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R18
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なお、掲載している小説はすべて作りごとであり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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妄想の座敷牢ひとみの内緒話羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」(連載中)
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

短編作品
「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

一話完結
「シーコイコイコイ!」
「サルオナ」  ▼「母の独白」  ▼「童貞卒業式」  ▼「お昼寝おばさん」
「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」
「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

「師匠のお筆」 5-1-1

<登場人物>
枕必(ちんひつ)……有名書道家。須美恵の父。
須美恵(すみえ)……枕必の娘。書道教室を経営。
神雄(かみお) ……須美恵の生徒。鈴美と神雄の息子。
鈴美(すずみ) ……神雄の母。
瑞夫(みずお) ……神雄の父。
文子(ふみこ) ……枕必の古くからの愛人。

※この小説はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。


『師匠のお筆』


5-1-1



「ええ、そうです」

枕必(ちんひつ)は電話口に向かって、ごく優しい声で言った。電話の相手に対し、とても丁寧に思いやっている様子だった。

「楽しみにしています。では……」

彼は紳士的かつ爽やかにそう言うと、静かに受話器を置いた。そして見下ろした。彼の足元にいざり寄る一人の女を。

「鈴美(すずみ)さん? でしょ?」

女は、“鈴美”という名の記憶が極めて曖昧であるといった風を装いながら聞いた。実際、彼女が鈴美に会ったのは、枕必の書道教室での一回だけだった。女は文子(ふみこ)だった。

「あの人に随分ご執心なのね、近頃は」

文子は枕必の腿に頬をすり寄せ、腰をくねらせた。腰から背中にかけて脂肪の溝ができる。彼女は今、全裸だった。

「コレだって、こんなにして」

すすっと頬を上に滑らせて骨盤の横に密着すると、目と鼻の先にあるペニスを見つめて、文子は言った。文子の見つめるそれは勃起して上向き、少し白いものの混じった透明な粘液にまみれて光っていた。枕必も下半身には何も纏っておらず、服を着ているのは上半身ばかりだった。

彼がそんな状況になったのも、すべて文子のせいだった。さっきまで文子は、そのいきり立った怒張を散々もてあそんでいたのである。それは、枕必が電話をかけている間中ずっとであった。

彼が電話をかけだすとほとんど同時に、すぐさま文子はその足元にじゃれついていた。

文子はまず、亀頭から二、三センチ先に舌を出して構えた。その時彼の陰茎は、海綿体に多量に水分を含んではいたものの、まだぶらりと下へ垂れていた。というのも、彼はその前に一度射精していたのだ。つまり、文子との一戦を終えた後で、鈴美に電話をかけようと思いついたのである。

文子が舌を構えていると、ツーッと粘ついた雫が尿道の出口、すなわち鈴口から滴り落ちてきた。それは、射精時に出尽くさなかった精液の残りであった。その汁の本体は、今なお文子の膣内に大量に入っている。文子は体内のそれを感じながら、舌の上にその残り汁を受けた。

残り汁は、最初に大きな雫がぼたっと落ちた後は、わずかな量がだらだらと垂れるのみだった。粘性が強いので、細い糸ながら中々途切れない。落ちた粘液は舌の先のくぼみに停滞するが、次第に表面をなめらかに移動し、ゆっくりとその奥の方へと流れていく。やがてじれったくなったのか、そのか細い糸をたぐリ寄せるように先へ巻きつけながら、文子は舌をその出口へと上昇させていった。

そうして舌先でチロチロと尿道口を舐め、さらに手で陰嚢を揉んで残りの汁を誘い出す。射精時に一時引き締まっていた睾丸もやや柔らかみを取り戻し、伸縮する皮の中をコロコロと玉が動き回る。文子はもう片方の手で竿をしごき、睾丸の方の手もゆっくりとそちらの方へ移動させていった。精巣から尿道へと、今出る精液をすべて放出させようという考えだ。

その甲斐あってか、亀頭の割れ目からじわりと粘液が浸み出す。文子は唇を亀頭にかぶせて、ストローよろしくチュウチュウとそれを吸いだした。出なくなると、再び舌先を動かして鈴口を刺激する。外から見ても舌の動きは分からぬが、頬をペコリとへこませて唇をわずかに締めたり緩めたりしながら、何かしら口の中をもごもごとしているのは見てとれた。

文子は口に受けた精液をそのまま中にとどめておいて、そのまま陰茎に唇をかぶせていく。すると口内で精液と唾液が混ざり合って潤滑液となり、彼女の唇がなめらかにペニスの上を行き来するのを助けた。口内で生成されたこのドロドロのローションをまとった舌を、らせん状にグルグル回転させながら巻きつけ、文子はペニスを深く飲み込んでいく。

枕必は電話に夢中で、文子の行為を止めようとも続きを求めようともしなかった。電話しながらフェラチオをされているというのは、少なくとも先方の鈴美などには想像だにできない状況だったが、枕必はいたって冷静で平生となんら変わらぬ様子で会話していたし、文子に対しても一切無関心な風であった。

他方、文子も枕必の対応にはお構いなしといった調子で、ただただ気の向くままに彼の一物を弄び続けた。

枕必のペニスは射精後も敏感になり過ぎるといったことはなく、そのことは、夫よりも多くくわえ込んだ自身の実績に照らして明らかであった。彼と出会ってからもう長い年月が経つが、夫以上の回数彼と寝てきたし、ひょっとしたら彼の亡くなった妻以上に彼の体を知っているかもしれないのだった。射精した後の枕必の陰茎をしゃぶるのは、文子にとってありふれた出来事だったのである。


<つづく>



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<5章 目次>
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2 { 1 2 3 4 }

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[2010/05/15 00:00] | 「師匠のお筆」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(32) 21:12

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時十二分


別所が離れると、それに替わって交接するのは赤石だ。彼は、もうすっかり慣れっこになったザーメンでグチャグチャのヴァギナに、ためらうことなくペニスを押しこんだ。

彼らの交代劇に、もはや中年達も一々反応しない。また、少年たちの方でも彼らに促されなくても自ら交替を行うようになっていた。

牛滝もまた、そんな彼らのことは放っておいて、自分の指使いに没頭していた。

「ああ、エエ感じでほぐれたあるわ。ズボズボ入りよる。だいぶ柔らかなっとるわ」

彼の中指は、倫子の尻穴に入るとその内壁をぐるっとなぞりつつ、らせん状にゆっくりとその身を沈めていった。穴をほぐし、さらに広げているのである。

「ウゥ……ウッ、ウッ、ウ、ウ……」

強烈な不快感に、倫子はいたたまれない思いだ。座薬を入れる時の違和感の、何百倍もの凄さがある。倫子の腰は常に浮き気味だった。

だが、それを自由にさせまいとするのが少年たちである。彼らとは今、性交の最中なのである。結合する陰茎が、重しのように倫子の腰を逃れさせまいとするのだ。

性交と肛門愛撫、その強烈な板挟みに遭って、倫子は身も世もなく震えた。かたやオーガズムのただ中なのである。その引かない波の中で、訳も分からない内に肛門をほじくられているのだ。

「ウヒァー……!」

開きっぱなしの倫子の口から、言葉にならない声が漏れる。するとその口へ、別所の肉茎が放り込まれた。宇川の手引きによるものだった。まだ固さを残している海綿体は全身精液まみれで、まっとうな心境で正視していたならば、とても口に入れようなどとは思い及ばない代物だった。直前の別所の精液のみならず、これまでの吐き溜まりの分も含んでいるのだ。

「ン、ア、ンッンッ!」

倫子はそれを飲み込んだ瞬間、気が遠くなるのを感じた。口中を穢す強烈無類の男臭さが、まるで脳髄を圧迫するようだ。その影響で、閉じた瞼から一瞬白眼が見え隠れする。

不思議なもので、そうなってくるといつしか肛門へのいたぶりも性戯の一環と理解するようになる。そもそも、筋肉と神経の集中する箇所だけに、独特の感じが得られることはあるわけで。

「どや、ケツがオメコみたいになってきたやろ」

牛滝は言いながら、中指をさらに押し進めた。既に第二関節辺りまで隠れている。加えて、彼はそこと陰唇の間の、いわゆる会陰と呼ばれる個所をさすり始めた。

(ケツがオメコ……ああっ、わたし……もう……)

とっくにエクスタシーは極まっていたものの、それから気が遠くなったりやや近く戻ったりして、倫子の精神と気力はもはや危うい状態を往来していた。それはそうであろう、口と膣を犯され、さらに肛門までも……。並大抵のことではない。

「ぼちぼちなあ、入れよう思うねん」

それは宣言なのか了解を求めているのか、誰に言うともなしに言って、牛滝はその準備に取り掛かりだした。彼の頼みで男たちは一旦離れ、倫子は体を浮かされ、その下の岩場に彼は寝そべるように位置した。つまり、牛滝の体の上に倫子は仰向けに寝そべる格好となったわけだ。すると、ちょうど彼女の尻の谷間に肉棒が挟まるようにべったりとくっつく。その剛直は、まるで彼女の体を押し上げるかのようだった。

さて、体勢が定まると、別所と赤石は再び倫子へ近寄った。ところが、口へと向かう別所は良かったが、下半身を目指す赤石は止められた。

「ちょっと待ってや。先こっち入れてからな」

赤石は制止されてちょっと恥じらったが、牛滝の言葉を聞いて、素直にそれを見守った。彼とてこれから始まることには興味津々である。そんな彼の目の前で、牛滝のいきり立った肉棒が倫子の尻の下から現れる。

それはピーンと立って、そのまま陰唇に突き入りそうだったがそうはならず、持ち主の手によって制圧されて下腹との間を鋭角に設定されるのだった。その先端は、迷いなく膣の下を狙って、ロケットのように発射を待っている。

「入れるでぇ」

彼はその言葉とともに、一気にそれを進発させた。皺の凝縮するその中央へ赤黒い突起がぶち当たり、やがてそれは皺の中に埋もれていく。確実に、埋もれていく。まだその棒の先は長いが、全部埋まるのも時間の問題だろう。

それを見ていた宇川が言う。

「うわあ……ほんまに入ったある」

そしてさらに、

「ようやるわ」

と苦笑しながらつぶやいた。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53

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[2010/08/14 21:12] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
湯けむ輪(38) 21:44

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時四十四分


「もう、待ってたんだよ! ずっとお風呂にいたの?」

娘は唇を尖らせて母に詰め寄らんとする。

「ええ、まあ……」

母は焦っていた。左右を視界の端で窺って落ち着かない様子だ。

それを見て娘も周囲の人々を意識する。と同時に、母がこちらに出てくればいいのにと思いつつ、こう言った。

「これからみんなでカラオケに行こうって言ってるんだけど、お母さんも来てよ」

彼女は後ろの方を指さす。見ると、向こうの方に見覚えのある後ろ姿が幾人か歩いていた。

「ええそうね……でも……」

倫子は言い淀む。と、彼女の懸念を見澄ましたかのように、なんと彼女の体、それも股間の辺りに触れるものがあった。偶然手が当たったという程度ではなく、明らかにまさぐるような感じで。

(うそでしょ!?)

こんな堂々たる痴漢があるだろうかと、倫子は疑った。だが現実にその手は彼女の股間、浴衣の中にまで侵入してくる。さらに驚くべきことには、後ろから彼女の浴衣の裾をまくり上げさえし始めたのだ。

(ちょっと! いくらなんでも!)

