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作者が思いついたエロ話を羅列して自分を慰めるブログです。下品な妄想と低俗な文章に股間で共感して頂けたら幸いです。

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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて作りごとであり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。

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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「青き山、揺れる」
「師匠のお筆」

短編作品
「大輪動会」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」  ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」  ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」
「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」  ▼「山姥今様」
「おしっこ、ついてきて。」

湯けむ輪(34) 21:18

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時十八分


その人物は、呆気にとられて固まっていた。だがそれも、宇川が声をかけるまでの一瞬の間だけだった。

「吉野はん! 吉野はんやないか!」

「お、おお……!」

長四角の顔には縦に深い皺が刻まれ、そのてっぺんに申し訳程度に髪の毛が乗っている、まるでそれが野菜のヘタのように見える、そんな男だ。やはり宇川らの一行の一人で、名を吉野(よしの)という。

「な、なんや……どういう……?」

だいぶ酔っているらしくそれは赤くなった顔にも明らかだったが、さすがに目の前の状況を見ては、酔いながらも戸惑わざるを得ないよう。

「いやあ、ここで知りおうた奥さんでな、ほんでこの子らもここでおうたんやけど、まあ折角やしみんなで仲良うしょうか、いうことで」

宇川が言えば、湊山も、

「そうですねん。混浴やさかいに、色々出会いがありますわ」

と、ほのぼのした調子で説明する。それを聞いて吉野は、

「へえ……そうか、混浴か……」

と、基本的なことに感心しつつもまだ心おさまらぬ様子で、しかし口元は明らかに俗な興味で緩ませながら、湯船の中へ入ってきた。

「えらい仲良なったもんやなあ」

言いながら、吉野はついに満面をほころばせた。それと同時に、彼の股間の肉棒は早くも持ちあがりだす。

「そやで。どスケベな奥さんでなあ、一人で混浴風呂にマワされに来とんねん」

牛滝がそう話す途中で、吉野はあることに気づいた。

「いやっ、牛ちゃん! エラいとこに入ってるやんか」

そう指摘したのは、牛滝のペニスが倫子のアナルに入っていることである。

「どこから声出してんのかと思たら」

吉野の指摘を受けて、牛滝は答える。

「へへ、ケツや。ケツでしてんねん。混浴に奥さん一人やさかいな、女手一つでは穴が間に合わんねや」

まるで、混浴風呂に入ったら女はペニスを入れられるのが当たり前といったような口ぶりである。さらに、

「この奥さんも、ケツの穴つこてくれ、言いよるさかいな。見てみぃ、後ろから前から挿されて、ずっとあの世に逝きっぱなしやわ」

相変わらず勝手なことを並べ立てていく。もっとも、倫子の気持ちが昇天し続けているのは事実だ。

そんな彼女を取り巻いてずらりと残りの男根が居並ぶ。彼女にとっては、もはや男たちというより男根たちといった方がイメージしやすい。彼らという存在を、男根だけで認識しているのである。その部分だけが意味を持つと。

ここは彼女にとって天国なのか地獄なのか。快楽が精神を凌駕した今となっては、彼女に聞いてみてもはっきりしないだろう。

さて、吉野は彼ら男根たちを見まわして言うよう、

「これ、みんな?」

全員が倫子とまぐわったのかという意図である。

「そや、兄弟や」

宇川がニヤニヤと言う。その上、

「この子らなんかもう二回したで」

と、赤石と別所を指した。

「そや、自分の番やんか」

牛滝が気づいて、栃尾に言う。栃尾は待ってましたとばかりに倫子に挿入した。再びの二本挿しである。

「次、しまっか?」

宇川が吉野に聞いた。

「へへっ」

吉野は笑ってはっきり言わなかったが、その意思はもう明白だった。

「あ、別に焦らんでもエエねんで」

次が控えていると知って慌てないようにと、宇川は栃尾を気遣った。だが、栃尾にはそう言われようが言われまいが関係なかった。彼はあまりにもあっけなく射精を終えてしまっていたからである。

引きさがる彼、それと入れ替わりに、吉野が前に進み出た。


<つづく>



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湯けむ輪(35) 21:21

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん





――午後九時二十一分


「へへへぇ」

笑みを浮かべた吉野は、陰茎の先を迷いなく倫子の膣に押し込んでいった。そこにはさんざっぱら男たちの精液が放出されていたが、それらは何ら彼をためらわせるものではなかった。

「おお……具合ええ……!」

彼は湯に浸かるのと同じようにため息ついて、その快感を表現した。

一方、彼がすっかり倫子の内にその身を埋めると、牛滝は彼女ごとおもむろに起き直った。

「ちょっとこう、挟んでしょうか」

彼が言うには、倫子を二人の間で持ち上げ、その前後から挟み撃ちにしようというのである。すぐにそれは実行され、二人は男根を挿入したまま倫子の体を宙に持ち上げた。

「サンドイッチや」

牛滝は言った。やや不自由な体勢ながら、両者はカクカクと腰を振りだす。するとそれにつれ、倫子の足がブラブラと揺れた。

彼女にとっては、たとえ相手が一人でも初めての体位である。もし気が確かなら、それなりの心の動きがあっただろう。だが、生憎今は、

「アウアフ……」

などと、意味不明な声を微かに上げ、口辺からよだれとザーメンを垂らすだけだった。

その口を吉野が吸う。そうすると、密着する二人の間で倫子の巨大な乳房がつぶれ、さらに余った脂肪が隙間からあふれた。それは、彼女の体が上下する度に、吉野の胸板の上でツルツルと滑る。

吉野はその感触を楽しみつつ、深々と肉棒を彼女の前の穴に挿し入れた。二人の縮れ毛が入り口で絡み合う。他方、後ろの穴の入り口にも縮れ毛はへばりついていたが、それは牛滝もまた深々とその穴に肉棒を挿し込んでいたからだった。

「どないでっか、吉野はん」

彼は問う。

「ええ具合や、こんなん初めてや」

吉野は答えた。ユッサユッサと二人は倫子を抱え揺する。しばらくそうしていたが、やがて牛滝が言った。

「もうぼちぼち出そうやわ。どない? 一緒に出しまひょか?」

「そうやな」

吉野は彼の意図をすぐに汲み取って、その申し出を受けた。すなわち、前後で同時に射精しようというのである。二人は申し合わせてラストスパートのピストンを行った。

「アウフウゥヒエヘエェ……ッ!」

倫子は白目をむいてだらしなく二人にもたれかかる。本来なら前の男にしがみついてでも体を安定させたいところだが、もはやそんな防衛意識すら放棄してしまうほどに、彼女は手いっぱいだった。もしも二人が一気に手を引いたら、そのまま湯の中にドボンである。

その様子を指さして、宇川が笑う。

「重そうやなあ。こら重労働やで」

その指摘は当意即妙で、確かに今の倫子はすこぶる重そうだった。普段なら決して太っては見えないのだが、大の大人の女ひとり、こうやってだらけきった格好で抱えあげられていると、たとえ二人がかりでも重そうに見えた。

