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オナニー、それは生涯を賭けた孤独なあがき。



作者が思いついたエロ話を羅列して自分を慰めるブログです。下品な妄想と低俗な文章に股間で共感して頂けたら幸いです。

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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。

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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。



■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」
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◆中編作品
「青き山、揺れる」
巨乳アナ祐子が相撲部屋で力士らと淫らな取り組みを……。
「師匠のお筆」
書道の師範父娘と、その弟子母子の交姦ストーリー。

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
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一話完結
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「師匠のお筆」5-1-6
『師匠のお筆』


5-1-6


「欲しい?」

枕必は訊いた。今さらながらの質問だったが、文子は勘繰るよりも先に頷いていた。

すると彼は、ニヤリと笑って執務机の方に歩いて行った。そして、そこら辺りから筆や硯などの書道道具をいくつか見つくろってきた。

それを見ていた文子は、既に彼が筆を手に取った時点で、どんな趣向を思いついたのかに早くも気が付いていた。そして、心がざわつくのを覚えた。

やがて、部屋の真ん中には、枕必の手によって書道の用意が一式広げられた。

「さあ」

枕必は文子を手招いた。その表情はにこやかだった。

「ええ……」

さっきまで肉欲に積極果敢だった文子だが、その勢いはどこへやら、あまり気の進まぬ足取りでのそのそと彼の方へ歩いて行った。

「ほら」

枕必は筆を取り、彼女に手渡した。かなり太く、また長くて大きな毛筆だった。

文子はそれを受け取ったが、なお決心がつきかねる様子で、しばしもじもじとためらっていた。

「久しぶりだな」

のんびりと枕必は言った。これからすることが、である。文子の躊躇には一向関心がないようだった。

引くに引けぬ状況と、やはり快楽への期待に負け、文子は観念した。彼女は筆を持ち、そして、その柄の部分を……、

「う……ん……」

軽くうめきながら、なんと自身の膣内に挿入し始めた。もちろん、彼女が始めた行為は通常の書道のためのそれではない。これこそが、二人の間で行われてきた趣向なのである。

テラテラと濡れ光る陰毛の茂みへ、極太の筆の柄が消えて行く。ズブリズブリと筆が膣に沈んでいくのに従って、割れ目の淵から白濁した汁が押し出されていき、それは筆の輪郭を伝って流れた。

「もっと奥まで」

枕必は、文子の尻を内またからパチンと叩いた。

文子は今、足をがに股開きにして、自分で自分のヴァギナに毛筆を突っ込んでいる。顎を引いて股間を覗き込みながら、指で割れ目を広げて。それはまるで、筆をペニスに見立てて自分自身を慰めているような格好だった。

「しっかりくわえて。落とすんじゃないぞ」

言いながら、枕必は硯に墨汁を満たした。そうするうち、長い筆のかなりの部分が文子の膣内に収まっていった。

「うん」

枕必は硯の方へ顎をしゃくった。その指示に従い、文子は腰を下ろしていく。今挿した毛筆に、墨をつけようというのである。

硯は床に置いてあり、そこへ上手く房をつけるのは中々一苦労だ。べったりと膝を折ってしまうと深すぎるし、さりとて中腰では届かない。文子は右手で筆を固定し、距離を測りながらゆっくり慎重に腰を落としていった。

すると、枕必が厳しい口調で命じた。

「手を離しなさい」

文子は従順にその命令に従った。彼女は右手を離し、ここからは膣の力だけで筆を挟むことになった。手が離されると、支えを失った毛筆が、まるで文子の股間に生えた男根のように見えた。

その疑似男根を再び硯につけるべく、文子は改めて腰を落とし始めた。と、その時だった。

バチンッ! 彼女の尻から平手打ちの音が響いた。

「ああっ!」



<つづく>



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「師匠のお筆」 5-1-7
『師匠のお筆』


5-1-7



バチンッ! また一つ響く。それは、枕必の平手が文子の尻をしたたかに打つ音だった。

「いっ! ああっ!」

思わず前のめりになって、文子の腰が沈む。と、膣に刺さった毛筆が硯の底に突き立った。

「いつっ!」

文子は短く悲鳴を上げる。股間に生やした筆が、膣奥の壁に深く衝突したのだ。筆は、ちょうど膣と硯の間でつっかえ棒になった形である。耐えきれず、文子は前方に手をつく。すると筆は斜め後ろへの傾斜となり、その先が硯の底をひっかいて墨汁の雫がちらほらと後ろに飛んだ。

そんな文子の尻を、枕必はまた引っぱたいた。 

「ううっ!」

さらに前かがみになった文子は、このまま四つん這いになりそうな勢いで尻を後ろに突き上げる。その尻の表面には、枕必の手形が赤く浮き出ていた。
彼女の尻は、脂肪が豊富で丸々としている。その脂肪の多さもあり、また年齢的なこともあって、尻肉は少しく垂れ気味であった。その垂れた肉に圧迫されながら、その狭間からピンと真っ直ぐに毛筆が生えている。まるで尻尾のようだ。

「抜けそうじゃないか」

言って、枕必は筆をグリグリと回しながらめり込ませた。

「おおうっ!」

文子は、折りたたんだ膝を一瞬震わせる。肉壁を弄ばれる快さと、角ばった筆の尾が当たる時の軟い痛さを感じたせいだった。

「背筋を正して!」

枕必は命じて、文子の肩と背を相反する方向に押しながら、彼女を垂直に起き上がらせた。こうして再び筆を墨にひたす態勢ができあがる。
文子は恐々足のクッションで間合いを測った。その姿は、中腰と和式便器にまたがる格好のちょうど中間位の姿勢だった。