倫子は動揺した。しかしさすがに母である。娘の前では表情を崩さない。たとえ下着を着けていなくとも、その恥部を男にまさぐられようとも、その上恥穴に指を入れられてさえも。

誰とも知れぬ男の指は、秘唇を無茶苦茶にかき回して、母たる女を容赦なく辱める。濃厚な粘液が肉襞から指の腹を濡らす。女の穴は彼女の分別に反して、もうメスの役割に専念しだしていた。

それでも倫子は耐えなければならない。火照りきった肉体はいまだ燃焼状態にあり、ちょっと気を抜けばメスの悦びに乗っ取られていまいそうだ。

だが、今さら指で責められたとてどうということもないのも事実だ。さんざっぱら種付され続けた後なのである。あまつさえ、この期に及んで貞操の呵責にさいなまれることもない。

と、一瞬でもたかをくくったのがかえっていけなかった。

「お母さんね……」

そう言いかけた時だった。ベッタリ、と尻の間に、あのすっかり慣れ親しんだオスの重みが乗っかったではないか。倫子はそれまでうまく演じきるつもりだったが、あまりにびっくりしてちょっと声を裏返らせてしまった。

幸いにそれを怪しまれることはなかった。が、いつばれるとも分からない。倫子の前にも男が乗っており、彼女は彼らの間から顔を出して娘と会話していたのだが、下半身まですっかり隠れているかどうかは、大いに疑問であった。

「お、お母さんね、一回お部屋に……」

(お、お願い! お願いですから、ここではやめて!)

表と裏で言葉が分離していく。

男の肉棒はますますいきり立ち、そして彼女の尻の下へ潜り始める。

(うそよ……さすがに……それはまさか……)

彼女はうたぐりなからも、既に本心では諦めざるをえないことを知っていた。彼女の性器はキュンと引き締まり、中からじんわりと汁を湧き出させてくる。それは悦びの証か、それとも条件反射か。

肉棒は盲目的に甘い水を求めてその入り口を行き来していたが、ようやく探り当てたと見えて、そこからは一遍にその頭を潜り込ませてきた。

(入って……くる……は、入る!)

「お、お部屋に、入る、から……」

彼女は言っていたが、それは“帰る”の言い間違いだった。

「エー! いいじゃん、このまま行こうよ!」

娘は言い間違いには気づかなかったが、なおも食い下がった。

「あ、でも、ね、一回帰ってから……」

(お願い許して……!)

娘にも男にも向けて彼女は願う。しかし、どちらも聞き届けてくれない。男の腰はじわじわと動いて、肉竿は穴の中でピクピクと脈打つ。

「なんでなんで? めんどくさいじゃん!」

娘はいつになく聞きわけがない。なんとしてもこれを説得しなければならぬ。そうして、この場を早く終わらせなければ。

「お化粧、直したいし……、ね? すぐに……イ……行くからぁ」

妙に色っぽい声で倫子は言う。認めたくはなかったが、この常識外れの状況において、妙にゾクゾクと肉体が感じるのである。先ほどまでの浴場という、ある種隔絶された空間での場合とは違う、現実的な緊張感がそうさせるのだろうか。

ともかくも、娘はようやくのことで納得してくれた。

(ごめんね……お母さん……お母さん……イく、から……)

「イくから……先に、イッてぇ……」

言った刹那、倫子は歯を食いしばった。それと同時に、膣肉も食いしばる。その時、後ろから咳払いに似せた呻きが一つ聞こえた。瞬間、熱いほとばしりが体の芯にしみ込んでくる。

それと、扉が閉まるのとどちらが早かったかは分からない。だが事実として、倫子は娘の目前で見ず知らずの男にペニスとザーメンを入れられたのである。

(最低……わたし……)

風呂場では忘れかけていた、あるいは気づかないように努めてきた罪悪感が心に充満していく。

「ハア~良かった。こういうシチュエーションはたまらんな。全然モたへんかった。そうか、あの子娘やったんか」

それは今回彼女を新しく犯した、榊原(さかきばら)という名の男。娘たちと一緒に降りてきたエレベーターに乗っていたところを、仲間たちと合流し、そのわずかの間に倫子の事情を知ったのである。

「無茶するなあ、あんさんは」

「そやけど、娘の前でチンポ突っ込まれて、どえらい感じとったやん奥さん。もうほんまチンポ狂いやな」

宇川と牛滝が口々に囃したてて笑いを誘う。そんな状況とはつゆ知らず娘は先へ歩いていたが、ふと後ろでエレベーターが再び開いたので振り返って見た。ちょっと見ただけだったが、そこに母の顔は見いだせなかった。

母はその時その場ににしゃがみ込んで、自分を犯し終えた榊原のペニスをフェラチオしていたからである。


<つづく>




現在時刻21:47(1時間54分経過)
挿入された男根=11本
射精された回数=15発(膣14・尻1)



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53

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[2010/09/06 21:44] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(19)

恐る恐る目を開けてみる。幸い目の周りにはかかっていなかった。飛び散ったのは、鼻から顎にかけてだ。それの生温かさが、ジンジンと肌を焼く。

(剥いただけなのに……!)

驚くほど唐突な射精だった。ちょっと触って、包皮を剥いて、それだけである。それだけで白木は漏らしてしまった。彼の興奮状態は、とっくに頂点に達していたのである。これで間違いなく、彼が祐子との性交に期待を持っていることが裏付けられたわけだ。

口元の粘液が、ゆっくりと顎の先へと流れていく。祐子はそれが落ちないように、慌てて手を下に添えた。と、目の前の陰茎からも白い滴が垂れそうになる。彼女はそちらにも急いで手のひらを伸ばした。両方の手を、それぞれ受け皿にして構える。

(すごく出てる……)

祐子はうっとりと、眼前の亀頭を見詰めた。その先端の口は普段なら黒い影になっているのに、今は白い汁が詰まって塞がっていた。まだまだその奥の管に、残り汁が溜まっているのだろう。十代の精子、童貞の精子、白木が女の前で初めて見せた精子である。

と、鼻から流れてきた汁が、唇の隙間に伝ってきた。祐子はそれを口内に導き入れる、それを肉棒を見ながら。まるで、絶景を肴に盃を傾けるような体だ。

(おいし……)

ムアッとしたむせ返るようなにおいが、口の内外に漂う。獣のオスのにおいだ。それは、女だけが感じることのできる、満足なにおいである。祐子はそれに満たされながら、舌先に乗せたザーメンの形を、上あごの裏で押しつぶす。そして味わう。

すると、味わえば味わうほど次が欲しくなる。彼女は、顎の下に添えた手のひらで口の周りの白濁汁を集めると、恥ずかしげもなくそれをすすった。ドロンドロンと、濃い固まりが口内に流れ込んでくる。それを歯の間に通して弄ぶ。

(もっと……)

まだまだ物足りない。味を占めると返って飢えてくる。どうしてこんなに美味しいのか、そう思いながら、祐子は続いてそれの出る蛇口本体へと狙いを定めた。それの下に構えていた手で、とうとう陰茎を引っつかむ。

「うっ!」

その刹那、白木が呻いた。はっとして祐子が見上げる。

「あっ、ごめん。痛かった?」

射精してすぐのペニスの扱いについて配慮が足りなかったと、彼女は反省した。といっても、彼女には射精後にそれがどういう状態になるのか、いまいち理解不足ではあったが。

「い、いえ……」

白木は平気である旨を伝えて、少し太ももに力を入れた。局部が敏感になって、切ないのである。

祐子は彼の反応を確認すると、改めて射精の大ごとであることを知った。彼女なりの理解では、射精とは、膨大なエネルギーを消費する崇高な儀式なのである。それゆえ彼女は、男根とそれが働くその仕事を尊敬してすらいた。

今しもそんな重労働を果たした男根を労わるように、祐子はそっとそれを揉みほぐし、やがて、唇を近付けていった、周囲をテラテラと光らせた口をあんぐりと開けつつ。

「うぅっ……!」

またしても軽く呻きながら、白木は二度、三度と立て続けに痙攣した。亀頭が祐子の口の中に埋まっていき、その裏側に柔らかい舌が当たった瞬間だ。初めて男根で感じる女の口は思いのほかに柔らかく、いつも手でしているより数倍優しい刺激だった。

祐子はちらちらと彼の様子を窺いながら、全ての精液をぬぐい去ろうと躍起である。といっても、包皮を剥いただけで発射した白木の陰茎は、全体に元々濡れていなかったので、彼女の口の中の精液が返ってまぶさってしまうのであるが。

祐子の口内は今、大変に精液くさいのである。それは、白木のペニス本体を上回るほどの臭気だ。元来彼の皮に包まれていた部分にも、相当なにおいが溜まっていたのだが、祐子はそれをものともせずに舐めしゃぶる。

(美味しい……あぁ、美味しい……)

鼻の穴を広げて、祐子は童貞少年の包茎ペニスを一心不乱に口淫する。一時下降気味だった肉棒も、その勢いに早くも再上昇を始めた。すると、祐子の動きは一層激しくなる。固くなればなるほどしゃぶり甲斐があるといった風で、口をすぼめてそれに吸い付くと、片時もその全貌を外に現させることがない。

「ン、フゥ……」

目をトロンとさせ、鼻息を荒げながら、くわえたままの口をモグモグと動かす。舌先で尿道口をほじって、詰まっている残り汁を出させようというのである。

(出して、出してぇ)

唇の締め上げも加えて、それを誘う。これできれいさっぱり精液は出尽くして、おまけに陰茎は勃起し再戦可能となり万々歳、というのが彼女の目論見であった。

が、それにしては彼女は張りきり過ぎた。その口淫は白木にとって容赦のなさ過ぎるものだった。彼は確かにまた勃起した。性交に申し分のない固さに復した。しかし、そのまま頂点にまで昇りつめてしまったのである。

(あん、出てきた! あっ、すごっ……あっ! あっ!?)

祐子はまた戸惑わされた。チョロリと漏れ出た液体に悦んだのもつかの間、それに続いて、続々と生温かい汁が舌の上にあふれ出てきたのだ。その量は、明らかに残り汁のレベルを超えていた。彼はまた射精したのだ。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)




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[2010/11/05 22:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(20)

(うっそ、また!?)

彼女にとっては考えられない早さだった。まったくの計算外である。彼女の感覚としては、それほど本格的にフェラチオをしたつもりはない。経験上、この程度ではイかないだろうという限度で止めていたはずなのだ。しかも、先ほど出したばかりでもある。

だが、彼女がどう思おうとも、現に男根は噴射を始めてしまっているのだ。祐子はとにかく、その流出を受け止めるしかなかった。生温かい汁は、とめどなく舌の上に広がっていく。

「ン、ングッ!」

奥に飛んできた一滴にびっくりして、思わず喉を絞る。続いてあれよあれよと言う間に汁はその先の管へと勝手に流れ落ちていく。精液はドロドロとした固まりがつながっていたりするから、そういうのが舌から咽喉へと長い線を保ったまま動いたりする。祐子はとうとう咳き込んだ。

「ゴホッゴホッ!」

「す、すいません……!」

気持ち良さそうに股間周辺をプルプル震わせながらではあるが、白木は心配そうに謝った。

「ん、ううん、ごめん……」

涙目になりながら祐子は言った。その口からよだれと精液がこぼれ出ると、慌てて手を出してそれを受け止める。吐いてしまって、みっともないことをしてしまって、ごめん、というのが今の気持ちだった。

祐子は手に受けた汁をためらうことなく口に戻すと、改めて肉棒をくわえ直した。再び口淫の始まりである。ただ、またここで漏らしてしまっては困るので、今度は軽く汁を吸いだしてほとぼりが冷めるのを待つと、完全に勃起する前にやめてしまう。

そうして肉茎を吐き出すと、ふっと一瞬気が抜けて彼女は立ち止る。

(ええと……)

劇的な射精を連続で目の当たりにしたせいで、いささか思考が停止してしまっていた。しかし、すぐに次の段取りを思いついてそれに取り掛かる。まだまだ“かわいがり”の手順は残っているのだ。

次の予定は、男から女への愛撫である。正直なところ、祐子は、これは飛ばしてしまいたい気分だった。だが、指導である以上教えてやらなければならない。彼がこれから巡り合うであろう女性のためにも。

そう思った彼女は、彼を起き直らせ、その目の前でひと思いに胸のタオルを外してみせた。白木はそれを見ていた。が、相変わらず何のリアクションもない。実に表情に乏しい男である。

その様子と、まだこれから踏まなければならない段取りがあることに疲れを覚えながら、祐子は頭を悩ませた。

(で、これからどうすれば……?)