もっとも、労働中の男達が音を上げることはなかった。彼らが宣言したのは、むしろ仕事の完遂である。

「ああっ!」

「うっ!」

口々に快感の叫びを上げて、前後の両者は倫子の体内に精液を吹きあげた。

――同時射精。膣内と肛門内に、一斉に熱いスペルマがほとばしる。生殖行為としては概念上ありえないことだ。そもそも二人の男と同時に性交渉することもだが。

「うわあ、すごいなあ」

湊山が感嘆の声を上げた。まるで二発同時の打ち上げ花火を見たようだった。

ひとしきり脈動を終えた所で、まず吉野が肉棒を抜く。すると、栓が抜けた穴ぼこから、ツーッと白濁液が流れ落ちた。

続いては牛滝の番だ。だが彼は大股開きに倫子を抱え上げたまま、容易に男根を抜こうとしなかった。

「このままお風呂でブリブリされたらかなんからなあ」

意外な彼の心配りだった。もしものことを心配し、彼は彼女を抱えたまま脱衣所の方を目指す。

「おいおい、どこ行くねんな」

宇川が尋ねる。すると、牛滝はそれに答えて、

「ん? トイレ、トイレ」

そう言って、男性の脱衣所の方へ入って行った。

「なんや……、そやからアナルはめんどくさいねん」

宇川はいささか不満そうである。

「……しかしあんたら、ずっとここおったんかいな?」

ふと吉野が問う。

「そやねん」

宇川が応じる。

「さすがにのぼせてきたわ」

彼はそう言って笑った。


<つづく>



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湯けむ輪(43) 23:20

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十一時二十分


宇川の提案には賛否両論であった。

年若い者達には、これから移動をすることによって、折角出来上がった空気が冷め、何となく続きがしづらい雰囲気になってしまうのではないかと危惧されたのである。とことん惰性でやり尽くしたい彼らなのだ。

一方、

「いやいや、温泉でヤんのも乙なもんやで」

との吉野の言葉に代表されるように、中年達は概ね宇川に賛成の意見であった。彼らとて少年達の気持ちが分からないではなかったが、年を喰っている分些か冷静ではあり、別な角度からもっと獲物をむしゃぶり尽くしたいとの考えに傾いていた。

もっとも、いずれにせよ倫子をこれからも輪姦し続けるという点では争いがなかったわけで、両者の歩み寄りにはそれほどの時間はかからなかった。また、年功序列という縦の規律が現場には貫かれており、宇川らが特にOB達を重点的に説き伏せることによって、その下の赤石ら部員も自然になびくことになったのだった。

かくして、一行は倫子を担いで部屋の外へと出た。担ぐといっても普通にではなく、当たり前のように男根で貫きながらである。

東郷は、先程三発も立て続けに精を出したのにかかわらず、またしても肛門に肉棒をねじ込み、そのまま倫子を抱え上げた。大柄な彼にとって、女一人犯しながら持ちあげる位訳はない。

といっても、今は彼一人の力で持ちあげたのではなかったので、なおさらのことであった。倫子の前面にはもう一人、玉造がいた。彼は、膣に男根を挿し入れつつ、東郷と共同して倫子の腿を抱えていた。

こうして、前後の穴を塞がれながら、二人の男によって持ち運ばれていく倫子である。まるで神輿さながらに、その周囲には彼女を祭り上げる他の男達が付いて行く。

そのまま後はエレベーターで降りていくわけだが、一つしかないエレベーターには同時に全員が乗ることは不可能であるので、まず先に中年グループが乗り、次の便で残りの者が行くことになった。OB達に運ばれている倫子は、後の便である。

「ほなな」

ガヤガヤと雑談を始めた中年連中の中、榊原がコミカルに手を振って別れを告げた所で扉が閉まる。

残された一同は、右から左へと移動していく数字を見上げて待った。

と、その時だった。

「おい、お前ら、どこ行くんだ!」

突如いかめしい声が廊下に響いた。

「やっべ!」

東郷がつぶやくと、彼と玉造は顔を見合わせ、とっさに移動して、倫子を地面に下ろした。そこはエレベーターより向かって斜め右前、客室が並ぶ廊下から直角に曲がる壁によって、ちょうど向こうからは死角になる場所である。

「こんな時間にゾロゾロと、何やってる」

声の主はスリッパの音を鳴らし、団体の前へと近づいてくる。

「どこ行く、んん?」

彼は立ち止まると、部長である赤石に問うた。

「いや、あの……」

返答に窮す赤石。

と、その時、質問者の後方の部屋の戸が開いて、またもう一人の男が出てきた。

「なんだ、こんな時間に。――宮浜(みやはま)先生、どうしたんです」

彼もまた近づいてくる。

その彼の方を向いて、先に出てきた男が言った。

「奥津(おくつ)先生、こいつら連れだって、今頃から抜け出そうとしてるんですよ」

「何? こんな時間からか?」

奥津は、生徒達の顔をジロリと眺めまわした。

生徒達、慌てて視線を下に落とす。

「あっ、玉造! 東郷……川棚もいるじゃないか!」

奥津はちょっと驚いた風に声を上げる。

これには宮浜も驚いたようで、

「お前らまで一緒に何やってるんだよ」

と、こちらは少し呆れ顔も交えながら言った。

「いや、なんかもっかい風呂でも入ろうかな、なんて」

東郷が答える。

これに連携して玉造も、

「喉も渇いたし、飲み物も買いに行こうってなって、それでみんなで……」

と、言って補った。

これに対し、宮浜・奥津の両人は指導者として納得するはずもなく、

「明日にしろ明日に。こんな遅くにうろちょろしたら迷惑だし危ないだろ」

「喉渇いたんなら茶を飲め。部屋にあるだろ」

と、それぞれ渋い顔で言った。

結局、二人に叱られて、大浴場行きを取りやめにせざるを得ない一行であった。しょんぼりとして各部屋に戻る部員とOB達。取り残してきた倫子に後ろ髪を引かれる思いだった。

奥津は彼らの背中をポンポンと叩きながら、

「明日も朝練あるんだからな。よく寝ろよ」

と声をかけて部屋まで見送った。

その後、指導者の二人も自室に帰り、それでこの一件は終わりになるはずであった。ところが、奥津が玉造らを部屋に送った頃、ちょうどエレベーターが到着して扉が開いたのである。これが結果的に運命の分かれ道となった。

その時、宮浜はまだ生徒に注意した場所から動かずにいたので、開いた扉にも近く、自然とそちらの方を見た。中は空である。生徒達が呼んだものであろう、とは容易に想像できた。

それで納得すれば、事はそれまでで済んだ。が、彼は習性として、一応生徒らの屯していた場所を端まで見て回ってから帰ろうという気を起こしたのである。

で、彼は気づいてしまった。


<つづく>



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湯けむ輪(56) 00:08

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前零時八分


「ア~……」

藪塚はうっとりと息を吐き、つららのように白色透明な糸を引いて肉茎を抜き出した。

その瞬間、渡瀬の介助もむなしく倫子はどっとくず折れて、ソファーの角っこに頭からのめり込む。それはちょうど夫が眠るソファーの続きであった。ソファーは店の角に沿って、くの字形に設置してある。

「ウ、ウ~ン……」

夫は急に呻いた。これまで幾多の障害を乗り越えてきた酩酊も、振動にはさすがに反応したと見える。

「お、ぼちぼちお目覚めか」

榊原が言った。

しかし、夫は軽く寝相を直した程度で、目を覚ましはしなかった。

「かまへんがな。次しぃな」

渡瀬は我関せずといった態で、藪塚の“次”を促す。その視線は、袋田を指していた。

一方袋田は、その時夫の寝顔を覗き込んでいた。“この男が夫なのだろうか”と確かめる風である。ただいくら眺めようとも、誰と誰が夫婦かなんてところまで把握していなかった彼には、倫子の同行者であるという情報以外には確認のしようがなかった。