「手はここ」

さらに命令して、枕必は彼女の両手を後頭部に添えさせた。おかげで文子は、両の腋を広げ、和式便器で用を足す姿勢を取りながら、しかも膣に筆を差し込んで、おまけにそれに墨をつけようとしているという、どうにも間抜けな格好となってしまった。こんな四十路女の姿は、そうそう世間で見られたものではない。実際、彼女を知る誰も、彼女のこんな有り様を普段の姿からは想像できないだろう。

そういう情けないことになるのだから、文子がこの趣向を始める前にためらっていたのもうなずけるというものである。ところが文子はこの状況を、実は嫌がっているわけではない。そもそも本当に嫌なら、最初から拒否すればいいのである。いくら師弟の間柄とはいえ、あるいはいくら彼のことの運びようが巧みであれ、断れないほどの強制力はないのだ。つまり彼女は、自らこの状態を望んだのである。
確かに、これを始める以前に文子は躊躇していた。しかしそれは、このプレイが激しい羞恥心を煽るものであるために、しばらくやっていないと、それが多少の恐怖に変貌して彼女にプレッシャーを与え、結果独特の不安や緊張感を生じさせてナーバスになっていたものだ。一方いざ始めてみれば、のど元過ぎれば熱さ忘れるがごとく、それらが快感に変じていくことを彼女自身分かっていた。でも何度やってもナーバスになる。そういうものである。

では、なぜこんな情けない状況に追い込まれて、彼女は快感を感じるのだろうか。つい少し前まで積極的に男の肉棒を弄んでいた女とは相容れない性格のように見えるのに。
彼女の目的はあくまで肉欲を満足させることにあるから、そのために入用な肉棒は、いわば質に取られているようなもので、それがためいいなりになっている、それは一つある。だがそれは一番の理由ではない。では、何が最も強く彼女を突き動かしているのだろうか。

さて、そうこうするうちに墨をつけ終えた文子は、ようやく紙の方へと筆を移動させる段となった。足を抱けば、文子がごろんと横になっても十分お釣りがくるほどの大判の画面だ。

頼りない表情を浮かべて、文子は枕必をうかがう。その様を見て、彼はほくそ笑んだ。


<つづく>




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「師匠のお筆」 5-1-8
『師匠のお筆』


5-1-8



文子は、硯から紙面へとのっそりのっそり移動していった。右足、左足を交互に少しずつずらし前進していく。
両手を組んで頭の後ろに添えたままなので、陰裂に挿した筆を上手く気遣うことができず、房に付けた墨汁がぼたりぼたりと滴り落ちてしまうのをどうすることもできない。結果、足を進める度に黒い斑点が床の上にできていった。
さらには、柄を伝わって流れ出る白濁液もまたその雫に混ざる。墨汁の色の変化はちょっと見では分からぬが、そこには確実に精液と愛液がミックスされているはずだった。
その液で、文字を書いていくのだ。文子は、既に画面をいくらも汚しながらその上端に移動し、がに股の足を踏ん張って立った。膝はプルプルと震え、それは彼女の豊かな乳房をもかすかに振動させている。胸元の肌は鮮やかに紅潮していた。と、その紅潮が引くか引かないかの直後だった。

「ふっ! はぁっ……!」

文子は顎を上向け、目を閉じて大きく息を吸い込んだ。エクスタシーに達したのだった。
彼女はこの一連の行為のさ中で、性的興奮を高めていたのである。そしてこれが、彼女がこの屈辱的な仕打ちを拒まなかった最大の理由であった。文子は肉棒による満足を求めていながら、それとは別な、この理不尽な毛筆挿入行為によっても性的欲求を満たしていたのだ。これこそ、彼女の持つ被虐嗜好の現れである。

枕必はそんな文子の様子を見て、自然と口元をニヤニヤさせていた。
元来、本質的に女性には受容的な傾向がある、とは彼の持論である。性器の形状、つまり男性器を外から挿入されて初めて成立する仕組みに、その理由が求められるという。文子はその例のモデルケースということになる。

枕必は、今にも尻もちをつきそうな文子を支えるべく、彼女の脇腹を後ろから持った。肌に食い込んだ彼の手に、じっとりと汗が染みる。エクスタシーに達した文子は、体中に汗をかいていた。

「自分で立ちなさい、ほら」

文子の肩口に頬を寄せて、枕必は言った。相手は、しかし極度の興奮状態で容易に反応を返さない。それでも、彼にはこの趣向をやめるつもりはなかった。

「できないのかい? やめるかい?」

心にもないことながら、枕必は訊いた。

「欲しいんじゃなかったの?」

彼は続けてささやいた。まさに悪魔のささやきのようだった。これにつられて、文子は言った。

「欲しい……、です……ぅ……」

「だったら、ほら、ここに」

枕必は紙面を手で叩く。

「欲しい物書きなさい」

それは、ここでの絶対的な命令であった。これをやらなければ終われないのである。文子の方でも、それは重々承知している。

「はい……ぃ……」

少しずつ気分が落ち着いてきた文子は、意識して息を整えた。
その様子を見て、枕必は手を離し立ち上がる。そして、作業の全体を一遍に視界に収められる位置まで離れていき、彼女の周囲をゆっくりと歩いたり、時に立ち止まったりした。久々に眺めるこの光景を、彼は最大限満喫するつもりでいるのだった。