おそらく何か命じなければ、彼は一生何もしてこないだろう。それに、困っているのは自分以上のはずだ、そう考えた祐子は、覚悟を決めて彼の手を取った。そして、それを胸へと導いていく。

白木は乳房に手をつけた。しかし、それ以上握ろうなどとはしてこない。

(ウーン……)

祐子は心で苦笑した。そして、こんな時いづ美ならどうするだろうと思案した。おそらくいづ美ならば、何かもっと言葉をかけるのではないだろうか。それも、かなり挑発的でエロスに満ちた台詞を。

そう思いついた、が、それは祐子にとってややハードルの高いものだった。まず言ったことがないし、それに、この反応の薄い白木が、そういう挑発的な言葉に乗ってきてくれるかも疑わしかった。いや、まず乗ってこないだろう。となると、自分ばかりがバカを見ることになる。

それは精神的に厳しい。特に、彼の二回り以上も歳の離れた身としては、その失敗はかなり屈辱的である。そういうこだわりを、いまだ捨てきれない彼女なのだ。

また加えて言うならば、そういう誘い文句というのは、相手が自分の体を切望しているという前提があって成り立つものだと思うが、祐子には、そこまで言い切る自信がどうしても持てなかった。もしそんなことを言えば、自分の中の冷めた人格が、途端に笑いだしそうだ。

(どうしよう……)

彼女は大いに悩んだ。色々考えたが、結局何か言葉をかけてみようという結論に達した。コミュニケーションをとることは、どの道必要だろうと思ったからだ。

「あの……」

祐子は口を開いた。

「触るの……初めて? その……お、おっぱい……」

恐る恐る聞いてみる。すると、相手もまた恐る恐る答えた。

「あ……はい……」

基本的に内面は素直な彼である。

「そう……」

言ったきり、黙ってしまう祐子。会話が止まる。これではいけないと、また話を振る。

「あのさ……もっと……あの……もっと、揉んでもいいよ。その……好きなように……」

彼女としては、かなり踏み込んだ発言だった。それにしても、我ながら随分とピュアなやりとりだと思う。まるで、人生で初めて付き合った恋人同士みたいな純朴さだ。どうも、白木に影響されてしまったらしい。

その白木は、おずおずと指を閉じたり開いたりしだした。その合い間に、一々こちらの顔を窺い見る。祐子はそれに対して、これまた一々鷹揚にうなづき返してやる。すると、彼もようやく安心したのだろう。少しずつながら大胆な手つきになっていった。

グニャリグニャリと形を変えてみたり、鎖骨の近くまで撫でてみたり、腋の方から脂肪を集めたり、乳首をつまんでみたり……。

(そうそ、いい感じ)

相手がやる気を見せだしたことを喜びつつ、祐子は次の指令を下した。

「す、吸ってみても……いいんじゃないかな……」

微妙な言い方だったので、白木はちょっと戸惑ってしまったが、やはり彼女の顔色を窺いながら、彼女がうなずくと、すぐに乳首に吸い付いていった。

「うん……そう。こっちも……」

逆の乳房も勧める。白木はすぐにそちらに移動する。まったく従順である。そんな彼は、初めの内は軽く吸う程度だったのが、次第にチュウチュウと強く吸うようになり、やがて舌でペロペロと乳首を転がすまでになった。

(やればできるじゃない)

そう思うと同時に、祐子はなんだか白木のことが可愛くなってきた。ふと彼の股間が目に入る。その中央で、彼のムスコもまた真っ直ぐ立って彼女を見つめ返していた。彼女の頬に笑みが広がる。

(いい子いい子)

姉のような、しかし淫らな目で白木を見つめながら、祐子は優しく彼の頭を撫でた。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)



ひとみの内緒話
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[2010/11/06 22:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(22)

「じゃあ、して……みよっか……」

祐子は消極的な調子で言った。もっと自信を持って言えばいいのであるが、どうしてもまだ気恥ずかしくてできない。

そういう態度は、余計に白木をためらわせる。彼から見れば、相手は大人の女性であり、片や自分は年下、しかも童貞。リードしてもらうのが当たり前だと思っている。

そんな彼の内心に気づかず、しかし彼を気遣っているつもりではありながら、祐子は、

「ちょっと待ってね」

と言いつつ、枕元のピンクのかごの方へと這っていった。中から、四センチ四方ほどの小袋を一枚取り出す。

自分への口唇愛撫は、もう略するつもりだった。これ以上股間に顔を寄せられるのは耐えられない。それにまた、肉棒のおあずけを喰うのにも耐えられない。

彼女は小袋の端を破きながら、正座するような姿勢で待つ白木と相対した。

(これも、わたし、着けるのよね)

何から何まで世話が焼ける白木である。祐子は袋から、ブルーのゴムの円盤をつまみ出した。自分に入るペニスのために、彼女はこれを今から装着しなければならない。自ら積極的にやるのは、初めての経験だった。普通は男の仕事だと思っていた。

(仕方ないわね……。きっと着けるの初めてよね)

祐子は、白木のことを思いやった。そして、肉茎を手に取る。それは、持つ瞬間にピクピクと跳ねた。まるで新鮮な魚を手にしたようだった。

(すごく元気)

祐子は頬笑みを禁じえない。固さもすっかり申し分なかった。これが若さというものかと、彼女は一つ学んだ気がした。

次にその先端にゴムを付け、輪っかを下に転がしていく。だが、慣れない手つきはどうにも危なっかしい。彼女としても探り探りである。ちゃんと出来ているものか、いまいち自信がもてない。

(意外と難しい……)

途中で皺が出来たり、空気が入ったりするのが気になってしまう。簡単にできると思っていたが、いざやってみると、普段どういう風に着けられていたかの記憶さえ曖昧に感じられだす。それでも、引っ張ったりひねったりして、何とか装着を終えた。

と、その時である。ふいに白木が、背中を伸ばし加減で一声喘いだのだ。

「んっ……!」

「ん?」

出来るだけ優しい調子を作って小首をかしげながら、祐子は彼の顔を覗き見る。と、その瞬間だった。コンドームに包まれた手の中の肉棒が、急に激しく脈動を始める。それは活発に動いて、彼女の手のひらから何度も離陸したほどだ。

「え? うそ……!」

今回ばかりは、祐子も思わず声に出してつぶやいてしまった。ブルーのゴムの中に白濁液が溜まっていた。

「すいません……」

白木は弱々しく呟きながら俯いた。

(あ……)

それを見て、祐子は何か悪いことをしたような気になった。彼は、見るからに恥ずかしそうにしょげていた。彼にとって、今日一番の失敗だったらしい。祐子の一言もこたえたのかもしれない。

「うん、いいのよ」

彼を勇気づけようと、祐子はなるべく明るく言った。何だか彼が憐れに思えてきた。コンドームを着けて、さあこれからという時に漏らすのは、それはショッキングなことだろう。それも女の前でだ。きっと無念であり、男のプライドが傷つくことに違いない、祐子は彼に同情した。そして、自身の言動を反省した。

「全然大丈夫よ」

気まずい空気になることを恐れて、間髪をいれずに会話を続ける。

「何回でもしたらいいから」

我ながら破廉恥な言葉が、勢いにまかせて口を出る。だがこれが功を奏した。その日初めて、白木が嬉しそうな顔をしたのだ。思わず祐子もほほ笑む。

「フフフ――」

その場は前よりも返って和やかなムードとなった。時間が経過して、その上三回も射精して、少しずつ白木の緊張も取れてきたのであろう。祐子はほっと安堵した。

「ずっと出そうなの我慢してた?」

尋ねると、白木は素直にうなずく。

(かわいい)

祐子は目を細める。と同時に、改めて彼の射精の早さについて思いを巡らせた。それは、十代という若さの故なのか、それとも、女性経験のなさ故なのか、彼女には分からない。少なくとも、包皮を剥いただけとか、コンドームをはめただけでイッた人を彼女は知らなかった。白木の扱いにはさらなる慎重さが必要なことを、彼女は肝に銘じた。

他方、彼の回復の早さには舌を巻いた。確かに射精の頻度は高いが、その分すぐに起き直るし、ピークの固さにも戻っている。本当に“何回でも”できそうな勢いだ。

「全部出たかしら。よいしょ――」

祐子は彼のゴムをゆっくりとはずした、中の汁がこぼれないように慎重に。外すのは容易だった。陰茎は、やや柔らかくなっていた。ふと、白木がその様子を見ているのに気づく。そんな彼に彼女は、自分でも思いがけない大胆さで、外したコンドームを目線の高さに持ち上げてみせる。

「ほら、いっぱい出てる」

白濁液の入ったブルーのゴムが、それ自体雫のような形に伸びてブラブラと揺れた。

「あ……」

それを見て、白木は照れ笑いを浮かべる。祐子も笑った。

「立って」

彼女は言って、立ち上がった彼の足もとに近寄る。そして、その肉茎をまた口内に収めた。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)




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[2010/11/09 22:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(59)

やがて水流は弱まっていき、ついには途絶えた。一呼吸置いて、祐子は口を離す。

すると、彼女があっと思う間もなく、横合いから伸びたいづ美の首が、今の今まで祐子のいた場所に素早く陣取ってしまった。そこで何をしだしたかというと、彼女も陰茎をくわえ、さらにその根元やその下の玉袋を手でグニグニと揉みほぐし始めたのである。

「まだ残っているのよ」

尿道から吸い上げるらしく頬をへこませていた彼女は、プッと管を吐きだしてからそう説明してみせた。

慌てて祐子もそれに倣い、放り出された肉管に吸い付いていく。あくまでも今日の仕事は譲りたくない彼女だ。なるほどやってみると、確かに残尿が、それも結構なまとまりをもって飛び出して来る。

「歳でしょう? だから、一遍に出ないのよ」

いづ美はそう言いつつ、黒岩の下腹部辺りを押さえたりもした。その上、まだ何か言い足りなさそうに、祐子に頬を寄せんばかりにして近づいてくる。

その圧力を察し、渋々祐子は位置を譲った。

「後はこうやって、きれいに……」

再び失地を回復したいづ美は、尿道口からその続きの縫い目を舌先で軽くほじって滴を切り、その後タオルで優しく押さえて湿り気を取った。これが、作法というものらしい。

しかし、その程度の段取りならば言われなくとも分かっていると、祐子はじりじりしながらそれを見ていた。そして、いづ美が退きかけるとまるで奪い返すように肉茎を引っつかみ、もう十分であるのにもかかわらず、さらに尿道口周辺を舐めまわし始めた。ただ彼女の場合、亀頭全体にかけて舌を絡めたので、それはもはや事後処理というよりも口唇愛撫であった。