それで、彼はそのことを報告しつつ、渡瀬に指名されたのを受けて、マスターに話を振った。彼とマスターとは心やすい関係にあるらしい。

「矢板(やいた)さん、よかったらお先に」

勧められて、マスターこと矢板は、

「え、そうですか? いやしかし、旦那さんだったらねえ」

などと口では遠慮しつつも、自らカウンターの外へ出てきた。その上、

「いざとなると恥ずかしいですねえ」

と言いながら、結局ズボンを下ろしてしまう。この男も、どうやら悪性だ。

「いいんですかねえ、ほんとに」

誰の許可を求めているわけでもないのに白々しい物言いをしつつ、彼はいよいよ欲棒を取り出した。そうして、“よいしょ”と掛け声しつつ、倫子の尻を持ち上げる。

この間、倫子は終始無言である。何の意思表示もせずにうずくまっていた。本当なら逃げ出したいはずなのに、なす術もなくまた新しい男に侵入されようとしているのだ。

(あなた……)

頭の中で繰り返すうわ言もむなしいばかり。一体彼女の罪悪感は本心なのだろうか。今や彼女自身にすら心許ないことだった。ただ、彼女がどう思おうと、今からまた夫のそばで他の男に抱かれるというのは厳然たる事実である。

矢板の勃起した陰茎は、ダイレクトにゴールを狙い澄ます。グチャグチャに濡れたそこは以前より形すら変わったように思えて、倫子にはもはや恐ろしくて直視もできそうにない場所だ。逆にそれほどの故に、男からすれば狙いやすい。矢板はその淫猥のるつぼに、分身を一気に沈みこませていった。

「あ、あっ、ああ~……」

溜息ついて、腰を進ませる。するとそれに伴って、ジュプッ、ジュプッ、という粘り気のある汁の音が鳴る。それは、それまで乾いていた陰茎が、まるで湯につかるように急速に濡れていく過程を代弁していた。

「どないやマスター。ビデオで見た通りやろ」

榊原が言う。下劣な男どもには、たとえ他人の吐き散らかしで混ぜ返された陰裂を前にしても、ためらいの情など微塵もなかった。実にのん気なものである。

「ええ、でもやっぱり本物はいいですねえ」

矢板はそう話しながら、次第に局部の摩擦を激しくしていった。

「奥さん。奥さんとスるのは今が初めてですが、奥さんのアソコは先に知ってるんですよ。よっく見ましたからね。アップで見ましたからね」

彼は倫子に向けた体でありながら、その実観客の目を意識して話した。実際、観客達の反応は上々だ。

「そや! 奥さんのいやらしいオメコ、どアップで映ってたで。中に出されたザーメンもばっちり丸見えや」

渡瀬が喝采を送る。しかも彼は、興奮を満々にみなぎらせてこうも叫んだものだ。

「アー、なんやまたシたなってきた。――マスター、ちょっと悪いけど一緒に頼むわ。もう分かってるやろ?」

「ははあ、あれですか。あれやっちゃいますか」

阿吽の呼吸で矢板は動く。すでに段取りは重々承知の彼である。すなわち、一旦座って倫子を向かえ合わせに抱き直し、そのままの状態でソファーに仰向いた。

すると、浮き上がった彼女の尻めがけて渡瀬が覆いかぶさっていく。

「奥さん、ただいま。寂しかったやろ、一本では」

言いざま、彼は倫子のアヌスを深々と貫いた。

「ンヒイッ!」

これには、呆けていた倫子もさすがに声が出た。この感覚には慣れるものではない。もちろん、“寂しかった”なんてことありえない。だが、一度刻印されたものは消えず、永遠に体に刻みこまれる。しかもあれだけ何度もされたからには、体がもはやこの感覚を前提にしている節はあった。

「どや、よう締まるようになったやろ」

したり顔で渡瀬が問う。

「ええ。これが二本挿しですか! 初めてですよ」

嬉しそうに矢板が返す。

「実はワシかて今日初めてしてん。大体3P自体初めてやねん」

「そうですよね、普通そんな経験ないですよね」

二人は一つ女体を共有して、実に和気あいあいと語りあった。途中からは立ち上がり、二人して倫子を抱えあって揺さぶる。

やられ放題の倫子、この体勢に至りなば、もはや夫にばれるばれないの次元ではない。後は、体内の葛藤との闘いだ。

その様子を見ていた榊原は、袋田にしみじみと語っていた。

「あの人がもし旦那やったとしたら、あの奥さん、夫の横で二本もチンポ入れられて、ものすごいことしてんな。一本でも大ごとやのにやで。大体ケツにチンポ入れたことなんかあったんやろか」

何を今さら、といったようなことだが、彼はそれに頓着せず、袋田も純粋に感心して聞いている。

他方、倫子の耳にその声は届いていなかったが、これは幸いであった。こういう冷静な会話は、揶揄されるよりも一層惨めな気持ちを引き立たせるからだ。そうでなくても、二本一遍に男根を埋め込まれ、またぞろ衝撃的な混乱と恥辱を与えられているさ中である。

(こんな姿、あの人に見られたら……!)

当然にその懸念はちらつくが、それよりも今のこの肉の衝撃こそ喫緊の課題であった。

だがもし夫が本当にこの姿を見たらどうだろうか。そもそも長年連れ添ってきた間、妻の肛門にペニスを入れる発想すらなかった彼である。ところが妻は、今日会ってすぐの見ず知らずの男にその穴の処女を捧げ、引き続き何人もの男にそこを広げさせ、今ではすっかり性器にしてしまっているのだ。それだけでも信じられない光景に違いない。

「連れも言うとったけどなあ」

榊原は話を続ける。

「あの奥さん、もう旦那のチンポでは一生満足でけへんで」

そう話す彼の視線の先には、瞼を閉じようとして閉じ切れず、わずかに白目をむいたまま男達に寄りかかる倫子の姿があった。


<つづく>



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湯けむ輪(62) 00:30

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前零時三十分


ほどなくして、その身から出ていく汁と入れ替わるように、彼の汁が入ってきた。熱いほとばしりが、同じく熱い洞穴にじわっと広がっていく。

(あなたぁ……)

倫子は心に呟いたが、それはただ夫がトイレに立つということを聞いて反射的に思いついたもので、もはや謝罪や後悔の意図なぞ微塵もないものだった。夫らしい者の足音は、次第に遠ざかっていく。

一方、射精を終えた袋田は立ち上がって、矢板同様に事後のものを倫子に世話させ始めた。但し、今度が前と違ったのは、イラマチオではなくフェラチオだった点だ。

彼女は最初こそ股間に導かれたものの、その趣旨を理解するや、任意で口を動かすようになった。優しく丁寧に亀頭を舌で丸めこんでその穢れを清めつつ、皺を寄せながら唇をすぼめ、尿道に残った精液を絞り出して嚥下していく。まるで仕事疲れを労わるような、実にまめまめしい世話である。女は偽りの多い生き物と自任しているが、実際には迂闊な素直さをも同時に持ち合わせているもので、彼女は袋田の手並みに降参するや、女の誠でもってそれに応じたのだった。

