせて!」

登志子は言ったが、波雄はそれに頓着することなく、学のためにわざわざ挿入口を広げてやりさえした。

「この穴に入れるんだぞ」

秘裂は広げられ、内部の朱に近い桃色の淫肉が明るみに出る。そこへ、硬直した突起がくっついてくる。ちょっとこすれただけでも感じられる、固い――。

その固さが、登志子を焦らせた。

「だ、だ、だめよ、だめ、学君!」

学に最後の説得を試みる。波雄はともかく、学は正気づいてほしかった。が、しかし……。

「だ……めぇ……っ!」

そう言い終わらぬうちだった。入った――、少年は登志子の中に。

まだ先端まで包皮にくるまれたままの、ほとんど生まれたままの成長途上のペニス。ただ、それでも固さは申し分なく、まるで鉄筋のように硬化していた。彼も一人の男だった。

男は、その細い身で大量の肉をかきわけ進んでいく。肉の方でも彼を男と認識し歓迎するようで、うねうねと動いては潤滑液を出し、その活躍を助ける。折しも、肉の高ぶりは、最前からのまぐわいのおかげで、最高潮に達しようとしていた時も時だ。

と、そこへ波雄からの忠告が加わる。

「出したり入れたりして動いてみ?」

学は、素直に従って、健気にも腰を使い始める。いや、腰を使うというような大したものではない。尻を微かに微動させるのが関の山だ。それでも快感は十分に味わえているようで、肉茎が時折ピクンピクンと跳ねあがる。

「だめ、だめ、やっ……だめだったら……」

なおも拒絶の意志を示し続ける登志子の台詞も、いつしかうわ言のような調子を帯び始めた。どんなに小さくとも固さは固し、立派に勃起した陰茎である。女にとっての関心は、太さでも長さでもなく、究極的には固さにある。その意味で、学の道具は、合格点を与えられる女泣かせであった。

現に滂沱の涙を流す彼女の淫肉は、切なさを満々にみなぎらせて頂点へと加速していった。小さな鉄筋は洞穴内の余った空間の中、自由に跳ねまわってチクチクと壁を突っついていく。操縦者が初心者のため的確な責めは期待できないが、それが返って予想を超えた動きを生み、熟練の女穴をうならせる。

「ヒグッ……だめ、これ以上は……」

すっかりメスの悦びを謳歌しだした肉体に、登志子は慌てふためいた。つい先ほどまでは、教育者めいた配慮に思いを致したこともあったのに、今では少年を男と見なして淫行に励んでいるのである。相手はズバリ子供なのに!

ふと彼女の脳裏に、過日のやり取りが甦る。

「――もうすぐ十代なんだから、しっかりしてもらわないと」

「あら、もうそんなに大きくなったの?」

「そうなんですよ。いよいよ十代ですよ」

「早いわよねえ、子供の成長って――」

あの時は、誓って今日のような行為を願いなどしなかった。頭の片隅でも、ほんの一かけらほどでも思い描きなどしなかった。むしろ、こういう不届きな行いから少年を守るつもりで、保護者的な温かい眼差しを送ってきた。

犯罪行為――、そんな単語が胸にこだまする。登志子は戦慄した。このけがらわしく醜い行動、いたいけな少年を猥褻行為に導き、あろうことか、己は快楽の絶頂を極めようということ、なんと人倫の道に外れたことだろう。登志子は冠りを振った、忌まわしい事実を振り払おうとして。しかし、考えたくないことは次々と胸に去来していく。

二人の年齢差はいかばかりか。やっと二桁になったらしい彼。ということは……。

「イヤァッ……!」

驚愕の事実に、登志子はすんでのところで卒倒しそうになった。

干支が三回り、二人の間でする。十年ひと昔とされる世の中においてである。圧倒的な世代の差だ。場合によっては、孫と祖母である可能性だって否定はできない歳の差。そもそも、波雄とですら二回り以上も差があることからして異常なのである。そんな彼らと性交渉をする、自分の人生とは一体……、情けなさの極みを登志子は味わった。