すると、それに負けん気を触発されたのであろうか、いづ美までが何も言わずに肉竿の方へと唇を寄せてきたのである。結果、黒岩の股間に、二人の女が頬摺り合せてひしめく格好になった。

はじめ、祐子が亀頭に唇をかぶせ、いづ美が陰嚢をついばんでいたが、祐子が口を離した一瞬の隙をついていづ美が竿を奪うと、今度は祐子が袋を吸う番となる。こうして入れ替わり立ち替わり、女達はフェラチオに勤しんだ。

この二人がかりの愛撫に対し、男根の方もやはり黙ってはいられない。たちまちむくむくと頭をもたげ始める。

こうなると、ますますヒートアップするのが女達の動きだ。肉竿を中心として目まぐるしく舌と唇が行き交うことになる。

中でも、きらりと光るのはいづ美の技量、やはり一枚上手である。彼女の攻撃範囲は、時に祐子にまで及んだものだ。隙をつき、同志の唇をも奪ったのである。

これには祐子もドキリとさせられ、途端に心奪われた。競争心も一気に忘れ、ただただ久しぶりのいづ美との接吻に胸躍らせる。柔らかな反撥を優しい髪の香りが後押しして、絶妙な心地よさを演出する、ああこれがいづ美の唇だと、そう思い出すのにつけ、祐子の蜜壷はますます潤いを増した。

いづ美の、今日もきりりと整った眉の下、顎からうなじに至るまで油断なくきれいに形作られた容姿は、片や泥まみれの祐子とは大違いだ。祐子ときたら、まるで公園の便所に比すのが相応しい位の汚さなのである。

「じゃあ、祐子ちゃん」

ここで、唐突に黒岩が言いだした。それは、決して便所の清掃を申し出たのではなかった。

祐子は彼の命令の下、再び土俵へ戻ることになった。

彼女のいなくなった場所を一人占めして、いづ美はこちらを見向きもせずに淡々と連続吸引を行っている。夫と指をからめ合い、首だけをカクカク前後させて肉棒を口から出し入れしている。ジュッポジュッポと盛大な音が鳴り響くところ、相当に強烈な吸着がなされているのだろう。

その音に後ろ髪を引かれる思いで、しかし逆らうことはできずに、祐子は再びフラフラと土の上に立った。

今度は本格的な相撲をやれという。といっても、先程のぶつかり稽古とどこが違うというのでもないが、一応一線を区切って星取りをやってみろということである。

「ほい、青き山、前へ」

安直なしこ名を付けて、黒岩は祐子に土俵入りを促した。“青き山”というのは、彼女の姓をもじったものだ。

青き山は言われた通りに土俵中央に進み出る。対戦相手は黄本だ。号令一下、勝負は始まった。とはいえ、土台敵うわけがない。相撲の体すら成さないで、青き山は転ばされた。

すると、それを見かねた黒岩が、つと立って彼女の後ろにつけた。そして、助太刀とばかり、彼女の腰ら辺を持って支えたのである。

「もう一回」

彼は双方に再戦を申し渡した。

黄本は戸惑いながらも構えをとる。

祐子も虚ろな返事でそれに応えた。彼女は気が気でなかった。尻の間に、さっきいづ美と一緒に育て上げた剛直が、ブラブラと揺れながら当たっていたからである。それがこの後どう収まるのか、まさに期待と不安の入り交じった心境である。

果たして、事が起こったのは、ちょうど黄本と祐子がぶつかった瞬間であった。

「ウ、ウウゥ……ッ!」

祐子は悶絶した、それは決して取り組みからくる痛みのせいではなく、当惑と焦燥と、そして決定的な快楽のもたらす結果であった。

眼前に火花が散る。そしてその後ろから、まぶたに焼き付いて離れない、あのシルエットが浮かび上がる。太くてごつごつとした、あの雄々しさ極まる男性の像。見なくても分かる。いや、見るよりもより正確に認識できる気さえする。

黄本とがっぷり四つに組む青き山の尻穴に、黒岩の男根がすっぽりと刺さっていた。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)




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[2011/05/02 21:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(64)

いづ美は白木を勧めておいて、自身は彼の肛門を舐めている。

「こうされるともっと固くなるでしょ?」

などと言いながら。今は裏方に回って、完全に祐子に華を持たせてくれるつもりのようだ。

その様子を見ていた赤井が言う。

「女将さん、俺のも舐めてよ」

それに対し、いづ美は白木の尻の下から言った。

「あら、熟女には興味がないんじゃなくて? 今日もお店でたっぷりしてもらったんでしょ?」

拗ねたような口ぶりである。

「いや、まあそうだけどさ、たまにはおばちゃんのお肉も食べたいなあなんて」

赤井は悪びれる様子もない。

「ま、失礼ねえ!」

いづ美は強い口調で言ったが、決して怒ってはいなかった。それが証拠に、赤井の後ろに回って、彼のリクエストにこそ応えなかったものの、その睾丸をいたずらめかして揉みほぐし始めたのである。

「そういういけない子は、とっとと出しちゃいなさい!」

さらには、なぜか祐子にまで、

「クリちゃんもヨシヨシしてあげるわね」

と、彼女の陰核をいじくりだしたのだ。

これには両者、参ったを宣言せざるを得なかった。

「ああっ! ヤバい! ヤバいって女将さん、イくイく!」

「アアンッ! ヤッ……アッ、ダメッ! ダメダメダメ、アッ、ヤダ、イ、イィ……くっ……!」

一気にヒートアップした二人は、そのまま天まで駆け上がっていった。

(ああ……入ってくる……!)

ブルブル震える肉の管から、熱い迸りが腸内に逆流してくるのが分かり、祐子は目を裏返さんばかりに恍惚の表情を浮かべた。

「おお……アナルにどっぷり出た」

赤井も満足そうである。

だが、引き抜こうとすると、いづ美が押しとどめて言うよう、

「最後のお汁まで注いであげなさい」

そうして、彼の精嚢や陰茎をマッサージして、溜まっている汁を全て吐き出させる手伝いをする。

それが終わったら、今度はお披露目だ。

「ほらほら、祐子さんのお尻の穴からミルクが出てくるわよ」

祐子は、肛門からザーメンというミルクの出てくる様子を、皆に見せなければならなかった。

「アア……ヤダァ……」

恥ずかしくてたまらないことだったが、不思議と快感もあった。白濁液は、特に気張らなくてもダラダラと勝手に穴からこぼれ出ていく。

「祐子さん」

口元に、赤井が使用済みの肉棒を突きつける。

祐子は何も言わず、素直にそれをくわえ清めた。今しがたまで尻に入れていたものだ。だが汚いとは思わなかった。むしろ愛おしいばかりだった。アヌスから彼の吐き散らかしを垂れ流しながら、その残り汁を彼女は口から吸収していくのだった。

と、ここで、そのミルクの流出口に栓をした者がある。黄本だ。彼はもはや迷ってなぞいなかった。真っ直ぐに、祐子の菊門にペニスを挿入していた。

「ンンッ! ンフンウゥ~……ッ!」

祐子はときめく。男たちが持ち場を交代して自分を犯すという、素晴らしい状況なのだ。

「どうだ、アナルきついだろ?」

「そうっすね」

男二人も興奮気味に話している。祐子のアナルは好評だ。

こうして、彼らは和気あいあいと淫猥な輪を楽しんでいた。浴場は広く、それはかつて努素毛部屋が隆盛を誇った頃の遺産であったが、こうして男女乱れての遊技場にはうってつけであった。片や祐子が赤井と黄本に挟まれ、片やいづ美は白木の体を股間中心に愛撫してやり、と今ここは乱交円舞真っ盛りである。

ところが、この輪にたった一人だけ加われないのが緑川であった。彼は相変わらず両手両足を拘束されたまま正座をし、目の前の状況に虚ろな視線を向けていた。ただその肉茎だけは常時勃起し、孤軍奮闘の自己主張を続けていた。彼は、確かに闘っていた。

「んんっ……んんっ……!」

それと悟られぬくらい小さく、しかし激しく鼻息を吐いていた。わずかだが腰も微動している。

最初にそれに気づいたのはいづ美だった。いや、というより、あらかじめ分かっていて放置していたというのが事実に則するのであるが。

「あら見て、あの子イくみたいよ」

皆に聞こえるように彼女は言った。

「全然触ってないのに、彼、一人で勝手にイけるのよ。どうしてか分かる?」

彼女は後ろから回した手で白木の肉棒をゆっくりしごきながら問うた。白木と緑川とはちょうど対面する位置関係だ。一方は女に弄られてだが、もう一方はひとりでに射精寸前の状態になっている。二人の姿は好対照であった。

白木は質問の答えが分からない。それどころか、いづ美の絶妙な力加減のせいで骨抜き状態である。そんな彼の肛門に、いづ美はゆっくりと石鹸まみれの人差し指をねじ込んでいき、その上で言った。

「お尻にね、ふっとぉいオモチャが入ってるの」

そう、緑川の尻穴には、アナルバイブが挿入され固定されていたのだ。

その説明を聞きながら、白木はもぞもぞと落ち着かない様子で震えていた。緑川の境遇よりも、自分がこれからどうされてしまうのかの方が気にかかり、かつ肛門をほじくられるのは独特の感じでじっとしていられないのだった。

それを肌で感じ、少し刺激が強すぎたか、といづ美は反省したらしい。付け加えて言った。

「いい子にはしないから大丈夫よ。悪いお兄ちゃんだけのお仕置き」

さらに冷たい視線を緑川に向けながら、こうも言った。

「それにあの人、人前でおカマ掘られてイッちゃう変態なのよ。可哀想な人よねえ」

緑川はそれに対し、何も言い返せない。

「うぅ……うぅ……」

と、ただただ呻きながら、少しずつ尻を振るのみである。


<つづく>




<目次>
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(51)~(60)



ひとみの内緒話
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[2011/05/21 22:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(60) 00:20

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前零時二十分


「大丈夫ですよ、奥さん。向こうからは見えませんから」

矢板はそう囁きながら、倫子の股の間に割って入る。普通ならば抗うはずの倫子であったが、ここでもやはり何もできなかった。そんな彼女を押さえつけて、矢板の男根がヌルリと侵入する。

「ほおら入った」

彼は倫子を正面から見つめながら言ったが、彼女は決してそちらを見なかった。せめてもの抵抗のつもりである。だが、そうやって視線をずらしたことで中空を見てしまい、慌ててまた眼を脇へとそらす。中空、すなわちテーブルの上には、ここから見えないとはいえ夫がいるのである。倫子はそのテーブルの淵を眺めることすら気が引けた。

「ご主人が寝てはったから店仕舞いが遅れたんですよ。ねえ、マスター」

頭上では、榊原がからかい気味に夫を責めている。

それを受け、夫は、

「すいませんね、どうも」

と、矢板に向かって謝った。ここでも軽々しい平謝りだ。しかも妻を犯している男に向かって。

だがさらに驚くべきは、これへの矢板の応対である。

「いやいや、いいんですよ。仕事ですから」

彼は倫子にペニスを突き刺しながら、彼女の夫に答えたのである。なんという大胆不敵だろうか。彼の場合、たとえ合体の最中であろうと、その冷静な会話術に変化はないのであった。