その様を見て渡瀬が言う。

「おう、よう吸いついとんなあ」

それは、トイレのドアが閉まるか閉まらないかの時だった。実はこの時、夫が席を立つや否や、その場にいる者全員が倫子の口淫ぶりを見守っていたのである。

それに気がついた倫子はまた赤面したが、もはや誠意の慣性は止めようもなかった。命じられるがままに袋田の玉袋まで舐め清めていく。舌先で球体の輪郭をなぞり、唾液で満遍なくベトベトにする。その際額に乗っけていた亀頭の先からは白濁汁がしつこくにじみ出て、彼女の眉頭をしっとりと濡らした。

「ええ顔でしゃぶるようになったやないか。いよいよ本領発揮やな?」

渡瀬はからかったが、倫子にはもうどうしようもなかった。それで、

「もっと広いとこ来てしいや」

と榊原に言われて、袋田がカウンター裏から出て行った時も、まるで餌に誘われる犬のように、ブラブラ揺れる肉棒に惹かれてそのまま付いていった。但し、その身はかすかに、傍目にはそれと分からぬほどかすかに震えていた。

(ああ……破滅する……)

終末の予感は刻々と迫っていたが、もう自分が何をしようとしているのか分からない。ただ、それでいて不思議な心地よさは否めないのである。

倫子は、袋田に続いて藪塚の陰茎もしゃぶった。彼のものは早くも復活していて、それをまた露出しては、我慢できないという風に近づけてきたのである。彼の加入に伴って、袋田は離れていく。

他方、背後からは榊原が寄ってきていた。

「もう一回位やっとこかな」

彼はまるで、仕方がないなとでもいう風に言って、これから固くなっていくであろう海綿体を、ボッテリと倫子の肩甲骨辺りに乗せた。それは、うなじから裾の毛の生え際を経て、後ろ髪の中で完全に勃起する。彼はしばしそこで、ペニスに毛髪をからめて遊んだ後、再び位置を下げ、背骨を通ってさらに下降。

「ええやろ奥さん、ケツの穴」

と、両方の親指を引っかけて強引に肛門を広げつつ、自身のわだかまりをその上にあてがった。洞穴は呼吸するようにヒクヒクしている。まるで返事しているようでもある。そしてその返事は、新装されたその穴の使い道を肯定するものに違いなかった。

間もなく榊原はそこへ入っていく。その上で藪塚まで誘う。

「兄ちゃん、挟み撃ちや」

それを聞いた藪塚、嬉しげに寄ってきて倫子の片腿を持ち上げた。そうして性毛を一旦ジャリジャリいわせながら、その中にある柔らかな膨らみの割れ目へと勃起を押し込みゆく。

「スゲ! 狭い」

入るなり感想を述べる彼。こうしてまた鮮やかに三人が一心同体となった。大の大人が揃いも揃って、いずれも分別なくして劣情一直線。皆々汗をかき肩寄せ合って、性の悦び一筋にまい進する。藪塚だけならばいざ知らず、他の二人は今さら情熱だけで動くでもないいい歳の大人である。それが稚拙にもセックスに没頭し、成熟した体を快楽のみに捧げているのだ。まさに淫乱極まれりである。

だがそれでもまだ、倫子にはぬぐい切れぬ恐怖心があった。藪塚の肩越しに便所の扉が見え隠れする度、胸の奥が締め付けられるような痛みを感じる。今に扉が開き、中から出てきた夫が自分を目の当たりにするであろう。男二人に挟まれて前後同時に男根を挿入され、その間でよがり狂う変わり果てた妻の姿を。

「イヤ……ッ!」

倫子は首を振った。まだそう易々とは人生を捨てきれない。

「あれマジで旦那さんなんですよね?」

藪塚が後ろのドアを指して尋ねる。それは倫子を通り越して榊原に向けられた問いだった。

榊原、ニヤッと笑って、

「さあ、どうなんや?」

と倫子に質しつつ、盛んな腰振りで彼女を煽りだす。

「もっと声出しいな奥さん。愛する旦那にスケベな声聞かしたれ」

「イヤァ……!」

ビクンビクンと二度三度熟れた体を痙攣させ、何とか意志の力で持ちこたえる倫子。しかし、彼らの太い存在感が、その腰を甘えさせる。いきおい、“スケベな声”にも近くなる。

榊原は、“ほんまの声”とも言いなおした。それはつまり、“本当に気持ちいい時の声”という意味であった。今晩に至って初めて思い知らされた性の深奥、そこで見た性的快楽の極み、その時に心の底から自然ににじみ出てきた声。夫には聞かせたことのなかった、すなわち彼には出させることのできなかった声、本当にセックスで感じた時にだけ出す声である。彼女はまさに今日、セックスの本当の気持ちよさを知ったのであった。

それでも、いざ意識してその声を出せと言われると、この場ではまだ思い切れなかった。もしも便所に誰もいなければ、すんなりと流されていたかもしれないが。

そんな彼女の逡巡を知って、榊原はなおも無理強いをする。

「ほら奥さん、“チンポ気持ちいい”て言うてみ」

「そうっすよ。ご主人に報告しなきゃ。“今チンポ二本入ってます”って」

藪塚も調子に乗って煽り立てる。

しかし、倫子は取り合わない。ただ局部に精神を集中し、必死の葛藤を繰り返すだけだ。

すると、渡瀬が気を利かせて、とんでもない暴挙に出た。便所のドアに近づくやいな、“コンコンコン”とノックしたのである。


<つづく>



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湯けむ輪(93) 04:48

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時四十八分


もうとっくに眉も紅も剥げてしまった顔、それをメイクする道具はペニスだけである。これ一本だけ使ってメイクアップを完成するのだ。

「いやあ、美人の顔は気持ちいいねえ」

亀頭のペンシルが、粘り気のあるラインを眉山に描く。次いでまぶたを彩る。矢板はウキウキと己が筆を走らせていった。今使っている化粧筆はカンバスである顔に対してはるかに極太のものである。その一本で隅々まで器用に仕上げていく。

そこへ、もう一本加わった。これまた極太を今度は玉造の持ち物であった。

「おお、顔ズリ気持ちいい」

彼は言いながら、容赦なく男根を倫子の顔面にこすり付けていく。

「チンポで顔こするとか、外道っすね。完璧マンコだわ、これ」

性行為としての用を足される女の顔、それはまさに“マンコ”と称すべき代物と化していた。そこには妻として、まして母としての片鱗もない。

「あの子が見たらびっくりするだろうなあ」

矢板がしみじみと言った。

「“お母さん、まだかな”なんて心配してたけど」

“あの子”それは倫子の娘のことだった。

「いい子だね、あの子。ねえ? お母さん」

彼はやんわりと倫子にも話を向けてみたが、彼女にその声は届かなかった。その面上を激しく往来する二本のペニスに揉まれて、アップアップと息も絶え絶えである。二本の先端からは粘っこい白汁が先走り出ていて、それらが前髪から鼻筋にかけてネッチャネッチャと広がり泡を起こす。彼女の顔は現在“マンコ”と化しているのであり、それが口を利くはずもないのだ。

「しかしお母さんは二本のチンポとお顔でおマンコして大忙しときたもんだ」

矢板は揶揄しつつ、袋田に視線を向けた。

「ねえ、フクローさん。あの子も大変な母親を持ったもんだ」

袋田はちょっと離れた所に腰かけて鎌先と談笑していたが、その時矢板の方をたまたま見ていたものである。

二人はその後、倫子の娘やその連れと先程会ったという話をした。それがどのタイミングだったのか、二人の会話からは周囲に判然としなかったが、なんでもその際に倫子の夜更かしへの疑いを逸らすことに成功したというのである。