<つづく>




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「師匠のお筆」 5-1-9
『師匠のお筆』


5-1-9



文子は作業を開始した。通常手で持つところを膣穴で代用しているので自ずと作業手順も異なり、普通ならほとんど手と腕だけを動かすべきところ、今はまず体全体を書きたい場所に移すところから始めなければならない。文子は、相変わらず後頭部を抱えたまま、そろりそろりと足を運んで画面左上の方へと移動し、そして、荒い息を吐きながら筆先を画面に落とした。

手で書くのと違い、横棒一本引っ張るのにも骨が折れる。何しろ、筆先の向きが安定しないのだ。おまけに、いくら太めの筆とはいえ、膣の圧迫だけでこれを持つというのは中々過酷な話である。ましてや文子は特殊な鍛錬を積んだわけではなく、あまつさえ穴の内部は粘液でドロドロに濡れていて滑りやすい。筆が抜けないように気を使うだけでも一苦労だ。

文子は膣が締まるように意識して、下半身に力を込めた。すると、肛門がきつく閉まって、尻の筋肉がプルプルと震える。その尻を尻文字よろしく前後左右に振って、何とか文字を作っていく。出来上がるのは、細い線や太い線の入り混じったもので、もちろん全体のバランスなどはもってのほかのいびつな書だ。果たして、これを書と呼んでいいものかどうかの議論もあろう。

書家・枕必は、その点どう解しているのか。
彼はずっとニヤニヤと笑いながらこの様子を見ていたが、もはや自分ではその笑いを禁じることができないほど、この状況を楽しんでいた。彼にとって、これは性的な戯れでありながら、一方純粋に独立した一個の趣味でもあった。

枕必の元には、以前に創作されたこの類の“書”が、既に大量に保管されている。実は、彼が過去にこの趣向を命じたのは、文子だけではない。これまでに関係した幾人もの女性に、これと同じことをさせてきているのである。そうやって出来上がってきたこれらの作品を、彼は後生大事にわざわざコレクションとして残してきたものだ。
彼曰く、これには性的興奮を刺激されるのみならず、もはや芸術的興味すらそそられるということである。女性が膣を使って作品を生み出すということは、女性ならではに宿命づけられてきた行為であり、それ故にある面でこれは人生そのものですらある、と彼は言う。その正邪はともかくとして、枕必がこのコレクションを眺めるとき、大いに心満たされることは事実であった。

作品を見れば、枕必は容易にそれが生み出された時のことを思い出すことができる。
多くの女性に見られた反応は、この行為の性質上、恥じらいおののいて震えるというものだった。涙を流す者もざらにあった。ある学生の弟子を二人並ばせた時は、二人が二人とも極度の羞恥心のために泣きだしてしまったものだ。

また、羞恥心以上に屈辱感を強く抱く者もいる。とりわけ、書道を真面目にやってきた者にそういった例は多かった。やはりこれも枕必の弟子で、幼少の頃より書道を習ってプロとなった者なぞは、情けなさのあまり発狂しそうなほどに身悶えた。彼女としては、長年ライフワークとして培ってきた書道のキャリアを、こんな変態じみた性戯に活かすことになろうとは夢にも思わなかったであろうし、さぞかしショッキングだったのだろう。膣に筆を挿すという発想自体、考え付かなかったに違いない。

ところで、それほど心理的に負担を与えるものでありながら、憤慨したり拒み通したりする女性はこれまで一人もいなかった。そこが、女性の心理の複雑微妙な所である。これには色々な要素がからんでいる。
まず、そもそも関係を持った女性すべてにさせているわけではないので、あらかじめ受け入れられると思しき女性を見抜く枕必の眼力の鋭さがある。そして、両者の間の信頼関係、加えて彼への憧れや忠誠心がある。関係を最初に築くのと同様、彼の事態の運び方の上手さも忘れてはならない。要するに、以上枕必が指導者の故に成り立つ事情というのがある。

一方、女性が先天的に内包する条件もある。まだ文子ほどには至らぬまでも、潜在的に被虐嗜好の女性は多いし、その点はある意味枕必の先の持論が合致するのかもしれぬが、ともかくこれはこの趣向を許す一つの下地となりうる。さらに、女性にもやはり性的好奇心というのはあるわけで、これを刺激されて、一風変わった性的趣向に興味を示すことはむしろ自然なことでさえあるのだ。
実際、すべての者が最終的に協力的となり、またこれに愉しみを見出すようになっていく。そういう面では、この作業に携わった女性の順能力は高いといえるだろう。

文子もそんな女性の一人だ。その作業に取り組む懸命さは、ギュッと閉まった肛門の力の入り具合からもよく分かる。それを見ていると、枕必はついさらなる試練を与えてみたくなる。もっと追い込まれた後にできる、ギリギリの創作を確かめてみたいというのだ。
彼は、きつく閉じた彼女の肛門に、指を入れてやろうかと企んだ。しかし、すんでのところでそれは思いとどまった。なぜなら、以前別の女にそれをやって、紙の上に大便を漏らされたことがあったからだ。さすがの彼も、それには辟易した。女にかけて百戦錬磨の彼も、書道道具の上に糞をされるのは趣味に合わなかったようである。


<つづく>




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「師匠のお筆」 5-1-10

『師匠のお筆』


5-1-10



と、見ている間に文子は一つの作品を書き上げた。普通に手で書くよりも何倍もの時間をかけて。

「おちんぽ ほしい」そう書いてあった。欲しい物を書けという、枕必の指示に従ったものだ。膣で書かせる書道、いわば“膣書道”では、いつもこんな卑猥な題材を書かせるのが常だった。