その上で彼は、倫子の唇を奪った。もうこれで、夫がなすべきことはすべて代理したというかのように。

途中、藪塚がカウンターの入り口から回り込んできたが、矢板はこれを手を振って退けた。しかしこれで、今何がなされているか、外の連中に確認されることとなる。

その間も倫子は、力無く股をおっ開げたままひたすら耐え忍び続けた。魔物の猛威は、初めゆるゆると、やがてじわじわと股間をすり寄せ回転するように動いて、次第に強い挿入で襲いくるようになった。その剛直はいよいよいきり立ち、まるでさっき入れたよりも膨張を増したかのようである。

一方で、その当人はこんなことを言った。

「あれ? 奥さん、さっきより締まりがいいんじゃない?」

相手の耳にだけ聞こえる声で囁く。

「もしかして、旦那さんの近くでヤることに興奮してるんですか?」

(そ、そんなことあるわけ……)

倫子は、その囁き声と共に耳元に吹き寄せる息にゾクゾクと総毛立ちながら、必死に唇を噛んだ。その時、かの膨張物が彼女の中の弱い部分を劇的にかすめる。

「ン……ッ!」

倫子は思わず呻いていた。

その表情を、ニヤニヤしながら矢板が見下ろしている。

「気持ちいいの? いいですよ、声出しても」

そうけしかけてもくる。

無論そう言われて、はいそうですかと開き直れるものでもなく、倫子は引き続き沈黙を守った。とはいえ、このまま倫子が黙って耐え続けても、ビデオの方は早晩素性が露見するかもしれない。これまでばれていないのがむしろ奇跡なのである。

『アッ、アッ、アンッ!』

映像の彼女は、相変わらず恥ずかしげもなく喘ぎ続けていた。その様子は、半ばやけくそ気味にも見える。彼女はいまだに、これが自分の姿だとは信じきれずにいた。

彼女自身がそうなのだから、夫にはなおさらなのかもしれない。彼は悪党どもと談笑しながら、再び酒を酌み交わしていた。いっそこのまま酔いつぶれてしまえばいいと、倫子は心ひそかに願う。それが最も現実的な助かる道ではないだろうかと。

「ああ、奥さん、奥さん……!」

矢板の腰の動きは、急速に激しくなっていった。男の道具と女の道具、二つの道具が隙間なく密着したままこすれ合って、そこに粘ついた泡を生み出す。もしビデオが流れていなかったら、その泡立つ音が夫の耳に入ったかもしれない。

こうなってくると、いよいよ最高潮である。そして、もちろん最後は……

「旦那さんには悪いけど……」

こう言いざま、彼のわだかまりは噴射していた。これでとうとう夫の役を全うした彼である。

その瞬間、倫子はわずかに腰を浮かし、キュッと尻を締め、下唇を震わせていた。彼女の中に、熱々の子種汁が大量に流れ込んでくる。また一人、彼女の上を男が通り過ぎて行ったわけだ。受け身の倫子は仰臥したまま、男の種付けの終わるのを待つ。

だが彼は三波ほど脈打たせたら、すぐに立ち上がった。但し、起きる時には倫子の手を引いて。それでどうするかというと、再び彼女の頭をホールドし、その口へ向け事後のイラマチオである。

「いやあ、ハハ。腰が疲れますよ」

矢板はそう言って、爽やかに夫に笑いかけた。

「終わった?」

渡瀬が彼に問いかける。

「いや、まだ……」

矢板は答えた。

倫子はその時、喉の入り口に注ぎ込まれる残り汁を、懸命に飲み下していた。確かにまだ、彼女の仕事は終わっていない。

だが、矢板がまだだと言ったのは、実はそのことではなかった。ほどなくして彼女は解放されたが、代わりに袋田に押し倒されてしまう。矢板のセリフに従って。

「悪いけど、袋田さん、続きヤッてくれる?」

袋田のものはすぐに入ってきた。硬さは先ほど口で確かめた通り、完全な臨戦態勢である。

あっという間の矢板から袋田への交代。しかも二人とも初めての相手。それを当たり前に受け入れていく倫子。今夜の彼女の使命である。

「すいませんねえ」

また何か言われたのか、今度は袋田にも誤っている夫。一体どんな作業をしていると思っているのだろうか。

それに対して、袋田もまた、

「いえいえ……」

と軽く返事をしつつ、問題の作業に精を出す。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
(061)00:24~(070)00:50(071)00:24~(080)01:36
(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46
(101)05:52~(110)07:07(111)07:15~(120)08:35

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[2011/11/11 00:20] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(62) 00:30

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前零時三十分


ほどなくして、その身から出ていく汁と入れ替わるように、彼の汁が入ってきた。熱いほとばしりが、同じく熱い洞穴にじわっと広がっていく。

(あなたぁ……)

倫子は心に呟いたが、それはただ夫がトイレに立つということを聞いて反射的に思いついたもので、もはや謝罪や後悔の意図なぞ微塵もないものだった。夫らしい者の足音は、次第に遠ざかっていく。

一方、射精を終えた袋田は立ち上がって、矢板同様に事後のものを倫子に世話させ始めた。但し、今度が前と違ったのは、イラマチオではなくフェラチオだった点だ。

彼女は最初こそ股間に導かれたものの、その趣旨を理解するや、任意で口を動かすようになった。優しく丁寧に亀頭を舌で丸めこんでその穢れを清めつつ、皺を寄せながら唇をすぼめ、尿道に残った精液を絞り出して嚥下していく。まるで仕事疲れを労わるような、実にまめまめしい世話である。女は偽りの多い生き物と自任しているが、実際には迂闊な素直さをも同時に持ち合わせているもので、彼女は袋田の手並みに降参するや、女の誠でもってそれに応じたのだった。

その様を見て渡瀬が言う。

「おう、よう吸いついとんなあ」

それは、トイレのドアが閉まるか閉まらないかの時だった。実はこの時、夫が席を立つや否や、その場にいる者全員が倫子の口淫ぶりを見守っていたのである。

それに気がついた倫子はまた赤面したが、もはや誠意の慣性は止めようもなかった。命じられるがままに袋田の玉袋まで舐め清めていく。舌先で球体の輪郭をなぞり、唾液で満遍なくベトベトにする。その際額に乗っけていた亀頭の先からは白濁汁がしつこくにじみ出て、彼女の眉頭をしっとりと濡らした。

「ええ顔でしゃぶるようになったやないか。いよいよ本領発揮やな?」

渡瀬はからかったが、倫子にはもうどうしようもなかった。それで、

「もっと広いとこ来てしいや」

と榊原に言われて、袋田がカウンター裏から出て行った時も、まるで餌に誘われる犬のように、ブラブラ揺れる肉棒に惹かれてそのまま付いていった。但し、その身はかすかに、傍目にはそれと分からぬほどかすかに震えていた。

(ああ……破滅する……)

終末の予感は刻々と迫っていたが、もう自分が何をしようとしているのか分からない。ただ、それでいて不思議な心地よさは否めないのである。

倫子は、袋田に続いて藪塚の陰茎もしゃぶった。彼のものは早くも復活していて、それをまた露出しては、我慢できないという風に近づけてきたのである。彼の加入に伴って、袋田は離れていく。

他方、背後からは榊原が寄ってきていた。

「もう一回位やっとこかな」

彼はまるで、仕方がないなとでもいう風に言って、これから固くなっていくであろう海綿体を、ボッテリと倫子の肩甲骨辺りに乗せた。それは、うなじから裾の毛の生え際を経て、後ろ髪の中で完全に勃起する。彼はしばしそこで、ペニスに毛髪をからめて遊んだ後、再び位置を下げ、背骨を通ってさらに下降。

「ええやろ奥さん、ケツの穴」

と、両方の親指を引っかけて強引に肛門を広げつつ、自身のわだかまりをその上にあてがった。洞穴は呼吸するようにヒクヒクしている。まるで返事しているようでもある。そしてその返事は、新装されたその穴の使い道を肯定するものに違いなかった。

間もなく榊原はそこへ入っていく。その上で藪塚まで誘う。

「兄ちゃん、挟み撃ちや」

それを聞いた藪塚、嬉しげに寄ってきて倫子の片腿を持ち上げた。そうして性毛を一旦ジャリジャリいわせながら、その中にある柔らかな膨らみの割れ目へと勃起を押し込みゆく。

「スゲ! 狭い」

入るなり感想を述べる彼。こうしてまた鮮やかに三人が一心同体となった。大の大人が揃いも揃って、いずれも分別なくして劣情一直線。皆々汗をかき肩寄せ合って、性の悦び一筋にまい進する。藪塚だけならばいざ知らず、他の二人は今さら情熱だけで動くでもないいい歳の大人である。それが稚拙にもセックスに没頭し、成熟した体を快楽のみに捧げているのだ。まさに淫乱極まれりである。

だがそれでもまだ、倫子にはぬぐい切れぬ恐怖心があった。藪塚の肩越しに便所の扉が見え隠れする度、胸の奥が締め付けられるような痛みを感じる。今に扉が開き、中から出てきた夫が自分を目の当たりにするであろう。男二人に挟まれて前後同時に男根を挿入され、その間でよがり狂う変わり果てた妻の姿を。

「イヤ……ッ!」

倫子は首を振った。まだそう易々とは人生を捨てきれない。

「あれマジで旦那さんなんですよね?」

藪塚が後ろのドアを指して尋ねる。それは倫子を通り越して榊原に向けられた問いだった。

榊原、ニヤッと笑って、

「さあ、どうなんや?」

と倫子に質しつつ、盛んな腰振りで彼女を煽りだす。

「もっと声出しいな奥さん。愛する旦那にスケベな声聞かしたれ」

「イヤァ……!」

ビクンビクンと二度三度熟れた体を痙攣させ、何とか意志の力で持ちこたえる倫子。しかし、彼らの太い存在感が、その腰を甘えさせる。いきおい、“スケベな声”にも近くなる。

榊原は、“ほんまの声”とも言いなおした。それはつまり、“本当に気持ちいい時の声”という意味であった。今晩に至って初めて思い知らされた性の深奥、そこで見た性的快楽の極み、その時に心の底から自然ににじみ出てきた声。夫には聞かせたことのなかった、すなわち彼には出させることのできなかった声、本当にセックスで感じた時にだけ出す声である。彼女はまさに今日、セックスの本当の気持ちよさを知ったのであった。

それでも、いざ意識してその声を出せと言われると、この場ではまだ思い切れなかった。もしも便所に誰もいなければ、すんなりと流されていたかもしれないが。

そんな彼女の逡巡を知って、榊原はなおも無理強いをする。

「ほら奥さん、“チンポ気持ちいい”て言うてみ」

「そうっすよ。ご主人に報告しなきゃ。“今チンポ二本入ってます”って」

藪塚も調子に乗って煽り立てる。

しかし、倫子は取り合わない。ただ局部に精神を集中し、必死の葛藤を繰り返すだけだ。

すると、渡瀬が気を利かせて、とんでもない暴挙に出た。便所のドアに近づくやいな、“コンコンコン”とノックしたのである。


<つづく>



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[2011/11/15 00:30] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
ママの枕 ~ステージ3~


 チョコレートの板の上で白いマシュマロを転がすように、ミナミはワダの背中の上で豊乳を滑らせた。つぶれた脂肪の間から無数の泡が弾ける。彼女の体は石鹸まみれ。その肌でワダの体を洗う。彼は悠然と腰掛けに座ったままだ。ミナミは彼によって、ソープ嬢さながらの技術を仕込まれていた。今日もファッションホテルの浴室で、専業主婦が真昼間からソープ不倫である。

 腰から手を回して、陰茎をなぶる。彼のものは、早くも硬みを帯びていた。だが、それも彼女の乳頭ほどではない。男の肌で摩擦され続けたそれはいずれも尖りきり、思い思いの方を向いて首や腋などへ流れて行った。