「へえ~、それで大騒ぎもせずに今まで引っ込んでんのかい?」

鎌先が呆れた風に言った。

「ここの旦那といい、娘といい、よっぽど鈍感というか、異常なのんびり屋だなあ。普通探し回ったり、下手すりゃ警察に駆け込んだりするだろうに」

それを聞き、牛滝も苦笑して言う。

「ちょっと頭おかしいかもしらんな。それか、この奥さんが普段から相当変わりもんか」

森岳も口を挟む。肉棒で乳肉を突き刺しながらだ。

「どうなんだ、奥さん? いつもこうやって男を引っ張り込んでるんだろう」

「ハハッ、そら間違いないわ。こんなえげつないでか乳の女、そらあ毎日盛りまくっとんねんで」

牛滝が大笑いしながら下からピストンを繰り出すと、その“でか乳”が大いに波打った。ただ、いずれの乳房も人の手によって鷲掴みにされているので、その地盤と表面のみの変化である。

乳房は今、右を森岳、左を栃尾に占拠されていじくり回されていた。各々勃起を柔肉に突き立て、思い思いに弄んでいる。たっぷりとした容積のために、底部が胸板の上に垂れる格好になっている所、その狭間に挟み込み、腰を使う二人である。

「下乳パイズリってな」

森岳が栃尾にレクチャーしてやる。栃尾はそれに倣って初体験ながら存分の遊戯だ。豊かな乳は、その垂れに優々とペニスをサンドイッチにできるのである。

「おおっとっと」

胸部組の二人に足場を取られて、矢板がよろめく。仮に盛りのついたメスであれ、それに呼応したオスが多すぎる。現状六人がかりで犯される女体一つだ。男達は互いに身をよじりながらこれをシェアし合った。

そこへ、また一人寄ってくる。

「おおい、ぼちぼち入れさしてえな」

そう呼びかけつつ倫子の背の方から来たのは湊山であった。彼はその見事に勃起した分身を犯され女の背中に張り付けた。これで七人がかり。一人対七人のセックスだ。

それに気圧されたのか、焦ったのか、ここで一人脱落したのは栃尾であった。彼の出したものは、先ほど彼が舐めしゃぶった時の唾液にまみれた赤い乳頭の上へ練乳のようにまぶさった。ただし、その分量たるやもうささやかな程度である。

一つ場が空いたことで、森岳はもう片方を手繰り寄せ、それらの谷間で性交することにした。彼曰く、“下乳パイズリ”よりもやはり両乳房でやる方が良いとのことである。

ところが、これで割を食ったのが大牧と白峰だ。なぜなら彼らは、栃尾が抜けた時、これに取って代わろうとして待ち構えていたからである。結局二人は誰に顧みられることもなく、森岳の終わるまで待つことになった。

と、ここで森岳より先に終了したのが矢板であった。彼と玉造とは互いに女の髪をつかんで彼女の頭を奪い合って腰を振っていたが、先攻の矢板がまずはフィニッシュしたわけである。彼の射精は倫子の額にしたたかぶっかかった。

「おぉ、出る出る」

目を細めた矢板が、濁った汁のほとばしる眼下の白い額を見る。

「おっ、顔射っすか」

玉造が嬉々として言った。倫子の顔を“顔マンコ”呼ばわりする彼の言葉に沿えば、その“顔射”も性交の結末として当然のものである。受精こそしないが、ペニスとフェイスのれっきとしたセックスなのだ。

さらに彼は、“俺もやろ”と宣したが、すぐにするのではなく、両手で相手の頭を独占して、このまままだ楽しむ構えである。

他方、それと前後して射精したのが、こちらは正真正銘の“正統な場で”セックスをしていた牛滝である。彼は湊山に向けて、

「しゃあないから譲ったるわ」

との捨て台詞を吐いて、膣中にリビドーを吐き散らした。もっとも、本当は西浦と同時に出すはずだった彼なのである。彼曰く、“打ち上げ花火”として、前後の穴に同時に子種を注入する計画だったのだ。ところが、西浦がこれに上手く合わせられなかった。

「残念やったなあ」

肉棒をしごきながら、湊山が意地悪く笑う。そうして彼は、牛滝の場所に取って代わった。ただし、彼はそのままの姿勢で合体することに納得しなかった。

「ちょっとおっちゃん、体位変えたいねんけどなあ」

この発言は手前勝手なものとして、あまり評判がよろしくなかった。玉造は反対こそしなかったが戸惑っていたし、森岳に至ってはあからさまに異を唱えた。

「ちょ、ちょっと待ってよ、おいちゃん。オレもうちょっとでイきそうなんだよ」

それを受け、湊山もさすがに我を通そうとはしなかった。少なくとも森岳がイくまでは待つということに合意した。

と、ここで、彼よりも先にイッたのは西浦だった。約束していた牛滝から遅れること数十秒、ようやくのゴールである。彼は静かにプラグを抜きだすと、そっとその場を後にした。

いつしか玉造も、彼はまだゴールしていないながらも女体から密着を解いていた。

そこで森岳が、倫子をパイズリ独り占めである。


<つづく>




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湯けむ輪(115) 07:40

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前七時四十分


「首輪でも着けたったら良かったな」

倫子を見やりながら、牛滝は言った。無理矢理に引っ張られて歩く彼女を評したものだ。

「完全にメス犬やがな」

彼曰く、首輪を着けて犬の散歩のようにリードを引っ張ってやるのがお似合いだという。倫子は無言である。ただ苦悶の表情にじっとりと汗を浮かべ、時折足を取られながらも、フラフラと歩みを運ぶ。

そんなことよりも、と袋田が諭すように言う。

「この格好じゃあ、さすがに……」

人目に付く、それを彼は心配した。しかし、牛滝は、

「大丈夫やて。どうせそない人もおらんやろ」

と、聞く耳持たない。一行は早くもロビーに出た。確かに誰もいない。

「どれ、この辺で……」

彼はそう呟くと、そこのソファーに腰掛けて、改めてアヌスに入った。膝の上に相手を向こう向きで座らせる。共に玄関の外が見られる位置だ。

「ハア~、やっぱり明るいと一味違うなあ」

外を見ながら乳房を揉む。倫子は一層苦悶に顔を歪ませた。本当に逃げられないのだろうか、人任せに彼女は考える。人は運命を外圧に委ねたが最後、未来を選べない。

その内、ガラス戸の向こうにポツリと人影が見えだす。一人、二人、三人と、その数は次第に増え、さらに近づいてきた。

うち一人は、中に入ってきて一歩も止まることなく倫子のヴァギナにまで入った。川棚である。ジャージのズボンを下ろすこと実に素早かった。

「なんや、自分らもう帰ってきたんか」

川棚の突入に何ら動じることもなく、牛滝が三人に問う。

「ええ、早く始まったんで、早く終わったんすよ」

と横目で川棚を窺いながら東郷。

「ほら、自分達早起きじゃないっすか」

とは玉造。"確かに早起きやな"と笑う牛滝を彼は、

「ていうか、まだヤッてたんすか」

とつついて笑った。七時から朝練があると出て行った彼らだったが、早くもそれを終えて戻ってきたものだ。

「ほな、ほかの子らも?」

「もうすぐじゃないですかね。これから朝飯なんすけど……」

牛滝の問いに答えつつ、しかし会話には中途から上の空で玉造は倫子の背を撫で回す。

「ヤベえ、もうビンビンだ」

その言葉通り、彼のジャージの股間はくっきりと形を浮かび上がらせていた。そこへ倫子の手を添えさせて、"硬いっしょ"と問いかける。

東郷は"俺も"と言って自身のわだかまりを見せつけながら、

「お前早すぎんだよ」

と、川棚の抜け駆けを非難した。すると、それをなだめるように牛滝は、

「飯前にヤッていきぃな」

と言い様、間もなく自分の番を終えた。偶然だったが、本当に彼らに気を使ったかのようなタイミングだった。そのまま若者にその場を譲らんとする。が、ここで不安は、袋田同様のことが持ち上がった。