だが最も卑猥な言葉は、実は下世話な文句そのものではない。それは、左下に書かれた作者の署名である。自分の名前を自分の膣で書かせられる、これほど間抜けで侮辱的なことはないからだ。それを書く女には、情けなさと恥ずかしさが津波のように押し寄せるだろう。さらにこれを卑猥な文言の横に記せば、身動きできない証拠を突きつけられた気持ちにもなる。自らこのばかばかしい行為を承認してしまったようなものだからだ。

名前ばかりをひたすら書かせたこともあった。誇り高い女であるほどこの屈辱の衝撃は大きいようで、自身教室を主宰して教え子を持つある女師範などは、名前を大書した後、ショックのあまりその上で失禁してしまった。膣で署名するだけでなく、それに尿までかけて、結果的により徹底的に自分の名を辱めることとなってしまったのである。

今日の文子の作品にも、署名がしてあった。それにしても、こんな場合にも様式に則り、ちゃんと左の隅に書くというのは、なおさらこの行事のばかばかしさを際立たせているようである。前述の通り、膣で書く場合には書きたい場所まで体全体を運ばねばならないから、署名が左下にあるということは、わざわざそこまで移動して書いたということになるが、膣から毛筆をぶらぶらさせて、これを落とすまいと必死で力みながらよちよちと尻を振る大人の女の格好というのは、どう理由をつけても間抜けなものに違いないだろう。

そうして一仕事終えた文子は、普段の厚かましさにも似ず、恥じらって弱々しく縮こまっていた。軽い疲労感もあり、枕必の判断を待つその表情は、どこか力無げにも見えた。また、羞恥と緊張という内心の影響のほか、見た目以上にハードな運動を終えたことから、素っ裸にもかかわらず彼女の肉体はカッカと火照っていた。

「ふむ……」

枕必は作品を見た。ひょろひょろとした頼りない線が、全体的に右側に偏っていた。字自体は読める方だった。場合によると、どう首をひねっても読めないときがあるのだ。
その作品が気に入ったのかどうか、彼の表情からは何も読み取れなかった。彼は、評価を下すことなくそれを少し離れた場所へ持って行って置いた。そうしておいて、言葉を発する代わりに新しい紙を持ち出し、文子の前に広げた。次の創作にかかれというのであった。

「ああ……」

何か言葉にならぬ声を文子は発した。許しをこうべく、甘えているつもりらしかった。だが、どんなに甘えてみても結果は変わらない。もはや彼女にとって、次の創作は責務だった。

文子は諦めて、今一度墨をつけに硯に向かった。そして、また紙の上に戻る。「おちんぽ ほしい」改めてそう書き、署名もした。枕必はそれを受け取る。するとまたしてもそれを脇にのけて、新しい紙をセットした。一からのやり直し、その繰り返し。苦行だった。
二回目は早く済んだが、三回目からは徐々にスピードが落ちていった。スピードには個人差があるが、文子は年齢的に厳しく、比較的早めの段階で体力を大幅に消耗していった。顎からは、いつしか汗の雫が滴り落ちる。
時折よろめいて、尻や手をつくことも多くなった。そうして六回目を数えた時、「お」を書いたところで彼女は尻もちをつき、とうとう起き上がれなくなってしまった。足が疲れて、ついに体を支えきれなくなってしまったのである。


<つづく>




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「師匠のお筆」 5-1-11
『師匠のお筆』


5-1-11



仕方なしに、枕必は文子の元へと近づいて行った。だがそれは、彼女のリタイアを許すためではなかった。彼は文子の後ろに回り込むと、その乳房をもろ手で鷲づかみにし、それを持って無理やりに起き直らせたのだ。

「ひっ!」

強引に乳房を引っ張り上げられて、文子は痛がった。痛みにつられて腰を浮かす。こうしてとりあえず元の姿勢に帰ることはできた。
しかし、枕必の手はいまだ乳房をつかんだままだ。彼はその手を目いっぱい広げて、乳房のみならず胸板までも握りつぶさんとばかりつかみかかったが、行く手を阻む脂肪の量があまりに多過ぎるので手のひらが押し戻され、指先は胸板に到達するどころか、そこをかすめる機会さえついになかった。その豊かな脂肪は指の間からも大量にこあふれ出ていて、それにより指が胸の肉に沈み込んでいく様が一層強調されて見えた。
ともかくも、枕必がそうして胸を持っていたおかげで、文子は再び倒れ込まずには済んだのであった。

「続けなさい」

厳粛に枕必は言った。

「はい……」

気力なく文子は返事した。一度倒れてしまうと気持ちも途切れてしまい、続きは「お」の次からだ、とは頭で命じていても、中々体がついていきそうにない。
いささか億劫な気分でいると、その時、彼女はふいに背中に生温かいふくらみが当たるのを感じた。

(あ、アレが……)

懐かしい温もりが、コリコリと背中を押していた。文子がいじくった時の固さはもうなかったが、柔らかい中にも芯があり、ぼってりと厚みのある独特の重さが確かに感じられた。
まさしくそれは枕必の男根であった。

(重い……)