 後ろが洗えたら次は前である。

「失礼します」

 ミナミはそう言って彼の前方へ回ると、その腿の上に尻を落ち着けた。

「ン……」

 陰核が接着して、彼女はわずかに感じた。少し調節しながら、陰唇をこすり付けだす。ワダの体毛がジョリジョリと鳴る。ミナミの縮れ毛がそれと混ざり合った。ワダとの関係を覚悟してから整えるようになった下の毛である。ちょうど独身の頃のように。

 ワダは腿で泡踊り中の女に手を回し、その肛門にズブリと右手薬指をねじ入れた。

「ヤッ、アアン……!」

 ミナミは眉根を寄せた。が、拒むことまではしない。もぞもぞとする気持ち悪さに耐えるだけだ。しかし、やられているだけでは済まぬと、彼女もまた手を使って敵の股間を攻撃した。

 指先で青筋をなぞって降りてゆき、そのまま玉袋、さらにその裏へと侵入する。このホテルの腰掛けは、股間の下にちょうど腕が入る位の窪みが彫ってある。ミナミはそこから手を入れ、思い切って尻の穴に中指を突き立てた。

「フフン」

 別に嫌がりもせず、ワダは鼻で笑った。ただその黒光りする肉棒が一段と反りを増す。彼はそれを、彼女の空いている方の手でしごかせた。自ら更なる攻撃を受けようというのである。

 困ったのはむしろミナミの方だ。両手を下の方に取られて安定が悪い。そんな中、ワダの左手は彼女の膣穴までほじくり出した。いつの間にやらアヌスには小指も増えている。ここで、勝敗は呆気なく決した。

「ア、ウゥン……!」

 尻の脂肪をプルプル振動させて、彼女はアクメに達した。折しも、ダメ押しのように接吻をされた時だ。ミナミは自分から口を開き、舌を出して相手の舌を探した。頭が朦朧としてきた。

 しかし、休む暇は与えられない。ペニスは相変わらずしごかされ続けるし、ヴァギナの指しゃぶりもやめさせられない。互いの肉と肉が擦れあって、浴室にネチャネチャとした音が響いた。既に石鹸の中へ男と女から湧いた粘り汁が多分に混じっている。二人はお互いの肛門をほじくり、また生殖器をこね回し合いながら、一部の隙もなく唇を重ね合った。

「(あああ……これ、すごい……)」

 女体の快楽に素直な感動を覚えるミナミ。ワダとの邂逅まで久しく忘れていた。

 ふと彼女は、シズカのことを思い出した――。

「――ああっ、なんでもないんです」

 シズカは優しい笑顔で答えた。ワダの部屋から泣いて出てきた件について、ミナミがやんわりと尋ねた時だ。

「トモのことで相談している内に、なんだかこみ上げてきちゃって……」

 それを聞いて、ミナミは正直拍子抜けした。が、一方で"どうせそんなことだろう"とも思った。ミナミがワダに相談を持ちかけていたのは、なんとか彼の気を引こうという意図であったが、シズカの場合は、紛れもなく文字通りの"相談"なのである。この素朴なステージママは、計算高さと無縁の所で生きていた。

 はっきり言って、芸能界に似合わない純粋さであったが、どうしてここにいるのかと問えば、

「わたし、アイドルになりたかったんですよね」

と、いかにも無邪気な調子で答える。その調子で、家でも大真面目で息子と特訓に励んでいるのだとか。表情を豊かにする練習や滑舌を良くする練習などなど。

 ミナミは笑って話を合わせながらも、内心では舌を出していた。その程度の努力でスターになれるなら安いものだし、第一その程度のことは努力にすら当てはまらないと。一歩抜け出そうとするなら、何かを失ってまで仲間を出しぬかないといけないのだ。

 彼女の大学の同窓に我が子を役者に育てた母親がいる。息子はコウよりも五つ年上だが、既に業界から一目置かれる存在感を示していた。国民的大型ドラマにも出演経験がある。実力派という触れ込みで、とある劇団の中で幼くして大人に交じって活動していた。

 その子、タイガは、ミナミから見ても確かに芝居が上手かった。仮に、彼の母親がミナミのような営業をしていないと言われても、そうかもしれないとすら思う。計算高い彼女は、正直な所、我が子がその点で敵わないことを前提に今日のような工作をしている部分があった。

 こんな心は、母として失格だろうか。否、彼女はそう思わない。なぜなら我が子の為にその身をさえ犠牲にしているのだから。

 そんなミナミの哲学をよそに、シズカはのんびりと語る。

「あんまり熱心に特訓するものだから、旦那に怒られるんですよ。"学校の勉強の方が大事だぞ"って。ちょっと嫉妬も入ってるんですよね」

 要するに彼女の感覚では、子役業も習い事の一つといった所なのだ。それであわよくばスターに、と。

 以前、少しだけ枕営業の話題が二人の間で交わされたことがある。シズカは端から夢物語だと笑った。

「それに、それって浮気じゃないですか。旦那さんを裏切ってまで子供の仕事を取るなんて、目茶苦茶ですよ」

 どこまでも本気度の低い女である。ミナミは知っていた。タイガの母が仮に枕をしていないとしても、彼女の家が某大企業の創業家一族であることを。それに比して、ミナミやシズカのいかに何も持たざるかを。金もない、コネもない。あるなら、そう、この身一つ、女の武器だけだ。

「アアッ! アハァ~ン!」

 例によって大げさに悦楽の声を上げる。あの社長室での一件以来、ミナミの痴女ぶりは新たな境地へと踏み出していた。実地によって舞台度胸を向上させていったわけである。彼女はワダの膝の上でのけ反った。彼の首に手を巻き付け、自ら腰を上げ下げしては膣内の男根を摩擦する。泡だった白い愛液が、睾丸を伝って床に流れ落ちた。

「(旦那が、旦那がって……)」

 ミナミは劣情の狭間で思考した。コウに入れ込むのに比例して、夫婦仲は冷え込んでいった。今では会話もない。当然セックスレスだ。もうすぐ二年になる、最後に肌を重ねてから。

 しかし、彼女の肉体がさび付いたわけではない。むしろ、女体としては成熟度を増すばかりだ。子種を宿せる最後の年齢を目がけて、女体と性欲は右上がりに増進していくのである。

「アアッ、アアッ、アヒィッ……」

 熟れていたのに放置されていた肉体は、まるで水を得た魚のように生き生きとしていく。本人も驚く位の過剰反応だ。

 もちろん息子の為に抱かれているのだ。ワダもカトウも好きではないし、コウのことがなければなんでセックスなぞしようか。イヤらしい声で鳴くのも、男好きする娼婦を演じているのだ。

「アアッ、イヤァン、アァ~……」

 全ては演技だ。女はセックスを演じる生き物だ。さっきから延々と続くオーガズムも全部嘘だ。とめどなく溢れ続ける愛液も偽物だ。びっくりする位簡単にイッてしまうのも、近頃乳の張りが良くなったのも、みんな……

「イ、イ、グゥ~……! ンンン……」

 子宮を突き上げる熱のエナジーが広がった時、ミナミはワダに頼り切ってその体にしがみついた。アクメが終わらない。

「(き、気持ちいい……)」

 思わぬ落とし穴だった。経験豊富な人間のセックスの上手さは想像以上。今までの夫婦の営みが児戯に等しい程だ。そして何より、思っていた以上に、ミナミの体は性に飢えていた。

 ミナミはよろめきながら四つん這いとなって、事後のペニスに口淫奉仕した。時に手を滑らせて、亀頭で鼻柱をしたたか打ちもした。もうクタクタである。みっともなくも、ワダの前で放尿さえ我慢できなかった。小便を垂れ流しつつ、淫母は白濁液まみれの勃起ペニスを舐めしゃぶる。営業と称しながら、母ミナミはいつしかセックスレスの穴埋めに溺れていたのである。

 とはいえ、枕営業の成果は確実に上がっていた。ドラマ出演が決まったのである。作品はタイガの主演だ。


〈つづく〉


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[2014/05/25 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ママの枕 ~ステージ4~

「いやあ、タイガ君とコウ君、仲いいねえ」

 傍に寄ってきたプロデューサーのキジマが言った。周囲にいた幾人かも頷いている。皆の視線の先には、撮影の合間に戯れる二人の子役の姿があった。

 キジマは続ける。

「前にね、タイガ君と"どうしても合わない"ってことで、結局使えない子があったんだけど。コウ君は大丈夫そうだね」

 ミナミは曖昧に笑って聞いていた。本来なら"それこそコウの実力だ"と誇りたいところなのだが……。今はただ、ニヤニヤと媚びた笑いを浮かべるキジマに愛想笑いを返すばかりだった。

「(うちの子とあの子の仲がいい?)」

 ミナミは鼻で笑った。コウはそう信じているだろう。しかし、その白々しい実態を、彼女は知っているのである――。

「――ア……ア……ア……」

 母体に抜き差しされる肉茎。この現場でも、彼女の仕事はあった。子役の母として我が子のみならず、ほかの"ムスコ"の世話もしなければならなかった。

 昔使ったセットだとか大道具類が雑然と置かれた場所に、まるで秘密基地みたいな空きスペースがある。ミナミはそこに連れ込まれ全裸にさせられて、四つん這いとなり濡れ膣を差し出しては、それを男の性欲の用に供するのだ。

 男とはたとえ仕事の現場であっても劣情を抑えきれないもの。少なくとも彼はそうだった。こんないつ誰が来るともしれない場所でも性の誘惑から逃れられないでいる。それにつき合わされ、まんまと性欲処理機と化したミナミ。

「ン……ンア……」

 音量は控えているが、途切れ途切れの喘ぎは漏れる。このペニスもまた上手かった。ワダやカトウと比肩する程である。初対面ながら彼女の感じる筋を巧みに刺激する。

 ミナミはいつもと違い、この乗り気でない営業について、まさか気をやるとは思ってもみなかった。むしろ耐えようとしていた。だが……

「アッ! ンンン……ッ!」

唇を噛み締め、彼女は唸った。我慢しようとすればする程、返って意識してしまうもの。結局今日も盛大に快楽の門を開放していた。

 やがて男も達し、彼女の搾精器に勢いある子種汁をどっぷりと吸い込ませた。ハアハアと息をつき、男が言う。

「良かったよ。おばさん」

 滑舌よく聞き取りやすい明瞭な発音、小声ながらよく通る声は、場数を踏んだ名優さながら。ただその声音はまだ声変わり前のウブなものだった。もしそうでなければ、誰も彼が少年だとは疑わなかったろう。

 しかし、その溌剌とした笑顔と幼い容貌を見れば見紛うはずもない。彼こそれっきとした当代一の人気子役、タイガその人であった。そう、共演する子役の母親を犯し、膣内射精の上アクメにまで至らせていたセックス巧者は、二十四も年下の少年だったのである。

「(まさか、こんな子供と……)」

 それは、最中からずっと考えてきたことだ。そんな呆然とする熟母の陰唇との間に受精液のつららを架ける彼の亀頭。既に使い込まれた風格を漂わせ、男としても経験豊富なことを匂わせていた。

「しゃぶってよ」

 彼の指令によって、その男くさいのを口に含むミナミ。背の低い相手のこと故、かなり背中を丸めてのフェラチオになる。なにしろ、ミナミが膝立ちをしてやっと同じ位の身長だ。そんな小人のなりでありながら偉そうに仁王立ちし、母親と見紛う女に精液を舐めとらせるタイガ。