「ここでヤんの?」

玉造のこの疑問に、袋田も大いに頷いて牛滝の顔を見る。

「どこでも構へんがな」

既に自身の番を終えた彼は、もうその点には関心がない様子だった。それでも年長者の意見を待つ風な若者らに、彼はとりあえず提案した。

「ほなら、自分らの部屋にまた持って上がったらええがな。なあ?」

そう言って、袋田を見る。これで袋田はやっと納得した。それなら、ということで、彼は事後の経過を報告するようにと玉造に頼んで、ひとまず牛滝を伴い朝食の広間に行くことになった。

誰一人倫子の境遇を顧みる者はいない。このまま輪姦し続けられて当然だと信じて疑わない。もう誰も彼女を女として、ひいては人間としてすら見ていないのである。

「後は任せて下さい」

満面の笑みで、玉造は牛滝らを見送った。それから振り返って、

「じゃあ行こうぜ」

と仲間に呼びかけた。しかし、一旦はまってしまっている川棚は迅速に動こうとしない。あくまでも結合したままで移動しようとする。それを見ていた東郷も、我慢できずに後ろから挿す。そうしてシェアした女体を二人して担ぎ上げる。さすがに若い彼ら、さっきの中年連中とは違って軽々とこなした。

「おいおい」

玉造は苦笑した。自分だってやりたいのだが、彼はやや冷静であった。

「これから散々できんだろうが」

そうなだめてみるが、怒張を抱えた男にはそのわずかの間さえ惜しいものである。両名とも分かったと言いながら女体から離れようとしない。結局その体勢でロビーを離れ、奥のエレベータまでノロノロと向かうことになった。

ロビーから少し入ると、そこに売店がある。それが今ちょうど開店準備をしていた。準備作業に従事するのは、一人の小柄な中年女性である。その彼女がすぐさま目前の一変事に気付いた。

「な……っ!」

急速に目を見開いていく。その瞳には、男二人に挟み撃ちで担がれていく、全裸の女性神輿の姿が映っていた。


<つづく>




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現在時刻07:48(11時間55分経過)
挿入された男根=35本
発射された精液=157発(膣83・尻29・口19・顔5・胸12・他9)






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湯けむ輪(117) 07:53

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前七時五十三分


さて、手はず通り川棚が離脱すると、残りの三名はエレベーターで玉造らの部屋に移動した。OB学生らは後輩現役生と別の部屋に泊まっている。

部屋に着くなり、男らは野獣のように倫子に飛び掛かった。先ほどから既に尻穴に入っている東郷はそのままに、玉造は彼と対面する形で倫子を挟み込み、揃って横向きに布団へと倒れ込む。

「ああ、オマンコ気持ちいい!」

それまで耐えてきた性欲を一気に爆発させ、玉造は吠える。東郷もそれに追随する。

「アナルほっかほかだぁ。すっげ締まる!」

彼は言いながら腹を抱き寄せ、拡張肛門膣に根元まで極太肉棒をしゃぶらせた。実際のところ、彼の責任で倫子の肛門が広がりきってしまった部分はかなりあった。

「いいアナルだよ、倫子さん。倫子さんのアナル、最高にエロいよ」

次第に自分の世界に没入しだす東郷。移動中も交わっていた彼は、程なくして昇天してしまった。すると、それを境にむしろ妄想の度を深めていく。

「スケベなアナルだね、倫子さん。倫子……倫子のアナル……アナル倫子……」

それを聞き、玉造が思わず噴き出した。

「なんだよ"アナル倫子"って。キッモ」

彼も彼なりに性に没頭しようとしていたのだが、東郷の酔いしれ方についつい笑ってしまったものだ。とはいえ、この程度で欲情が鎮まるはずもない。むしろ勃起がそれを先導するような形で、彼は気を取り直し女陰を責め立てた。

「気持ちいいの、アナル倫子さん? 前と後ろの穴両方チンポで塞がれてさあ」

玉造は倫子の目を見上げながら囁いた。倫子は顎を伸べ、片時も質問者の目を見ようとはしない。いや、むしろ焦点が定まらないというべきか。拒否の意思もあるが、消耗した心身の作用もまたあるもので。

「逆に物足んない? 二人だけじゃさあ。さっきまでもずっとオッサンらにマワされてたんでしょ? すごいよね。ほんとにスケベなんだね。っていうか、もう異常だよね」

身勝手なおしゃべりをしつつ、彼は肉太を濡れ貝にしゃぶりこませた。なまめかしくウェーブを描きながら下半身をグラインドさせ、生殖器の昂りを貪るように味わう。

「ン、ンヒイヒヒイヒンイィ……!」

反り返った芯棒がのし上がると、熟女はいなないた。他方でいまだに挟まる海綿棒をひり出そうと、尻穴に自然と力が込もる。が、東郷に肩を押さえつけられ、彼女の力みは行き場を失った。

「ヒイィーンン……!」

その切なげに啼く様を見て、玉造は笑った。

「アハハ、またイッてんの、おばさん? まだイけるんだ」

果たしてこれが快楽なのかを彼女はもはや自覚できていない。ただただ青年らに熟れ肉をなぶられ、愛も理由もなく子作りをする年増女がそこにいるだけだ。

「俺もイくわ、もうすぐ次の奴が来るだろうからさ」

玉造は言った。直後に微痙攣して絶頂する肉茎。それをしゃぶり上げて体内にエキスを収める淫口。その貪欲さが勝って、性を働く男根がむしろ健気にさえ見えた。

するとその健気さに相応しくあろうとでもするように、玉造が急にしおらしくなって熟女の広い胸に甘えだす。乳房と乳房の間に顎をうずめて、余韻に浸りつつ腰をグリグリと前に押し出す。他方の東郷もまたプラグを抜くことなく背中にしがみついていた。実に広い心でこれらを受け止めるは母なる女体。

「ああ、ヤりてえな……、もっとヤりてえ」

東郷がそのうなじの匂いを嗅ぎながらつぶやく。それに玉造が応答する。

「ヤれよ。でもまだ勃たねえだろ」

朝の静かな室内には、二人だけの声がよく響いた。玉造はようやく陰茎を抜き出すと、背中で上に這っていって、倫子の顔を自分の股間にかぶせた。そうして口淫を強いる。

自然うつ伏せにならんとする倫子。東郷はそれからまだ接続解除せずに、今度はうつ伏せの彼女の尻の上にまたがる格好となる。

「まだギン勃ちじゃないけど……ヤベえ、気持ちいい」

ちょうど女性の尻の上に男性が騎乗するような体勢だ。東郷はあえて背をまっすぐに伸ばしたので、余計に騎乗位らしく見えた。生殖器は尻穴の中にきちんと収まっている。それは彼の言葉通り、六割の硬直度すらなかった。