背中に乗せられて、文子は思った。しかし、嫌な重さではなかった。むしろ嬉しかった。
重さには、物理的なもの以外に、精神的な意味合いもある。生命にとって神聖な所、大事な場所、また自分との関係からいえば、自分が目標と狙うもの、そういう重さである。
今背中に乗せられてみて、その重みがずしりと心に響く思いだった。そうして意識すると、徐々に背中からエネルギーが伝わってくる気がした。
しおれかけていた文子のやる気に、再び弾みがついた。彼女は嬉々として作業を再開した。男根が体に触れている限り、無限のパワーがみなぎってくるような気さえした。そのやる気ぶりは、まるで鼻先に餌をぶら下げられた動物のようだった。

枕必は、文子の乳房を上方へ向けて握りしめ、男根を背中に下腹部ごと押し当てて固定し、彼女ないし彼女の筆と一体になって動いた。こうして膣に筆をはめ込んでいる文子を抱きしめ動いていると、文子自身が巨大な筆で、枕必はそれを使って書いているように見えないこともなかった。

二人は紙の上で共に体を移動させ、残りの文字をつづっていった。「ち・ん・ぽ」そう書きながら、背中にある実際のそれを意識し、文子の股間はむずむずとかゆいような切なさを帯びて熱していった。総毛立ち、乳首は勃起し、肌が一瞬冷たくなったかと思うと、全身からじっとりと汗が吹き出した。なんだかそわそわと落ち着かなかった。

「おほおぉ……」

文子の口の端からよだれがこぼれ落ちた。まだ挿入していないのに、もう結合している気分で、気持ちが良かった。このままでは、この書が書き終わるより先に、文子はまた気をやってしまうかもしれない。

彼ら中年二人は、こうして自分たちだけの変態的な世界に酔いしれるのであった。


<つづく>




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「師匠のお筆」6-2

『師匠のお筆』


6-2


教室には、その日、期せずして鈴美も訪れていた。ここに通う生徒の母親として、ごく自然な訪問だった、はずだが……。

「ああぁ……先生……、もう許してくださいませ……」

あえぎあえぎ、鈴美は言った。明らかに、ただの保護者らしからぬ様子だった。

「んん? どうして?」

そばにいた枕必が尋ねる。彼も教室に来ていたのだ。ここの経営者の父親、あるいは師匠として、それもやはり不自然なことではないのだが……。

「だって、先生……」

鈴美は口ごもる。

「何? 言ってごらん?」

「あぁん……いやぁ……」

身悶えて、ごまかす鈴美。二人は、恋人が情事にふけるように、彼らだけの世界でじゃれ合っているようだった。

二人が、初めてこの教室で出会ってから半年近く、初めて肉体関係を結んでから二か月余りの月日が流れていた。

(変われば変わるものだな)

と、枕必は思うことがある。初めて会った頃の鈴美からは、不倫に興じる様子など微塵も想像できなかった。まして、性を前向きに愉しむようになろうとは。

「せ、先生ぇぇ……」

彼女は今、膣に後ろから毛筆をねじ込まれていた。これも、性の戯れの一環である。彼女は、それを拒まないのだった。

それも、ここはラブホテルの一室ではなく、息子の通う書道教室の事務室である。鈴美はそこで、スカートをたくし上げ、壁に手をつき、尻を男に向かって突き出しているのだ。

「許してぇ……」

枕必のつかむ毛筆が、肉竿よろしく彼女の秘唇をかき乱すと、自然と鈴美は媚びた様な艶やかな仕草を見せる。そんな艶姿に説得力を持たせるがごとく、彼女のそこは濡れそぼち、筆が動く度にクチャクチャ言った。

「止した方がいいかい?」

枕必は訊いた。筆を持たぬ方の手で、鈴美の白い尻を撫で回しながら。

「さすがに、ここじゃ気が引けるかい?」

言いながら、尻肉をつかむ。元々肉は薄かったが、それでも近頃は女らしい色気が出てきたと彼は思う。おそらく、枕必になぶられたせいも、年齢的に肉体が果実のように熟してきたせいも、どっちのせいでもあるのだろう。

パチン、と、そこを軽く打って、その肌の反発を確かめながら、彼は言った。

「違うだろ? ここだから、余計に興奮するんだろ?」

「あ、いえ、ちが……」

鈴美はやや焦って、それ以上具体的なことを言わせないつもりで遮った。しかし、枕必は先を続けた。

「息子がすぐそこにいるのに、こうやっていけないことをしてしまうのが、いいんだろう?」

枕必の言う通り、彼女の息子・神雄は今、この部屋のすぐ隣にある教室で、習字の勉強をしているはずだった。例によって、須美恵とのマンツーマンによる補習である。

「おっしゃらないで」

違う、と鈴美は思った。息子は関係ないと。そもそも、枕必との逢瀬の時に、家庭を思い出させるようなことを言わないでほしかった。それは、逃げだった。

「ほら、神雄君がそこに……」

「言わないでください!」

痛いところをあえて突く枕必、それを必死にかわそうとする鈴美。このつばぜり合いを押し切ったのは、やはり枕必だった。

「違やしないだろう! こんなになっておいて!」

彼は少し声を荒げて、そうして、激しく膣内の筆を上下させた。ジュバジュバと聞こえるような汁の音が、けたたましいほどにそこから鳴る。

「あぁぁ……、それは、だって……」

理不尽な話だった。この体の状況にしても、こういう関係になるに至ったのにしても、全部枕必のせいではないかと鈴美は思った。だが、彼だけを責められるものではない。

(それは、わたしだって……)

鈴美は心にごちた。自分にも責任があることは分かっている。枕必に抱かれることを気持ちいいと思うのだから。そして、彼に抱かれたいと思うのも真実なのだから。

(だけど……だけど……)