 さっき彼が、

「中に出すから」

そう宣言した時、ミナミは彼の年齢で本当にそれが出来るのかどうか半信半疑だった。すると、それを見透かしたように、続けてタイガは言ったものだ。

「オレ、もう精子出せるぜ」

 ハッとしたミナミ。だがもう遅かった。そもそもコンドームの持ち合わせなどない。彼女はされるがまま、この年端もいかぬ子供と子作りをしたのである。つまり、彼の体は早くもその資格を有していたわけだ。

 なんという早熟であろうか。女を知っているどころではない。この年にして、一体どれ程の女を喰ってきたのだろう。これが芸能界というものか。

 枕営業を求めてきたのも、彼からだった。

「おばさん、ヤらしてよ」

 屈託のない顔をして、ぬけぬけと言ったものである。最初、ミナミは聞き間違いかと思った。しかし、そうではないわけで。

「なんかさあ、あのコウって子、絡みにくいんだよね」

 タイガは、広告塔にもなっている愛くるしい顔に、急に大人びた表情を浮かべて意地悪く言った。ミナミの背筋にゾクゾクとうすら寒いものが走る。彼の進言がきっかけで、既に番組を下ろされた子があることを彼女は聞いていた。

 彼はこうも言った。

「どうせおばさんが寝て取った仕事でしょ?」

 これにはさすがにミナミも激昂した。するとどうだ。気色ばんだ彼女を見て、少年は急に素っ頓狂な声で悲鳴を上げたのである。その声は、離れた所にいる大人達を振り向かせるのに十分だった。

「どうしたの」

 真っ先に駆け寄ってきたのはタイガの母親、サオリである。彼女はカズエとは違い男に媚を売ることなく、今もスタッフ達と仕事のことを真面目に話し合っていた。

 ミナミは一気に窮地に立たされた。

「(こんなことで……)」

 今までの苦労も全てパーである。なんのために体を売ってきたのか分からない。このドラマに出れば知名度は飛躍的にアップするはずだ。スターダムにのし上がるのも夢ではない。それなのに……

 気づくと、ミナミはタイガの袖をつかんでいた。まさに藁をもつかむ思いだった。すると、ニヤリと口辺を上げて、タイガは母に向き直った。

「ううん、なんでもない。コウ君のお母さんと、ちょっとゲームしてたんだよ」

 サオリが去ると、二人は申し合わせて移動した。なんのことはない。彼自身が既に枕営業をかけられる側の人間だったのである。片や、こちらの母はこれからが本番だ。

「(まさか、こんな子供と……)」

 まだ現実に感じられない。これまでの対象はキャリアの豊富な、彼女が陰で呼ぶ所のいわば"おっさん"ばかりであった。営業の相手を選ぶ時にも、漠然とそれらしい男から探してきた。

 ところがどうだ。タイガはこの年にして、彼らより下劣な方法を当たり前のようにやってみせるではないか。しかも、いかにも慣れた態で。ミナミが相手を子供として話しかける口ぶりにも、まどろっこしそうに横柄に応じるだけだった。もはや子供が調子に乗って大人の真似をしているといったレベルではない。

「わたし、あなたのお母さんと同い年なんだけど」

いよいよという間際になって、ミナミは最後の手に出た。正直な所、これを言うかどうかは迷った。嫌われた場合、結局コウが下ろされてしまうことにもなりかねないからだ。だから、これを言ったのは、それでも大丈夫だろうという読みが多少はあったからである。

 案の定、タイガは関心を示さなかった。

「フーン、そう。それ位だと思ってた」

 このやり取りが、結果的に合意の合図になった。ミナミは卑屈にも、かつての同級生の息子に媚びて抱かれることとなったのである――。

 白濁液にまみれた生殖器を、チューチューと吸う。彼のものはまだ小さい。成人男性とは比べるべくもない。だがこれで、現にミナミはイかされた。決して、おままごとではなかった。正直な所、最初は高をくくっていた。彼の股間には、縮れ毛一本まだ生えていなかったのだから。これで女を抱くなどと、滑稽な話だと思っていた。

 事が終わって、残されたミナミは一人、散乱した服を拾った。先程自らストリップした衣服。薄暗闇の中、ひんやりとした床に伸びる下着が痛々しい。

 撮影現場に戻る。と、キジマの向こうからタイガがこちらを見てニヤついていた。魔少年とも評すべき悪どさだ。ミナミは生まれて初めて、小学生に対して恐怖を感じた。果たしてその恐怖たるや、決して誇大なことではなかったのである。

 コウとタイガの撮影は、その日の後日も続いた。驚くべきことに、台本にないシーンまで追加された。それというのも、コウとの仲睦まじさが画になるという雰囲気を、タイガが醸成するよう仕向けたからである。

 最初のきっかけは、出番を終えたコウをタイガがわざわざ現場に招いたことだった。単純に友人として、遊び相手として呼んだのである。コウもすっかり"タイガ兄ちゃん"に懐いており、喜んで遊びに行った。そうする内、予定にはない場面にも"ちょっと出てみないか"と現場判断で勧められるようになったわけである。

 まさに営業の甲斐があったというものだ。だがもちろん、一度きりの代償で全て上手くゆくわけがない。

「ねえ、早く済ませて」

「何おばさん、そんなにチンポ欲しいの?」

「違うわよ。早くシないと人が来ちゃうから」

まるでセックスフレンドのように対等に会話する二人。ミナミはコウに付き添いで来る度に体を求められた。そもそも、タイガの狙いはこっちにあったわけで。

「オレさあ、子役の母親犯すのにハマってるんだよね」

彼はそう語った。若い女でも抱けるが、あえて母親クラスを選ぶのだと。

「母親とヤッた後でそいつの子供と共演してさ、"お前の産まれてきた穴に、さっきチンポ入れてきたぜ"とかさ、思う訳」

その下劣な発想には呆れるばかりである。しかし彼はこたえない。

「ま、役作りだよ役作り。"芸のコヤシ"ってやつ?」

誰かの口真似なのか、悪びれる風もなくあっけらかんと言う。幼くして大人の世界で揉まれると、こういう風になるのだろうか。少年の心の闇を覗いた気がして、ミナミはぞっとした。しかし彼女自身、その闇に引き込まれることを拒絶はできないのである。

 彼の命令によって、胸で肉竿を挟む。タイガは当たり前のように"パイズリ"を知っており、また経験があった。

「スゲー上手いじゃん! さすがおっさんらとヤりまくってるだけのことはあるよね」

 彼は憎まれ口を叩きながら、熟女の谷間膣を愉しんだ。

「(こんな子供に……)」

屈辱的な思いが、玉の汗と共ににじみ出る。ワダによって仕込まれた技術を、こんな年端もいかない悪童に披露することになるとは思わなかった。それでも律儀に奉仕は続ける。

 ミナミの巨大な乳房に対して、少年のモノは余りに小さすぎた。陰茎はもちろんのこと、ギューギュー引っ張られて、睾丸まで谷間にすっぽりと埋もれてしまう。手で男根を固定する必要もない。ミナミはやけくそじみて、それら竿と玉をこれでもかという位、脂肪で圧迫してやる。

「うお、締まる。マンコより締まるよ、おばさん」

ませた口をきくタイガ。その先端からトロトロの粘液が先走り出る。それと女の汗とが混ざり、クチャクチャと鳴った。柔肉の全方位マッサージですっかり決行の良くなった肉棒は、筋という筋を伸びきらせていきり立っている。それが胸の中でビクビク痙攣しているのがミナミには分かった。

「(出すのね、このまま)」

 折しもタイガが腰を使いだした。相手の肩をつかみ、コリコリした突起を精一杯に出し入れする。

 女陰の奥から、事前に中出しされた精液が押し出されてきた。体の反応に合わせ、中の蠢動と分泌液が後押ししたものだ。ミナミは、屈んだ姿勢のまま一層尻を突き出した。フェラチオの時程ではないにしても、やはり低い位置にあるものへの愛撫は不恰好だ。とても冷静な気分では取り組めない行為である。

 だが今は真面目にやる。"どうぞ"とばかりに双丘を捧げ持つ。くねらせた尻の奥で、ジュンと子種穴が濡れそぼった。その日も彼女はイかされていた。

「イくっ! ……ミナミ!」

 やがて、タイガは胸と胸の間で、自分の性器がすっかり隠れた中で射精した。その見えなさ加減といえば、まるで本当に膣内に出したかのようであった。

「(出てる……)」

見えなくとも、受ける方には分かる。熱いものが広がり、その熱とそれを送り出す脈動が心臓を打つようだ。ミナミは、いささか達成感めいたものを感じた。ワダ相手にも経験のあることだが、実によく働く彼女の乳間膣であった。

 一方、タイガは腰振りをなおもやめなかった。そんな時、遠くから、

「タイガ君どこ行ったのかな」

といった話し声がした。

 それが聞こえてもタイガはやめない。それどころか、浮ついた顔でこんなことを口走ったものだ。

「ねえ、おしっこしてもいい? おっぱいの中で」

それまでと違い、ややつきものが落ちたような優しい口調だったが、その内容は到底首肯しがたいものだった。

「え? え?」

人の近づくことに焦りもあり、ミナミは狼狽した。それへ、少年は宣言通りの無茶をやり出す。すなわち、女の胸の間への放尿であった。

「ちょっ、やめなさ……!」

慌てて制止しようとするミナミ。すると、その顔面へ小便が直撃した。ちょっと手を離した瞬間に陰茎が飛び出たものだ。彼女は急いでもう一度パイズリ姿勢になった。といっても、いくら彼女の乳圧がすごいとはいえ、あふれ出る放尿を止められるものではない。

「もう……」

眉根を寄せて耐えるほかなかった。それが動揺した彼女の下した最善の判断だった。タイガが小便を終えるまでの僅かな間、ミナミは彼のペニスを乳で挟んで、尿が飛び散らないようにするというのである。

 さっきとは違う熱いものは、さっき以上の勢いで迸り出る。みぞおちから下ったものは縮れ毛を濡らして床に落ち、また別な流れは、胸の上部を伝って乳首より零れ落ちた。次第に広がる水たまりは、近くに落ちていたインナーシャツまで侵食する。

「あっ……!」

それをどかそうとするが、姿勢を崩すとまた大惨事だ。結局耐えるしかなかった、ジャージャーと水が管を通る振動を肌で感じながら。ここに至りなば、ミナミの乳は生殖器どころか小便器であった。

「ふう……」

やっと終わってブルブルとタイガが下半身を震わせると、それにつられてミナミの乳肉もプルプル揺れた。彼はその残尿を熟母の舌で舐めとらせると、さっさと去って行った。

「どこ行ってたんだ」

「すいません、ちょっとおしっこしてました」

遠くでそんな会話が聞こえた。

 ミナミはそれを聞きながら、濡れた膝頭で立ち上がると、例によって脱ぎ散らかした衣服を着始めた。シャツのみならず、ブラジャーもぐっしょり濡れていた。彼女はしかし拭いている暇もなく、乳房、いや小便器にそれを着ける。

 そんな体でコウの前に戻った時は、さすがに心苦しかった。ママはついさっきまで便所になっていたのだ、コウの大好きなタイガ兄ちゃんの。

『お前の産まれてきた穴に、さっきチンポ入れてきたぜ』

彼は今もそんなことを思っているのだろうか。コウと遊ぶタイガは、何の屈託もなく笑っていた。


〈つづく〉


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[2014/06/07 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
大輪動会-プログラム#8-