「もうそろそろ来るんじゃないかな、次の奴」

玉造はそう言って何気なく入り口の方を見ながら、股間の上の髪の毛をグシャグシャと乱した。倫子はそうされながらも、ミルクを舐める猫のようにピチャピチャと濡れたペニスを愛撫している。

一方、次に来るはずの者達は中々現れなかった。そうするうち、

「あ、イけそう、また出来そう」

と宣言すると、東郷がジンワリとまた腰を前後しだした。先ほどから精々五分しか経っていないのに、抜かずの連発に挑むという。それを見て玉造も言った。

「なんか俺もまた勃ってきたかも」

倫子にしゃぶらせているおかげで、また沸々と性欲が沸きあがってきたわけだ。とはいえ、完全なる勃起にまでは至らず、惰性的に肥った海綿体という程度だ。それでも彼は、

「もう一発だけヤッとくか」

と言い様、また移動してそれを穴ぼこに押し込んだ。仰向けで、倫子の体の下に滑り込んだ形だ。こうして上下で女体を挟む体勢となった二人。すっかり手慣れたものである。挟まれる方もまた当たり前のように二本の肉棒をすんなり受け入れる。

と、ちょうどその時、入り口の扉が開いて、大牧と関が入ってきた。

「ああ、来たか」

玉造は声を掛けたが、やりかかっている仕事をやめようとはしない。それは東郷も同様だ。

「すまん、ちょっと待ってくれな。すぐ代わるから」

後輩を前にやや冷静な物言いには戻ったものの、やっていることは劣情一直線な猥褻行為である。

後輩二人は彼らの交わりを久々に新鮮な気持ちで見守った。改めて布団の上でその行為を、しかも朝の明るさの中で見ると、今まで見過ごしていた点に色々と気づくものだ。

例えば、女の正体めいたもの、それが見える。乳房だけでなく背中や腰回りにまで付いた脂肪の厚み、想定外の所にあるシミや皺、そして化粧の剥げたやつれた顔。そこに実感できたのは、まさに母親程もあるらしい彼女の年齢の高さであった。この女で自分らは射精してきたのだという真実であった。

その女を先輩達は現に犯している。玉造らからしても二十歳以上年上の相手だ。だが彼らは迷っていない。二人がかりで圧し掛かって、気持ちよさそうに腰を振っている。そこにあるのは、使う者と使われる者という、これもまた真実だ。いかに人生の大先輩たる相手であろうと、この女の体はただ男の性欲に消費されるためだけにあるのだ。

"自分も早く使いたい"そう思うと、結局彼らの怒張は股間の布を張り裂かんとするばかりであった。


<つづく>




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湯けむ輪(118) 08:04

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前八時四分


東郷は間もなく持ち場を明け渡した。関はそれに取って代わるべく早速動いたが、玉造の指示を受けて倫子の体を背中から受け止めて挿入することになった。

「悪いな。もうちょっとで終わるから」

大牧を振り返ってそう言いながら、玉造は倫子に覆いかぶさってガンガンと腰を振り落とす。

「う、重っ……」

関は誰にも聞こえない位小さくつぶやいた。熟女の背中は彼にとってとても重かった。それは非常に温かく、かつまた汗でじっとりと濡れていた。おかげでティーシャツにベッタリとそれが染み込んでしまう。

男子達の誰もが、下半身の被服は迅速に脱ぎ捨てたものの上半身は脱がないままでいた。相変わらず全裸なのは倫子ただ一人である。昨晩以来ずっと裸の彼女、こんなに長い間服を着なかったことはない。まるで裸族である。

だが"使う者と使われる者"という関係軸の中で、これは決して不自然な状況でなかった。女はただ体を使われているだけで良かったし、青少年達にとっても射精の為に使わせてくれさえすれば良かったから、女性がずっと裸でいても、彼女に限っては何ら不思議なことと思われなかった。

今しも、彼女を使って玉造が快楽の絶頂を得る。

「おお、イくイく……」

それはもはや本当に子作りの用を成したものではなかったが、とにもかくにも彼の中での一つのフィニッシュではあった。

他方、関もそれと同着位で終わっていた。彼の感じた重さが実は股間を刺激していたのである。彼は股間を突っ張らせつつむしろ相手の肩を手前に引き、密着した鼻腔から熟女の汗の匂いをいっぱいに吸い込んだ。

「じゃあな」

「後よろしく」

先輩達が口々に別れを告げて去る中、関は熟女の体重の下でまだ交合を続ける振りをしていた。そこからようやっと這い出したのは、すっかり硬直が鎮まった後である。

それと相前後して、玉造の跡を継いだ大牧もすぐに精を吐く。

「もう出ちゃった……」

照れ笑いを浮かべながら自虐的に言う大牧。関はそれに同意して素直に言った。

「うん、すぐに出ちゃうよね」

二人は事後の気だるさを感じつつ、左右から女体に絡みついた。腿、腹、乳房と、そこら中をベタベタ撫でる。互いに恐る恐る倫子の顔を窺ってみるが、彼女は死んだように無反応だった。少年相手にすら屈服し奉仕する熟母性奴隷である。

「大丈夫かな、この人……」

関がつぶやく。その陰茎が、彼女の腿の上に残り汁を垂れ流す。

「すごいおばさんだよね。ずっとセックスしっぱなしだもんね」

大牧は言いながら、倫子の乳房を餅のようにこね回す。

そこへ、彼らの同級生が到着した。

「もうヤった?」

そう尋ねながら足早に飛び込んできた三国は、対象の穴が開いていると見るや答えも待たずに、

「オレ、マンコー!」

と元気に宣言し、一気にズボンを脱ぎ捨てて目的の場所へペニスを押し込んだ。後から来た白峰は、先を越されて手持無沙汰である。しかし時間もないということと、関の、

「お尻も気持ちよかったよ」

との勧めに従って、彼は第二の希望地へ赴くことになった。すぐに下半身をむき出しにして、尻を引き寄せる。これで下から、三国、倫子、白峰のサンドイッチの出来上がりである。

一方、関はまだ名残惜しげに、倫子におしゃぶりをさせていた。そんな彼を三国が急かす。

「ヤバいって、早く行かないと」

彼曰く、自分達はトイレに行く振りをして席を立ってきたのだという。片や関らは、朝食会場へまだ一歩も入ることなくこちらに回ってきていた。いずれも自由の利かぬ身である。だがそうまでしても性欲を満たしたかった。

大牧は早靴を履き、ドアノブに手をかけている。関も慌ててそちらに向かった。ただ別れ際に、呆けた女の唇をきつく吸っていった。

それを見ていた三国は、彼が走り去るや否や言った。

「ウゲ……アイツよくチューなんかできんな。ケツに入れてたチンポ舐めさせた後でさ」

彼と関とでは、倫子に対する評価のベクトルがやや異なるようだ。

「ハハ……けど、意外ときれいだよ」

自身が最中ということもあって、白峰がやんわりと関をフォローする。"きれい"というのは倫子の顔ではなく、彼女のアヌスの評である。それを聞くと、三国はあっさりと納得した。

「ああ、そういえばそうかも。後でまたそっちもヤろっと」

そうして仲睦まじく女を犯す二人。いとも現実離れした会話を、彼らの容姿がさらに突飛なものへと高める。二人とも、犯す女よりまだ背が低い。それは先ほどの関、大牧からしてそうだった。さらには、性毛だってまだ生え揃っていない。三国がやっとこさ薄っすら生えた程度、白峰、関は産毛位、大牧に至ってはツルツルである。