女には理由が要る。単純に肉欲だけを欲しがれたら、どんなにかいいだろう、と彼女は思うこともある。しかし、現実にそんなことはあり得ない。だから、許しが欲しい。逃げの口実が。

「ああぁっ……いやぁっ……!」

千々に乱れる心そのままに、鈴美はあえいだ。

「ア~ア、ビッチョビチョだ」

呆れて見せて、枕必は筆を一旦抜いた。ポタリポタリと愛液の雫が、筆の柄、秘穴、両方からこぼれ落ちる。

「ほら、この筆」

彼は、抜いた筆を鈴美の顔の前に持って行った。それは、つい先日枕必から彼女にプレゼントした筆だった。

「こんなことに使っちまって」

「あぁ……」

鈴美は羞恥にゾクゾクと震えた。なんて情けないことをしてしまっているのかと。唯一ともいえるプライドの書道の道具を、そして、敬愛の対象である師・枕必を、自分は淫乱な背徳の渦中に貶めてしまっているのだ。

「いやぁ……」

誇りと痴情が倒錯し、彼女は混乱した。

枕必は、そんな内心を知ってか知らずか何も言わず、唐突に鈴美の肉穴に中指をぐっと挿し入れた。筆で空洞が作られていたおかげで、穴はわけもなく指を奥まですっぽりと飲み込む。その中で彼は、クイクイと関節を動かした。

「ひゃぁああ……!」

「気持ちいいんだろう? 鈴美」

枕必は、彼女の耳元に寄ってささやく。

「気持ちいいのは、いけないことじゃないよ」

肉穴に刺さる指が二本に増えた。薬指だった。

「神雄君が居たって……」

枕必は、二本の指を穴の中で折り曲げた。そして、それを自在鉤のように見立てて膣穴をひっかけ、そのまま彼女の体を持ち上げんばかりに引っ張り上げた。指の腹が上の壁に食い込み、排泄のための経路まで歪める。

「うぅっ……! うふぅぅっ……」

うめく鈴美。

枕必はそれに構わず、膣壁をこそばすように指先を振動させる。そうした上で、語りを続けた。

「いや……、神雄君が居た方がいいんだ! 何もかも受け入れて、気持ちよくなるために」

言いながら、人差し指までその穴に追加する。

「お母さんだって、気持ちよくなるのは当たり前のことだよ。神雄君が――、息子が居る場所で、素直にそれを認めなさい」

鈴美には、彼の理論が理解できたわけではなかった。だが、言葉以上に心に響くものはあった。彼女は、何もかも枕必の言う通りなのだと、いつしか暗示にかかっていた。

そんな鈴美の痴穴を、三本の指がかき混ぜる。枕必は、指を三本ねじ込んだまま、手首を右、左に返して回転させた。それにつれて愛液の卑猥な音が、クチャッ、クチャッ、クチャッ、クチャッ、と響く。

「何もかも受け入れたいんだろう? 何もかも、一緒くたに。母としての自分も……、セックスも……」

「あ、あ、あ、あ……」

枕必のささやきにより、体の芯を何か熱い物が鋭く貫いていく気がして、鈴美は鳥肌を立てた。やがて、混乱した彼女の心には、肉欲だけが残るのだった。


<つづく>



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湯けむ輪(11) 20:18

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後八時十八分


三人は共に旅行に来た仲間らしい。

しかし、倫子にとってそんなことはどうでもよかった。問題は、この期に及んでもなお宇川と倫子が合体したままだということである。

宇川は、彼女の腰を離そうとしなかった。おかげで、彼のペニスが倫子のヴァギナにぐさりと刺さっている様が、ばっちりと二人に見られていた。湯の中に浸かっていたのならまだマシだったかもしれないが、浴槽のへりに座って、なおかつ二人重なって扉の方へ大股開きしていたのであるから、むしろ見て下さいと言わんばかりの姿勢であった。

中年男二人は、当然といった風で遠慮なしにまじまじと彼らの結合部に見入る。

うち、四角い輪郭、四角い体格の小柄な男が言った。

「えらいエエことしてるやんか」

その後の会話で、彼の名は牛滝(うしたき)と知れた。

もう一人、長い顔に頬骨の出っ張った男は、湊山(みなとやま)というらしい。その湊山も言う。

「いつの間に仲良ならはったん」

二人ともニヤつき顔で、二人とも酒臭かった。

倫子はもうパニックである。余りに危急の事態に立ち至ると、体も思考も停止するものだ。彼女はしばし呆然として、宇川の腿の上で串刺しのまま座っていた。

しかし、それも瞬間的なことで、すぐに我に返り抵抗を始める。なんだかんだでなし崩し的に宇川を受け入れることを許しはしたが、もはやこれ以上続けるわけにはいかない、彼女の中で、再び理性が活気を取り戻した。

(こんな……こんなところを見られるなんて……)

それはもう、恥じらいというレベルではなかった。肇との交合を盗み見られていたと知った時は、何かばつの悪いような気持ちが先に立ったが、今の状況はもうあからさま過ぎて、驚き呆れるレベルである。

(信じられない……こんなことあるなんて……)

そもそも、会って数分の見ず知らずの男とセックスすること自体が驚異的なことではあったが、それをまた目の前で見られてしまうというのは、もはや平生の想像をはるかに超えたもので、にわかには理解も及ばないのだった。

大体からして、肇に犯されるまで、結婚してこのかた浮気というものをしたことすらなかった彼女である。別に淫らな気性がなかったわけではないが、決して冒険心を起こすほどではなかったのだ。

ただ、そういう心持ちというのは目覚めを待ってはいたのであろう。それは、彼女のみならず、どんな女性にもありえることなのかもしれない。そういうところを、肇、そして宇川によって掘り起こされたというわけである。

(わたし……ああ、わたし……セックス見られてる……!)