  *

 上の口からも下の口からもブクブク白いあぶくを噴いて、有紀はもう尊厳もなく敗者の役割を全うしていた。時折身内から切なさが込み上げ眉間に皺寄せる時、刹那的に心が戻るが、喉奥へペニスをぶち込まれれば、すぐにまた木偶の坊に返る。

 口腔を支配しているのは射精して間もない比嘉。彼にとり、かの女の面を歪ませながら己の性具をしゃぶらせるというのは、ゾクゾクする程嗜虐心を煽られた。

 彼の跡を継いで女穴に収まったのは、どさくさ紛れにこの日一発目の鈴木である。彼は比嘉の出し残しを押し戻して肉壁に塗り込んだ。

「いやあ、奥さん、運動会は疲れるね」

小林がのんびりと、彼女の顔へタバコの煙を吹きかける。

 一行は今、体育館の裏からその中へと場所を移していた。一連の競技は皆グラウンドで行われる。体育館の中は人々にとって盲点だ。そう進言し、鍵を開けたのは比嘉。

「(これで、あの男が助けを呼んできても大丈夫だ)」

彼は暗にそう考えていた。加害者らしくすっかり打算的になっている。もっとも、助けを呼びに行ったのは前原だったので、戻ってくる心配はなかったが。

 体育館の入り口には竜二が立っている。交代で見張るルールだ。彼は、ただどちらかというと中の方を気にしながら、チラチラとせわしなく視線を動かしていた。自分もまたやりたいのである。なにしろ、鈴木の後を受けて次に挿入をするのは仲間の慶介だ。それが羨ましい。但し、彼の位置からは現場が見えない。

 輪姦は今、幕の下りた舞台の中で行われていた。昼間とはいえ、ひっそりと暗い体育館の内部。その中で、舞台の上だけ電灯が点いている。外には裾から灯りが漏れる程度。これならすぐには見つかるまいというのが、彼らの判断である。

「しっかし、暑いな」

花村が言った。幕を閉じた閉鎖空間には風の通り道がない。最初はひんやりと涼しかったが、何しろ八人も中にこもると熱気が出てきた。しかもある種の運動をしているのだから。

 彼は舞台袖へ引っ込むと、そこに一つだけあった窓を開けた。下手にだけ窓があった。

「開けて大丈夫?」

小林が聞いた。

「大丈夫っしょ、ここなら」

花村はシャツをパタパタさせながら軽く答えた。元より尋ねた方もバれるとは考えていない。ここは彼らにとって格好の隠れ家と思われた。

 しかし、どんな時であれ、その想定を簡単に覆す存在があるものだ。その存在、それは子供である。彼らは時に大人の常識を飛び越えて行動する。今しも、縁の下にある道具搬入口から、そんな者達が侵入しようとしていた。

  *

 グラウンドでは、ようやく午前のプログラムが終了していた。結局有紀は、四つエントリーしていた内の一つしか出場しなかった。そもそもが、口さがない女達が言うところの“エントリーし過ぎ”である。逆になぜか飛び入り参加が一つ。なんにせよ、その気まぐれさに人々は呆れかえった。おまけにまた行方不明。

「チョー迷惑なんですけど」

運営を手伝っている若い女が言った。実際に彼女が損害を被ったという程でもないが、身勝手な人間にイライラさせられているのは事実だ。

「ホントホント」

「マジ意味分かんないよね」

彼女の友人らも調子を合わせる。自分達に利害の関係ない人間をやり玉に挙げるのは気楽だ。彼女らは有紀を会話のネタにしながら、弁当をつついた。

 今は昼食の時間である。彼女らの傍では、その幼い子供達が仲良く弁当を食べていた。それがはしゃぎ過ぎるのを軽く注意しながら、うち一人の母親が言った。

「で、まだどっか行ってるわけ?」

 その発言を受け、皆それとなく金光家の陣地を見やる。その陣地は広大だった。しかも最前列の特等席だ。普通は町組ごとに集合しているものだが、金光家だけは特別だった。

 今その広いシートの上に、三人の子供達、そして一人の無愛想な家政婦がポツリと座っていた。家政婦はスマートホンを熱心にいじくって、子守をしている風は微塵もない。弁当は彼らが昼食時間よりずっと前に食べてしまったので、もう残っていなかった。

「――でさあ、勝手にうちの弁当開けてるわけ。ゾッとしたわよ、あたし」

別の集団では、ある女が怒っていた。金光の長男・佳彦が、その女が持ってきた弁当箱を断りもなく開けていたというのだ。

「ウッソ、信じらんない」

聞いている方も同調して怒りを露わにする。

「どういうしつけしてんのって感じ」

「それでどうしたの?」

「さすがにブチ切れて追っ払ってやった。でもさあ、全然分かってないんだよね、なんで怒られたか。なんにも言わずにスッて」

「え、無視して行っちゃったの?」

「ヤダ、怖い」

女らは話しながら、食べ物を頬張る。

 また別の一人が言った。午前中に金光の長女・清美と組になって二人三脚に出走した女だ。

「あの子さあ、ちょっと」

彼女は頭の横で手をクルクル回してからパーを作った。

「“こっちの足から動かすの”って何回言っても分かんないわけ。おまけにいっつもキョロキョロして、誰にか分かんないけどずっと手振って」

「で、ちょっとニヤニヤしてない?」

「そうそう」

「あ、なんか分かる。あたしも前に――」

共通の敵を得て、女達の話は尽きない。これがコミュニティーで浮いてしまった一家の末路だ。これまで有紀は母親らとまともな付き合いをしてこなかった。その必要を感じなかったからだ。その結果がこれである。

 そんな悪評もつゆ知らず、当主の金光は我が子らの所へはいかずに、相変わらず委員席で前原を相手に自慢話を続けていた。簡易机の上には、空のワンカップ酒が三本並んでいる。

 と、そこへ島田が通りかかり、普段ならしない挨拶をしていった。島田はさっきまで輪姦現場にいたが、ちょっと中座して表に出てきたものである。大会委員である立場上、ずっと姿を消しているわけにもいかないからだ。その際、わざわざ金光の傍を通ったものである。無論含むものあってのことだ。

「あんたの奥さん、寝取りましたよ」

と。

「フン」

島田を見送って、金光は不愉快そうに鼻を鳴らした。隣家の彼とは犬猿の仲である。そいつがよりにもよって我が妻を犯していようとは、無論想像だにしない。

 同席している前原も、今の男があの当事者に含まれていたとは気づかなかった。彼は主人の不機嫌を察し、気を使って話題を変えた。まだまだ抜け出せそうにない。何しろ嫌われ者の事ゆえ、人が寄り付かないのだ。癒着関係にある業者なども、ちょっとご機嫌伺いをするとすぐ立ち去ってしまう。この場で運動会がらみの用事がないのは前原ぐらいであった。

 その彼をちょっと見返してから、島田は別の場所へ移動した。彼の方では前原を覚えていた。

「間男が、よくも抜け抜けと旦那に顔を会わせられたものだ」

と、自分のことを棚に上げて、彼は思った。そこへ比嘉が通りかかって、二人は視線を交わして行き過ぎる。比嘉もまた表に帰ってきていた。

 彼は有紀の子供らがいるシートの方へ行った。別にどうという意図があったわけではないが、いわば偵察である。

 そこには、息子の佳彦と一人の家政婦がいた。娘らはちょうど便所に行っていて居ない。佳彦は大人しそうな同級生を捕まえて、携帯ゲーム機の画面を見せていたが、その同級生の友人がやってきて彼を連れて行ったので、後に一人残された。

 と見ている間に、今度は別の少年らがやってきて佳彦に声を掛ける。

「案外交流があるんだな」

比嘉はちょっと不思議に思った。普段の佳彦は、周りから避けられている印象があったからだ。

 少年らは佳彦より一学年上の二人連れ。走ってきたものか、上気した顔をして笑いながら、ゲームの画面を指さしていた。

  *

 小さき者達は列を作って並んでいた。その先頭にいる者は、種付け中である。彼らは交尾の順番待ちなのだ。

「オッ、ゴオッ……!」

小さな突起に突きまくられて、有紀はよだれを垂らしながら啼いた。これでも初めは恐れ、拒んだのだ。だが今は、またアクメのるつぼに落ちてしまった。たとえサイズは小さくても、若い、いや若すぎるエナジーの鮮烈さは、女をしてハッとさせるものがあった。

「気持ちいいか?」

小林が侵犯者に尋ねた。訊かれた方は、ブンブン頷きながらか細い腰を振る。その様は、まるで小型犬が牛を相手に交尾しているようだった。それでも一人前にやることはやれる。

 有紀から見れば二回り以上も年下の彼。というより、むしろ自分の息子を基準に数えた方が計算しやすいだろう。かつてこの列の初めにいたのは、息子より一つ年上だった。その後、同い年が現れ、そして今や、とうとう一歳年下まできた。我が子の後輩と彼女は性交し、あろうことか気をやっているのである。

「アッ、ヤッ、アガハァ……」

のけ反って突きに耐える。破廉恥極まる母親だ。まるっきり大人としての分別がない。

 大体からして、この狂気の顛末を支持する男達も異常ではあった。僅かでもそれを阻止する可能性のあった比嘉や島田がちょうど離れた隙を突いての出来事である。

 最初は、道具搬入口から忍び込み、覗き見をしていた子らがきっかけだった。彼ら三人組は、うち一人を除いて自慰経験すらなく、残り二人に至っては何が起こっているのかすら分かっていなかった。

 だからこそ、安易に人にしゃべった。相手は、彼らの動きに気付いた、彼らより少し年上の少年らだった。学校は異なるが、年齢の上下に関係なく昔から遊んでいる仲だ。加わった連中は、さすがに年の功で状況の意味を飲み込んだ。と、そこで、大人達に気付かれたのである。

 第一に気付いたのは、大人、というよりまだ法律上もそう扱われない年齢の、慶介である。彼ですらまだ子供なのだ。いわんや追加の者達をやである。

 新人らは計八人もいた。その後の展開は、花村曰く、“完全な悪ノリ”であった。

「お前ら、セックスしたことあるのか?」

まずはニヤニヤ笑って、小林が訊いたものだ。八人の内、誰もが否やと答えた。

「今やってんのがセックスだよ」

「ていうか、マワしだけど」

竜二と慶介が口々に先輩らしく説明する。島田に続いて出て行った鈴木、現在見張りに立っている弘樹を除き、その場にいた男五人に囲まれ、新人らは縮こまっている。

「ヤッてみたいか?」

小林が面々を眺め廻しながら尋ねた。その質問に、高橋が驚きの声を上げる。

「おいおい、マジか」

彼は侵入者の到来に、端から眉をひそめていたものだ。彼にも息子があるが、明らかにそれより年下の男子達にこういう行為をさせることは気が咎めた。人の正義にはそれぞれバランスがある。高橋は有紀を憎み犯しはしたが、それと別な倫理も有しているのだ。

 そのバランスを他の者が揺らしにかかる。

「ここまでバれたらしょうがない、か」

と、花村が言えば、小林も、

「そうそう、口封じ口封じ。お仲間になってもらいましょう」

とダメを押す。分けても高橋に効いたのは、花村が発した次のセリフだった。

「まあ、どうせこんなどスケベ女だし、もうオナホール使うみたいなもんか」

 それで高橋の心は決まった。この恨むべき女が年端もいかない者達からさえ慰み者にされる。そういう場面を想像し、昂揚感を覚えたからだ。おかげで、少年らを巻き込む罪悪感は雲散霧消した。

「誰にもしゃべるんじゃないぞ」

彼はそう念押しし、事態を許容した。


〈つづく〉


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[2015/10/10 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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