「ヤッベ、久々だからもうイきそ……」

大人びた口調で三国が言う。この輪姦に関して、少年らはもうベテランだ。

と、そこへ、赤石と栃尾がやって来た。

「あ、お前らまだヤッてんの?」

そう尋ねる赤石は、部屋に入るまでの間に早くも下着まで脱ぎ去った。そうして、"二発目か"と聞き、そうでないことを知ると、早く済ませるようにと迫った。

彼よりはのんびりしながらも、栃尾も服を脱ぎだす。彼だけは上のシャツまで脱いで素っ裸になった。

先輩らに囲まれ、焦る三国、白峰。彼らのすぐ横で、肉茎達がそそり立って手ぐすね引いている。それらに気を使いながら、三国が遠慮気味に告知した。

「あっ……イきます……」

「あ、ぼくも……」

白峰もそれに続く。二人はほぼ同時に射精した。そして、まだ敏感なままの亀頭から粘液の糸を引きながら、すぐさま女体から離れた。そして、濡れたままの陰茎を下着の中に押し込む。

代わって、赤石が白峰の跡へ、栃尾が三国の跡へ入る。三国、白峰は去る。そしてまた、赤石、栃尾も射精する。スケジュール化された輪姦を、ベテラン少年達は実に手際よくこなした。

続いて現れたのは、最年少コンビ西浦と伊東。子供達のセックス遊びから、倫子はまだまだ抜け出せそうにない。


<つづく>




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湯けむ輪(121) 09:01

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前九時一分


時刻は刻一刻と迫る。午前の練習は九時半からだという。幾人かは既に移動を始めた。

「これ、どうしようか」

己の仕事を終えた後で、倫子を指さし"これ"呼ばわりで事後処置を議題に上げる玉造。今度という今度は引き継げる相手がなかった。

「鍵かけとけば大丈夫だろ」

川棚が軽く言ってのける。

「大丈夫か」

東郷が疑問を口にした。川棚は答える。

「大丈夫だろ。逃げないって。軽く縛っときゃいいじゃん」

それに対し、玉造が東郷の不安を代弁した。

「いや、それ以前にさ、死んだりしたらヤバいじゃん」

その不安は、今しがた行為を終えた関や大牧の表情にも表れていた。実際倫子は、最後の一人になった別所からサンドバックのようにアナルファックを叩きつけられながら、声も上げることなく伸びていた。

「じゃあ、またオッサンら探して預けるか?」

川棚が神妙な顔で尋ね返す。東郷はそれに応えず、

「大体この人、どっから来たんだ?」

と今更ながらの問いを発した。事の発端については聞いていたが、具体的に彼女の出自を問うたことはなかった。これに答えうる可能性があるのはこの場で最古参の別所である、と、一同は彼に視線を向ける。ちょうどその時、ようやく別所が合体を解いた。

「いや、オレもはっきりとは知らないんですけど……」

愛想笑いをしながら頭をかく別所。

「あのオッサン達なら知ってるかもしれませんね」

結局のところ、例の中年親爺達に"返却"するしかないという話になった。

「あ、そうだ。旅館のオッサンに報告しなきゃいけないんだっけ」

ふと思い出して玉造が言った。

「ああ、じゃあ、あのオッサン呼んで来た方が早いかもしれないな」

川棚も思い出して言う。練習場所へ向かう前に、にわかに用事が増えた。それら用事はOB三人が担うことになって、後輩部員らは皆部屋から去っていく。

「じゃあ呼んでくるわ」

仲間に声を掛け、玉造も出ていく。倫子を連れていくより、袋田をこちらに呼んでこようという段取りであった。

だがしかし、彼が部屋を出てすぐに計画は狂った。

「なんだ?」

外から聞こえだした話し声に、東郷は川棚の方を見る。川棚もそれを見返し、そして即座に答えた。

「宮浜じゃね?」

顔を見合わせた二人はとっさに立ち上がる。互いに"ヤベエ、ヤベエ"と言いながら、とりあえず身支度をする。倫子のことは、結局浴衣の帯で両手両足を縛ることしかできなかった。そうして打ち合わせたことには、途中で何とか袋田にコンタクトを取って"回収"に来てもらおうというのであった。

「おう、お前らまだいたのか」

二人が部屋を出ると、もう扉までほんの二メートル程の距離に宮浜が立っていた。その後ろからは奥津も来ている。

「すんません、今行くところです」

川棚がヘラヘラ笑いながら鍵を閉める。そうして、こちらを振り返っている玉造に、顧問らに知れぬように目配せを送った。

三人はぞろぞろと連なってエレベーターの方へ向かう。他方、宮浜と奥津はそれに付いていかなかった。

「あれ、先生達は乗らないんですか」

東郷が尋ねる。ほかの二人は"余計なことを訊くな"という視線を彼に送った。

「うん、ちょっと部屋戻って、後から行く」

奥津が答える。これは東郷らにとって好都合だった。袋田に接触するためには、別々の方がいいと。だが、果たして本当にそうだろうか。

エレベーターを見送ると、二人はOBらの部屋の前で止まった。確信があったわけではない、が、ここでもやはりまた妙な勘繰りを起こしたものである。宮浜は何気ない様子で、さっき川棚が閉めた鍵を開けた。

「あっ!」

途端に短く叫ぶ。一方で、"やっぱりな"という風な表情も見せた。それは、後から覗いた奥津も同様である。二人の視線の先には言わずもがな、布団の上に転がる骸のような女体があった。

「あいつらまた……」

奥津が口の中でつぶやく。二人は部屋の中に入っていった。彼らの足元を、女は芋虫のようにゆっくりゆっくりと這っていく。その途上で一瞬乱れ髪の間から見上げられた目に、男達はぞっとするような感覚に襲われた。二人は思わず顔を見合わせた。視線を逸らすためでもあった。女の意思の強固さに、ある種の凄みが見て取れたのである。

だが、前を行き過ぎる肉体のふしだらさ加減はどうあっても隠しおおせようがない。後ろ手に縛られた両手の下にこんもり盛り上がる尻肉。その下にパックリと開いた大きな黒い穴と穴。教え子達が今まで何をしていたのかを示して余りある証拠である。

眼下にそれを見ていた男達。彼らはほぼ同時に行動に出ていた。奥津が彼女の背後から迫る。彼女を助け起こす為か。否、それよりもむしろ尻穴を塞ぐ為に。宮浜は彼女の肩を抱く。奥津の行為を遮るためか。否、前の穴を犯す為だ。両者は無言の連携で女体を挟み撃ちした。

そうなると、あれほどきつい目で訴えていた女なのにたちまちしおらしくなって、されるがままに体を預けてしまう。こうなってはもう仕方がない、とりあえずやり過ごそう、とでもいう風に。犯され癖、あるいは被輪姦耐性のようなものが彼女には備わっていた。

男達は無言で犯し続ける。欲望に開き直ったハイエナどもには、もはや言葉なぞ必要なかった。あるのは行為のみ。そこに真意もない。それがいけないことだという認識すらもうなかった。何もない彼らは、ただそこに穴があるから犯した。

穴はさすがにもう緩い。緩みきって開ききってガバガバである。肛門ですらそうだ。何しろ二本のペニスが入るほどなのだから。それでもズボズボやるのは、そこに一種の使命感があるからである。

そこへ袋田が到着した。宮浜と奥津はそちらを見ながら、

「あ、ああ、アハハハ……」

と、訳の分からない笑いを浮かべて男の使命を終えた。


<つづく>




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