彼女はギュッと目を閉じた。目の前の光景を直視できなかった、自分を犯すのが少年である事実を。だが、闇の中では返って彼の存在感が増すばかりだ。先ほど見た彼の形を思い浮かべ、膣肉がそれを確認していく。あの小突起が、皮かむりのまま愛液に溺れているのだと。

内壁は蠕動して子種を絞り出そうとする。相手はまだ子作りの準備も整わない体というのに、強欲な女性器は、すっかり受胎の体勢である。

「許してぇ……許してェ~……!」

登志子はむせんだ。それは、ありとあらゆるものへの懺悔だった。いつの間にか、股を押さえていた波雄の手は離れていたが、彼女は逃げ出すことを忘れていた。それどころか、かかとを少年の足の方へと、遠慮がちにではあるが、引っかけようとさえしていた。

少年は、身長も体重も彼女以下、ことに彼女のふくよかな体型の前では小人のようにすら見える身だ。だから、抱いて・抱かれて、という風には見えない。どう見ても、母親ほどの女性に男の子が必死でしがみついている感じである。異常な景色だ。傍目にはこれがセックスかどうか、疑わしくさえ見えた。

だが、確実にこれはセックスだった。自身にとって初体験となる膣への男根挿入を果たし、彼は本能で、それが実際には不可能であるのにもかかわらず、相手を孕ませようとしていた。己の人生の、四倍半以上を生きてきた女を。自分の母親よりも年上の女性である。彼は、一心にカクカクと尻を揺さぶった。

それを受け、登志子の欲求も今や最高潮である。全神経を股間に集中させて、彼の躍動に受け身をとっていた。已然、あってはならないこと、という後ろめたい情と、片や、こんな子供相手に、という強がりの情もあった。が、肉体の熱はどうしようもない。

ついに彼女は、少年の前に全ての恥をさらけ出した。

「ングオォ……イグッ、イグゥ~ッ!」

登志子は昇天した――。

文字通り、天にも昇る心地よさだった。同時に、少年ペニスを肉襞で抱きしめる。それは、敬慕の現れだった。愛しい人を帰すまいと、筋肉が引き締まり彼を引きとめる。

この瞬間、登志子は学を主人と認めたのだった。彼の女になったのである。三回り以上も年下の少年の女に。歳の差を超えた瞬間である。そこにいたのは、ただの男と女であった。

彼女は、彼に股を開き、彼のために女の役割を果たせることに喜びを感じていた。相手が、射精もできない陰茎であることなど関係なかった。ただその固さを愛し、それに我が肉体を支配されることに、女としての満足を感じたのだった。

「ウッ、ウッ……」

力んでいた下半身がプルプル震える。そこに密着する相手の背中へ、登志子はそっと手を回した。


  *


それからは、二回り下と三回り下の男たちが交互に登志子と子作りを行った。

二人の情婦となった彼女に、もはや否やはない。望まれるままに股を開き、彼らを替わりばんこに迎え入れていく。それが、一人の大人として最低なことだとは承知の上だ。彼女は堕落した。後はもう、楽な方へと流れていくのみである。

他方、二人の若者には、端から快楽の追求しか頭にない。目の前の熟女を使って、その有り余る性欲を解消していくだけだ。それは排泄に似ていた。彼らは、登志子の人格を選んでセックスしていたのではなく、ただペニスを出し入れして快感を得る道具として、彼女を使用していたのである。

波雄はもちろんのこと、幼い学にもまたそういう傾向があった。好奇心いっぱいの彼は、性や愛に対する知識を得るよりも先に、実践に夢中になってしまったのである。

彼のそういった、ある意味無邪気な好奇心は、登志子の胸をキュンとさせた。学と波雄の決定的な差は、体、とりわけ陰茎の大きさもさることながら、そういう所にあった。無知故のがむしゃらさというか、目的に対して学は一直線なのである。これは、登志子にとって好ましい男らしさであった。