男たちの目は、好奇の色に満ちて彼女の痴態を見つめている。倫子は取り繕うことも、言い逃れすることも何もできない。全て見られている。これから彼女は、何と言うべきであろうか。

(やめて……! もうやめて……!)

倫子は腰を浮かし、ペニスを抜こうとした。だが、それはすぐに宇川の毛むくじゃらの腕によって阻止されてしまう。

「ここで会うてなぁ。仲良なってん。な?」

宇川は倫子に問いかけた。そうして彼女の腰をしっかりとつかみ、強引に上げ下げして揺する。

倫子は両手をブランブランさせて空を泳いだ。だが逃げられはしない。その動きは、ただ彼女の豊満な胸を弾ませただけであった。

「コンパニオン?」

牛滝が聞く。

「ちゃうちゃう。え? ちゃうな?」

否定したもののちょっと自信がなかったのか、倫子に確かめる宇川。

倫子は答えない。

仕方なしに、宇川は代理で答える。

「ちゃう……で。奥さんやで」

「えっ? 人妻かいな」

湊山が面白そうに言う。

人妻て……エエんかいな?」

言いながら、彼は倫子の顔色をうかがう。

「ええねん、ええねん! 奥さんから誘てきたんやで。スケベな奥さんやねん」

と、宇川は適当な答弁。それに、

「ほんまかいな!」

と、牛滝が乗ると、一方で湊山は早くも次の話題に移って、

「せやけど、これ、ナマやでぇ」

と、大仰に指摘する。皆、宇川のねつ造を筆頭に好き勝手なことを言い出す。

「ナマでやってんねんなぁ。すごいなぁ」

改めて湊山は言った。彼はしきりに二人の結合部を見て感心している。

彼が関心するのも無理はない。彼らとて、他人の性交を目の当たりにしたことなどなかったし、何といっても、間近で見るオス・メスの結合というのは迫力があるものだ。

ふと宇川が、その結合部位を撫でてみせた。太くなったペニスが、パックリ開いたヴァギナに呑み込まれている所だ。

「ナマやでそらぁ。そらそうやがな」

言いながら、彼は倫子の手をつかみ、強引に彼女にもそこを撫でさせた。

(イヤァ……)

入っている。紛れもなく自分の体内に入っている。この男のペニスが突き刺さっている。そこがどんな様子か、見なくても分かる。濡れそぼった肉がめくりあげられて、そこに太く固くなった雄々しい肉棒が深々と……、

「アアッ!」

倫子は震えおののいた。恐ろしいことに違いない。しかもそれを他人に見られるなんて……、狂気の沙汰というほかない。

今しも、牛滝が顔を近寄せてそこを鑑賞している。

「ズボズボ入ったあんなぁ」

そうつぶやく彼の目の前で、宇川はわざわざ大きなふり幅で肉棒を出し入れして見せた。

「ヒイィッ!」

倫子は喘いだ。肉体の快感は確実にある。入口から奥まで一気に突っ込まれて、肉棒の長さを確かめさせられることを、女の穴はどうしても悦んでしまう。

(見ないでぇ……入ってるの見ないでぇ……)

それは、女にとって一番情けない姿かもしれない。どんなに取り澄ました人間でも、生殖行為の時だけは動物に戻らねばならないが、好んでそれを見せているならまだしも、たまたま見られてしまったのである。ペニスを挿入され、満たされて悦んでしまっているプライベートな姿――、とても人に見せられたものではない。それはもはや家畜の交尾同然ではないか。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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湯けむ輪(22) 20:48

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後八時四十八分


湊山は倫子の腰を引き寄せ、また自身も腰を突きだして激しく接合を繰り返した。その度に肌と肌のぶつかり合うパンパンいう音が、風呂場ならではに大きくこだまする。

少年たちは宇川の号令で二人に近づいていき、その結合部周辺を取り巻いて顔を並べた。

「ほら、なあ? 入ったあるやろ?」

そこを指さしながら彼が振り返る。

「は、はい……」

赤石を筆頭に、三人は生唾を飲み込んで答えた。

彼らの目前には交尾するペニスとヴァギナがあったが、ペニスは先端をうずめているので幹の部分しか見えない。他方その先端を覆い隠しつつ脇へと盛り上がる肉土手には、黒い縮れ毛が伸びやかに群生していたが、三人の目からはその毛一本一本までが確認できた。

「見えるかぁ? ほれ、チンポがなぁ、出たり、入ったり……」

湊山は一同を見まわしながらちょっとペースを落として、肉棒をギリギリまで抜き出したり、逆に根元まで押しこんだりして、性交の機能が見物しやすいように気を遣ってやった。そうやると、陰茎が膣に挿入されていく一部始終が少年たちにも非常に分かりやすく、まるで、理科の実験教室のようだった。湊山は教師よろしく、倫子という教材で彼らにセックスのレクチャーをしているわけである。

(アアァー……)

倫子は見られているのを意識して羞恥に震えた。いくら感性が狂っているといったって、全てを忘却しているわけではない。ちょっと気を抜けば、素顔の自分が顔を出すこともある。まじまじと間近で見られているのが分かればなおさらのこと、倫子は自分のセックスが、そういう知識のない少年らにまで観察されていることを恥じ、モジモジと身悶えた。