だから彼女は、彼のそれが小さすぎて、中で隙間の空くほどであるにもかかわらず、自然と獣の声で啼いてしまうのだった。

「オッ、オッ、オオーッ……!」

三回りも年下の子供を相手にしているとは、到底思えない喜悦の声だ。彼女にとって、破廉恥などという概念は、もはや恐れるに価しなかった。秘めていた淫婦の性が開花したわけである。ついこの間まで、色ごととは程遠い、快活で人の良い、働き者の主婦であったのに。

結局その日は、日暮れまで三人で寝乱れた。男らと同様、いや彼ら以上に、登志子は肉欲の虜となっていた。性欲を発散していたのは、男たちばかりでなかったのである。一旦火のついた熟女の性欲は凄まじく、はるか年下の二人をくわえて、なお飽き足らなかったのである。


  *


この淫らな邂逅は、その後も惰性的に繰り返された。

時が経てば冷静に返る登志子だが、一たび習慣となったものは、容易に断ち切れなかった。それに、彼女も女なれば抱かれるほどに情が移る。その上、二人に対する母性的な愛情もある。妙なものだが、彼らを男と認めていながら、子供のように可愛いと思ってしまうのである。

逢瀬の場所は、決まって波雄の部屋だ。そして、登志子が行くと、決まって学もやって来た。だから、情事はいつも三人で行った。

学は、登志子の後に来る時もあれば、登志子より先に来て待っている時もあった。

登志子が先に来ている場合、大抵は朝から性をむさぼった後なので、彼女はぐったりとしてだらしなくその身を投げ出していることが多かった。股間から精液を垂れ流し、べったりと床に転がったその姿は、まさに肉塊といった感じだった。

そこへやって来た学は、その白濁汁まみれの肉穴へ、ためらいもなく肉棒を挿入する。登志子は、波雄の使用後の穴の様子が一瞬気にかかるのだが、学はまったく頓着しない。ペタペタと股間をすり寄せて、満足を得るのである。

登志子もまた、それまで散々波雄の肉棒で快楽を得ていたのに、学が来るや、その新たな肉棒の到来に現金にも悦び勇んで、すぐに淫肉を濡らすのだった。

時に彼の到来は、波雄との最中のこともあった。そういう時、波雄は登志子を犬のように這わせながら合体して、まだ戸の開いていない玄関に向かうのが常だった。訪問者は、十中八九学だと分かっているが、そうであっても彼女には恥ずかしい。扉を開けた学の前で、後ろから交尾される姿をさらすのであるから。

もっとも、すぐに学も参加して合体するから、恥ずかしさも一過性のものではあった。ところが、一度この訪問者が、学でないことがあった。学が既にいる状況で、彼の母親がやって来たのである。これには、さすがの登志子も熱を冷ました。

「すみません、うちの子来てませんか?」

学の母は扉の向こうで言った。学が波雄の部屋へよく行っていることは、既に彼女の知る所であった。勉強を教えてもらっているとか、遊んでもらっているとか、息子からは聞いていた。それについて反対する気はなく、その日はただ彼を迎えに来たのだった。

それを知った波雄は、驚くべき行動に出た。なんと、学と交尾させたまま、登志子を玄関まで行かせたのである。狂気の沙汰だと思ったが、それに従う自分もまた変態の極みだと彼女は思った。それでも従ったのは、発情が行き着くところまで行っていたからである。

扉一枚隔てて相対する母と息子。母は知らない、息子が自分より年上の女と性交していることを。しかも目の前で、それもよく知っている相手と。もし事実を知れば、このふしだら極まる大家が我が息子を淫行に導いたものとして憤り、告訴したかもしれない。

登志子は気が気でなかった。気が気でなかったが、しかし確実に快感は得ていた。彼女はもう善良な大家ではなかった。世間を裏切っても快楽を追求するケダモノだった。

「ウッ、ンッ、ンッ、ン……ハアァ……」

ケダモノはケダモノ故に、そんな常軌を逸した状況において、自責の念にさいなまれながらも、アクメに達するのだった。向こうに相手の母親の立つ扉に手をついて、後ろから彼女の息子に男根を突き入れられながら。

結局その時は、波雄が我が身に累の及ぶのを恐れたために事なきを得たが、この一件は彼女に大きな影響を与えた。

結果、学が先に部屋に来て待っているとき、波雄と二人並んで既にパンツを下ろして待ち構えているのを見ると、思わずにんまりとしてしまうようになった。彼らはどちらも登志子に入れようと勃起しているのである。いわば、どちらも彼女の物だ。二本のペニスを独占できる悦びに、彼女はメスとして幸福感を味わうのだった。


  *


狂乱の関係は、その後一年余りも続いた。しかし、やがて終わる時は来た。この時登志子には、良い報せと残念な報せ、そして、そのどちらとも判断のつかぬ報せの三つがあった。

まず良い報せとしては、波雄が大学受験に合格したことである。二年の浪人生活を経て、彼は見事、志望の大学に入ることができたのだ。

一方、それに伴って、彼は引っ越すことになった。大学の寮へ入ることを両親が決めてきたからである。現在のアパートが、通学に極めて不便であることもあった。両親の決定に、基本的に逆らわぬ波雄である。これが、残念な報せだ。

引っ越しても、しばらくは時々彼は旧居にやって来た。そして、その度登志子と肌を合わせた。だが、新生活に忙しくなったのか、いつしか訪問はぱったりと途絶えてしまった。

残ったのは、登志子と学である。波雄を媒介にしてつながっていた二人である。が、彼がいなくなっても、実は二人の関係は切れなかった。男女の仲は続いていた。

登志子は、波雄が出て行っても、彼の部屋はあえて貸しに出さなかった。そして、その部屋で二人は会合した。彼女は学に勉強を教えてやったり、おやつを作ってやったりした。まったく保護者といった感じである。しかし、保護者ならば絶対にやらないことまで彼女はやった。メインの活動は、セックスであった。

「アアオッ、オッオッ、ま、学く、んンン~……ッ!」

彼女は相手の細い胴を抱き締めて喘ぐ。己の半分もない厚みの胴周りである。それはまるで小型犬のようで、きつく抱けば骨が折れそうであった。

二人の傍で、彼の投げ出したランドセルが艶やかに光る。学は学校からの帰りに、そのままやって来ることも多かった。一目散に飛び込んで来て、大家のおばさんに抱きつき唇を奪うのだ。

口づけを教えたのは波雄だったが、実践で鍛えたのは登志子である。彼女は、唇と同時に心まで奪われながら、今や大人顔負けの舌技を身に付けた彼に、よだれを垂らして尻尾を振るのだった。

二人の仲は、三人でいた時よりも、愛情の深いものになっていた。まるで、情事の最中の夫婦のように、室内ではいつも裸で、互いの性器をまさぐったりしゃぶり合ったりしながら本を読んだり、おやつを食べたりしてじゃれ合った。

こういう関係を続けられることは、登志子にとって、良いとも悪いとも判断のつかない、ないしは、つけたくないことだった。単純に、愛欲の上からは嬉しいことだったが、やはり社会通念上許されることではないとの意識もあるわけで……。

密会の後、ばったりと学の親に遭遇することもあった。すると、仲睦まじく笑い合うこの幸福な親子を見るにつけ、登志子は彼らを裏切っていることに、背徳感からゾクゾクと背筋を震わせるのだった。

と同時に、秘肉は蠕動し、さっき出された白濁液を腿の方へと垂れ流す。学の成長は早く、いつしか登志子の中で精通を終えていた。

「子供の成長って早いですねえ」

厚顔無恥にも彼女は言って、相変わらず世話焼きなおばさんを演じながら、心では、学といつまで今の関係を続けられるのかと考えていた。そして、続けられる限りはやっていこうと思うのだった。


<おわり>


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