股間の花弁からは、それにつれ背筋を通ってゾクゾクとかゆいような感覚が伸びあがってくる。それは脳に到達するかしないかでぼやけていき、その不確かな感じが倫子の口をだらしなく広げさせた。もし手が使えたら唇に触れて確かめたかった所である。

「奥さん、ちょっと足上げてくれるか」

湊山はそう言いながら、といって別に彼女がそうするのを待つでもなく、倫子の右の膝の裏をつかんで自らそれを持ち上げた。すると、犬が小便をする時みたいに、彼女の股間は丸見えになる。

「ヒ……ヒィヤァァ……」

倫子はか細い声で啼いた。

女は女の建前として性に対して積極的に振る舞えない習いがあるが、そういう自覚を発動しなくても、今の倫子は芯から抵抗を覚えていた。セックスの場所を公開することには、何か恐れのようなものを感じずにはいられないのだった。

湊山は、さらに大陰唇の肉厚をめくってみせる。

「どうや? ちゃんとオメコにチンポ入ってるやろ?」

問われるまでもなく、少年たちにもその様は明らかだった。

「この穴に入るんやで」

念を押すように言う湊山の言葉に、三人は興奮して頷いた。その反応に納得しつつ、湊山は言う。

「よっしゃ。ほんなら終わり方もぼちぼち教えといたらなな」


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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「青き山、揺れる」(32)

「けどま、腐っても女子アナだからな。あんたみたいなババアでも、世間にはありがたがる奴が結構いるからなあ。なあ?」

緑川は、白木の方を見る。彼の意図は、黄本に対する皮肉であった。それを分からない白木ではなかったが、はっきりと相槌は打たなかった。先輩への配慮もあったが、それよりも、祐子のことが憐れに思われだしたからである。

彼は腰の動きも止めてしまった。すると、その少し緩んだ彼の腕の隙間から、祐子は逃げようともがきだした。しかし、すかさず、

「おい白木、しっかり捕まえとけよ!」

との緑川の怒号が飛び、白木は再び祐子の尻を抱え込んでしまう。祐子の企てはあっけなく失敗に終わった。もうどうあがいても、彼女には絶望しかなかった。

対して、緑川はあっけらかんと言い放つ。

「もっとさっきみたいにガンガン突いてやれよ。どうせこの女、それ目当てで来てるんだからさ」

先輩の命令は絶対だ。白木はまたしても腰の動きを開始した。

「ウ、ク……」

祐子は啼いた。精神が萎えても、肉体は反応を返してしまう。それが肉棒を刻印された女の宿命だ。加えて、彼女の体はもう出来上がってしまっている。体の火照りも、愛液も、もはや止まらない。彼女の心には、情けない気持ちが充満していった。

確かに彼の言うとおり、性交を目的に来ているのは事実である。考えてみれば、こういう危険とは常に隣り合わせだったわけだ。一つ所とはいえ、複数の男と関係を持てば、それだけ露見する可能性も高くなるというものである。これまでそれをわきまえていなかった祐子ではなかったが、いざこのような状況に追い込まれてみて、切実にその迂闊さを感じるのだった。

そんな彼女に、緑川は情け容赦もなく侮蔑の言葉を投げかける。

「ほら、お望み通りチンポ入れてもらえて満足だろうが。あ? もっと啼けよ、ほら。いつもみたいにすげえ声出してイけよ。そのイき顔撮ってやるからさ」

彼はカメラを近づけて、舐めるように祐子の顔を撮影する。祐子は思わず顔をそむけたが、緑川は彼女の髪をつかんでそれを引き戻す。

「いたっ!」

祐子は叫んだ。しかし、緑川はそれに構うことなく言葉のレイプを続ける。

「オラ、エロ顔こっち向けろ。カメラ見ろ、カメラ。チンポ気持ちいいって言ってみろ。お客さんが見てんだろうが」

お客さん、すなわち、このビデオを見る視聴者のことだろう。どうして彼はそのようなことをするのか、何の恨みがあるのか、祐子には理解できなかった。日頃いづ美と行う性欲処理を祐子が代役するという形で、お互いに利害が一致しているのではなかったのか。

女子アナのハメ撮り流出、大騒ぎになるだろうな。ていうか、どっかに売り込んだ方が儲かるかな。あんたの会社に売り付けるとか。でも、それじゃつまんないから、やっぱ雑誌社かな……」 

緑川は、気ままにプランを練っている。もし本当になれば、どのプランにしろ祐子は身の破滅だ。肉欲は強かろうがこれまで真面目に生きてきた彼女にとって――その不器用さ故に、こんな力士との邂逅という度外れた発散法に行き着いたわけだが――文字通り致命的な話である。もはや生きてはいけまいとすら思われた。

スキャンダルを恐れて、この努素毛部屋へ来るのも適当に間をおいてきたことはあったが、その際心配していた状況よりも、これはけた外れである。周囲の人間も仰天どころの騒ぎではないだろう。

それの何が面白いというのか、緑川は笑いながら話す。

「けどこんなヤリマンで、ショック受ける奴もいるかもな。やりまくりでマンコも汚ねえし、ケツ毛もボーボーだし。案外売れねえかもな」

「やめてぇ……!」

祐子は消え入りそうな声で言った。その頬には涙が伝っていた。混沌とした闇が将来に向けて横たわっていく中で、彼女の意識は朦朧とし始めていた。


<つづく>




<目次>
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